NHK紅白歌合戦、今年の見どころをおさらい<7つのポイント>
2016.12.29 22:37
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大晦日放送の「第67回 NHK紅白歌合戦」の制作統括・矢島良チーフプロデューサーが29日、取材に応じ、今年の紅白のポイントについて語った。これまで話題になったことを含め、改めて見どころをおさらいする。
目次
宇多田ヒカル、RADWIMPS、欅坂46ら初出場が10組
今年は初登場の歌手が10組出場。大ヒットした映画「君の名は。」の主題歌「前前前世」を担当したRADWIMPSは紅白のために新海誠監督が制作した「君の名は。」の特別映像とコラボするほか、全出場者の中でも最年少・平手友梨奈がセンターを務める欅坂46が「サイレントマジョリティー」、デビュー20周年を記念してKinKi Kidsが往年の名曲「硝子の少年」、PUFFYがスペシャルメドレーを披露する。また、桐谷健太が話題のCM曲「海の声」を披露し、宇多田ヒカルは朝ドラ「とと姉ちゃん」の主題歌「花束を君に」を中継地から披露。場所は「楽曲とリンクした場所」といい、「宇多田さんの生中継では、日本全国の方にお馴染みの曲をお届けしたい」と矢島CPはアピールしている。
紅白で恋ダンス!ガッキーやPerfumeとのコラボは…?
2回目の出場となる星野源は、新垣結衣と共演したドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)の主題歌「恋」を歌唱。社会現象となった恋ダンスを披露する予定で、審査員で登場する新垣との“紅白コラボ”に期待がかかる。また、同じく紅白に出場し、Perfumeが今回披露する「FLASH」のほか同グループの振り付けの大半を担当し、恋ダンスも振り付けたMIKIKO氏つながりでPerfumeとのコラボにも注目が集まっている。
AKBは“紅白選抜”でセンターは誰に…
AKB48は今年、AKB48グループの全メンバーを対象にした投票による「夢の紅白選抜」で紅白のステージに立てる48人を決定。29日には出場メンバーが発表されたが、30日の同グループのリハーサルの配置はダミーで行われるなど“センター”は当日までのお楽しみとなる。
三代目の演出は放送まで秘密
今年は、最新シングル「Welcome to TOKYO」で出場する三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE。LEDパネルと映像、そしてSAMURIZE from EXILE TRIBEが創り出す幻想的な世界観の中、音合わせされたが、写真撮影はネタバレ防止のためNGだった。「Welcome to TOKYO」は「夢」や「希望」を抱いた人々が、“TOKYO”という地を舞台に新たな未来を切り拓いていく様を表現した曲。5度目の紅白はどんな演出となるのか、見どころとなっている。
意外なコラボやゲストに注目
女優の土屋太鳳が郷ひろみが披露するバラード「言えないよ」で華麗な舞いを披露。また、坂本冬美のステージでは人気アーティストの蜷川実花とダンサーの菅原小春がコラボ、ゲスト出演するピコ太郎のステージでは嵐の相葉雅紀と二宮和也も参加する。そのほかスペシャルゲストにタモリとマツコ・デラックスが出演。しかし、どのタイミングで登場となるかは明かされておらず、現在も「打ち合わせ中」という。2人の出演については「どういう風に出てくるのかは当日のお楽しみにしてほしい。どこか1箇所ではなく全編で登場する予定」としている。さらにそのほかのゲストについては「サプライズにしたい。お楽しみに」と矢島CPは話した。
NHKホール内のセットや演出も見どころ
今年から2階ステージが設置され「ゆず」らが登場する。また、例年1階の最前列に位置していた審査員席はステージのサイドへ移動。2階ステージ設置に伴い「審査員は後ろが見えにくいため。また、放送の中で審査員が楽しんでいる様子もより伝わりやすくなる」と話す。
三代目JSBやE-girlsら、各アーティストのパフォーマンスではステージ演出でLEDを多様している傾向にあり、「映像の多様はしていたが、(LEDは)最先端の技術を取り入れた」と説明し「紅白ならではの立体的なセットや大転換のおもしろさも楽しんでいただけたら」とアピールしていた。
会場全体についても「ライブでの一体感」を感じられる構造になっているといい、AAAが今年披露するライブで定番曲「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」、初出場となるRADIO FISHの「PERFECT HUMAN」などでは盛り上がりが期待できそうだ。
大トリの嵐に期待
今年は嵐が番組の大トリを務める。矢島CPは「やっぱり嵐は今年リリースした曲はちゃんと1位を取っていますし音楽界を牽引するトップスターとして2016年を締めくくっていただくにふさわしい」と大トリの理由を話し、「代表曲のメドレーを披露するので、聴く人見る人の背中を押していただくようなパフォーマンスをしてほしい」と期待を寄せた。また、同グループの相葉雅紀が女優の有村架純と司会進行することに「和やかな雰囲気でしたし、当日は助け合っていい感じになるのではと。しっかりやろうという強い気持ちに注目したい」と話していた。
今年の紅白は…
今年のテーマは「夢を歌おう」。東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に向かって、多くの人々が夢や希望を持ち歩み始める中、「紅白歌合戦」では「歌の力」で夢を応援したいと考え、オリンピックイヤーを目前にした2019年の「第70回 NHK紅白歌合戦」までの4年間、この「夢を歌おう」をテーマに掲げ、様々な世代の人々の夢を「歌の力」で応援していく。紅組司会者には女優の有村架純、白組司会者には嵐の相葉雅紀が決定。同番組司会を務めるのは有村は初、相葉は嵐として5年連続で司会を務めているが、単独では初となる。総合司会は、初となる同局の武田真一アナウンサー。放送は2016年12月31日午後7時15分から午後11時45分まで(5分間の中断ニュースあり)。
今年活躍したアーティストを中心に46組が出場し、矢島CPは「歌の素晴らしさや思いの強さを感じられる素晴らしい紅白になるのでは」と自信を見せている。(modelpress編集部)
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