モデルプレスのインタビューに応じた錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)(C)モデルプレス

【錦鯉インタビュー】M-1史上最年長王者が考える“夢を叶える秘訣”「今世に期待しなかった」「開き直り」

2024.07.06 12:00

お笑いコンビの錦鯉長谷川雅紀渡辺隆)が東京・国立代々木競技場第一体育館で開催されたファッション&音楽イベント「Rakuten GirlsAward 2024 SPRING/SUMMER」(以下、ガルアワ/5月3日開催)に出演。舞台裏でモデルプレスのインタビューに応じた。長い下積み時代を経て2021年、50歳と43歳当時、漫才師の頂点を決める「M-1グランプリ」で優勝を果たしブレイクした2人が考える“夢を叶える秘訣”とは。

錦鯉、ランウェイ初登場

錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)(C)モデルプレス
錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)(C)モデルプレス
2人は同イベントで、CrazyBoy名義でソロ活動する三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのELLYがプロデュースするステージに登場。CrazyBoyが生パフォーマンスをする中、初ランウェイを飾った。

普段は“白のスーツの長谷川と青のスーツの渡辺”でお馴染みの2人だが、この日は全身黒の衣装に個性溢れるサングラスをかけ、普段と違ったワイルドな姿を披露。ランウェイトップでサングラスを外し、長谷川が両手を開いて前に突き出す「こんにちは~!」のポーズを決めると、会場からは大きな歓声が起こった。

錦鯉、初ランウェイは「ドッキリかと思いました」

錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)(C)モデルプレス
― シークレットゲストということで初のファッションイベントで歓声を浴びていかがでしたか?

長谷川:すごかったです。まさか歩けると思ってもみなかったので、今まで色々なお仕事をさせて頂いて、アイドル雑誌や小学生雑誌に出たり「まさか僕らが」みたいな仕事は他にもいくつかありましたけどこれが最大級です。本当にドッキリかと思いました。数々の名だたる方たちと並んだかと思うと感無量ですね(しみじみ)。

渡辺:もう死んじゃうみたいじゃん。

長谷川:あそこに出ている方たちからしたら、僕らはお父さん世代なわけですよ。そんな我々を温かく迎え入れてくれたオーディエンスの方には感謝です。

渡辺:歓声を浴びることなんてないですから。

錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)(C)モデルプレス
錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)(C)モデルプレス
― 今日のファッションはいかがですか?

長谷川:普段したことがないファッションをさせて頂きました。やっぱり一番特徴があるのはサングラス。近未来的で本当に買い取ろうかなと思いました。僕みたいな髪型じゃないとちょっと似合わないかなと思います。

渡辺:かっこいいよね。

錦鯉が考える夢を叶える秘訣「今世に期待しなかった」「開き直り」

錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)(C)モデルプレス
― モデルプレスには夢を追う人を応援するというコンセプトがあります。錦鯉さんもこれまで夢を追いかけた過程で色々な壁にぶちあたった経験があったと思うんですが、苦しいときはどんな方法で乗り越えて来ましたか?

渡辺:僕は今世に期待しなかったので、来世に期待しただけです。この年までやって売れるなんて本当に思っていなかったので、今世はどうなってもいいやと思ってやってきました。

長谷川:僕もちょっと似ているんですけど、開き直りというか「売れよう、売れよう」「ここで結果出さなきゃ!」と思い過ぎるとやっぱりちょっと肩に力が入るんですよね。そこで良い意味で開き直った方が肩の力が抜けて楽になるので、そういう気持ちでやっていたのが良かったのかなと思います。

渡辺:だから夢のある人にはちょっと刺さらない回答かもしれないです。

― そんなことないと思います。諦めそうになったことはなかったですか?

長谷川:何回もあります。

― それでも続けてこられた理由は?

長谷川:結局考えてみたら、今までの人生で一番長くやっていることがお笑いなんです。それ以外のものは全部途中でやめたりしているのでなんだかんだ言って長く続けているということは結果お笑いが好きなのかなと思います。

渡辺:僕は、今世の人生を諦めてどうなっても良いと思っています。来世があるならそっちで期待しようと思ってずっとやっていました。

― 来世したいことは?

渡辺:来世はもっと早く売れたいな(笑)。でも芸人はまたやりたいです。

錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)(C)モデルプレス
― 最後に読者に向けて、錦鯉さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。

渡辺:やめたら終わりというだけです。「続けろ」とも言いづらいんですけどただ「やめたら終わりだよ」とは思います。

長谷川:確かにそれは言えますね。僕なんて48、49歳くらいでやっとお笑いで食べられるようになったので、そのときに年齢は関係ないんだと思ったんですよね。もちろん早ければ早いほど良いですけど、例えば55歳とか60歳でやりたいことが見つかって夢が叶う方もいらっしゃると思います。

― お2人が言うとすごく説得力があります。

渡辺:いや、ここを参考にして欲しくはない。ちゃんと成功して欲しいです(笑)。

長谷川:結局そこまで頑張ってガムシャラにやってこなかったから、ズルズルここまで行っちゃったというのも正直あるんですよ(笑)。だから今頑張った方が良いよというのは、本当に思います!

