SHINee、日本デビュー10周年のサプライズ動画に大粒の涙 約3年ぶりのファンミ開催でキー「色んな事を思い出して…」＜レポ／セットリスト＞

SHINee、日本デビュー10周年記念にファンミーティング配信

SHINeeは、2008年5月に韓国でデビュー。唯一無二の存在感と圧倒的なパフォーマンスで瞬く間に人気を獲得し、高い歌唱力と見る者を圧倒させるダンスパフォーマンス、ファッションセンスが話題を呼び、アジアのみならずヨーロッパや世界中に活躍の場を広げている。

約3年ぶりとなる今回の日本のファンミーティングでは、SHINeeが招待する1日限りの特別なレストラン“～Bistro de SHINee～”をテーマにしており、日本では3年振りの新曲となる「SUPERSTAR」も初披露された。また、テミンは5月末に入隊することを発表しており、今回のファンミーティングはテミンの入隊前ラストの日本に向けたイベントとなった。

SHINee、3年ぶりのファンミを配信

レストランのような豪華なセットに、スーツ姿で登場したSHINee。彼らの息の合った「こんばんは、輝くSHINeeです」というお馴染みの挨拶の後には「Bistro de SHINeeにようこそ」のオンユの言葉に合わせメンバーそれぞれが一言ずつ自己紹介をした。

SHINeeは、2月に発表された7枚目のアルバムの収録曲9曲に、タイトル曲「Atlantis（アトランティス）」など新曲3曲を加えた全12曲の韓国リパッケージアルバム「Atlantis」を4月に発売。キーが同曲の発音にこだわりがあるという話になった際には、テミンが「アトランティスではなく、アトランティthです！」とキーのこだわりを自慢げに説明する一幕もあった。

また冒頭でMCに近況を聞かれたメンバーたち。オンユは「最近は、ミュージカルと、バラエティ番組を準備していますね」とコメント。ミュージカルが日本でもオンライン配信されている事について触れられると「え！？いつ？」とおどけた様子で応えてメンバーたちを笑わせた。

「そろそろソロのアルバムの…そろそろソロってわざとじゃないですよ（笑）」と笑いながら照れたキーは、「ソロアルバムの準備をしないといけないので今は、音楽をいっぱいあげています」と説明。先日、SNSでキーの“ネギを育てている写真”が意図せずニュースで掲載された事について触れられると、メンバーもその“珍事件”を思い出し笑顔に。

ミンホは、「最近僕は『ユミの細胞』というドラマを撮影しています」と説明。どんな役か問われるとキーが「細胞です、細胞の役です（笑）」と冗談を言い仲良く絡む姿も見せた。

「最近は新しいアルバムも発売したりしましたし、髪の毛を伸ばしたり…（笑）」と話しだしたテミンは、「去年から忙しく過ごすことが出来ました。僕の新しいスタイルを見せたくて、用意をしたんですが、準備期間が短くて…でもとても満足のいく内容となりました」と笑顔で語った。

今年は、日本デビューから10周年となる記念の年。10年を振り返りそれぞれが「早かった」と語り、テミンが「10周年なのに皆さん会えなくて寂しいと思いますが、20周年には必ず会いましょう（笑）！」とさらに10年後に向けての意気込みも見せて和やかな雰囲気となった。

SHINee、“ビストロ”がテーマのゲームに挑戦

続くゲームコーナーでは、SHINeeがミッションに挑戦。各ゲームに課されたミッションをこなしていくとメンバーたちは星を獲得でき、その星の数によりファンへの特別プレゼントが用意される。

最初のほうきを使った掃除ゲームでは、キー＆テミン、ミンホ＆オンユのコンビに分かれ目隠しをして、散らばったゴミを、ほうきでちりとりに入れていくゲームを開始。ペアの1人は目隠しをし、もう1人はその姿を見ながらゴミの場所を口頭で説明するゲームにおいては、たくさんのゴミを拾い星3つを獲得した。

掃除ゲーム後に「ふだん掃除をしないから楽しかった」とつぶやいたテミンに、すかさずメンバーたちが「掃除しないの！？」と突っ込むと「掃除は毎日しますよ？（にっこり）」とごまかしながら愛嬌を見せる場面も。

