ペイトン尚未、「平安名すみれとの出会いは…偶然ではなかった」/Liella!スペシャルリレーインタビュー【TVアニメ編】4
スクールアイドルグループ・Liella!の3rdライブツアー、「ラブライブ!スーパースター!! Liella! 3rd LoveLive! Tour ~WE WILL!!~」が3月5日、ベルーナドームでファイナルを迎え、2期生メンバーが加入し9人となった初めてのライブツアーは大盛況で幕を下ろした。Liella!の3期生メンバーやユニットなどが発表されるなど、 「ラブライブ!スーパースター!!」のさらなる盛り上がりが期待される。そこで、WEBザテレビジョンではLiella!メンバー全員の短期集中連載リレーインタビューを実施。Liella!ロングインタビューの4番手には、平安名すみれ役のペイトン尚未が登場。これまでの「ラブライブ!スーパースター!!」のTVアニメ放送の振り返りやリレーインタビューとしてメンバーの青山なぎさへのメッセージなどを存分に語ってもらった。
TVアニメ2期では「先輩になった1期生の成長をすごく感じた」
――TVアニメ2期の放送終了から、およそ半年が経過しました。Liella!が歩んできたここまでのストーリーについて、改めて振り返っていただけますか。
12話で1年が進んでいく中で、個人的には第12話が近づくにつれ寂しくなっちゃうんです。TVアニメ1期も2期もなんですけれども、「次会えるのはいつなんだろう」と思いますし、ストーリーで言ったら、2期で「みんなとても大人になったな」、1期生の5人の成長度合いが見られ、「先輩しているな」と思う瞬間がいくつもありました。
可可ちゃんは先輩というより、同じ目線で一緒に楽しもうね、みたいな話しやすい先輩ポジション。かのんちゃんはカリスマみたいな、みんなを引っ張っていける「かのん先輩にはかなわないです」みたいな、憧れにしたい先輩。恋ちゃんは性格もすごく優しいし、生徒会長だし、しっかりしていて頼れる先輩。ちぃちゃんは部長として厳しい一面ももちろんあって、何か相談したいときにすごく頼りになる先輩。
すみれちゃんはTVアニメ2期第9話で一度1年生のことを突き放してしまったりして、1年生からしたらあれは苦しいだろうなと感じるものがありますが、その後すみれちゃんが本音を打ち明けますが「そんな優しい一面を持った、こんな真っ直ぐな先輩になったんだ」と思えるシーンが見られたので、そういったTVアニメ1期から2期にかけての1期生の成長をすごく感じています。2期生の子たちはもちろん、TVアニメ2期で初登場だったので「どんな子なんだろう」という期待と、もちろんTVアニメ3期もありがたいことに制作が決定しているということで、またいつか会えるんだという期待と、2期生が先輩しているところを見てみたいなという気持ちでいっぱいです。
「自分の気持ちに素直になっているすみれちゃんを見てみたい」
――TVアニメ2期では、Liella!のラブライブ!優勝と、かのんの留学にまつわるエピソードが、続きが気になるストーリーで描かれています。「物語が続く」ことを予感させる内容でしたが、そのストーリーを知って、どう思いましたか。また、担当するメンバーの心情を、どのように表現しようと思いましたか。
TVアニメ2期でのすみれちゃんは、やっぱり可可ちゃんのことが気がかりで、ずっと一人でもがいていたというシーンもたくさんあったので、TVアニメ3期ではその心配がなくなって、より自分のことを考えて、今度は自分の気持ちに素直になっているすみれちゃんを見てみたいなという願望があります。
――1期、2期を通して心に残っているシーンはどこですか?
TVアニメ2期の第7話、恋ちゃんがゲームにはまってしまう回の最後のシーンが大好きです。その日のエンディングが恋ちゃんのピアノから入るシーンがあります。いつもは「追いかける夢の先で」のイントロが流れたらエンディングが始まりますが、第7話では恋ちゃんのピアノでエンディングに入ってという構成だったので、そこが粋だなと思いました。放送を見ていて、第7話はラブライブ!本選とかではなく、日常回のような、「肩の力抜いて見られる」という楽しい気持ちでリラックスして見られる日だったので、そういうときにピアノで演奏が始まって「うわ、やられた」と思って、とにかくそこはお気に入りです。
ペイトン尚未は…Liella!の「空気清浄機」!?
