「完全なるすっぴん」を初披露したBoA/「First Time」MVより【モデルプレス】

BoA「完全なるすっぴん」舞台裏初披露に込めた思いとは

2014.09.03 07:00

アーティストのBoAが、過去4年分のヒットシングルを網羅したニューアルバム『WHO’S BACK?』を9月3日にリリース。新録曲「First Time」のMVでは「完全なるすっぴん」の舞台裏も初披露しているが、そこに込められた思いとは―。

― 新作『WHO’S BACK?』には「WOO WEEKEND」以降のシングル表題曲と、「NO DANCE, NO LIFE」以外のカップリング曲をすべて収録。リリースは4年半ぶりですが、その間の「まとめ」のような一枚ですね。

BoA:そうですね。一曲一曲に世界観があるし、歌声とか曲調とか、いろんなカタチの私が入った一枚になりました。

― ミドルテンポの曲が多い印象があったので落ち着いた仕上がりになるかと思いきや、全体的にリズミカルで気持ちよいグルーヴが感じられる一枚でした。

BoA:私も最初はそう思ってたんですけど、意外とアップテンポが多いんですよ。「First Time」もそうですし、2曲目、4曲目、6曲目、9曲目、11曲目、14曲目と半分がアップだから。

― ミディアムテンポの3曲目「Only One」も踊れる曲ですしね。

BoA:そう。「Baby you...」もテンポが遅い曲じゃないし、「Call my name」も全然ダンス曲ですから。純粋にバラードといえる曲は3曲なので。

― 新録曲「First Time」は、心が躍り出すような明るいエレクトロ調のナンバーに仕上がりましたね。

BoA:初めてのことは不安も多いけど、勇気を出してトライしてみようとか、一歩踏み出してみようとか、そういうメッセージソングになってます。毎日同じことを繰り返してるように思うけど、本来、1日1日は違う1日なわけだから。なにか初めてのことに対面したときも楽しくやっていこう的な曲ですね。

― MVは「First Time」のレコーディング風景や今回のアルバムのジャケット写真撮影に密着したドキュメンタリー映像になっていますが、これはBoAさんがアイデアを出したとか。

BoA:そうなんです。このアルバムのリード曲だし、ウチらが普段どうやって作品を制作して世の中に出してるのかをみんなに見てもらいたいなと思って。

― レコーディングスタジオで手料理する場面もあるし、すっぴんの顔も初披露!ここまで舞台裏を見せるのは初めてですよね。

BoA:私、レコーディング作業はいつもメッチャ楽しんでるんです。でも、そういう部分をこれまで出したことがないし、そういう風に楽しく作ってる楽曲ですよっていうのを見せると、この楽曲がより楽しく聞こえるんじゃないかと思って。だから、撮影のときもスタッフに“レコーディングをしてる風”の映像を作るのはやめてくださいってお願いしたんです。本当のレコーディングにカメラを入れたし、ジャケ写撮影のときもそう。実際にやってることをそのまま映像にしたんです。だから、すっぴんも完全なるすっぴん(笑)。

舞台裏での自然な笑顔が魅力的/「First Time」MVより
舞台裏での自然な笑顔が魅力的/「First Time」MVより
輝く美貌でカメラの前に立つ/「First Time」MVより
輝く美貌でカメラの前に立つ/「First Time」MVより
― 7月にリリースした最新シングル「MASAYUME CHASING」は、力強さと可愛らしさが共存したとてもポップな曲でしたね。

BoA:結構パンチのあるアップテンポの曲に仕上がったなっていう印象です。サビもキャッチーですしね。

― 途中に出てくるBoAさんのラップもアクセントになってるし、ライブが盛り上がりそうな曲だなって。

BoA:そう。「na na na na na na na」のところはライブでみんなが歌ってくれそうなフレーズだなって思ってるので。9月のツアーでは一緒に歌って、みなさん盛り上がりましょう!

― その他の収録曲についても伺いたいんですが、特に思い出深い曲はどれですか?

