フジ佐久間みなみアナ、初の五輪中継キャスターへの不安と向き合う「すぽると!」共演・千鳥に鍛えられた“力”がカギに【1stフォトブック「みなみから」インタビュー後編】
2024.05.20 17:00
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<佐久間みなみアナ1stフォトブック「みなみから」インタビュー後編>
2024年春より、新たなスポーツニュース番組としてスタートした『すぽると!』(毎週土曜24時35分~25時15分/毎週日曜23時15分~24時30分)のMCを務め、フジテレビ系『パリ2024オリンピック』中継キャスター就任が決定している佐久間みなみ(さくま・みなみ/26)アナウンサー。インタビュー後編では、スポーツを担当して3年目の佐久間アナが初めて経験するオリンピックに向け準備していることや、いま思う「夢を叶える秘訣」に迫った。
佐久間みなみアナ、幼い頃の習い事がスポーツの仕事に活きる場面
― 本作では、これまで習い事として経験されてきたフィギュアスケート・新体操などに再挑戦する様子も収められています。幼い頃からスポーツに触れてきた中で、現在の仕事に活きていることはありますか?佐久間アナ:どちらもプロレベルで習っていたわけではないので「選手の気持ちが分かる」とまでは絶対に言えませんが、フィギュアスケートは取材や中継にも携わらせていただき、他の競技よりもルールや技をあらかじめ知っていたので、大きな不安要素が1つない状態で臨むことができました。フィギュアスケートはジャンプが目立ちますが、そもそもジャンプ以前に複雑なステップや技が積み重ねられての動きですし、スピン1つでも習得するのにどれだけの時間がかかるかというのも経験しているので、さらにリスペクトする気持ちが強くなりました。
新体操もですが、習っていたとなると仕事としてだけでなく「こういう部分が好きなんだ」とより純粋に楽しんで見ることができて、また違った視点からお伝えすることもできると思うので、そういった部分でも習っていたことがプラスになった気がしています。
佐久間みなみアナ、パリ五輪は「近づくにつれ不安しかない」
― 夏にはパリオリンピックが控えており、本作でもオリンピック現地キャスターの経験を持つ元フジテレビアナウンサーの内田恭子さんと対談しています。パリオリンピックに向けて不安やプレッシャーを感じていますか?佐久間アナ:正直今は近づくにつれ不安しかないです。1度行っている現場であれば「こういうスケジュールで動いて、こういうことが起きるからこういう準備しておこう」というのが分かるのですが、初めてのオリンピックということもあって「何をどこまで準備すればいいんだろう」「何が必要になってくるんだろう」と本当に右も左も分からない状態なので、ただただ漠然とした不安が目の前にあります。無意識のうちにとても不安に感じているのだろうと思いますし、正直あまり寝られない時もあります。ひたすら時間が許す限り、取材に行ける場所は行っておこうと思っているのですが、ディレクターに「行き過ぎだからやめておこう」と止められる時もあります(笑)。でもそれくらいしないと、この不安は多分なくならないのかなと思っているので、今はもうがむしゃらにその不安を消そうと取材に行ったり、資料を集めたりしている段階です。
佐久間みなみアナ、千鳥に鍛えられている“対応力”
― 対談では、内田アナが「あまり準備を固めすぎないことも大切」ともおっしゃっていましたが、その考えはどのように受け止められましたか?佐久間アナ:今までの私にない新しい感覚を持っていらっしゃったので勉強になりましたが、それだけの実力や対応力が私にはまだ足りないと感じます。また、徹底的に準備するというのもそれはそれで自分の個性だと思うので、プラスアルファで内田さんがおっしゃっていたことを活かせたらと思っています。その場その場での対応は準備だけでは足りない部分なので、勢いだったり、予想もしなかったことが起こることを楽しんだりということを、パリでは意識していきたいと思います。
― おっしゃったように、対応力は準備だけでは鍛えることが難しいと思うのですが、そういった力を身につけるためにしていることはありますか?
