4人体制のKARAが向き合う“原点” 新メンバー・ヨンジ加入の影響と変化を語る

2010年8月“ヒップダンス”の「ミスター」で日本デビューを果たし、キャッチーな楽曲とダンスで人気を得てきたKARA。「GO GO サマー！」（2011年6月）、「サンキュー サマーラブ」（2013年7月）といった、思わず踊りだしたくなるような元気いっぱいの夏曲で“KARA＝夏”のイメージを印象づける中、今回のシングル3曲でも「夏×太陽×恋」という直球のテーマで女の子の気持ちを表現。ハラ（24）は「デビュー曲の『ミスター』は元気いっぱいで、すごく盛り上がる感じでしたよね。今回もKARAらしい、元気な3曲が入っています」、ギュリ（26）からも「可愛らしい感じというよりも、夏に似合う、元気で明るい感じ」とブレない“KARAらしさ”が語られる。

KARA4人の関係性

ギュリ、スンヨン（26）、ハラの3人はインタビューも流暢な日本語で受け答えできるが、昨年8月に加入したばかりのヨンジは目下勉強中。長い練習生期間を経て、KARAのメンバーとなったヨンジに、今の心境を聞くと「活動はとっても楽しいです」と可愛らしい笑顔を浮かべつつも「もっと経験を積まなければいけないですね。お姉さん達にすごくたくさん教えてもらっています」と頼もしい姉3人の大きな支えを明かす。

一方で、3人がヨンジから受けた影響も大きい。「誰かがいつも常に私を見ているんだ、という思いがあります」と語るのはスンヨン。「チームの中で常にヨンジに見られているということは、辛い時も楽しく頑張っている姿を見せなければいけないと思うんです。それによってまた違う考えを持つと思うので、こちらも正しく生活をしなければいけないなと思うようになりました」と人生の先輩として身を引き締める。

「私はちょうどお姉さん2人とヨンジの中間にいるような立場なんです」というハラは「私もお姉さん達以上にヨンジの面倒を見なければいけないし、中間の役割をしようと努力をしているところなんです。ヨンジにお手本を見せたり、『こういう時はこうするべきだ』と教えてあげるようにして、自分も気をつけるようになりました」と後輩の世話をすることで、自らの成長を実感している様子。ギュリも「私が体力的にきつくても、ヨンジは元気じゃないですか？だからできるだけつらくないふりをしたりします（笑）。体力をもっともっとつけて、頑張って踏ん張らなきゃ」と冗談を交えつつ「私がデビューをした時に感じたことを、今ヨンジが感じている。それを見てフレッシュな気持ちになったんです」と話す。

また、スンヨンから「ヨンジは自分が放送や撮影で経験したことを、私達お姉ちゃん達に全部見せたいみたいなんです。例えば、自分が撮影した時の写真を20枚以上、私達にメールで送ってきたりして（笑）」とエピソードを暴露され、「全部同じような写真を送っちゃうんです（笑）」と思わず照れ笑いのヨンジ。「私はいつもお姉さんたちが面倒を見てくれるのがすごく嬉しいんです。私がミスをしても、それを知りながら見守ってくれているのがわかる。だから、もっともっと頑張らないといけないんです。お姉さん達に告白します。愛しています～！」ととびきりの愛嬌で日頃の感謝を伝えると、「ありがとう」（ハラ）、「可愛いね～」（スンヨン）とその場にいる全員から笑みがこぼれた。

夢を叶える秘訣「確実に判断して」

4人体制のKARAとして立てた目標について、ハラは「健康的な活動を続けることです。誰も怪我をせずに、いつもハッピーウイルスを放っていたいです」、スンヨンは「4人で自然に生活する姿を、番組などを通じて皆さんにもっと見せたいです。運動に行ったり、食事をしたり、映画館に行ったり…そういう自然な姿を見てほしい」。そんな4人に“夢を叶える秘訣”を聞くと、スンヨンが「少し現実的に…」と前置きした上で「自分にきつくなる必要があると思います。自分に合わない道をずっと歩いているのなら、他のエリアに才能があるかもしれない。それを確実に判断して、道を選ぶのがいいと思います」。続いてヨンジも「本当に夢を叶えたいと思ったら、最後まで諦めないことですね。失敗しても、また努力をしてどんどん挑戦していけば必ず叶うと思うので、皆さんファイト！頑張ってください」と力強くエールを送ると、スンヨンは「かなり最近、夢を叶えたばかりだもんね？」と日々成長を遂げる妹に目を細めていた。

来月17日には5枚目となるニューアルバム「Girl’s Story」の発売が決定。日本デビュー5周年、“ちょっと大人になった”KARAのポップでキュートな魅力がはじける。（modelpress編集部）