桜田通、初のZeppツアー完遂「後悔ないくらい幸せ」 20代を音楽で振り返るカバー&新曲披露にファン涙<レポ・セットリスト>
2022.03.04 00:50
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俳優の桜田通が3日、東京・Zepp DiverCityにてライブツアー「Dori Sakurada ZEPP TOUR 2022 Anniversary to the next level」の最終公演を開催。モデルプレスでは昼夜2公演のうち昼公演の模様をお届けする。
桜田通、初のZeppツアー&DiverCityステージで16曲熱唱
俳優業を軸に、自身の出演作の主題歌や自ら作詞を手がけたオリジナル楽曲を披露する「Sakura da Festa」、通称“サクフェス”をライフワークとする桜田だが、今年は自身初となるZeppツアーとして神奈川・愛知・大阪・東京の4ヶ所で計5公演を開催。Zepp DiverCityのステージに立つのは初となり、夜公演はオンライン配信も行われた。入場時の消毒・検温や換気など新型コロナウイルス感染予防対策が敷かれた中、15時過ぎにライブが開演。燃えたぎるように真っ赤な照明に包まれながら、オープニングでは「One Word」を熱く歌唱。「今日は最後まで最高の時間を過ごしていきましょう!みんな最後までよろしく!」と呼びかけ、観客をヒートアップさせる。その勢いのまま2曲目の「NOISE」では台に乗り、会場を煽る。
続く3曲目には、2019年に放送されたドラマ『コーヒー&バニラ』(MBS)のエンディング主題歌、宮川愛李の「メランコリック」をカバー。高音も難なく歌い上げる桜田の歌声に、観客も肩を揺らしながら酔いしれる。曲が終わると拍手に包まれ改めて挨拶。「昼間から何の心配もないくらい盛り上がってますね!最終日だからかわからないけど、すごくみんなのエネルギーを感じます!前から、2階席の皆さんも本当にありがとうございます」と笑顔を見せた。
最終公演のZepp DiverCityでは、特別に5分割されたバックモニターを設け、桜田自身のこだわりが詰まったステージに。「見やすさだけじゃなく、演出面、音楽面もよりアップデートしました。今までツアーに来てくださった方でも楽しめるんじゃないかと思う」とアピールし、「このZepp DiverCityは、僕も好きなアーティストのライブで観に来ていた場所だったので、ここに立ててすごく光栄です。そしてみんなとこの空間を一緒に共有できることが何より幸せです」と初ステージに感慨深げ。
MC明けでは、雪を思わせるライトに降り注がれながら、桜田が「チーム・ハンサム!」時代から仲間とともに歌い続けてきた切なくもあたたかいミディアムバラード「White Serenade」を歌唱。立て続けにオリジナル曲「Don't step on Me」「限りある日々」を歌い、自身が手掛けた詞でファンへ思いを伝える。
俳優としてだけでなく、音楽の面でも自身を好きになってくれたファンがいることを念頭に置き、「20代の頃の自分を音楽で振り返っていきたい」と話す桜田は、映画『orange -オレンジ-』主題歌、コブクロの「未来」と、映画『君の膵臓をたべたい』主題歌、Mr.Childrenの「himawari」をファンの拍手投票により毎公演日替わりで歌唱。この日の昼公演では桜田も「圧倒的himawari感」と驚くほど多くの拍手が集まった「himawari」をしっとりと歌い上げた。
『君の膵臓をたべたい』の撮影時について「みんなにも話していないんですけど、プライベートで嫌なことがあったことを思い出しました。僕自身、心が不安定だった時期だったんです。役柄もすごく不安定だったので、合っていたのかなと。久しぶりに僕も観返してみたいなと思いました」と振り返り、一方の『orange -オレンジ-』についても「僕の大切な仲間が増えた作品。両方とも思い出深い作品です」と目を細めた。「作品があってこその自分。今日は音楽をやっている姿を見てもらっていますが、ここだけでは語り尽くせないくらい大切な作品に出会っています」と感謝。
そして「Sakura da Festa」に力を入れるきっかけとなった主演映画『ラ』の主題歌「鼓動」をアコースティックバージョンで歌唱した桜田は、「この作品を撮っている時、『Sakura da Festa』の公演が重なって、僕は非常に気が立っていたのを覚えています(笑)。その頃の関係者の皆様へ改めて謝罪をしたいと思うくらい気が立っていました」と思い返し懐かしんだ後は、主演映画『EVEN~君に贈る歌~』の劇中バンド・EVENの楽曲「会いたい」へ。過去があるから、今がある。30歳を迎えた桜田の、そんな思いをのせた歌声が深く響き渡る。涙を浮かべるファンに見守られながら、「もちろん僕は未来に向かっていますが、過去に出た作品はこれからも心の中に大切に刻まれています。なので皆さんも大切な思い出とともに過ごしてもらえたら」とメッセージを伝えた。
バラードで聴かせたセットリストから一変、ポケモン好きで知られる桜田は続いてアップテンポにアニメ『ポケットモンスター』オープニングテーマ、からあげ姉妹の「1・2・3」を歌唱。バックモニターにはカラフルなモンスターボール調のデザインや歌詞が映し出され、ポップな世界観に。そのまま後半戦では「born again」「FICTION」「seize the day」と畳み掛けるように歌い、飛び跳ね、シャウトする。
「Zepp DiverCityにこんなにお客さんが来てくれるなんてちょっと信じられないくらい最高です。ありがとうございます。O-EASTとかでやった時は、正直満足いくまで客席が埋まらないこともあったので、こうやってみんなで新しい空間に辿り着けたことを本当に嬉しく思います。ただもっと高いところに行きたいと思います!ついて来れますか!?」と思いを伝えた後は、声高らかに「あの空へ」。そして「この曲はただただ平和を願って書いた曲」と紹介した新曲「Brand New World」で会場をあたたかく包み込む。
ラスト1曲となる中、桜田は改めて客席を見渡し、「この時代にわざわざ足を運んで来てくれた皆さんをこれからも大切にしていきたいです。今日は音楽で繋がれて、みんなと会えて、僕はもうすでに後悔がないくらい幸せだなと思えています」と力強いメッセージ。最後に「皆さんに向けてしか書いていないです。僕の気持ちが伝わるように歌いたい」と「Hero」に思いを込めた桜田。「みんなとこの時間を作ってこれて、本当に幸せでした。ありがとうございました!」と何度も「幸せ」と「ありがとう」をファンへ伝え、名残惜しくも熱気と愛であふれるステージを後にした。(modelpress編集部)
桜田通「Dori Sakurada ZEPP TOUR 2022 Anniversary to the next level」セットリスト
※3月3日Zepp DiverCity昼公演のものM1.One Word
M2.NOISE
M3.メランコリック
M4.White Serenade
M5.Don't step on Me
M6.限りある日々
M7.himawari
M8.鼓動(アコースティックver)
M9.会いたい
M10.1・2・3(アニポケ主題歌カバー)
M11.born again
M12.FICTION
M13.seize the day
M14.あの空へ
M15.Brand New World
M16.Hero
【Not Sponsored 記事】
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