＜妻が拒否のセックスレス＞【前編】「他所でしてきて」と言ったら夫が5年間、W不倫していたと発覚！

子どもが小さくて集中できなかったり、セックス自体が嫌いだったり、旦那のことを愛していなかったりするなど、さまざまな理由からセックスレスになっているご家庭もあるのではないでしょうか。双方同じ気持ちであったり、相手を理解できていたりすれば問題ないのかもしれませんが、もしも片方がセックスレスの現状に耐えられない場合、どんな結末がまっているのでしょうか？　今回の相談者さん夫婦はまさに今セックスレス、旦那さんが他の女性と不倫をしていると相談をしています。
『旦那が自分の従業員と5年間W不倫をしていました。LINEのやりとりからすると5年ほどみたいです。直接的な証拠はありませんが、「5年だね、これからも一緒にいようね」のメッセージだけ見つかりました。従業員はもう夫の元で10数年は働いているはずです。私より2歳年上の既婚子持ちのはず。元々セックスの拒否をしていたのは私でした。子どもが小さくてそんな気になれませんでした。「他所でしてきていい」と言ったこともありました。かといってそんな身近な人に手を出すとは思わず……これからどうすべきでしょうか？　5年って遊びでしょうか？　今までには離婚を迫られたことはありません』
「子どもが小さくてセックスをする気になれなかった」と話す相談者さん。どうしても旦那さんの相手をしたくなくて、「他所でしてきていい」とまで言っていたそうです。そんな相談者さんの言葉を真に受けたのかはわかりませんが、旦那さんは本当に不倫をしていた様子です。不倫をしている決定的な証拠はないものの、女性とのLINEのやりとりが“限りなく黒”と思わせるものだったようです……。

「他所でしてもいいけれど、近場は嫌って身勝手すぎない？」との声あり

どうやら相談者さんは、旦那さんが夜に誘ってこないことから怪しさを感じ、こっそりスマホを見てみたのだとか。
『前はあれだけ迫ってきて、土下座される勢いで「やらせて欲しい」と言われたこともありました。でも、最近はあまりに迫ってこないのでおかしいと思いました』
しかしLINEに残るのは、「ラーメン美味しかったね」などの日常会話のやりとりのみ。その後相談者さんは焦ってセックスレスを解消しようと試みたようなのですが、今度は旦那さんのほうから「もう無理するなよ」と断られてしまったそうです。このことからより一層、「性欲の解消をしているのは間違いない！」と疑いが増しているようなのですが、相談者さんはこうも話しています。
『生活がかかっているので離婚はしたくないんです。彼女に仕事を辞めてもらいたい、慰謝料も取りたい、って感じですね』
「離婚をする気はない！」「旦那と不倫相手に制裁を！」と憤る相談者さんですが、ママスタコミュニティのコメントでは、相談者さんを身勝手だと責める声も少なくありませんでした。
『仕事辞めてもらって慰謝料とりたいって。虫が良すぎるよ』
『制裁？　外でやっていいと言っといて不倫したら慰謝料？　相談者さんが離婚突きつけられるんじゃない？』
『出会いがないから手近なところでときめいちゃったんでしょう。なんの自信があったのか、他所でしてきていいなんて言ったなら旦那にとっちゃ不倫の許可だよ。許可出しておいて気持ち悪いとか、自分の言ったことは後悔してないの？』
結婚生活を送るうえで、「不倫」というルール違反を犯したのは旦那さんのほうです。しかし今回の相談に関して旦那さんに同情をする声が多かったのは、相談者さんの「他所でしてもいい」という発言や、土下座してまで相談者さんと触れ合いたかった旦那さんをないがしろにした経緯があったからなのではないでしょうか。

離婚をしたくないのならおおごとにしないほうがいいかも？

たとえ旦那さんに同情できる部分があったとしても、やはり不倫はしてはいけないことです。相談者さんの願い通り、旦那さんや不倫相手とみられる女性に誠意があったり、弁護士を雇ったりすれば慰謝料をとれる可能性もあるでしょう。けれどそこまでしてしまっては、本当に旦那さんの心が相談者さんから離れていってしまうのではないでしょうか？
『5年も付き合って体を繋げていたら特別な感情があるよ。それを別れろ、辞めさせろと騒がれるなら妻を切り捨てたくなるだろうな』
『他でしろって言ったことが慰謝料で問題になるかわからないけれど、実際に言っている以上旦那は心情的に納得しないよね。「好き勝手な事言いやがって」って思われる。旦那と話し合って穏便に何とかするのが良いんじゃないの』
『法的に権利があるかと心情的に納得させられるかは全く違うから、旦那に制裁と言っていたら間違いなく旦那逃げると思うよ。「外でやっていい（そのほうが私がラクだから）」って言われてやったら制裁って、どう考えてもおかしいでしょ』
お子さんが小さくてセックスレスになった理由は、ママの立場ならなんとなく想像できるのではないでしょうか。小さな子どもと同じ部屋で……など考えられませんし、「目が覚めてしまうかも」と考えれば気が削がれてしまいます。

けれど旦那さん側の立場になってみると、土下座をするほどの頼みごとを断っておいて、そのうえよそで済ませてきていいと言っておいて、「いまさら何を？」と思うでしょう。「自分に都合が良いことだけ考えて、こちらの気持ちは少しも汲んでくれないのか」とパートナーに失望するかもしれません。旦那さんを責めるのは簡単ですが、自分の悪かった点を顧みないと、きっと今の不倫関係を終わらせることができたとしても、同じことの繰り返しになるのではないでしょうか。

後編へ続く。

文・物江窓香　編集・古川純奈　イラスト・水戸さゆこ