――ご自身のLiella!内におけるポジションを自己分析してみたとき、一言で表すと自分はどんな役割・ポジションであると思いますか?また、そのポジションはもともとのご自身の資質なのか、Liella!に参加して培われた一面のどちらだと思いますか。
最近は場を少しでも明るくしたいなと思うようになりました。それは3rdライブツアーを通してポジティブな考えを持つことができたからかもしれません。落ち込んでしまう日は誰にでもあると思いますが、でも、そういう気持ちを持っている子が隣にいたら、自分の中で考えながら「今この空気をどうやったら幸せな空気にできるんだろう」「どうやったらその子達に合わせた状態で、一番いい空気に持っていけるか」というのを最近は考えるようになって、Liella!の「空気清浄機」だと思っています。
――Liella!のキャストは長い時間をともに過ごす仲間であり、切磋琢磨して高め合う存在でもあるのではないかと思います。自分が「ここだけは負けない!」と胸を張れるポイントは何ですか。
わたしは「歌」だと思います。小さい頃からずっと好きで続けてこられたのが歌で、実は小学生の頃から「歌を歌いたい」とずっと思っていて、中学1年生のときから歌を本格的に習い始めて、自分で決めたことをこんなに長く続けられたのは歌が初めてなんです。ただ、もちろんみんな違ってみんないいものだと思うので、歌で技術を張るというより、歌に対するまっすぐさという意味で、胸を張っていきたいです。
――キャストそれぞれが、強い思い入れを持って活動に臨んでいると思いますが、お芝居や歌などで思うようにいかない場面もあったのではないかと想像します。そんなとき、何が支え・原動力になってくれましたか。
とても恥ずかしいんですけれども、つらいときは“食べる”ですね。うまくいかないときは、だいたい元気がないときだと思うんです。「なんかちょっと今日調子悪いかも」というときは、わたしは食べ物をろくに食べていない日や、ライブに向けて体を絞ることが多くて、それもあって「今日ダメだ」と思ったときは好きなものを食べると決めています。でも、本当に健康は大事なので食べ過ぎないように気をつけます(笑)
ショウビジネスの世界で生きてきた平安名すみれに共感
――少しさかのぼってお話を聞かせてください。ご自身が担当するメンバー(平安名すみれ)に出会ったとき、どんな印象を抱きましたか。また、ここまでTVアニメの収録や楽曲のレコーディング、ライブ等を経て、その印象はどのように変わりましたか。
すごくさかのぼると、オーディションのときになりますが、オーディションのときの台詞の中で、「この子のこういう部分をわたしがいい方向に変えてあげたいな」と思ったことがあります。いつも「ギャラクシー!」と言っていますが(笑)、「絶対この子は何かある」と思いました。「ギャラクシー!」の意味はいまだによくわかってない部分がありますが、ショウビジネスの世界に長くいたということには共感できることがあるかもと思ったのがきっかけで「この子・すみれちゃんのオーディションを受けたいな」と思いました。わたしは中学生のときから芸能活動を経験してきた部分があるので、この子を担当させていただけたらすごく幸せだろうなと思いました。
――当初の印象から今までで、その印象は変わっていますか。
最初の方は、センターになるためにスクールアイドルを始めた子なので、スクールアイドルになりたいという可可ちゃんやかのんちゃんみたいな理由ではなく、自分の夢を叶えるため、将来を見据えた希望で入部して自分の夢を叶えるために頑張っていた印象がありました。TVアニメ2期になったら自分の夢よりも可可ちゃんの夢を気にしていて、それは多分TVアニメ1期で「ノンフィクション!!」でセンターを張れて、そこで強くなれたからこそだとは思いますが、自分の心配よりも他人の心配ばかりしている印象がありました。TVアニメ2期は特に1年生の心配もしていたので、すごく大人になったなと感じます。でも、自分のショウビジネスの夢も大事にしてほしいなという気持ちもあって、すごくすごく優しい子なんだなという印象です
――出会った当初は気づいていなかった、ご自身が担当するメンバーの新たな一面、「ここが好き」と自信を持って言えるポイントについて、教えてください。
重複しちゃうかもしれませんが、とにかくいるだけで安心感があるところかなと思います。優しい部分もそうですけど、すみれちゃんは「Liella!のジョーカー」という2つ名があるので、Liella!のジョーカーとしてパフォーマンスをしていたり、他の子のサポートもうまく回れていたり、そういった部分ですごく安心感がある子だなと思うので、そこがすごく好きです。見習わなきゃと思っています。
平安名すみれの“ハイレベルなパフォーマンス”を追求していきたい
――ご自身が担当するメンバーとしてお芝居をする、歌唱する、ステージに立つときに、「ここだけは外せない!」と意識していることは何ですか。また、「楽しい!」「難しい!」と感じる部分は、それぞれどういうところですか。