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

INTERVIEW PHOTO:加藤千雅

錦鯉(にしきごい)プロフィール

錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)(C)モデルプレス
錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)(C)モデルプレス
2012年結成。長谷川雅紀(はせがわ・まさのり/52)と渡辺隆(わたなべ・たかし/46)からなるお笑いコンビ。「M-1グランプリ2021」優勝。長谷川はM-1史上最年長王者となった。

【Not Sponsored 記事】

関連リンク

関連記事

  1. 「ラヴィット!」元レジェンド芸人が出演 錦鯉への不満告白
    「ラヴィット!」元レジェンド芸人が出演 錦鯉への不満告白
    モデルプレス
  2. 錦鯉「ガルアワ」シークレット登場 異色のコラボステージで初ランウェイ【GirlsAward 2024 S/S】
    錦鯉「ガルアワ」シークレット登場 異色のコラボステージで初ランウェイ【GirlsAward 2024 S/S】
    モデルプレス
  3. 錦鯉「M-1」優勝後の最高月収告白「17年ぶりに奥歯」「キャバクラ三昧」生活に変化
    錦鯉「M-1」優勝後の最高月収告白「17年ぶりに奥歯」「キャバクラ三昧」生活に変化
    モデルプレス
  4. 錦鯉の代名詞「こんにちはー」誕生秘話 先輩芸人からの印象的な一言とは
    錦鯉の代名詞「こんにちはー」誕生秘話 先輩芸人からの印象的な一言とは
    モデルプレス
  5. 錦鯉・長谷川雅紀、生放送でハプニング ナイナイ&チョコプラら謝罪の異例事態に「こんな展開初めて」「焦った」の声
    錦鯉・長谷川雅紀、生放送でハプニング ナイナイ&チョコプラら謝罪の異例事態に「こんな展開初めて」「焦った」の声
    モデルプレス
  6. 「2022ブレイクタレント」発表 モグライダー・錦鯉・ゆうちゃみら
    「2022ブレイクタレント」発表 モグライダー・錦鯉・ゆうちゃみら
    モデルプレス

「インタビュー」カテゴリーの最新記事

  1. K-1大久保琉唯選手「覚悟の違いを証明する」7月大会への意気込み語る  【モデルプレスインタビュー】
    K-1大久保琉唯選手「覚悟の違いを証明する」7月大会への意気込み語る 【モデルプレスインタビュー】
    モデルプレス
  2. INI高塚大夢が考える“かわいい”への解釈 デビュー後に感じたギャップ経て「ありのままを認めてあげられる言葉」に【「北くんシェア」インタビュー】
    INI高塚大夢が考える“かわいい”への解釈 デビュー後に感じたギャップ経て「ありのままを認めてあげられる言葉」に【「北くんシェア」インタビュー】
    モデルプレス
  3. 蒔田彩珠、三代目JSB岩田剛典を思わず“がんちゃん”呼び「子供の頃からずっと…」互いの印象明かす【「DOCTOR PRICE」インタビュー】
    蒔田彩珠、三代目JSB岩田剛典を思わず“がんちゃん”呼び「子供の頃からずっと…」互いの印象明かす【「DOCTOR PRICE」インタビュー】
    モデルプレス
  4. 三代目JSB岩田剛典、後輩に絶対言わないようにしていること 揺るぎない“自分軸”とは「後悔しない人生を」【「DOCTOR PRICE」インタビュー】
    三代目JSB岩田剛典、後輩に絶対言わないようにしていること 揺るぎない“自分軸”とは「後悔しない人生を」【「DOCTOR PRICE」インタビュー】
    モデルプレス
  5. 朝ドラ「あんぱん」鳴海唯、涙のヒロインオーディション秘話「人生を変えたい」奇跡的な縁と覚悟から巡り合った琴子役への想いとは【インタビュー】
    朝ドラ「あんぱん」鳴海唯、涙のヒロインオーディション秘話「人生を変えたい」奇跡的な縁と覚悟から巡り合った琴子役への想いとは【インタビュー】
    モデルプレス
  6. 矢吹奈子、坂本昌行と稽古中の"行動一致"「ちょうど同じこと考えてて…」初歌合わせで見せた抜群コンビネーション【「ブラック・ジャック」インタビュー後編】
    矢吹奈子、坂本昌行と稽古中の"行動一致"「ちょうど同じこと考えてて…」初歌合わせで見せた抜群コンビネーション【「ブラック・ジャック」インタビュー後編】
    モデルプレス
  7. 矢吹奈子、初ミュージカル歌唱で感じた不安 HKT48・IZ*ONE時代との違い語る「息の吸い方から学びました」【「ブラック・ジャック」インタビュー前編】
    矢吹奈子、初ミュージカル歌唱で感じた不安 HKT48・IZ*ONE時代との違い語る「息の吸い方から学びました」【「ブラック・ジャック」インタビュー前編】
    モデルプレス
  8. キスマイ藤ヶ谷太輔&横尾渉、互いの素を感じた瞬間とは “わたたい”昔から変わらぬ関係性と深くなったもの【インタビュー】
    キスマイ藤ヶ谷太輔&横尾渉、互いの素を感じた瞬間とは “わたたい”昔から変わらぬ関係性と深くなったもの【インタビュー】
    モデルプレス
  9. 上田竜也、悲しみも“正解に辿り着くためのもの” 諦めず続けて良かったことは「やっぱりこの仕事」【「この声が届くまで」インタビュー】
    上田竜也、悲しみも“正解に辿り着くためのもの” 諦めず続けて良かったことは「やっぱりこの仕事」【「この声が届くまで」インタビュー】
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事