Da-iCE岩岡徹「がむしゃらに踊っていた」昔のフリーイベント回顧 ブランドアイテム制作で訪れた地元秘話【モデルプレス独占インタビュー前編】
2024.10.12 11:00
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5人組アーティスト・Da-iCE(ダイス)が10月6日、千葉・幕張豊砂公園にてインストアイベント「Da-iCE 10th Anniversary Instore Event 2024 -MUSi-aM-」を開催。モデルプレスでは、本番を控えたメンバーの岩岡徹(いわおか・とおる/37)にインタビューを実施し、約5年ぶりに復活したインストアイベントへの思いや、自身がディレクターを務めるライフスタイルブランド「COMFY」のアイテム制作で訪れた地元の思い出についても聞いた。【インタビュー前編】
Da-iCEインストアイベント、ファッションショーも開催
デビュー当初から全国各地で実施してきたDa-iCEの原点ともいえるインストアイベントが『BACK TO BACK』(2019)のリリースイベント以来、約5年ぶりに復活。メンバー2人ずつで、全国6箇所にてフリートークイベントを実施し、イベント最終日となる10月6日には、2万人を超える動員となったDa-iCE全員でのライブパフォーマンス、和田颯とMASATOが送るavex dance masterの生徒たちのショーケースなどに加え、ZOZOTOWNコラボアイテムを使用したファッションショー「ZOZOTOWN × Da-iCE FASHION SHOW」も開催された。ファッションショーに出演したモデルたちはこれまでZOZOTOWNとDa-iCEが展開してきた限定コラボアイテムを着用。ファッションブランド「WIND AND SEA」との限定コラボレーションアイテム「Da-iCE × WIND AND SEA」、マルチ・アーティストのダニー・サングラ氏による描き下ろしイラストを使用した限定コラボアイテム「Da-iCE × Danny Sangra」、千葉市出身の岩岡が思い出の地で撮り下ろした写真をプリントした限定アイテム「BACK TO SQUARE ONE by COMFY」、ファッションブランド「ナノ・ユニバース」とコラボレーションしたボトムスなどをスタイリッシュに着こなしていた。
岩岡徹、地元・千葉でのインストアイベント開催にワクワク
― デビュー10周年を記念したインストアイベントの最終日が、地元でもある千葉県で開催されますが、現在の心境はいかがですか?岩岡:インストアイベント自体は「久々にみんなでやりたい」と話して各地を回っていましたが、今回5人で出演するのは幕張が最初で最後となりますし、これまではトークイベントだけでライブもしていなかったので「ここで、みんなでぶちかまそう!」と意気込んでいます。会場を覗いてみたら“フェス感”というか、屋台もあったりグッズやCDを売っている場所もあったりお祭りのようになっていて、思っていたフリーライブより全然規模が大きくなっているので「またやりたいな」とすでに思うくらいワクワクしています。千葉で開催できるというのももちろんすごく嬉しいです!
― 今お話にも出ましたが、全国各地で開催されたトークイベントにもたくさんファンの方が集まっていましたね。
岩岡:僕は岐阜と秋田に行かせてもらったのですが、ツアーではやはり大都市を回ることが多いので、6~8年ぶりに行った地域もありました。普段僕らのライブにも皆さんが来ていただいている分、普段行かないところに自分たちから足を運んで会いに行って、少しでも直接お会いする機会ができればと思っていたので、これを機に久々にお会いする方もいてとても嬉しかったです。温かく迎え入れてくれたので「みんな優しいな」と思いました。
― トークイベントの会場は、まさに以前Da-iCEさんがリリースイベントを行われていた場所に近い感覚だったのではないでしょうか?
岩岡:まさにそうですね。当時はがむしゃらにあそこで踊っていたので…今もがむしゃらですけど!(笑)。「今ではちょっとここで踊るのは想像がつかないな」とも思ったり、でも懐かしさもあったりして、改めて「また帰ってこれた」という喜びがありました。
岩岡徹、自身でブランド立ち上げた理由 こだわりは「ファンが喜ぶもの」
― インストアイベントでは、岩岡さんが2023年に立ち上げたライフスタイルブランド「COMFY」をはじめZOZOTOWNとのコラボアイテムのファッションショーもあります。岩岡:今回は、例えば颯(和田颯)がダンスの振り付けをしたショーがあったり、我々だけではなくエイベックスの他のアーティストがいたりと色んなステージがあるので、スタッフさんと話してブランドのファッションショーをやることにしました。「COMFY」の第4弾がたまたま今日(10月6日)発売ですし、僕の地元・千葉でのフリーイベントで多くの方が来られるということで、お客さんに楽しんでもらえたらと実現したのでとても嬉しいです。
― 改めて「COMFY」というブランドを立ち上げたきっかけや理由を教えてください。
岩岡:元々は、僕自身が本当に欲しいものを自分用に作りたいと思ったのがきっかけですが、せっかくならそれをファンの方と共有して、“お揃い”として手に取ってくださるならそういったことをやってもいいなと思って始めました。なので僕の場合は、アパレルブランドというよりは、服にこだわらずにコップや歯ブラシ、スリッパなど多岐にわたるライフスタイルブランドということで、家の中でも居心地が良くなるような素材、使いやすい・着やすいものを意識して立ち上げました。
― これまで出されているアイテムからも「使いやすい・着やすい」といったこだわりが伝わりますが、ブランドを立ち上げてからこれまで「COMFY」のアイテムを作るにあたって増えたこだわりポイントはありますか?
