BTS(防弾少年団)国連スピーチ全文「肌の色やジェンダーに関係なく、自分を語って」

韓国のボーイズグループ・BTS(防弾少年団)が、米ニューヨークの国連本部にて24日(現地時間)、すべての若者に質の高い教育、技能研修、雇用を与えるための新たなパートナーシップ「Generation Unlimited(無限の可能性を秘めた世代)」の発足イベントに出席。世界の若者に向けスピーチを行った。

目次

  1. 1. BTS、国連本部で「Generation Unlimited」発足イベントに参加
  2. 2. RM、世界の若者へメッセージ「自分自身について話して」
  3. 3. RMスピーチ全文

BTS、国連本部で「Generation Unlimited」発足イベントに参加

昨年よりユニセフ(国連児童基金)のグローバル・サポーターとして『LOVE MYSELF (私自身を愛そう) 』キャンペーンを展開しているBTS。今回彼らが発足イベントに参加した「Generation Unlimited」は、国連事務総長による「Youth 2030 Strategy(若者のための2030戦略)」の一環で、2030年までにすべての若者に質の高い教育や雇用機会を与えるべく、若者を対象としたプログラムを補足し強化するもの。


BTSは国連事務総長アントニオ・グテーレス氏らがスピーチを行った後、全員がスーツに身を包んで登壇。リーダーのRMが、約6分間に渡り英語でスピーチを行った。韓国の音楽グループが国連でスピーチをするのは史上初だという。

RM、世界の若者へメッセージ「自分自身について話して」


「僕の名前は『キム・ナムジュン』です。BTSのリーダーの『RM』でもあります」と切り出したRMは、「本当の愛は自分を愛することから始まる」という信念のもと、ユニセフと共に『LOVE MYSELF』キャンペーンを続けていることを説明。

続けて「自分自身について話すことから始めたいと思います」と生い立ちやBTSとして成功するまでの苦悩などを告白し「BTSは大きなスタジアムで公演し、数百万枚のアルバムを売り上げていますが、僕自身は変わらず24歳の平凡な青年です」と語った。

ファンとともに『LOVE MYSELF(自分自身を愛すること)』を実践出来るようになってきたと明かした彼は、「皆でもう一歩ステップを上がりましょう」と呼びかけ「皆さんの名前は何ですか?皆さんの心を動かしているものはなんですか?皆さんの声と信念を聞きたいです。あなたが誰なのか、肌の色、ジェンダーのアイデンティティは関係なく、自分自身について話してください」と強いメッセージを送った。

最後には「僕も他の人々と同じように、人生で沢山の失敗をして来ました。僕には沢山の欠点があって、沢山の恐れもあります。でも僕は出来るだけ強く、自分自身を抱きしめようと思います」と語り、「What is your name? Speak yourself.(あなたの名前は何ですか?自分自身について話してください)」という言葉で締めくくった。(modelpress編集部)



RMスピーチ全文

僕の名前は「キム・ナムジュン」です。BTSというグループのリーダーの「RM」でもあります。今日の若い世代のために非常に意味のある場に招待いただき、とても光栄です。

昨年11月、BTSは「本当の愛は自分を愛することから始まる」という僕らの信念を築きながら、ユニセフの「ENDviolence」プログラムと協力し、世界中の子供たちと若者たちを暴力から守るため「LOVE MYSELF」キャンペーンを始動させました。そして僕らのファンたちが、彼らの行動や熱意によって、このキャンペーンの大部分となってくれています。僕たちは本当に世界一のファンを持っています。

自分自身について話すことから始めたいと思います。僕は韓国の、ソウルの近くのイルサンという街で生まれました。そこは湖や丘があり、毎年フラワーフェスティバルも開かれるとても美しい所です。僕はそこでとても日幸せな子供時代を過ごし、そしてただ平凡な男の子でした。夜空を見上げて思いを巡らせたり、少年らしい夢を見たりしていました。僕は世界を救えるスーパーヒーローだ、と想像していました。

