<毒親と良い親の間>将来の職業、子どもに親の理想を求めるのは毒親ですか?願いと押しつけの境界線は
2025.12.14 13:25
提供:ママスタ☆セレクト

子どもに「こう育ってほしい」「こんな人になってほしい」と願う気持ちは、親なら誰でも持つものです。でも、その願いがどの程度強いと子どもを苦しめる結果になってしまうのでしょうか。ママスタコミュニティに、あるママからこんな投稿が寄せられました。紹介します。
『子どもに「こうなってほしい」という理想を求めるのは毒親だと思います。みなさんは大丈夫ですか?』
投稿者さんは、自分が親の理想を押し付けられて苦労した経験があるのかもしれませんね。もしくは周囲にそのようなママがいて、気になって投稿したのかもしれません。親の理想はあくまで親の願望。過度に押し付けると、子どもの将来に弊害が出ることもあるでしょう。この投稿にママスタコミュニティのママたちからさまざまな意見が寄せられていたので、ママたちの声を紹介します。
親の理想を押しつけられました
『わかる、わかる。中学のときから親に「公務員になれ」「看護師になれ」「医師になれ」「理系に行け」って職業選択の自由が与えられず、親の思う良い職業を押し付けられてた子たちがたくさんいたよ。私もそうだったけど』
『旦那が子どもたちにいつも「公務員になれ」って言ってて嫌だ』
もしかしたら親の理想を押し付けられて育った子は、まわりに多くいるのかもしれませんね。たしかに「安定してほしい」「困らない人生を送ってほしい」と願うのは親として自然なことですが、子どもが自分の気持ちを置き去りにして、具体的な職業を押し付けるのは、避けたいところ。もし親が引いたレールを歩んでも、子どもは途中で「こんなはずじゃなかった」「本当にやりたいことがわからない」と気づいてしまうかもしれません。
願うだけなら毒親ではないのでは?
『求めるのは普通。押し付けたら毒親』
『求めるだけならいいんじゃない? 強制に変わらなければ』
『理想から外れるのを認めないってほどなら毒親だろうけど、こういう風に育ってほしいって願望は誰にでもあるんじゃない?』
「願うだけなら毒親じゃない」という意見も複数寄せられました。子どもの幸せを願うのは、純粋な愛情です。誰しも親なら子どもの幸せな将来を思い描くものですよね。問題なのは、その願いが強制に変わってしまう瞬間かもしれません。一方で、あるママからはこんなコメントも寄せられました。
『うちは健康で元気で楽しく本人達がやりたいことをするって方針に育ててきたけど、旦那の姉夫婦は「最低でも歯医者」と子どもたちを塾や家庭教師につけ、小学校から受験させたり私立学校に通わせたりしていた。今は医大生が2人と、1人は国家資格に合格して歯医者になったよ。子どもたちもイキイキしていて誇りをもっている。それを近くで見ていたら、親がこうなってほしいと思い、それに向かって進むことは、一概に悪いとは思えない』
こちらのママは「親の理想と子どもの夢や努力が重なったとき、良い結果を生むことがあるのでは?」と問いかけています。たしかに親の理想を押し付けるのではなく、親の理想と子どもの夢が重なるケースもあるでしょう。親と子どもの気持ちが同じ方向を向いているなら、立派なサポートとなりそうです。少なからず、子どもは親の影響を受けて育ちますから、影響をゼロにするのもおかしな話。問題は、親がどのように関わるかが大きなポイントになりそうですね。
毒親とはどんな親?
『親の思う幸せを押し付けたら毒親だよ』
『こうなってほしいと望むのは普通の親。言葉や暴力で支配して強制するのが毒親』
『嫌がってるのに、無理やりさせるのも毒親』
『自分の利益のためのに子どもを手駒として考えるのも毒親』
「毒親」という言葉にはさまざまなイメージがありますが、本質は子どもの意思や自由を奪うことにあるのではないでしょうか。親がどんなに善意であっても、子どもの人生を自分の理想の延長としてコントロールしてしまうと、それは押し付けになってしまいます。なかでも一番やってはいけないのが、自分の承認欲求や利益のために子どもを利用すること。「押しつけになっていないか」と自省しながら子育てをしていれば、毒親とは言えない。ママたちはそう考えているようです。
大切なのは聞く耳を持つこと
親が理想や希望を持つこと自体は悪いことではありません。ただ、子どもがその期待に応えようと無理を重ねてしまうと、大人になったときに「自分は何が好きなのか分からない」と悩むことにもなりかねません。特に、子どもが「自分の人生を自分で選んだ」という実感を持てない場合、社会に出てから「本当に自分がやりたかったことはこれなのか」と思い悩んでしまうことも。そうならないためにも、親として「こうなってほしい」と願うよりも、「あなたはどうしたいの?」と常に聞く耳を持てるとよさそうです。自分の理想に固執せず、子どもをよく観察して、親としてサポートができるといいのではないでしょうか。
文・安藤永遠 編集・荻野実紀子 イラスト・んぎまむ
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