EXOメンバー、衝撃の脱退

EXOは、韓国で活動するEXO-Kと中国で活動するEXO-Mに分かれ、両国で同時に活動している、男性ダンスボーカルユニット。

昨年は韓国での各ミュージックアワードを受賞し、中でも第23回ソウル歌謡大賞においては、大賞、デジタル音源賞、本賞の3冠を達成。1stフルアルバム『XOXO(Kiss&Hug)』はミリオンセラーとなり、韓国の音楽業界で100万枚を突破したのは12年ぶりという快挙を成し遂げた。さらに、アメリカの音楽誌ビルボードが選んだ“2014年注目すべきアーティスト14”にもアジアで唯一選出。まさに世界規模で注目を浴びている、次世代のスーパーグループである。

日本での人気も絶大で、メジャーデビューこそ果たしていないものの、今年4月にさいたまスーパーアリーナで行われた初の単独来日公演「EXO Greeting Party in Japan “Hello!”」は、3日間・計5公演で約10万人を動員。また、11月から12月にかけ、ワールドツアーの一環として、福岡・大阪・東京の3大都市でのアリーナツアー計9公演を開催する予定となっており、その日を心待ちにしていたファンも多い。

そこに飛び込んできたのが、EXO-Mに所属するメンバー・ルハンが、所属事務所であるSMエンターテインメントを相手に専属契約効力の不存在確認訴訟を申し立てた、というニュースだ。EXOは、今年5月に同じくEXO-Mに所属していたメンバー・クリスが所属事務所を相手どって専属契約無効訴訟を起こし、以来グループを離れている。

現在韓国でもっとも勢いのあるグループに降って沸いた騒動に、世界のファンはどのような反応を示しているのだろうか。

【日本の反応】
本日朝、ルハンの訴訟のニュースが報じられると、SNSでファンは一斉に反応。HOTワードにも関連ワードが多数上がった。EXO-Mの中でも中心メンバーで人気の高かったルハンの脱退騒動に「ほんとになんなのどういうこと。いみわかんない。ルハン脱退なんて信じない」「まだ脱退って決まったわけじゃないよね、ルハン（ ; ; ）」など、現実として受け止めきれないファンの悲しみと驚きの声で溢れた。

その一方、ルハンは最近体調不良を理由にスケジュールのキャンセルが続いていたこと、また同グループのクリスの例から、一部のファンの間では脱退に関する噂が一ヶ月ほど前から囁かれていたのも事実。書き込みの中には「ルハンやっぱりね…ついに脱退…覚悟はしてたよ…」というものも見られた。

また、今年に入って、同事務所に所属する、EXO・クリス、f(x)・ソルリ、少女時代・ジェシカが、それぞれ理由は異なるがグループを離脱していることから「ファミリーは好きだけど、事務所のやり方には納得いかない」と言った、所属事務所に対する不満の声も上がっていた。

【海外の反応】
ルハンのSNSのアカウントには、世界各国からと思われる、様々な言語での書き込みが殺到。その多くが「あなたが戻ってくるのを待っています」「ルハンがいないEXOはEXOじゃない」など、脱退騒動を悲しむ声だ。また「私はいつまでもあなたを応援します」や「愛しています…幸運を祈ります」と言った、彼の選択を尊重し、応援するという投稿も同じくらいの割合で見られる。

また、ルハンは中国人ということもあり、中華圏で特に絶大な人気を誇っている。今後、ルハンは中国を中心に活動していくのではないかという予測と、本人がSNSにて中国語で「ただいま」と書き込みをしたことから、中国のファンからは「お帰りなさい、ルハン」という声、また「さようならLuHan(ルハン)、こんにちは鹿晗(ルハンの本名)」と言ったように、中国での活動を喜ぶ声も見られた。