BoA 8th ALBUM『WHO’S BACK?』(2014年9月3日発売)[CD+DVD]
BoA 8th ALBUM『WHO’S BACK?』(2014年9月3日発売)[CD+DVD]
BoA:曲に対してたくさん思い出があるのは「Only One」ですね。韓国でリリースして、そのあと日本でもシングルにしたから、一曲のプロモーション期間が長かったんですよ。一年間「Only One」を歌い続けてたから。この曲はすごくたくさん歌った記憶があるし、(振り付けで)男性の背中にすごく乗っかった記憶があります(笑)。

― バラードで印象深いのは?

BoA:「close to me」かな。歌ってて気持ちよかったから。好きな楽曲だったからかもしれないんですけど、ミックスはこんな感じでやって欲しいとか、そういうリクエストまでした曲でしたし。

― 4年半の中で節目とか分岐点になったかも、という曲は?

BoA:「Milestone」ですね。これは日本デビュー10周年のときに出した曲だから。MV撮影もすごく覚えてます。

― 本作には、BoAさんが作詞作曲した「Only One」「Baby you..」、そして作詞のみ行った「Shadow」と、自身のペンによるナンバーが3曲入っています。前作『IDENTITY』は作詞作曲に注力した作品でしたが、そういう部分もこのアルバムにきちんと引き継がれていますね。

BoA:作詞作曲はこれからもずっとやっていくものなので、もう特別なものとは思ってないんです。でも、「Only One」が私の作詞作曲だっていうことを知らない人も多いので、この機会に知ってもらえるとうれしいですね。私はエレクトリックピアノのサウンドがすごく好きなので、「Only One」と「Baby you..」は自分でも出来に満足してる楽曲です。

― 9月には4年半ぶりとなるライブツアーが控えていますが、ツアーに向けてトレーニングなど準備していることはありますか?

BoA:トレーニングは普段から週3回ジムに通ってるんですよ。これ以上となると毎日ってことになっちゃうし、そうなるとムキムキになっちゃうから(笑)。現状のままでOKです。

BoA 8th ALBUM『WHO’S BACK?』(2014年9月3日発売)[CDアルバム]
BoA 8th ALBUM『WHO’S BACK?』(2014年9月3日発売)[CDアルバム]
― 韓国では昨年頃から女優としても本格的な活動を始めましたが、ライブパフォーマンスに演技経験からのフィードバックはありそうですか?

BoA:女優は小さな動きで感情を大きく伝える仕事じゃないですか。オーバーリアクションをすると変な感じになるから。でもステージは大きく動いて感動があるから、あんまりリンクしないかも。表現の分野が違うというか、やってること自体がまったく違うと思いますね。

― 最後に、ライブを楽しみにしているお客さんにメッセージをお願いします。

BoA:ツアーをやることが決まったときに、日本での活動が始まったな、ここからだなって気持ちに改めてなりましたし、今、どんどんモチベーションが高まってます。久々にファンの方と会えるのは本当にうれしいし、楽しみ。満足してもらえるステージをつくりたいと思っているので、みなさん期待していてください!

― ありがとうございました。

明るくてポップなBoAから、バラードでしっとり酔わせるBoAまで。この4年間で進化した彼女の魅力を存分に堪能できる1枚だ。(modelpress編集部)

■BoA 8th ALBUM『WHO’S BACK?』
2014年9月3日発売
<CD>
01 First Time
02 Shout It Out
03 Only One
04 FUN
05 Message
06 WOO WEEKEND
07 Milestone
08 I SEE ME
09 MASAYUME CHASING
10 The Shadow
11 close to me
12 Call my name
13 Baby you..
14 Tail of Hope
<DVD>
01 First Time -music video-
02 Shout It Out -music video-
03 Only One -music video-
04 Message -music video-
05 WOO WEEKEND -music video-
06 Milestone -music video-
07 MASAYUME CHASING -music video-
08 The Shadow -music video -music video-
09 Tail of Hope -music video-
10 First Time -making clip+Interview

■BoAオフィシャルサイト
http://avex.jp/boa/

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