FTISLAND、ツアー完走で観客1万2000人沸かす<ライブレポ・セットリスト>/イ・ホンギ(C)FNC MUSIC JAPAN INC.【モデルプレス】

FTISLAND、ツアー完走で観客1万2000人沸かす ファイナル公演ならではのサプライズも<ライブレポ・セットリスト>

2014.11.25 19:42

韓国出身のバンド・FTISLANDがツアーを完走した。

24日、横浜アリーナでホールツアー「FTISLAND AUTUMN TOUR 2014」のファイナルを迎えたFTISLAND。今回のツアーは、10月15日リリースされた14thシングル「To The Light」を引っ提げての公演となり、10月16日のTokyo Dome Cityを皮切りに、札幌、大阪、名古屋でライブツアーを行った。

客電が落ちると一気に黄色のペンライトが光りだし、メンバーの登場とともに悲鳴にも似た歓声が沸き起こる。この日の会場には、超満員の1万2000人が来場。ホールツアーを終え、約3年ぶりの横浜アリーナでファイナル公演を迎えた彼らは、今ツアーの中でももっとも大きな会場での公演ということもあり、気合もひときわだった。

創りこまれた世界観で会場を魅了

今回のコンセプトは“四季”。オープニングは“春”をテーマに『Beloved』で少し重めの春を表現。そのまま『Memory』や、横浜公演のみの披露となった『Black Chocolate』を立て続けに披露。

チェ・ミンファン(C)FNC MUSIC JAPAN INC.
チェ・ミンファン(C)FNC MUSIC JAPAN INC.
ソン・スンヒョン(C)FNC MUSIC JAPAN INC.
ソン・スンヒョン(C)FNC MUSIC JAPAN INC.
これまでのFTISLANDとは違った雰囲気でスタートした今回のツアーだが、ホンギの「Oh right 横浜!みんな叫べー!」という掛け声とともに『BE FREE』のイントロが流れ始め、“夏”のステージがスタートすると、観客のボルテージは一気に急上昇。『Time To』から『To The Light』のカップリング曲『Tornado』を熱唱、左右に伸びたサイドステージ端まで縦横無尽にステージを走り回りながら、“これがFTISLAND”だといわんばかりのパワフルな演奏を見せつける。

熱唱後、上がる息を抑えながら会場を見渡し、「横浜アリーナのステージは3年ぶりなんですけど、ずっと変わらずに応援してくれてありがとうございます。今回のテーマは“To The Light”で、光に向かうという意味を持たせたんですが、その光を“季節”で表現したんです。なので今回のツアーのセットリストは“季節”に合わせて作りました」とホンギがコメント。

春と夏を少し重い曲でスタートさせたセットリストについて、ジェジンが「僕らにとっての1年を表現したかった」と、真剣な面持ちでコメントするも、メンバーたちの流暢な日本語のジョークで、会場を盛り上げた。

イ・ジェジン(C)FNC MUSIC JAPAN INC.
イ・ジェジン(C)FNC MUSIC JAPAN INC.
チェ・ジョンフン(C)FNC MUSIC JAPAN INC.
チェ・ジョンフン(C)FNC MUSIC JAPAN INC.
続く秋のステージでは『アリガト』や、ジョンフンのピアノ弾き語りからスタートする『いつか』などのバラード曲を哀愁たっぷりに歌いあげ、韓国語曲の『狂おしいほど』では、ファンにマイクを向けると、韓国語楽曲であるにも関わらず、完璧なまでの掛け合いと大合唱が沸き起こり、そこに満足げな笑顔を浮かべたホンギ。「ここまでで秋が終わってしまったのですが…。さっき“To The Light”の意味を説明したんですが、もうひとつの意味があって。太陽の意味もあるんですが、いつも太陽は変わらずに僕らを照らしてくれてますよね。そんなふうに僕たちFTISLANDも変わらずにずっとここにいたいって。だから会場の照明もずっとかわらずに同じ場所にあるんです」と真剣な表情でコメント。

しかし、ここでそのまま冬へと移り変わってしまってはFTISLANDらしくない。予想がつかないところもまた、彼らの魅力の一つである。「このまま冬に行っちゃうと、飽きちゃうでしょ?だからみんなが好きな夏にもう一回戻ろう!」という掛け声とともに再び“夏”を迎え、『Precious one』や『Let it go!』『未体験Future』で再び会場を熱くする。

来年の活動に向けて抱負を語る

またツアーファイナルだったこともあってか、普段は口数の少ないドラムのミンファンが立ち上がり、「今年もあと1ヶ月で終わるんですが、来年思ったことをやれるように準備してください。応援しています!」と笑顔を見せる。

「最近、僕たちにすごくいいことが起こってきて…。ジョンフンもドラマを撮影したり、スンヒョンも映画を撮影したり…。個人的な仕事だけど、FTISLANDの活動の力になるようなことが起こっているからとても幸せなんです。もちろん音楽活動もずっとやっていて、メンバーが作ったり、いい曲ももらったりして。これまでとは違ったFTISLANDを見せることができるかもしれません!来年は韓国のアルバムもあるし。今日はファイナル公演だから、いろいろ話しちゃいました…(笑)。来年はいろいろあると思います!だから楽しみにしてください!」と、来年に向けての抱負を語ったホンギ。

FTILAND(C)FNC MUSIC JAPAN INC.
FTILAND(C)FNC MUSIC JAPAN INC.
最新曲の『To The Light』では、楽曲の盛り上がりに合わせて照明が客席を照らし出すのだが、実はこの演出はツアー初日にホンギが提案したもの。客席にまっすぐ差し込む一筋の光は、FTISLANDにとっての光がファンであることを示したかったのだろう。今ツアーの最大のメイン楽曲を熱唱し、ラストの部分に流れる静かな秒針の音が、一幕の終わりを告げる。

一足早い“先クリスマス”をプレゼント

アンコールでは『FREEDOM』のイントロが流れ始めると、ホンギの「もう一回盛り上がろうぜ!」という掛け声で、会場は熱狂の渦に。「今日も一緒に歌ったり、踊ったりしてくれてありがとうございます。今年のワンマンライブはこれで終わりだけど、まだKINGDOMで会えるね。KINGDOMで一緒にクリスマスを過ごしたいです!コラボもあるしね」。

さらに、ファイナル公演ならではのサプライズも飛び出した。メンバーのSNSでもリクエストの多かったという『Distance』を横浜でワンコーラスだけ披露。予想だにしなかった客席からはこの日一番の歓声が響き渡った。

FTILAND(C)FNC MUSIC JAPAN INC.
FTILAND(C)FNC MUSIC JAPAN INC.
ラストは冬をテーマとした『YUKI』や『Winter’s Night』を披露し、ファンに少し早い“先クリスマス”をプレゼント。「みんなが変わらずにここにいてくれるから、本当に幸せです。みんな今回のツアー、お疲れ様でした!」と、ホンギが締めのコメントを述べ、「FTISLAND AUTUMN TOUR 2014」は大盛況のうちに幕を閉じた。(modelpress編集部)

■「FTISLAND AUTUMN TOUR 2014」セットリスト
01.Beloved
02.Memory
03.Black Chocolate
04.I want
05.BE FREE
06.Time To
07.Tornado
08.アリガト
09.Oh My Way
10.Fish
11.いつか
12.狂おしいほど
13.Precious one
14.Let it go!
15.Shinin’on
16.未体験Future
17.COMPASS
18.Venus
19.To The Light
アンコール
01.FREEDOM
02.Distance
03.YUKI
04.Winter’s Night
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