「東方神起が日産スタジアムに戻ってきた」どしゃ降りの最終日、ファンに見せた誇らしい姿<ライブレポ/セットリスト>
2018.06.11 01:03
views
東方神起が8日・9日・10日、アーティスト史上初となる日産スタジアム3days公演「東方神起 LIVE TOUR ~Begin Again~ Special Edition in NISSAN STADIUM」を開催。昨年11月から行った5大ドームツアーのファイナルにあたり、ツアー総動員数は海外アーティスト史上最多の100万人を記録した。
東方神起、雨の日産スタジアムで熱唱
2013年に海外アーティスト初の日産スタジアム公演を実現してから5年。隅々までびっしり満席の会場へ向けて、ユンホは「ついに僕たち東方神起が、ここ日産スタジアムに戻ってきました!」と叫んだ。最終日は大粒の雨が降りしきる悪天候。ステージに登場するや否やずぶ濡れになってしまう2人だが、雨で滑りやすくなった可動ステージの上でも臆することなく、激しく水しぶきを上げながら「Reboot」「ANDROID」「Humanoids」といったダンスナンバーを次々と披露。ファンも気温の低い中、雨ガッパ姿で声援を送る過酷さだったが、チャンミンが濡れた髪をかき上げる仕草は思わずこの天候に感謝しそうになるほどの色っぽさで、幾度となく黄色い歓声が上がる。冷たい雨にかき消されることのないファンの熱気に、チャンミンは「正直、雨が降っているから皆さんのテンションが低いかと思って心配したんですけど、今日もなかなかいい感じだと思います。僕たちももっと頑張らなきゃいけないみたいです」、ユンホも「僕たちも雨に負けずに頑張っていきたいと思います。みんな遠慮しないでいいですからね?」(ユンホ)と自らを鼓舞し、スタジアムの四方に張り巡らされた花道を縦横無尽に移動しながら、会場の隅々にまでパフォーマンスを届けていく。「B.U.T(BE-AU-TY)」で前方ステージから会場後方まで一気に空を切るように舞うフライング演出にはどよめきが起きた。そして迫力のダンスナンバーと双璧をなす東方神起の魅力といえば、大切に歌い続けて深みを増したバラード曲の数々。「シアワセ色の花」は“いつから降ってたんだろう?もうずっと雨の中で―”という歌詞と天気が奇しくも重なり合い、続く「Bolero」でさらに熱を増す2人の歌声には割れんばかりの拍手が沸き起こった。
「5年ぶりに日産で歌う気持ちは、どんな感じですか?感動的なことですよね」とチャンミンが問いかければ、ユンホが「言葉で表せられないくらい嬉しいです。ここにいる皆さんと作った大切な思い出の場所だから、少し懐かしい気持ちもあるしね」と答える。まさに“老若男女”が詰めかけた会場と和やかにコール&レスポンスをした2人は「最初、東方神起のライブには男性が1人もいなかった。ライブの風景が変わりましたよね」(チャンミン)、「老若男女、誰でも楽しめるステージをこれからも作っていきます」(ユンホ)としみじみ、その喜びを噛みしめる。
ステージが終盤に差し掛かり、空が暗くなると“これぞ東方神起のライブ”とも言うべき圧巻のレッドオーシャンが浮かび上がる。「Drop」を燃え盛る炎のように踊ったユンホと、X Japanの「Forever Love」を美しい噴水の演出とともに、持ち前の高音ボイスで儚く繊細に歌い上げたチャンミン。ソロステージもそれぞれ異なる魅力で対になる東方神起のバランスを象徴していた。
“新しいお知らせ”アリーナ&ドームツアー開催を発表
アンコールではユンホが「新しいお知らせがあります!」と切り出し、全国アリーナ&ドームツアーの開催を発表。9月発売のオリジナルアルバムを引っ提げ、アリーナ全国8カ所24公演に東京ドーム4公演、京セラドーム大阪4公演を加えた全32公演に及ぶツアーとなり、ユンホは「色んな地域をまわりながら、色んな方々に会えたらいいなと思いました。それが実現できそうでワクワクするぞ!」「上半期も結構頑張ってここまで来たけど、下半期も充実しそうで本当にいいよ!」と笑顔をはじけさせた。その後、7月25日発売の新曲「Road」を披露。「大切な人がいるからこそ、次のステップを踏み出せる。その一歩一歩がもっと素敵な未来に続く道になる」(チャンミン)という前向きな思いを込めたミディアムナンバーで会場を温かな雰囲気に包んだ。「初心を忘れず歩んでいきたい」(ユンホ) 「また日産で、いつか…」(チャンミン)
アンコール含め全24曲、約3時間半にわたるライブは花火の爆音と「We are T!」の掛け声でクライマックスの時を迎える。「今日で今回のライブが全部終わりましたけど、皆さんいかがでしたか?本当に皆さんのおかげで、すごく素敵な時間を過ごせたと思いました。本当にありがとうございます。最近“おかげさまで”という言葉をよく使うんですけれども、実はこの“おかげさまで”という言葉をよく考えてみると、いつも影のようにそばにいてくれて支えてくださっている、ここにいる皆さんに一番ぴったりな言葉だと今更ながら思います。この2人がここまで歌ってこれたのは、ここにいる皆さんのおかげだと思っています。僕ユンホは、そんな皆さんのことを大切に思っています。これからも何があっても皆さんと一緒に、初心を忘れずに一緒に歩んでいきたいと思っております。今日、皆さんのおかげですごく幸せでした。本当にありがとうございます」(ユンホ)
