アーティストのきゃりーぱみゅぱみゅが、胸中を口にした。 9日、自身初となるアリーナツアー「きゃりーぱみゅぱみゅのからふるぱにっくTOY BOX」の最終公演を東京・国立代々木第一体育館にて開催したきゃりー。

マリーアントワネット風の衣装でライブスタート

ツアータイトル通り、おもちゃ箱をイメージしたカラフルなセットが並ぶ中、頭上に吊るされたプレゼントボックスがステージにおりてくると、中から真っ白なマリーアントワネット風の衣装を身にまとったきゃりーが登場。「もったいないとらんど」からライブがスタートした。

きゃりーは「東京のみなさんこんにちは！今回のツアーは、その名の通り色味も大好きなおもちゃ箱をイメージしています。18歳のときに『PONPONPON』でデビューをして、その頃の原点回帰という意味も込め、ポップでサイケデリックでグロテスクな世界を見ていただきたいです！」と呼びかけ。原点回帰ということで、デビューミニアルバムや1stアルバムより、「チェリーボンボン」「スキすぎてキレそう」「jelly」をメドレーで披露した。

早着替えにも挑戦

2着目の衣装に着替えたきゃりーは、ショッキングピンクを基調し、プレゼントボックスや鞠がアレンジされたカラフルな衣装で登場。「Ring a bell」では、オーディションで選ばれた16名のきゃりーキッズが登場し、きゃりーと初共演した。

「シリアスひとみ」では、早替えイリュージョンに挑戦したきゃりー。プレゼントボックスに入ると水玉のワンピースに変身。続けて、舞い降る金の紙吹雪とともにゴールドのワンピースに。そして最後に「ファッションモンスター」のイントロ中に赤と黒のミニドレスへと3回の早替えを行い、観客から歓声があがった。

キュートな演出で魅了

「み」を歌唱中には、ステージセットの中央に隠れていた大きなクマが牙をむいて吠え始め、ステージは炎に包み込まれ、会場の雰囲気は一変。そんな中、「きらきらキラー」のイントロが流れ始めると、センターステージに大きなケーキが登場。中央からイチゴを被ったきゃりーが現れた。ピンクと緑のレースで製作されたアシンメトリーのドレスは、ケーキの上に乗って歌いたいというきゃりー自身のアイデアが詰まった衣装。「きらきらキラー」後半には、イチゴの光線銃を取り出し、暴れていたクマを見事に退治した。

さらに「みんなのうた」「ファミリーパーティ」と続き、最後は少年が夢をみて航海に出るという「エクスプローラー」で本編が終了。

MCでは感動の涙

アンコールではツアーTシャツに、今回メインのキャラクターでもあるくまのぬいぐるみの耳をつけて登場。「今日でアリーナツアーが終わります。本当に感動しました。デビューして3年経ちましたが、一人でアリーナ2日も埋められるのかすごく不安でした。でも小さなお子さんから大人の方までこんなにたくさん集まってくださって…ありがとうございます」と胸中を告白しながらファンへ感謝の思いを述べ、涙を流した。

続けて「CANDY CANDY」「ちゃんちゃかちゃんちゃん」を披露。そして「これからもたくさんの人を感動させられるようなファンタジーを届け続けます！」と強く語った。（modelpress編集部）

■セットリスト
M1．もったいないとらんど
M2．きゃりーANAN
M3．チェリーボンボン
M4．スキすぎてキレそう
M5．jelly
M6．Super Scooter Happy
M7．キミに100パーセント
M8．PONPONPON
M9．Ring a Bell
M10．つけまつける
M11．おやすみ
M12．シリアスひとみ
M13．ファッションモンスター
M14．にんじゃりばんばん
M15．インベーダーインベーダー
M16．み
M17．きらきらキラー
M18．みんなのうた
M19．トーキョーハイウェイ
M20．ファミリーパーティー
M21．エクスプローラー
M22．CANDY CANDY
M23．ちゃんちゃかちゃんちゃん