話題のヴィジュアル系バンドthe Raid.“初アリーナ”でメジャーリリース発表
2020.12.27 13:21
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5人組ヴィジュアル系バンド・the Raid.(レイド)が26日、東京・国立代々木第二体育館でインディーズラストワンマン「君と僕の約束」を開催。2021年4月27日に新レーベル「Nova Records」より、シングル「東京酸欠ヒロイン」をメジャーリリースすることを発表した。
the Raid.、メジャーリリース決定
2011年始動のthe Raid.は、今月7月に9年目に突入。セルフプロデュースでの活動ながらも、Zepp DiverCityや豊洲PITをはじめ年間100本以上のワンマンライブで人気を集め、10周年を迎える2021年にメジャーリリースが決定した。勢いの止まらないthe Raid.だが、新型コロナウイルス感染症の影響を免れることはできず、9年かけてようやく掴んだグループ史上初のホールライブとなった中野サンプラザ公演(3月29日)は無観客で開催。しかし、YouTubeの公式チャンネルにてプレミア公開すると5万の視聴を記録した。
また、6月3日には飲食店とコラボした「CAFE de RAID.」を渋谷にオープン。26日の国立代々木第二体育館でのライブが、グループ初のアリーナライブとなる予定だったが、あえて9月30日に横浜アリーナで無観客ライブを開催。無観客ながらも日本最大級となる横浜アリーナを経験することでステージに磨きをかけ、“初アリーナ公演”と位置付けている観客を入れた国立代々木第二体育館でのライブに臨んだ。
the Raid.「ここが終着点ではない」
ライブが始まると、観客が総立ちで待ち受けるステージに、the Raid.の5人が登場。「サヨナラ誰か」「サヨナラ新宿」を歌い上げ、ファンは静かに耳を傾けた。「歌舞伎町レイニー」「純潔ピラニア」と続く中、メンバーたちがステージギリギリまで前に出てファンを盛り上げ、観客はコールの代わりに手拍子を行い、会場が一気にヒートアップした。アンコールでは、一陽(Dr)は「開催できてめっちゃ嬉しい」と、bo_ya(Gt)は「こういうご時世だけど、最高の景色です。僕たちとみんなで、実力で掴みとった景色だと思います」と、由羽(Gt)は「ここが終着点ではないし、5人でみんなをまだ見ぬ大きな場所につれていけたら最高です」と初のアリーナライブのステージに立った心境を言葉にした。
さらに、テンシ(Ba)は「メジャーに行っても変わらず、頑張っていきたい」と、星七(Vo)は「まだまだ夢の続きです。メジャーリリースからがスタートです。もっともっとカッコイイ音楽を、もっともっとカッコイイヴィジュアル系をやりたいと思っています」とメジャーリリースへの意気込みを語った。(modelpress編集部)
the Raid.、感染予防策講じライブ開催
新型コロナウイルスを取り巻く状況は依然、厳しく、“初のアリーナ公演”となったこの日、東京都では1日の人数としては過去最多となる949人の新たな感染が発表された。国立代々木第二体育館でのライブも、最大で約4000人の会場キャパに対して、徹底した感染予防対策の元、アリーナ座席の間隔を通常よりも更に開け、2階固定席は観客同士の間に空席を設けるなどし、1500人の収容人数で開催。詰めかけたファンは声は出せないものの体中でライブを体感し、コロナ禍でも挑戦を止めないメンバーたちと一緒にライブを作り上げた。
インディーズラストワンマン「君と僕の約束」セットリスト
日時:2020年12月26日会場:国立代々木第二体育館
セットリスト:
1.サヨナラ誰か
2.サヨナラ新宿
3.歌舞伎町レイニー
4.純潔ピラニア
5.病んでる君に贈る歌
6.ウラメシヤ
7.向日葵
8.神様もう少しだけ
9.未完成レプリカ
10.不眠症ドーリー
11.君の知らない歌
12.涙傘ララバイ
13.殺したくなるほど誰かを愛した事はありますか?