すみれちゃんは、歌もダンスもすごくレベルが高いところにあって、オールラウンダーという言葉が似合う子だと思います。TVアニメ1期第10話で、歌はかのんちゃんで、ダンスはちぃちゃんで、優雅さは恋ちゃん、華やかさは可可ちゃんで、すみれちゃんはどれも備わっているけど、だから……といったシーンがありました。でもすみれちゃんは、「実力ではまったく引けを取ってないんだから」というかのんちゃんの言葉があったので、「すみれちゃんめっちゃすごい子じゃん!」と思いました。もちろんわたしにも得意不得意はありますが、限界を決めずにやりたいと思って、ステージに立つたびにすみれちゃんを意識して「格好いい」と思ってもらえるようなパフォーマンスをすることを心がけていました。
また、これは結構最初の方から言っていることになりますが、わたしじゃなくてすみれちゃんを好きになってほしいなとずっと思っていて、Liella!のライブに来てくださって、Liella!のパフォーマンスを見ているときにわたしをふと見て、すみれちゃんを応援したいなと思ってもらえるようなキャストになれたらいいなとずっと思っています。
――すみれちゃんを担当していて「楽しい!」と思う瞬間はありましたか。
「ギャラクシー!」と言っているときはとても楽しいです (笑)。あと、なぜか埼玉公演Day2でわたしは煽り担当になって、「アリーナ!」と言った瞬間がすごく楽しかったです。ファンの方と一緒に何か一体感を持って作り上げることのできる煽りやコールアンドレスポンスがすごく楽しいなと思います。
平安名すみれとの出会いは…「偶然ではなかった」「不器用な自分を肯定できるようになった」
――『ラブライブ!スーパースター!!』のプロジェクトに関わってきたことで、「自分のここが変わった」「成長できた」「新しい一面を発見した」ことがあるとすれば、それはどのような部分ですか。
このプロジェクトに関わるまで、自信を持って「わたしはこういう人間です」と言えませんでした。テストの点とか、そういう目に見えてわかるもので評価されるものや、学校行事では、全てが平均以下でした。そういう自分がすごくコンプレックスで、何をやっても「わたしって不器用だな」とずっと思っていましたが、『ラブライブ!スーパースター!!』に関わらせていただいてからは、そんな不器用な自分でも馬鹿にされることがなくて、「ぺいちゃん不器用なんだ。かわいい!」みたいな…「かわいいのか?」とは思いますが(笑)、そういった一面を見せて、否定されないことが増えて「そんな自分でもいいんだ」と思えるようになったのが嬉しいです。また、「わたしにはLiella!があるから」と胸を張って言えるようになったのが、勉強ができなくても運動ができなくても不器用でも、わたしは「平安名すみれです」と言えるから大丈夫と思えるようになったので、自信がついたと思っています。
――ここまで一緒に走ってきて、これからもともに過ごしていくご自身が担当するメンバーに、いまかけたい言葉は何ですか。
高校2年生から3年生になろうとしている時期だと思います。とにかく自分の夢だけは絶対に持ったまま突き進んでほしいと思うし、突き進んで欲しいけど、スクールアイドルはきっちりやり遂げて欲しいなと思います。わたしもスクールアイドルとして活動させていただいていて、こんなに夢中になれるものってあったんだと思うくらい、毎日がキラキラしていて楽しいので、そんな瞬間をすみれちゃんともっと共有したいなと思うので、すみれちゃんはどうか今この瞬間を楽しんでほしいです。
――たくさんの出会いをくれたLiella!での活動は、とても大切な場所・時間なのでは、と思います。いま、ご自身にとってLiella!とは、『ラブライブ!スーパースター!!』とはどんな存在か、を言葉にしてもらえますか。
もしかしたら、この出会いは偶然じゃなかったんじゃないかと思うくらい、本当に出会えて良かったし、最初の頃は「こんなわたしがすみれちゃんを担当してよかったのかな」と思う瞬間もありました。もちろん他の子からも「わたしが担当していていいのかな?って思っているんだよね」と相談されたことは何回かあるので、みんなうまくいかないこととかももちろんあって、最初から順風満帆という子はいなかったと思います。今は、「あのときオーディションに受かっていなかったらどうしていたんだろう」とすごく不安になりますし、仮にわたし以外の子がすみれちゃんとしてステージに立っているのを見たら、すごく悲しくなったと思います。すみれちゃんとの出会いは偶然じゃなかった、と思っています
青山なぎさへメッセージ「もっと頼ってね」
――今回の特集では、9人全員の単独インタビューを順番に公開していきます。次に登場されるLiella!メンバーの青山なぎささんにいま伝えたいこと、メッセージをお願いします。
恋ちゃんもなぎちゃんもとにかくすごく真面目な子です。なぎちゃんは少しふざけているときもありますが、すごく真面目な2人なので、いいコンビだなと思います。いつも2人の関係を見ていて思っているんですけど、2人ともに共通して「もっと頼ってね」というのを伝えたいです。すごく頼ってくれてはいるんですけど、ひとりで解決しようとすることが2人とも共通しているので、「隣にいさせてほしいな」と思います。
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