韓国アーティストの中でも“異彩”放つ…SEVENTEENは何がすごい? “自主制作アイドル”として唯一無二の存在感 2024年のコンサートで“完全体”パフォーマンス披露
2024年5月にリリースしたベストアルバム『17 IS RIGHT HERE』が米・ビルボードのメインアルバムチャート・Billboard 200で5位を記録、また日本で開催されたスタジアムツアーでは計4公演で25.4万人を動員するなど世界で人気を集める13人組グローバルボーイズグループ・SEVENTEEN。そんな彼らがデビュー9周年を迎え、13人の“完全体”で韓国・ソウルワールドカップ競技場に集まった多くのファンを魅了したコンサート「SEVENTEEN TOUR 'FOLLOW' AGAIN TO SEOUL」を収めたコンサートフィルム「SEVENTEEN TOUR 'FOLLOW' AGAIN」が10月17日より配信開始。そこで今回は、SEVENTEENとはどんなグループなのかをあらためて紹介する。
セルフプロデュース力に長けた13人
“セブチ”の愛称で親しまれる13人組グループ・SEVENTEENは、WOOZI(ウジ)、JEONGHAN(ジョンハン)、JOSHUA(ジョシュア)、DK(ドギョム)、SEUNGKWAN(スングァン)からなるVOCAL TEAM、S.COUPS(エスクプス)、WONWOO(ウォヌ)、MINGYU(ミンギュ)、VERNON(バーノン)からなるHIPHOP TEAM、HOSHI(ホシ)、JUN(ジュン)、THE 8(ディエイト)、DINO(ディノ)からなるPERFORMANCE TEAMの3ユニットで構成。計13人のメンバーが3ユニットに所属し、1つのグループとなっていることから、「13+3+1=17」という意味が込められ、SEVENTEENとなった。彼らのファンは“ダイヤモンドであるメンバーを輝かせる存在”という意味を込めて「CARAT(カラット)」と呼ばれている。
また、グループの大きな特徴は、楽曲制作から振付に至るまで、3つのユニットがおのおのの強みを生かして、多彩な表現を可能としたセルフプロデュースグループであること。完成度の高いアイドルやアーティストが次々とデビューし、入れ替わりが激しい韓国の音楽業界の中でも、異彩を放つ唯一無二の存在として世界中のファンを魅了している。
2015年5月に1stミニアルバム『17 CARAT』で韓国デビューした彼らは、13人という大人数を最大限に生かしたダイナミックなフォーメーションダンスや、表現豊かな歌唱力などで瞬く間に多くのファンの心をつかみ、2016年にはアジア最大級の音楽授賞式「Mnet Asian Music Awards (MAMA)」をはじめとする多くのアワードで賞を受賞した。また2018年5月に1stミニアルバム『WE MAKE YOU』で日本デビューを果たし、同年9月には5日間にわたるアリーナツアーを行うなど、本格的に日本での活動をスタートさせた。
彼らは日本1st EP『DREAM』(2022年)、韓国10thミニアルバム『FML』(2023年)が2作連続で日本の音楽チャートでミリオン達成し、多くのアーティストが憧れる神奈川・日産スタジアムで単独コンサートを開催するなど、圧倒的な日本人気を獲得しているグループの1つとして成長してきた。
韓国、日本でヒット曲を生み出してきたSEVENTEENは、2022年には初の全編英語のデジタルシングル「Darl+ing」をリリースし、グループとして新たな扉を開く。さらに同年リリースした韓国4thアルバム『Face the Sun』がBillboard 200にて初登場7位にランクインするなど、まさに世界を舞台に活躍するK-POPアーティストとして今もなお走り続けている。
誰1人欠けることなく“一心同体”で走り続けてきた9年間
そしてSEVENTEENといえば、メンバー同士の仲の良さや絆を大切にしていることでも知られる。怪我などでグループ活動の一時中断を余儀なくされたメンバーがいたとしても、練習生時代からの下積みを共にしてきた13人は、デビュー以降1人も欠けることなくお互いを支え合いながら活動し続けている。メンバー全員で休暇を過ごすヒーリングバラエティー「In The SOOP SEVENTEEN ver.」シリーズなどのバラエティー番組では、飾らない等身大の姿が垣間見え、“セブチ”の沼にハマる人も続出。プライベート感満載のバラエティー番組でも真摯(しんし)にグループ活動に取り組む本音を語る姿も見られ、各メンバーのパーソナリティーも魅力であふれている。
ディズニープラスで10月17日より配信が始まった「SEVENTEEN TOUR 'FOLLOW' AGAIN」は、デビューから9年がたち、10周年のアニバーサリーイヤーに向け、今も全力で走り続ける13人が2024年に韓国・ソウルワールドカップ競技場にて初開催したアンコールツアーのパフォーマンスを収めたコンサートフィルム。
怪我により活動休止をしていた統括リーダーのS.COUPS、JEONGHANも2024年3月に復活し、待望の13人の“完全体”で開催した本ツアーでは、人気曲「MAESTRO」の初披露をはじめ、3組のユニットによる「LALALI」「Spell」「Cheers to youth」などのパフォーマンスも収録されている。多くの人を熱狂の渦に巻き込んだSEVENTEENの今後の活躍に注目していきたい。
◆文=suzuki
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