素敵な服を着た見ず知らずの人に「それどこで買ったんですか？」と聞くのはあり？なし？

街中で他の人が着ている服を見て「あの洋服、素敵だな。自分も欲しいな」と思うことってありませんか？　そのうちどこで買ったのかが気になり出して「いっそ教えて欲しい」と思うことも。でも実際にはなかなか聞くことなんてできないですよね。
『全く知らない人に「その服どこのお店のものですか？」と聞かれたら、嫌な気持ちになる？　ずっとこんなデザインのもの欲しいなと思っていた洋服を、30代くらいの人が着ていて。地下鉄を待っているときに声をかけたかったけれど、びっくりするだろうし、嫌だよなぁと思って諦めたの』
ママスタコミュニティに投稿してくれたママが、気になるデザインの洋服を着ている人を発見！　どこで買ったのか聞きたい気持ちがあったそうなのですが、相手からどう思われるかを考えてあと一歩踏み出すことができなかったそうです。見ず知らずの人から声をかけられて、しかもそれが着ている洋服のことだとしたら、聞かれた方もびっくりしてしまうかもしれませんよね。ママスタコミュニティにも、実際に知らない人から声をかけられた経験があるママがいました。

実は意外と少なくない！？知らない人から着ている服について質問されたママたち

『昔聞かれたことがある。びっくりして怖かった。答えたけれど、その後早足で逃げた』
『何回もある。長年アパレルで働いていたし、通勤に人が多い場所を使っていたから、聞きやすいのかなと思う。服や鞄、靴もあるかな。女性同士だから声をかけられても全然平気だし、むしろ好みが一緒なんだと思ったらちょっと嬉しい』
『旦那が知らない人に「そのジーンズどこで買ったんですか？」と聞かれていた。教えたら喜ばれたよ。旦那も気に入っているジーンズだったから、喜んでいた(笑)』
実際に声をかけられたママたちいわく、たいていはじめはびっくりしてしまうようですね。とはいえ「相手を間違えているのでは？」などと思いながらも、耳は傾けるようです。いぶかしながらも聞かれたら聞かれたでちょっと嬉しい気持ちにもなったという声もあります。「自分のセンスを認めてもらえた」「この洋服のよさをわかってくれるんだ」と承認欲求がくすぐられる感じなのかもしれませんね。

いやいや知らない人に聞かれたら怖いでしょう

『えー聞かれたら怖いな』
『聞かれたら確かに気持ち悪い。というか怖い』
『知らない人に急に聞かれたら、やっぱり気持ち悪いよね』
全く知らない人にいきなり着ている服について声をかけられて、驚かない人はいないのかもしれません。とくにそういった経験をしたことがないママたちからは、びっくりするだけではなく、恐怖心のようなものを抱いてしまうかも……という声が挙がりました。昨今他人とは一定の距離感を置いて付き合うことがふつうとされる風潮がありますから、引いてしまう人がいるとしても不思議はありません。筆者も自分だったらどう感じるだろうと考えてみたら、やはり最初はびっくりすると思いました。ただ聞かれたときにどう感じるのかは、声をかけてくる人の印象によって違ってきそうです。

聞かれてもあまり抵抗を感じないケース

『私なら相手が女性だったら気持ち悪いと思わないし、理由を教えてくれたら教える。逆にちょっと嬉しいかも』
『その人の雰囲気による。清潔感があり、言動も丁寧で、挙動不審感がないなら別に大丈夫』
相手がどんな感じの人であれば恐怖心を抱かないのかについて、教えてくれたママがいました。まずは同性である場合が挙げられるようです。「男性より女性にファッションやメイクを褒められるほうが嬉しい」なんて話を耳にすることがありますが、それに近い感覚かもしれません。女性が同じ女性から着ている服について聞かれるのは不信感に繋がりにくいという意見が届いていました。次に言葉遣いが丁寧で身なりがきちんとしているような人、つまり怪しい感じがしない人である場合。「本心から素敵な服だと思ってくれているんだな」と信用できそうな相手であれば構えずにいられるといった意見もありました。相手の雰囲気がとても重要になってくるようです。

危機管理能力が高い人ほど不信感を抱くよう

『何かの勧誘かと疑ってしまう』
『やたらフレンドリーなら勧誘かと思う』
とくに女性なら、知らない人から私的なことを質問されて「ストーカー？」「不審者？」と犯罪にまつわる不安がよぎってもおかしくありません。勧誘や詐欺などを疑うという意見もあながち間違いではないでしょう。実際言葉たくみに誘い高額な商品を買わせたり、投資させたりしようとする悪者がいないとも限りません。常にそういった危機感を持っている人は、当然ながら見ず知らずの人に声をかけられたら敬遠することでしょう。

声をかけなくても、SNSなどで似た服を探すのが賢明！？

見ず知らずの人に突然話しかけられても気にしない人もいれば、不信感を抱く人もいることがわかりました。中には「着ている服のことくらい」と前向きにとらえ、実際に質問に応じた経験のあるママも。とはいえ、やはり互いに相手がどんなタイプがわからない状況で、突如私的な質問を投げかけるというのはぐっと堪えておくのが何かと安心なのではないでしょうか。

もしも街中で素敵な服を見かけたら、たとえばSNSなどで「＃黒＃マキシワンピース＃リネン」などとキーワード検索してみるという方法もあります。それでブランドの最新アイテムが掲載されたファッションサイトに行きつけるかもしれませんし、ブランド名を添えて私服紹介をしているインフルエンサーがヒットするかもしれません。お目当てのものズバリとはいかないかもしれませんが、よく似たアイテムあるいはもっと自分に似合いそうなアイテムが見つかることもありそうです。まずは自らのリサーチ力を駆使してみてはいかがでしょう？

文・こもも　イラスト・森乃クコ　編集・blackcat