続くテーブルセッティングゲームでは、記憶力勝負を。15秒間で覚えたテーブルの写真を再現しその再現度を競うゲームではメンバー1人ずつが交代でテーブルをセッティングし11個正解すると、ここでも星3つをゲットした。

オンユ、テーブルクロス引きは1発で成功

3つ目のゲームでは、「ビストロではオーダーは正確に」として、以心伝心ゲームをスタート。メンバー3人が制限時間内に粘土でお題の作品を協力して1つ作り、最後のメンバーに伝達。最終的に何を作っていたかをメンバーが当てるという芸術性が問われるゲームに挑戦した。SHINeeは「バイク」「ティーポット」「ペンギン」などのお題を見事に完成させ、ここでも星3つを獲得。

続く「力を合わせて食材をゲット」として、食材をスプーンやフォークなどで運ぶゲームでは終始、ゲームに使うアイテムで“モノボケ”を披露し、楽しそうにはしゃぐメンバーたちを見ることが出来た。そして、運搬ゲームでも星3つを獲得。

5つ目となる最後のゲームは、「後片付けもしっかりと」として、テーブルクロス引きに挑戦した。時間が早いほど星の数が多く獲得できるこのゲームでは、オンユが15秒で成功させ、見事星3つを獲得することが出来た。5つのミッションで15個の星を獲得したSHINeeは、“100個のプレゼント”を日本のファンへ送れる事に。抽選で100人に“サイン入りポストカード”がプレゼントされることがその場で発表された。

ゲームが終わったSHINeeは「楽しかった～」とメンバーがそれぞれに口に。彼らの仲の良さが分かる内容となった。

SHINee、日本デビュー10周年のサプライズ動画に涙

最後には、除隊後初のカムバックで今年2月に発売した「Don’t Call Me」をはじめ「Atlantis」「Diamond Sky」の3曲を披露。

「Diamond Sky」の歌唱後には、デビュー当時から現在の10年間の映像を集めたサプライズビデオが登場。サプライズビデオには、初めて東京ドーム公演が決まった時の映像や、ジョンヒョン・キー・ミンホ・オンユ・テミンがキラキラとステージで輝いている映像が数多く流れた。

ファンミーティング中は、終始仲良さげにふざけながらも明るくイベントを楽しんでいた彼らだったが、サプライズビデオの登場で一気に真剣な、そして感極まった表情に。サプライズビデオを見終わると、全員が10年間の思い出がよみがえった様な、胸がいっぱいな表情を浮かべ、目に涙を浮かべるメンバーたちの姿が垣間見れた。

「なんですかいきなり～、…10周年って時間が早いですね」と口火を切ったキーの顔には大粒の涙が。突然のサプライズに驚きつつもミンホが、「この感動と感謝の気持ちに応えたいですね、オンユさん」と話すと、オンユも「…それで準備した曲が『SEASONS』という曲です」と口数少なめに曲説明を。

キーが、「この曲は、今の僕たちの思いを伝えたいと思って作りました」と紹介し、日本オリジナルミニアルバムの楽曲「SEASONS」と「SUPERSTAR」を初披露した。

3年ぶりの日本ミニアルバムから、新曲初披露

歌唱後のミンホは、「10周年の動画に感動しました。みなさんにとても感謝しています」と改めてコメント。キーも「今までの映像を見たら色んな事を思い出して涙が出てきてしまったのですが…」と振り返り「今後も個人やグループの活動も頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いします」と改めてファンにメッセージを送った。

7月に発売される「SUPERSTAR」の歌詞には「君次第で全て変わる」「自分なりの幸せを追いかけよう」という、「“他人と比べる人生”より“自分を信じる人生”を生きていこう」という、SHINeeからファン一人一人に対して、強く大きな「信頼と激励」のメッセージが込められており、ミニマルで中毒性のある応援ソングとなっている。

配信中にも視聴者からのたくさんの感動と歓喜、そして10周年の祝福コメントが並ぶ中、約3年ぶりとなるSHINeeのファンミーティングは大盛況で幕を閉じた。（modelpress編集部）

セットリスト

M1.「Don’t Call Me」
M2.「Atlantis」
M3.「Diamond Sky」
M4.「SEASONS」
M5.「SUPERSTAR」