「こんなにたくさんの方たちと、こんなに嬉しい瞬間を共にすることができました。1人1人が集まって、みんなが楽しい気持ちを共有することで感動しています。絶対忘れられません。人と人の間柄で成立する人間なので、僕たちはこれからも皆さんとの関係で成り立つことを誇りに思っています。今日の日産、絶対に皆さんも忘れられないですよね?また日産で、忘れられないこの思い出をもう一度、いつか作りたいなと思うんですけど、できるかできないかは東方神起次第じゃないですか(笑)。これからも一生懸命頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」(チャンミン)
個人的なことであるが、筆者は5年前も取材のために同じ場所に足を運んでいて、そのステージから唯一無二の驚きと感動を味わっていた。そして今日、「また日産スタジアムで歌う東方神起を見たい」という願いが叶ったこの瞬間は、自分自身の5年間という月日を噛みしめるきっかけにもなった。アーティストはそうやって音楽を通じて、常に誰かの人生とともに歩み、その指針となる。東方神起の2人が、5年前と変わらずに圧倒的な王者として輝き続け、約束を果たしてくれたことの誇らしさ。彼らはこれからもその姿で、多くの人に明日を生きる活力をもたらし続けるだろう。(modelpress編集部)
「東方神起 LIVE TOUR ~Begin Again~ Special Edition in NISSAN STADIUM」セットリスト
1.Reboot2.ANDROID
3.Humanoids
4.One More Thing
5.Superstar
6.B.U.T(BE-AU-TY)
7.Spinning
8.Survivor
9.One and Only One
10.シアワセ色の花
11.Bolero
12.Rat Tat Tat
13.Duet
14.逢いたくて逢いたくてたまらない
15.Drop/ユンホソロ
16.Forever Love(X JAPAN)/チャンミンソロ
17.DIRT
18.Purple Line
19.Why? (Keep Your Head Down)
<アンコール>
1.Rising Sun
2.Road
3.ウィーアー!~OCEAN~Sky~SummerDream(メドレー)
4.Begin~Again Version~
5.Somebody To Love
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
東方神起ライブに少女時代・SHINee・Red Velvet・NCTら「美男美女だらけ」豪華集結ショット話題にモデルプレス
-
東方神起、日本ドラマ初の本人役でゲスト出演 過去&現在の“2役”を演じきる<天才バカボン3>モデルプレス
-
東方神起チャンミン、後輩・SHINee“5 人”への愛情 日本語メッセージにファン感動モデルプレス
-
東方神起ユンホ、“金髪”へ劇的イメチェンが話題「カッコよすぎ」「美しさが増してる」モデルプレス
-
Red Velvet、7月に日本オリジナル楽曲リリースへ ジョイは幼少期を振り返り涙<Red Room in JAPAN>モデルプレス
-
東方神起、成熟した大人の魅力溢れるモデルプレス
「音楽」カテゴリーの最新記事
-
【何観る週末シネマ】ニコラス・ケイジとアリ・アスターの化学変化『ドリーム・シナリオ』ENTAME next
-
クリエイターユニットotsumami“原点回帰”王道スタイルの新曲リリース&MV公開【吹雪】モデルプレス
-
ILLIT、MV登場“MOKA(モカ)が恋する”日本人イケメン・磯野駿英瑠って?韓国事務所所属でブランドモデル多数務める【注目の人物】モデルプレス
-
“セブチの妖精”WOOZI、28歳の誕生日 音楽プロデューサー兼リードボーカルとして放つ多彩な音楽センスWEBザテレビジョン
-
小林直己×THE JET BOY BANGERZがコラボ!殺陣パフォーマンスを披露!WWS channel
-
【ライブレポート】BEYOOOOONDS、日本武道館での熱いパフォーマンスと多彩な演出でファンを魅了!<DISCOOOOOTHEQUE BUDOOOOOKAN>WWS channel
-
少年忍者、号泣演技で伝えた“生きる”とは 歌唱・ダンス・殺陣・和装…白虎隊体現で新境地へ【夢見る白虎隊】モデルプレス
-
乃木坂46、5期生・奥田いろは率いるアンダーライブが終幕「何も後悔はありません」ENTAME next
-
前島亜美、自分は何者なのか?アーティストデビューで「職業:あみた」を宣言、これから始まる成長型アーティストWEBザテレビジョン