櫻坂46、涙で見せた底力 “全員センター”で2年目の自信と強さを表明＜BACKS LIVE！！／詳細レポ・セットリスト＞

櫻坂46・16人の挑戦が再び

櫻坂46の楽曲は、3人のメンバーが楽曲によってセンターがそれぞれ変わる3人センター制、全ての楽曲に参加する櫻エイト、そして各楽曲に3列目メンバーを加えて櫻坂46・全員一丸となって楽曲を届けるフォーメーションが話題となっており、2021年6月に開催された「BACKS LIVE！！」以来2度目の開催となる。

1回目同様、メンバーそれぞれが立候補した楽曲で、それぞれセンターを務める“全員センタースタイル”。前回休養中で参加できなかったが、今回初参加となる尾関梨香は「初めての参加になるのですごい緊張しているんですけど、でもやっぱり1番は楽しんで、これまでお届けしたかった気持ちをぶつけたいと思います！」と気合い十分。

大園玲も「センターの緊張や責任も実感できたので、自分のセンター曲だけではなく、自分以外の誰かのセンター曲も大事に大事に届けていければ良いなと思います」と明かした。

小池美波＆藤吉夏鈴「BACKS LIVE！！」初参加

小池美波と藤吉夏鈴は、今回初参加。元楽曲でも自身がセンターを務める「なぜ、恋をして来なかったんだろう？」を披露した藤吉は「初めて櫻坂を外から見たので、このメンバーと一緒に頑張りたいなという心持ちみたいなものがすごく芽生えた。今回もずっとみんなで一緒に頑張れたら良いなと思いながら練習していました」と初めて見た景色に刺激を受けた様子。

ライブのトップバッター楽曲でセンターを飾った小池は「元々メンバーの魅力はわかっていたけど、1人1人の輝きや魅力がすっごく出ていて、本当に自信になったんだなと思った。自信が確信に変われば良いなと思っているので、引っ張れたら良いなと思います！」と“櫻エイト”を経験した小池だからこその頼もしさをにじませていた。

櫻坂46の底力 自信に溢れたステージに

同ライブの良さは、普段は複数人での歌唱割りや、前列メンバーに隠れがちなパフォーマンス中の表情などが、しっかりと1人ずつ見やすく、ファンが「こんな歌声をしていたんだ」「このパフォーマンスでの表情がすごく良い」「普段の立ち位置では見えづらかったけど、センターでの魅力がいつもよりすごい」というポイントを発見しやすいところ。

キレの良いダンスはもちろん、「偶然の答え」「美しきNervous」などは、1人ずつ歌唱するパートが多く、改めて櫻坂46は誰1人欠けることなく、1人ずつのポテンシャルが高いことがわかる。

1期生の貫禄を感じ、櫻坂46らしい麗しさが増す小池の「ソニア」や齋藤冬優花の「半信半疑」、迫力の魅せる武元唯衣の「Nobody’s fault」、そして増本綺良の「思ったよりも寂しくない」や尾関の「Buddies」は見ているだけで笑顔が溢れる。バラエティ番組などでは“不思議キャラ”で愛される大沼晶保の「流れ弾」では、彼女の表現力が開花するなど、センターが変わることで楽曲の雰囲気も変えてしまうのが櫻坂46の凄さだろう。

1回目の「BACKS LIVE！！」との違いは歴然。センターに挑戦する不安を抱えていた彼女たちだったが、その不安は微塵も感じることなく自信に満ちており、それぞれが自分と向き合った結果が表れているステージに。

2日目には、小池が大粒の涙を見せ「BACKS LIVEという名前だけれど、皆すごく輝いているし、それが伝わってほしいと思っていました。BACKSというもののイメージも変わっていったらと思います」と思いを伝える場面も。

最後は晴れやかな表情で「櫻坂の詩」を歌い、幸阪茉里乃の最敬礼で幕を下ろした。（modelpress編集部）

櫻坂46「BACKS LIVE！！」1月8日公演セットリスト

影ナレ：幸阪茉里乃、増本綺良

Overture
1．ソニア（センター：小池美波）
MC
2．BAN（センター：松田里奈）
3．半信半疑（センター：齋藤冬優花）
4．なぜ　恋をして来なかったんだろう？（センター：藤吉夏鈴）
MC
5．最終の地下鉄に乗って（センター：井上梨名）
6. 君と僕と洗濯物（センター：原田葵）
7．Microscope（センター：大園玲）
MC
8．偶然の答え（センター：守屋麗奈）
9．思ったよりも寂しくない（センター：増本綺良）
10．美しきNervous（センター：上村莉菜）
11．無言の宇宙（センター：関有美子）
12．Buddies（センター：尾関梨香）
13．Nobody’s fault（センター：武元唯衣）
14. Dead end（センター：幸阪茉里乃）
15. 流れ弾（センター：大沼晶保）
＜アンコール＞
EN1．櫻坂の詩

出演

上村莉菜、尾関梨香、小池美波、齋藤冬優花、原田葵、井上梨名、遠藤光莉、大園玲、大沼晶保、幸阪茉里乃、関有美子、武元唯衣、藤吉夏鈴、増本綺良、松田里奈、守屋麗奈