福本大晴、ソロ活動で感じる不安・セルフプロデュースで大事にしている思い「僕のファンの人は優しくて」【STARRZ TOKYO 2025】
2025.09.24 19:00
views
福本大晴が23日、東京・日本工学院アリーナで開催された音楽&ファッションイベント「STARRZ TOKYO 2025」に出演。舞台裏でモデルプレスのインタビューに応じた。<後編>
福本大晴「STARRZ TOKYO 2025」舞台裏でインタビュー
福本はボーカロイド調の新曲「OTOGI」を初披露。そのほか「恋の上昇気流」「EVERYBIRTHDAY」「EVE」などを披露し、多彩な魅力で会場を圧倒した。インタビュー前編では、マイブームや夢を叶える秘訣を語ってもらった。福本大晴、新曲「OTOGI」でボカロ調に初挑戦
― 「STARRZ TOKYO 2025」にはさまざまなアーティストが出演されていますが、ステージ裏で交流された方はいますか?福本:舞台で共演していたUNiFYのりっきー(富園力也)とケータリングで一緒になったので、喋りました。
― 「STARRZ TOKYO 2025」では新曲「OTOGI」を初披露しますが、今回の楽曲でこだわった点や新たに挑戦された点はありますか?
福本:サブスクで音楽を聴く時代になったので、耳触りを意識しました。何回聴いてもなんか聴いちゃうな、みたいな中毒性のある楽曲しようと思い、ボカロいいんじゃない?と挑戦してみました。全部のパートが1回しか来ないなど、飽きが来ない楽曲になっています。
― アイディアはどこから生まれるのですか?
福本:「どういう曲にしよう」と考えているときに、今までにバラードやロック調の楽曲、アイドル全開な曲などをやっていたので、今度はボカロをやってみたいなっていう、空気感で決めました。
― 普段からいろいろな音楽を聴いて、勉強されているのですか?
福本:よく聴くのは藤井 風さんとVaundyさんですね。あとはWurtSさんも聴いています。ボカロも聴きますし、VTuberさんの歌など、結構いろいろ聴きます。
― そういうところから参考にしている部分も?
福本:できるだけ参考にはしないようにっていう意識はあるんですけど、どこかには入っていると思いますね。
― 今回の楽曲に込めた思いを教えてください。
福本:正直に言うと、この曲は珍しく、あまり込もっていないんですよ(笑)。意味が深そうな楽曲ですが、意味があるところもあれば、耳触りや中毒性、音のハマりで選んでいるところもあるので、結構遊びながらリラックスして作った感じです。
福本大晴、セルフプロデュースで意識していること
― これまで“セルフプロデュースアイドル”として、ライブを自ら演出したり、作詞、楽曲制作に挑戦したりしてきたと思いますが、そのほか今後挑戦してみたいことがあれば教えてください。福本:曲でヒットさせたいという思いはとてもあります。アイドルソングはもう結構作ったので、ピアノとベースとギターが弾けるので、楽器を使ってやるのか、僕がメインボーカルをやるのかは分かりませんが、バンドスタイルもやっていきたいです。あとは、僕の曲はダンスミュージックが少ないので、そっちも挑戦したいです。
― ファンの間では福本さんのセルフプロデュース力の高さや、ファン心理を汲み取る能力が高いと話題を呼んでいますが、福本さんがライブの演出や楽曲制作をする上で意識していること、こだわっている部分はありますか?
福本:初めて来た人でも楽しめるようにっていうのはすごく考えています。ファンの人が呼んできてくれたり、僕の何かを見て来てくれた人が楽しめるライブ作りは心がけていますね。あとは、ありがちですが奥の席の人も楽しめる、全員で1つになれる空間を意識しています。みんなで1つになるのもライブやし、僕の思いをぶつけるのもライブなので、これのバランスですかね。僕がずっと訴えていても付いてこないし、かと言ってみんなとずっと一緒にわちゃわちゃしていても曲を作っている意味がないので、そこのバランスが大事だと思います。
― そういったファンの方の気持ちはどのように自分の中に取り込んでいるのですか?
福本:ファンの人の気持ちをちゃんと分かっているかは分からないですけど(笑)、僕のファンの人は優しくて、すごく分かりやすく反応してくれるので、それを信じてやっています。みんなが楽しんでくれて、幸せになってくれたらいいなと思ってやっている感じです。
― ライブや楽曲をご自身で作られていますが、どこから発想を得ているのでしょうか?
福本:なにかに触れているときですかね。外に出て新しい発見をしたり、いろいろな人の音楽を聴いたりしているときに「あ!」みたいな。逆に真逆のことを思いついたこともあるし、出会いは突然ですね。でも、今は海外に行きたいと思っています。旅行でもいいので一度行って、向こうの雰囲気をインプットしたいです。海外で得たものを自分流に咀嚼して取り入れていきたいです。
福本大晴、ソロ活動で感じた不安
― 2024年6月20日にソロ活動をスタートさせてから1年3ヶ月ほど経ちましたが、新しい環境に挑戦していく中で不安や挫折を感じたことはありましたか?福本:めっちゃありますね(笑)。曲の方向性を決めるのも、「ボカロやったけど合ってたんかな?」「バラードしたけどよかったんかな?」とかずっと考えています。前にライブをZeppでやったのですが、ライブ中はハイで超楽しくて、不安も一切ないんですけど、終わってから「こうした方がよかったのかな」と反省したり。今日も「セトリ合ってるのかな、もっとできることあったんちゃうかな」と思っています。
― 1人での活動だからこそ難しかったり?
