『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』キービジュアル(公式Xより)

2024年アニメ映画のド本命は? 「興収100億」のラインを超えそうな作品を予想

2024.03.31 12:03
提供:ENTAME next

アニメ映画の勢いが止まらない──。ここ数年、映画業界ではアニメバブルが続いており、2023年には『THE FIRST SLAM DUNK』や『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』、『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の興行収入100億突破が話題を呼んだばかりだ。

2024年もさまざまなアニメ映画の公開が控えているが、次はどんなメガヒットが生まれることになるのだろうか。“興収100億”のラインを超えそうな作品を予想してみよう。

今年公開のアニメ映画において、100億超え一番乗りとなりそうなのが2月16日より上映中の『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』だ。

同作は「週刊少年ジャンプ」にて連載されていたバレーボールマンガが原作で、単行本の累計発行部数が6,000万部を突破する人気作。今回の劇場版では、TVアニメ第4期の続きにあたるストーリーが描かれている。

メインとなるのは、原作でもっとも人気が高いエピソードの1つ、烏野高校vs音駒高校の戦い、通称「ゴミ捨て場の決戦」。多くの原作ファンが劇場に押し寄せたようで、公開からわずか3日間で興行収入22.3億円、観客動員数152万人を突破するほどのスタートダッシュを決めた。そこから記録を伸ばし続け、公開から約1カ月時点の興収は70億円。また動員数も491万人超えと飛ぶ鳥を落とす勢いで記録を更新し続けている。

懸念点があるとすれば、熱量の高いファンに支えられた映画は、初速の勢いに対して、興行収入の伸びがゆるやかになりがちなこと。とはいえ同作はアニメ映画ブームの中心であるジャンプ作品で、スポーツものという点では『THE FIRST SLAM DUNK』とも重なっている。この調子で口コミ人気が続けば、十分記録を狙えるだろう。

『THE FIRST SLAM DUNK』や『ハイキュー!!』のように、王道スポーツ作品の大ヒットが目立つ昨今。その系譜とは少し逸れるものの、十分なポテンシャルを秘めているのが4月19日公開予定の『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』だ。

原作は「週刊少年マガジン」にて連載中のサッカーマンガ。“ブルーロック”と呼ばれる施設に集められたフォワード選手300名が、日本代表となる権利をかけたサバイバルに挑んでいくという、異色の設定となっている。

チームワークが重要なサッカーを題材としているにもかかわらず、同作は“エゴイズム”がテーマであり、個性が爆発したキャラクターたちの個人技が大きな見どころ。キャラクター人気も相まって、単行本は累計3,000万部を突破するほどの人気を誇る。

そうした作品自体のポテンシャルに加えて、今回の劇場版では、『ブルーロック -EPISODE 凪-』というスピンオフが原作となる予定。主人公・潔世一の視点で物語が進んでいく本編とは違って、凪誠士郎という作中屈指の人気キャラにスポットが当たるのだ。少なくとも初速ではとんでもない勢いを叩き出しそうだ。

とはいえ興行収入を伸ばすには、男女両方から熱烈な支持を集めることが重要。『名探偵コナン』も『ゼロの執行人』ではなく、灰原哀がヒロインとなる『黒鉄の魚影』で100億を突破したことが印象的だ。『ブルーロック』自体は性別を問わない面白さなので、どこまでムーブメントが広がるのか注目したい。

大ヒットを連発する『名探偵コナン』の劇場版シリーズだが、興収100億円超えを果たしたのは、2023年に公開された第26作『黒鉄の魚影』が初めてだった。今年は4月12日から第27作『100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の公開が始まる予定だが、昨年の勢いを受け継いで興収を伸ばせるだろうか。

同作の劇場版が人気を集める理由としては、まれに原作を絡めた物語が描かれることが挙げられるだろう。その最たる例となっているのが、2014年に公開された第18作『異次元の狙撃手(スナイパー)』だ。同作では生死不明状態だった赤井秀一の生存が、原作に先んじて描写されるサプライズが用意されていた。

また第20作『純黒の悪夢(ナイトメア)』では、宿敵である「黒ずくめの組織」が本格的に関与した上、FBIとの対峙も描かれたことが話題に。原作やTVアニメは追っていないものの、劇場アニメの展開は気になる……という人も多いのではないだろうか。

そんななか、次回作の『100万ドルの五稜星』では、怪盗キッドと服部平次がキーパーソンとなる模様。予告映像では、キッドの素顔が平次の前で晒される様子があったり、平次と遠山和葉の急接近を匂わせる展開があったりと、気になる要素のオンパレードとなっている。

とくに平次と和葉の煮え切らない関係は、長年ファンをヤキモキさせてきた。もし同作で進展することがあれば、大きな話題を呼ぶことだろう。ある意味、2人の恋が2作連続の興収100億円を呼び込む“みちしるべ”になるのかもしれない。

今回取り上げた3作以外にも、11年ぶりの本編続編となる『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』や、『チェンソーマン』の藤本タツキが原作を手掛けた『ルックバック』の劇場アニメなど、2024年には数々の話題作が控えている。1つでも多くのメガヒットが生まれることを期待したいところだ。

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