僕らの初期のアルバムのイントロの中に「9歳か10歳の時、僕の心臓は止まった」という歌詞があります。振り返ると、その頃から他人が自分のことをどう思っているのかを気にし始め、人々の視線を通して自分自身を見るようになったように思います。夜空や星を見上げることをやめ、空想にふけるのをやめました。代わりに他人が作った型の中に、自分自身を押し込めようとしました。僕は自分の口を閉ざし、他人の声を聞くようになりました。誰も、そして僕自身も、僕の名前を呼びませんでした。僕の心臓は止まり、目は閉ざされました。こうやって僕は、僕たちは皆、名前を無くし、幽霊のようになりました。

でも僕はひとつの聖域を持っていました。それが音楽でした。僕の中で「起きろ、自分自身の声を聞け」と小さな声が聞こえたのです。しかし音楽が僕の本当の名前を呼んでいるのが聞こえるまでに、長い時間がかかりました。BTSに加入する決断をした後でさえ、そこには沢山の障害物がありました。信じられない方もいるかも知れませんが、ほとんどの人たちが僕らには見込みがないと思っていました。ときどきやめたくなることもありました。でも諦めなくて本当に幸運だったと思います。僕、僕らはこのようにつまずいて、転び続けるのでしょう。

今、BTSは大きなスタジアムで公演し、数百万枚のアルバムを売り上げていますが、僕自身は変わらず24歳の平凡な青年です。もし僕が何かを成し遂げたのだとしたら、それはBTSのメンバーがそばにいてくれたからです。そして世界中のARMYたちの愛とサポートのおかげです。

僕は昨日、ミスをしたかもしれません。しかし、昨日の僕はやはり僕です。今日の僕は、これまでの全ての欠点と失敗と共にあります。明日の僕は、もしかすると少しだけ賢くなるかもしれません。そしてそれも僕なのです。これらの欠点や失敗は、僕自身であり、僕の人生の星座を形作る、最も輝く星たちです。

僕は今の自分、過去の自分、これからなりたい自分を愛するようになりました。

最後に一つだけ言いたいことがあります、「LOVE YOURSELF」シリーズのアルバムをリリースし、「LOVE MYSELF」キャンペーンを開始してから、僕らは世界中のファンから印象深いストーリーを聞くようになりました。彼らが人生の苦難を乗り越えるため、そして自分自身を愛し始めるため、僕らのメッセージがどれだけ助けになったのか。それらのストーリーは常に僕らに責任を思い起こさせます。

だから、皆でもう一歩ステップを上がりましょう。僕らは自分自身を愛することを学んだ。だから今皆さんに、自分自身を語って欲しい、と強く望みます。皆さん全員に聞きたいのです。皆さんの名前は何ですか?皆さんの胸を高鳴らせ、心を動かしているものは何ですか?皆さんのストーリーを聞かせてください。皆さんの声と信念を聞きたいです。あなたが誰なのか、肌の色、ジェンダーのアイデンティティは関係なく、自分自身について話してください。自分自身を語ることで、自分の名前、そして自分の声を見つけてください。

僕はキム・ナムジュン、そしてBTSのRMです。韓国の小さな街で生まれたアイドルであり、アーティストです。僕も他の人々と同じように、人生で沢山の失敗をして来ました。僕には沢山の欠点があって、沢山の恐れもあります。でも僕は出来るだけ強く、自分自身を抱きしめようと思います。そして僕は段々と、少しずつ自分自身を愛し始めています。

あなたの名前は何ですか?自分自身を語ってください。

BTS (左から)V、SUGA、JIN、JUNG KOOK、RM、JIMIN、J-HOPE/photo by Getty Images
BTS (左から)V、SUGA、JIN、JUNG KOOK、RM、JIMIN、J-HOPE/photo by Getty Images


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