福本:そうですね。僕が気分で言っちゃったらそう決まってしまうので、「こっちの方がいいんちゃう?」と言ってから「それでよかったのかな」と思うことも。わがままとこだわりって結構曖昧なラインやと思っていて、こだわりはいいと思うんですけど、いつの間にかそれがわがままになっている瞬間があると思うんですよ。そこだけは絶対に見極めなあかんなって思います。逆に、そこを見極めてさえいれば、こだわってもいいんかなって。これから不安にもなることがあっても大丈夫かなって思います。
― そうした困難に直面したとき、どのように乗り越えることができましたか?
福本:乗り越えているのかは分からないですね。ずっと悩んで、小さい階段を登っている感じです。毎日悩みながらも、前には進んでいると思うので、いつの間にか乗り越えていたことが多いですね。あとは、次やることとかを考えていたら自然と前のことを忘れているし、僕はライブをやったら忘れます。ライブがめっちゃ気持ちいいので、ライブをするタイミングで1回リセットされます。
― 福本さんの中でライブはかなり大事なものなんですね。
福本:そうですね。ライブでは全部出せるというか、嫌なことがあっても、いいことがあっても、全てがその日だけのパフォーマンスになるから。僕はそのライブ映像を1人で夜な夜な見るのが好きですね(笑)。「ここめっちゃみんな喜んでくれてるわ」とか、「ここめっちゃ角度いい」とか思いながら見ています。
― 最後に、アイドルとして叶えたい夢を教えてください。
福本:武道館でライブをやりたいです。武道館ライブをすることは音楽をやっている人の中では一つの基準になっているので、その景色をファンの人と一緒に見たいです。
― ありがとうございました!
音楽×ファッションの祭典「STARRZ TOKYO」2度目の開催
昨年初開催され、イベント関連投稿のインプレッションが約2,000万impを突破するなど、SNSを中心に大きな話題を呼んだ「STARRZ TOKYO」。2年目を迎えた今回は会場の規模を拡大。AKB48、ISSEIらアーティストのほか、モデルやインフルエンサーが出演し、次世代のエンタメカルチャーを届けた。(modelpress編集部)INTERVIEW PHOTO:加藤千雅
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
大月雅也、ジャケットコーデで抜群スタイル輝く クールな表情で会場沸かす【STARRZ TOKYO 2025】モデルプレス
-
ISSEI“今までで一番感情移入”新曲での挑戦 挫折も「無駄じゃない」Number_i神宮寺勇太からの言葉も【STARRZ TOKYO 2025】モデルプレス
-
ゎぃ、美肩のぞく秋トレンドコーデ披露 多彩な表情でギャップ見せる【STARRZ TOKYO 2025】モデルプレス
-
かみやまや、デニムコーデで抜群スタイル披露【STARRZ TOKYO 2025】モデルプレス
-
榛名うい、オフショルから美デコルテ輝く【STARRZ TOKYO 2025】モデルプレス
-
大城かえ、透けスカートで美脚際立つ トレンドヘアでキュートな笑顔【STARRZ TOKYO 2025】モデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
CUBE所属ボーイズグループNOWZって?先輩・i-dleウギがアルバムに参加 リブランディングで勢い増す5人へインタビューモデルプレス
-
櫻坂46山崎天「すごく濃くて、怒涛の10代だった」20歳前に語った思い TGC舞台裏で交流した人も明かす【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
AKB48、前田敦子・高橋みなみらOGとの活動は学びだらけ「ズバッと言ってくださったことも」“秋元康vsAI秋元康”への率直な思いも【STARRZ TOKYO 2025】モデルプレス
-
櫻坂46藤吉夏鈴、山崎天からもらった“大切なもの” 活動での心境の変化&意識し始めたことも語る【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
モデルプレス特別企画「The Test Shoot」vol.7 田牧そら ――注目の若手女優を活写モデルプレス
-
ISSEI“今までで一番感情移入”新曲での挑戦 挫折も「無駄じゃない」Number_i神宮寺勇太からの言葉も【STARRZ TOKYO 2025】モデルプレス
-
ME:I・TSUZUMI、休養期間に感じたメンバーの支え「心が折れそうになったときも」【インタビュー】モデルプレス
-
菅田将暉「初めて見た芸能人」神木隆之介とデビュー前に遭遇していた 痛感した“差”「みんなが知っているヒーローに会って」【「もしがく」インタビュー第3回】モデルプレス
-
菅田将暉、蜷川幸雄さんから教わった大事な表現「とりあえず登れ」演出家役で“丸2ヶ月かけて慣れた”セリフ回しとは【「もしがく」インタビュー第2回】モデルプレス