俳優・目黒蓮の真骨頂…『海のはじまり』と過去1年の月9&『silent』との対比で見る凄さ
Snow Man・目黒蓮が月9で初主演を務める『海のはじまり』(フジテレビ系)の初回が、7月1日に放送された(以下、ネタバレを含む)。“親子の愛”をテーマにした完全オリジナル作品で、2022年に目黒が出演し社会現象となった『silent』(フジ系)の制作チームが再集結し、放送前から高い注目を集めていた。
主人公・月岡夏を演じる目黒だけでなく、恋人・百瀬弥生役に有村架純、大学時代の元恋人・南雲水季役に古川琴音、水季の母親役に大竹しのぶ、水季の同僚役に池松壮亮と、本気で良質な作品を生み出そうという意気込みが伝わる盤石の布陣だ。
初回の大学時代の回想で、水季から一方的に「夏くんより好きな人ができちゃった」と電話口で切り出された夏。5分を超えるワンカットでは、水季は電話の声のみで、大学構内で1人佇む目黒演じる夏だけが映し続けられた。水季が相談無しに大学を辞めていたことを咎めたり、好きな人は誰なのかと問いただしたり、「夏くんの言葉で意思変わったりしないんだって」と相手にしない水季に「わがままで頑固で薄情」とつい口走って後悔し、謝罪する夏。そこから「体、本当に大丈夫?」と水季を慮りつつ、「元気でね」と別れを受け入れるまで、気持ちが目まぐるしく移り変わりながら、言葉を飲み込むしかない夏の辛い想いが見る者に伝わる、目黒の繊細な感情表現が際立った。俳優・目黒蓮の真骨頂と言ってもいいだろう。
このワンカットは、『silent』初回に、目黒演じる佐倉想が若年性聴覚障害を患い、“好きな人が出来た”と嘘をついて別れた高校時代の恋人・青羽紬(川口春奈)に再会した際、手話で「声で話しかけないで」、「お前、うるさいんだよ」と涙ながらに突き放した切なさ溢れる名シーンにも通じる、『海のはじまり』初回のハイライトとなった。
夏は社会人となり、水季の死をきっかけに、彼女が1人でひっそりと産んでいた6歳の女の子・南雲海(泉谷星奈)が、実は自分の子どもだと知る。大竹しのぶ演じる水季の母親が「男の人は隠されたら知らないでしょうね。妊娠も出産もしないで父親になれちゃうんだから」と迫り、「この7年の水季のこと。想像はしてください」と懇願するシーンがやたらとリアルで、ここから夏が向き合わなければならない現実が重く突き刺さる。
おそらく水季が言っていた「夏くんより好きな人」は海で、その海と出会うことで人生が大きく変わろうとしている夏。まだ幼く、どこまで事態を把握しているのか分からない海と2人で、水季との思い出の動画を涙ながらに見る夏の姿にも、視聴者は胸を打たれた。
初回の平均世帯視聴率は8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下、同)で、2023年夏期からのフジ系月9作品である『真夏のシンデレラ』、『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』、『君が心をくれたから』、『366日』の初回を超えた。
ただ、『海のはじまり』の強さは視聴率以上に、ネット上で現れている。放送後にはX上で「#海のはじまり」が20万件以上投稿され、世界トレンド1位に。初回見逃し配信は2日間で178.3万再生を突破し、『silent』が持つフジ歴代最高記録(161.8万再生)を上回るペースだ(ビデオリサーチ算出)。
また、Googleトレンド上のウェブ検索数を、前述の過去1年の月9作品と『海のはじまり』で比較したが、そこでも『海のはじまり』の強さが際立っている。過去1年の月9作品のウェブ検索数は、どの作品も初回が最も高く、最終回が2番目に高いグラフになっているが、『海のはじまり』の初回はそのいずれの数値も超えている。『海のはじまり』の初回を100とすると、『真夏のシンデレラ』の初回が61、『366日』が46、『君が心をくれたから』が38、『ONE DAY』が13という数値になっており、同じ月9作品の中でも『海のはじまり』初回のインパクトの高さが見てとれる。
社会現象を巻き起こした『silent』のウェブ検索数とも比較してみると、『silent』は初回の反響を受けて数値が伸び、3話で最も高くなり、最終回が2番目に高いグラフになっているが、『海のはじまり』の初回が、やはりいずれの数値も超えている。『海のはじまり』の初回を100とすると、『silent』の最高値である3話が41という数値になっている。
『silent』は全話の平均世帯視聴率が7%台ながら、見逃し配信サービス・TVerでの再生数が計7300万回を超えるなど、ネット上で驚異的な強さを見せていた。初回の段階では、その『silent』以上にウェブ検索されている『海のはじまり』。目黒と『silent』チームの再集結という話題性だけでなく、その作品の完成度の高さでも抜群の注目を集めている。物語はまだ始まったばかりだが、今後のさらなる伸びが期待できそうだ。そして、夏と海がいかに“親子”になっていくのかを見守りたい。関連記事
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