佐久間アナ:対応力は努力しても身につかないのかなと思っていて「どうすれば鍛えられるのだろう」と悩んでいるのですが、例えば日頃の放送で1回準備してきたものを全部捨ててみようと思う瞬間が来るんです。今『すぽると!』では、千鳥のお2人と一緒に出演していますが、もちろん打ち合わせはした上で、お2人が本番のその瞬間まで何をおっしゃるか分からないんです。その時のリアクションによってどんどん変わっていくので、今の状況である意味対応力が鍛えられているのかなと思っています。お2人にも自由に話していただきたく、あえて何をお話しされるか聞かずにいる部分があるので、毎回良い緊張感を持って臨んでいます。毎回終わってから「もう少しこういう返しができた」と反省しながら、パリに向けて、そしてパリが終わってもなお続いていくのだろうと思いながら勉強しています。『すぽると!』もそうですし『ジャンクSPORTS』でも浜田さんとご一緒しているので、リアクションによって返し方を変えていこうと心がけています。
佐久間みなみアナ、弱い部分を乗り越える方法
― 自分に足りない部分をどう克服していくかということをお話しいただきましたが、フォトブックでも「日頃、見て見ぬ振りをしてしまう“自分の弱い部分”と向き合い、そこで気づいたこと、学んだことを素直に語りました」とつづられています。ご自身で「自分の弱い部分」とはどういうところだと思いますか?また、その部分とどう向き合ってきましたか?佐久間アナ:根がポジティブな方ではないので、どうしても起こってくること全てに対して「自分がこうだったからダメだったんだ」「自分がもう少しどうにかできたのではないか」と全部をネガティブに捉えてしまうところが、弱い部分の1つだと思います。ただそれはどこかでガラリと変わるものではないと思っていて、ネガティブになる時もありますが、徐々に徐々にポジティブに捉えられる時間も同じ時間だけ増やすというか、ネガティブに捉えた後は「ここはポジティブに捉えられるのではないか」と自問自答を繰り返すことが多くなりました。ネガティブな性格だと自覚しているからこそ、ふとした瞬間に立ち止まって「今ネガティブになっているのかもしれない」と気づく時が増え、少しでも良かった部分に焦点を当てて考えられるようになったことは大きな成長だと思っています。
― ご自身を客観視できるようになったということでしょうか。
佐久間アナ:そうですね。今でも集中している時や焦っている時はあまり周りが見えていない時もあるのですが、年次も重ね、取材も積み重ねていくうちに、少しずつ余裕を持って自分を見られるようになったのかなと思います。
佐久間みなみアナの夢を叶える秘訣
― 最後に、夢を追うモデルプレス読者に向けて佐久間アナが今思う「夢を叶える秘訣」をお伺いしたいです。以前インタビューさせていただいた際には「努力を継続すること」「叶えたいことを人に話すこと」とお答えいただきました。佐久間アナ:今まで言ってきたことにプラスアルファで「振り返ること」も大事なのかなと思うようになりました。「努力を継続すること」と同じで、積み重ねが大事だと思っていて、例えば何か失敗したことがあったら次に気持ちを切り替えることも大切ですが、次に繋げるためにも「何がダメだったのだろう」と振り返ることも大切なのだと、5年目になって徐々により感じるようになりました。
― 振り返ってご自身を分析されているのですね。
佐久間アナ:そこまで深く客観的に分析ができているのかは分からないのですが、日々のオンエアを振り返りながら、ただ見るだけではなく、次に繋げるために「この時他に何ができたのだろう」「どうしてこういう結果になったのだろう」と分析するようにはしています。また、振り返って誰かに相談することで違う意見ももらえるかもしれません。今までの自分はそうやって1つひとつを丁寧に積み重ねていくことがあまりできていなかったと最近感じるようになったので、自分を振り返り、何が得られたかを考えた上で次に向かわないといけないと思っています。
― 貴重なお話をありがとうございました!
佐久間みなみアナ1stフォトブック「みなみから」
佐久間アナにとって初めてのフォトブックとなる本作の撮影は、佐久間アナの名前の由来にもなっている自然豊かな南の島で実施。広大な草原での開放的ショットや、ビーチやプールで水と戯れる様子、ベッドルームでくつろぐ部屋着姿など、普段テレビでは見せない“素の佐久間みなみ”が盛りだくさんとなっている。編集後記
今回の取材は、囲み取材とインタビューに分かれて行われました。記者たちの前に姿を現した佐久間アナは「いつも囲み取材をする側なのでされる側は初めてです。初めてすぎてよく分からないです…」と初となる囲み取材に緊張した面持ち。1つひとつのお気に入りカットを丁寧に解説する姿からは、初めてのフォトブックに対する思い入れとこだわりを感じました。(modelpress編集部)佐久間みなみ(さくま・みなみ)アナプロフィール
生年月日:1997年11月18日出身地:愛知県
出身校:上智大学国際教養学部
入社年:2020年
担当番組:すぽると!、αすぽると!、全力!脱力タイムズ、ジャンクSPORTS
【Not Sponsored 記事】
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