岩岡:自分が欲しいものというのは大前提なのですが、やっぱり自分のエゴで作るよりは、ファンの方が受け取ってくれて嬉しいものの方がいいと考えるようになったので「僕メイン」というのが最初の発端ではありつつも、女性のファンの方が多いので結果的にそういった方々向きにシフトチェンジをするように変わってきました。
― ファンの方が喜ぶアイテムというと、9月に発売されたZOZOTOWNとのコラボアイテム「BACK TO SQUARE ONE by COMFY」も、ご自身が慣れ親しんだ地元のお写真がプリントされていて、まさに岩岡さんのファンの方が喜ぶものになっていると感じました。
岩岡:まさにそう思いました。ZOZOTOWNとのコラボで、本当に幼少期に自分が育った海沿いや公園などを巡って、あの時見ていた風景を今の視点からどう見えているか自分で写真に収めてグッズ化することができました。ペットボトル等をリサイクルした再生繊維を一部使用した生地もとてもいいんです!僕も「COMFY」の方で環境に優しいアイテムに取り組んでいたので、そういったSDGsの観点でも、少しでも貢献できたらと思っています。
― 今回撮影された「駄菓子屋『プリマーベ』※現在は閉店」「稲岸公園SL模型」「稲毛海岸」という3つの場所の中で、1番思い入れがある場所をあげるとするならどこですか?
岩岡:全部たくさん思い出があるのですが、SLが置いてある公園はなかなか珍しいと思っています。でも本当に小さい頃からいたので、我々の中では当たり前で登ってふざけたり、みんなで遊んだりしていました。毎年夏になるとあの辺一体でお祭りをやっていて2キロくらいの区間、出店が並ぶんです。そこは高校3年生くらいまで毎年必ず行っていてとても思い出深い公園なのですが、最近行けていないので、久々に行きたいと毎年思ってはいます。ただ、いかんせんお祭りを開催しているような夏の休日は大体仕事しているので…。いつか行きたいと思います!
― 今回の撮影でやっと帰ることができたんですね。当時の思い出は鮮明に蘇ってきましたか?
岩岡:その公園もそうですし、サッカーをやっていた時にみんなで通っていた駄菓子屋さんにも伺って。おばあちゃんがご高齢ということで閉店してしまったのですが、その日だけ特別に開けてくださいました。過去の我々のサッカークラブの写真も飾られていたので、懐かしい思い出が蘇りました。小さい頃はちょっと小腹が空いたら駄菓子屋に行く習慣があったので、おばあちゃんの顔を見たらあの頃を思い出して感動しました。
後編では、10月2日に発売された新アルバム『MUSi-aM』で岩岡自身が作詞を手掛けた『Your Turn』『Never』の2曲に込めた思いや、これまでの活動で「仕事への考え方が180度変わった」時期などについて語っている。(modelpress編集部)
岩岡徹(いわおか・とおる)プロフィール
1987年6月6日生まれ、千葉県出身。Da-iCEではパフォーマーを担当し、メンバー内で唯一の社会人経験者。グループとしては『CITRUS』が「第63回 輝く!日本レコード大賞」で大賞を受賞し、その後も『スターマイン』『I wonder』がTikTokなどのSNSから人気に火がつき、ヒットソングとして彼らの名を世に知らしめた。10月2日には『I wonder』を含む全16曲を収録した8th ALBUM『MUSi-aM』をリリースした。岩岡は俳優活動も積極的に取り組んでおり、ドラマ『サレタガワのブルー』(MBS・TBS/2021)、『全力で、愛していいかな?』(テレビ東京/2023)などに出演。また、2023年からは自身が手掛けるライフスタイルブランド「COMFY」を立ち上げ、2024年9月にZOZOTOWNとのコラボアイテム「BACK TO SQUARE ONE by COMFY」を発表したほか、同年10月に[Vol.4]をローンチした。
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