ご近所さんはみんな新築の家に住んでいて、車も2台持っている。どうしてそんなにお金持ちなんだろう?
2020.12.23 23:30
提供:ママスタ☆セレクト
エリアによって、住む人の生活スタイル、持っている物や住んでいる家などは異なるものです。ママたちが疑問を解決するママスタコミュニティのあるママが、ご近所さんの暮らしぶりをこんな風に見ています。
『地方に住んでるんだけれど、他の人は家は新築、車もミニバンと軽の2台持ち率が高い。頻繁に外食をしたり、テイクアウト。子どもの習い事は2種以上。長期休みのたびにテーマパークに行く。しかも地方だから交通費や宿泊費が結構かかるのに。どうしてそんなにお金があるの? 羨ましい……』
近くに住んでいる人たちを見ると、自分たち家族の暮らしとはずいぶん違い、お金持ちばかりのようだとコメントしています。いいなぁと羨ましく思う反面、そもそもどうしてそんなにお金があるのだと思う? と他のママたちに素朴な疑問を投げかけました。
なぜそんなにもお金があるのだろう?
単純に収入が多いのでは
『それだけ収入があるということ』
『フルタイムの共働きとか』
新築戸建て、頻繁な外食に旅行などどれもこれもお金がかかりそうですね。それだけの支払いができるということは、そもそも収入が多くなければ難しいのではないでしょうか? 例えば土地つき注文住宅の予定建設費は全国平均で4,257万円、建売住宅の購入価額が全国平均で3,494万円です。住宅ローンを組むとしても毎月の支払いがあるわけですから、当然ながらある程度の収入があることが前提になりますよね。
参考:「住宅金融支援機構2019年度フラット35利用者調査~所要資金(融資区分別・全国)」
親からの援助があるのかもしれないよ
『旦那の職場の同僚や先輩後輩を見ていても、どうしてそんなに余裕があるの? と思うことがあるわ。同じ給料なのに不思議でたまらなかった。結局親の援助がほとんどだったから、なんか安心したのをおぼえている。大きい買い物以外でも、週末親と買い物に行って全部買ってもらっている。だから食費も雑費もほぼかからないよ。電化製品も壊れたら親が買ってくれるんだって』
そう収入が多くなくても、夫婦どちらかの親、あるいは両家ともお金に余裕がある場合、援助してもらえる家庭もあります。特に夫婦に子どもがいれば、「孫のため」と出費をいとわないじいじ、ばあばもいることでしょう。
お金持ちだからできるのだろうか?
新築の家を建てること
『地方なら親からもらった土地があるとか、実家が裕福とかじゃない?』
筆者も地方に住んでいますが、ご近所さんの家の庭は広いことが多いです。それも、複数台の駐車スペースも十分確保できるような広さです。地方の場合には大都市と比べると土地の値段が安いことが多いでしょうから、家を建てやすいというのもあるかもしれません。例えば都庁がある東京・新宿区の地価は、1平方メートルあたり53万3,000円~、高い場所だと3,790万円します。でも筆者が住む栃木県の県庁所在地である宇都宮市内の地価なら、安ければ1万3,000円、高くても36万7000円。新宿区と宇都宮市の比較ではありますが、両者だけでもこれだけの差があることを考えれば、住んでいる都道府県や市区町村によって、家を新築できるかどうかが変わってきそうです。
参考:国土交通省 「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」
地方では家族分の車があることも珍しくない
『田舎だから車は1人1台。普通車と軽』
筆者も地方住まいですが、大都市のように電車やバスなど交通の便がいいわけではないので移動はほぼ車です。そのため、家族内で車を使う人数分の車を持っている家庭も少なくないのです。ちなみに筆者の家にも筆者と夫の分で2台あります。実家も両親の車2台、他に軽トラックも1台あります。地方に住んでいると、車の台数が多い=(イコール)お金持ちということでもなく、車がないと生活が極端に不便になる、必要に迫られてというケースも考えられるということです。
お金のかけどころは家庭ごとに違う。価値観の違いでは?
『本当にお金があるかどうかはわからないよ。使うところが人によって違うから。同じ会社でほぼ同じ給料なのに、派手な生活している家もあれば、慎ましく生活している家もある』
『何にお金をかけるか、価値観は人それぞれだからね。ママも他人から見ればお金持ちに思われていることもあるかもよ』
どこにお金をかけるかは人それぞれです。お金を出すことを惜しまない先を、明確に決めている家庭もあるのではないでしょうか。例えば普段は慎ましい生活を心がけていても、子どもの教育にはお金をかける家庭もあります。でもそうではない家庭からは、その様子が「お金があるのね」と見えるかもしれません。
筆者の両親がまさにこの教育にはお金をかけるタイプでした。子どもの頃、「うちは貧乏なのではないだろうか」と心配になったほど、ふだんの暮らしは質素でした。でも筆者たちきょうだい全員、お金が理由で勉強や進学に制限がかかったことはありませんでした。今思えば、お金のかけどころを決めていたのでしょう。
ママの周りにいる「お金持ち」の人たちも、旅行にはお金を使おう、子どもの習い事は妥協しないなど考えがあってのことではないでしょうか。価値観は人それぞれですから、そのお金の使い方が贅沢に見えてしまうこともあります。隣の芝生は青いもの、もしかしたらママも他の人からは「お金持ちなのね」なんて思われているかもしれませんよ。
文・川崎さちえ 編集・blackcat
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