14.鍵穴
15.JUDGEMENT
アンコール
1.star drop
2.~0~
3.wish
4.君と僕の約束
5.7月27日
6.My Dear
7.TSUBASA
8.「6」
9.カルペ・ディエム
10.言い訳DREAMER
星七コメント
― コロナ禍で被害に遭われ、苦しい生活を送ることを強いられている方々へメッセージをお願いします。星七:僕たち自身は感染したことがないので感染してしまった方のお気持ちを理解することはできないかもしれませんが、音楽を通して、コロナ禍で辛い思いをしている方々に勇気を届けられたらと思います。
― 今日の公演はどんなお気持ちで開催されますか?
星七:2020年はコロナ禍で多くのアーティストのライブが中止になりました。僕たちも、初のホールライブだった中野サンプラザ公演が無観客ライブになりました。横浜アリーナでも無観客ライブをやらせて頂いたのですが、今日は、無観客ではなく、ツアーファイナルという節目を国立代々木第二体育館という初のアリーナ公演で迎えることができます。この日を迎えられたことに幸せを感じています。また、感染者の発表数が増えていますが、会場に来ることができないファンの方もいますし、僕たちが望んだような形でライブができるわけではありません。しかし、自分たちにできることは“死ぬ気で音楽を届けること”なので、今日はしっかりとライブをしたいなと思います。
― 2020年はグループにとって、どんな年になりましたか?
星七:“ファンのみなさまありき”で音楽をやってきたのですが、それが急にファンの方と会えなくなり、不安になりましたし、メンバーたちのモチベーションが低下してしまった時期もありました。「ライブを開催したらお客様の命を危険にさらす可能性が発生してしまう」と、すごく悩んだ1年でした。そんなときに、メンバーたちで気持ちを入れ替え、来年、10周年を迎えるので、もう一度、コロナ禍が訪れる前に戻せるように頑張ろうと声を掛け合いました。それでメンバーたちの結束が深まったと思います。
お客様との結束という点では、SNSを通じてではありますが、「会えない時期だからこそ、the Raid.の音楽を聴いて勇気づけられました」という声を頂きました。コロナの時期だからこそ、音楽の力をより強く感じることができたかなと思います。
― メジャーリリースが決定した心境をお願いします。
星七:僕自身はthe Raid.が人生初のバンドです。音楽経験ゼロから始めたのですが、そんなバンドが自分たちの親世代の方々にも認めてもらえるようなメジャーリリースをさせて頂けることはすごく光栄なことだと思います。自主活動ではあったのですが、僕たちがここまで来ることができたのは、ファンのみなさま、支えて下さる方々のお力添えがあったからです。なので、このチャンスをしっかり掴んで、恩返しをしたいと思います。
― 「東京酸欠ヒロイン」はどんな曲ですか?
星七:僕たちは来年、結成10年でメジャーリリースをさせて頂きます。僕たちは生き急いでいるのかな……とは思っているのですが、「東京酸欠ヒロイン」は社会に揉まれながら必死に生きている少女をテーマに、今の僕たち自身の想いや生き様を投影した曲になっています。
― 2021年の活動予定について教えてください。
星七:感染者が急激に増えていることもあり、新しいライブ予定の発表は控えているのが正直なところです。みなさまが安心して楽しむことができる安全なライブができるような状況になったときに、もう一度、年間100本以上のワンマンライブを行っていた自分たちのペースを取り戻し、全国各地を回りたいなと思います。
― ファンの方へメッセージをお願いします。
星七:大阪から出てきて、ライブのお客さんが数人というところから始まったthe Raid.ですが、ようやく、メジャーという新しい、そしてより険しい道に進むことができました。本当にみなさまのおかげだと思っています。初心を忘れずに、メジャーに進んでも奢らず、ファンのみなさまと今まで通りの近い距離感で一緒に歩んでいけたらなと思っています。これからも、応援をよろしくお願いします。
【Not Sponsored 記事】
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