大塚 愛「今が一番いい」12年目バースデーでファンに感謝 未発表曲の披露も<ライブレポ/セットリスト>
2015.09.14 14:19
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シンガーソングライターの大塚 愛が13日、東京・日比谷野外音楽堂で『LOVE IS BORN ~12th Anniversary 2015~』を開催。終演後、モデルプレスのインタビューに応じ「とりあえず何事もなく、ステージからも落ちなくてよかったです。メンバーに恵まれて100点、私で20点くらいまで下がったけど、天気も味方してくれたので100点ですね」と振り返りつつ「来年も続けられたら」とこれからの1年に意欲も見せた。
12年目のバースデーライブは3年ぶりの“ホーム”
毎年恒例のバースデーライブ『LOVE IS BORN』は今年で9回目。3年ぶりの“ホーム”野音にて、約2時間にわたって全22曲を披露し「皆さんのおかげで音楽を続けることができました。本当にありがとうございます。生まれてから特に褒められたこともない出来損ないが、なんとかなってなんとかなっている。大丈夫です。なんとかなるもんでした。またいつの日か皆さんに会えるように、私も一歩一歩、散歩しながら、間違って遠回りしながら、頑張っていきますので、ぜひまた会いに来てください」と集まった約3000人のファンに感謝を伝えた。『GIRLY』『黒毛和牛上塩タン焼680円』をリアレンジ
セットリストは『さくらんぼ』『Happy Days』『ネコに風船』『クムリウタ』『ロケットスニーカー』『モアモア』、さらには大塚がボーカルで参加しているバンド・Rabbitの『半熟たまご』など、バースデーライブに相応しく、デビューからこれまでの楽曲をまんべんなく盛り込んだ。バンドマスターに亀田誠治氏。「12周年、一回りして、いい音を出せるメンバーを集めました。最高でしょ?」と興奮気味に話し、亀田氏がリアレンジした『GIRLY』と『黒毛和牛上塩タン焼680円』も披露した。未発表曲『日々、生きていれば』を披露
アンコールでは未発表曲『日々、生きていれば』も披露し「連日、心痛む出来事がたくさんあります。そのたびに言葉を失うことも多いです。私たちは日々、苦しみながら、頑張りながら、サボりながらも生きていくことを選択して今日を送っていると思います。日々生きていれば悲しいことももちろんありますが、幸せなことも必ずある。そんなことを想いながら書きました。タイトルは『日々、生きていれば』。私らしくない、真面目なタイトルですが、本当にここ最近、想うことです。生きていれば、いいことがきっとあると思う」と力を込めた。オープニングは『ゾッ婚ディション』
鳴り響くバンドセッションの中、ステージ中央に大塚が姿を現した。『ゾッ婚ディション』でライブの幕が開けると、「『LOVE IS BORN』へようこそ!たっぷり愛して帰ってね~!」のシャウトで『モアモア』へ。大塚はアクセル全開で、いきなりファンの盛り上がりを煽る。『バイバイ』までの5曲を一気に駆け抜けると、改めて「ハロ~!大塚愛です。たぶん(笑)」と彼女らしい“自由な”挨拶を始めた。「ようこそ皆さん!今年も『LOVE IS BORN』をすることができました。デビューして12年…(観客から『おめでとう~!』と拍手)みんな一緒に歳を取ったね。今日は思い残すことなく、みんなと愛を交わせたらと思います。最後まで楽しんで帰ってね」。
お色気満載!?ファンとコール&レスポンス
続けて「せっかく野外でね、飲める環境だったりするし、音楽でも酔いを足していこうかなと思います。皆さん踊っていく?エロい方の踊りだよ?(笑)」とニヤリと笑うと、『半熟たまご』から続く楽曲を妖艶に、そしてムード満点に歌唱した。『シヤチハタ』では彼女の真骨頂であるユニークなバンドメンバー紹介。色っぽい口調で「今日、来てくれた日比谷野音の皆さん、私の後にしっかりついてきて!」と語りかけ、「ディミニッシュ」「バイエル」「ハチミツをください」などの“エロい言葉(?)”でファンとコール&レスポンス。場内をシュールな笑いで包むと「OKよ。この辺で許しといてあげる(笑)」と笑顔を見せた。
『ポンポン』でお祭り騒ぎへ突入~本編ラストは『さくらんぼ』
「よかったね!天気が弄ぶからさ私たちのこと。最初はどうなるかと思った。一回(予報が)晴れになって、いいじゃないと思ったら、昨日くらいから(予報が)雨になって。なんだと!(グッズの)レインポンチョが売れてしょうがない!(笑)、と思っていたら、(雨が)上がってくれました。ありがとう!いい演出をありがとう!いい感じで夕暮れ、昼から夜にかけての一番美しいマジックタイムを皆さんと過ごせて幸せです」。虫もライトに集まってくる。大塚は「虫も一緒に暴れていきたいなと思うんですけど、体力は残っている?飛ばしていくよ!上がっていくよ!ロマンチックに行くよ!いい夜を過ごそうぜ~!」と大声を挙げ、カラフルなライトが降り注ぐ中、もはやライブの定番曲『ポンポン』でお祭り騒ぎへ突入した。
『つくね70円』では大塚、バンドメンバー、そして観客までもが配られたお面をつける。そのお面は“大塚 愛が大塚 愛を食べている”イラストが描かれたもの。その後も『Happy Days』『ロケットスニーカー』、そして本編ラスト『さくらんぼ』と畳み掛ける。お決まりの“もう1回!”を観客にうながし、ボルテージ最高潮のまま大団円となった。
「今が一番いいかなと思う12年」すべての人に感謝
アンコールはバースデーライブといえばの楽曲『Birthday Song』からスタートし、アカペラで披露する大塚とファンが大合唱。「おめでとう~!」と祝福の声を一斉に浴びた大塚は「あっという間の12年、いろいろあったな12年、戻りたいような、戻りたくないな~、やっぱり今が一番いいかなと思う12年でございます。ずっと応援してきてくれた方も、昨日から応援し始めた方も、本当にありがとうございます。私のわがままな気持ちをいつも汲んで、制作を一番大事にしてくれる会社、マネージャー、制作スタッフ、本当に感謝しています。本当にありがとうございます。いつも支えてくださっている友だち、家族のみんな、本当にありがとうございます」と満面の笑みを浮かべた。その後は『日々、生きていれば』、デビュー曲『桃ノ花ビラ』をピアノの弾き語りでしっとりと歌い上げ、『ネコに風船』で締めくくった。大塚は鳴り止まない歓声と温かい拍手の中、深々と頭を下げて感謝を表し、そして大きく手を振り続ける。最後はマイクを通さずに「愛しているよ~!」と叫んだ。
この日の衣装は、大塚自身が行きつけのヴィンテージショップで購入しスタイリング。MCでは「店長に、私12周年やで!と言って値切りました(笑)」というエピソードも明かした。そんな飾らないトークも彼女ならでは。真剣に歌って、同じくらい真剣にふざける、全てはファンを楽しませるため。唯一無二のエンターテイナーぶりはさらに磨きがかかっていた。(modelpress編集部)
セットリスト
01.ゾッ婚ディション02.モアモア
03.Mackerel’s canned food
04.Creamy & Spicy
05.バイバイ
MC
06.半熟たまご
07.drop.
08.GIRLY
09.クムリウタ
10.君フェチ
11.シヤチハタ
12.黒毛和牛上塩タン焼680円
MC
13.LOVE FANTASTIC
14.ポンポン
15.つくね70円
16.Happy Days
17.ロケットスニーカー
18.さくらんぼ
<アンコール>
19.Birthday Song
20.日々、生きていれば(※未発表曲)
21.桃ノ花ビラ
22.ネコに風船
大塚 愛(おおつか・あい)プロフィール
生年月日:1982年9月9日/出身地:大阪/血液型:O型自ら作詞・作曲・編曲までを手がけるシンガーソングライター。自ら制作したデモテープをレコード会社に送り、2003年9月10日、シングル『桃ノ花ビラ』でメジャーデビュー。同年12月17日にリリースした2ndシングル『さくらんぼ』が70万枚を越えるヒットを記録し、一気にブレイクを果たした。4月22日に7thアルバム『LOVE TRiCKY』をリリース。それを引っさげた全国ツアー『大塚 愛 LOVE TRiCKY LIVE TOUR 2015~ヘルシーミュージックで体重減るしー~』は全8公演を走り抜けた。
【Not Sponsored 記事】
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