櫻坂46中嶋優月、加入当初に“緊張を通り越して苦しかった”経験 怒涛の日々で感じることは「無駄なことは1つもない」<「承認欲求」インタビュー>
2023.10.20 20:00
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櫻坂46が10月18日に7thシングル「承認欲求」をリリース。モデルプレスでは、今年1月にグループに加入した三期生の中嶋優月(なかしま・ゆづき/20)にインタビューを実施し、表題曲初参加への思いや同期とのエピソード、そして活動を通して実感した“夢を叶える秘訣”などについて語ってもらった。
中嶋優月、表題曲初参加への思い語る
― 「承認欲求」というタイトルも話題の今作。メッセージ性の強い歌詞も話題を呼んでいますが、第一印象はいかがでしたか?中嶋:すごくメッセージ性がある楽曲なので、最初に聴いたときから「どんな振り付けになるんだろう」とダンスを想像していました。実際に振りが送られてきたときは「中嶋」のゼッケンを付けているダンサーさんを見ながら「このテンポに自分がついていけるのかな」という不安や怖さがあって。その日の夜は家で1人、振り付けを頑張って覚えました。
― 三期生の皆さんは今作から表題曲参加となりました。選抜メンバーに選ばれたときの心境を教えてください。
中嶋:フォーメーション発表のときは「自分は選ばれないんだろうな」と思っていたので、正直びっくりしました。でも、自分自身が成長できるチャンスだと思って、頑張ろうと思いました。
― 三期生では中嶋さんのほか、谷口愛季さん、村井優さん、山下瞳月さんが選抜メンバーに選出されましたが、同期では何か話しましたか?
中嶋:もちろんお互いの気持ちを話すこともありますが、どちらかというと前向きなことを話すことの方が多い気がします。同期の中では、日頃からあまり不安を共有しない4人かもしれません。
私はポジティブな方ではありますが、選抜メンバーの活動においては、向上心があるほかの3人に引っ張られている部分が大きいんです。自分自身、三期生が入る前の櫻坂46が好きだったので「ファンの方はどう思っているんだろう」という想像してしまう分、ネガティブになってしまうこともありましたが、同期のおかげで「選抜メンバーとして頑張りたい」と切り替えることができました。
― 切磋琢磨し合える関係性は良いですね。一期生・二期生と活動する中で、先輩メンバーとの距離も縮まりましたか?
中嶋:そうですね。私は加入当初、ほかの三期生と比べてあまり先輩に話しかけに行けなかったのですが、春に全国ツアー「3rd TOUR 2023」を一緒に回らせていただいたときに「先輩方って本当に優しい」と実感して、安心することができて。その上で、今回の「承認欲求」では二期生の(増本)綺良さんや松田(里奈)さんと近いポジションになったので、今では首の匂いを嗅ぎに行ったりもしますし(笑)、積極的に話せるようになりました。先輩方が“本物の安心感”を私たちに与えてくださったからこそだと思います。
中嶋優月、加入からの怒涛の日々を振り返る
― 三期生の皆さんは今年1月にお披露目されてから、初ステージとなった「おもてなし会」、先輩との全国ツアー、夏フェス等のイベント出演、そして今回のシングル参加と、加入から現在まで怒涛の日々だったかと思います。ご自身ではこの約10ヶ月間をどのように感じていますか?中嶋:去年の今頃は研修期間だったと思うと、本当にあっという間だったなと思います。そして、1年でできる経験量じゃないと思いますので、ありがたい限りです。
― 色々なことがハイペースで進んでいますが、そのペースにしっかりと追いついて、対応できていることがすごいです。
中嶋:追いつこうとしています。だからこそ、最初は「何もわからないけど、とりあえずやってみて終わっちゃった」ということもあったのですが、「それではもったいないな」とみんな思い始めたんです。
今でも1つひとつのお仕事に対して「本当にあたりがたいよね」と三期生同士で話していますし、恵まれている環境だからこそみんな「ここでやってやるぞ」という気持ちがあります。三期生11人は、そこが熱いところなのかなと思います。
― 中嶋さんは三期生単独のステージでMCを務めることも多いですが、ご自身のポジションに対して、最初は不安などもあったのでしょうか?
中嶋:今でも不安です。もう、ずっと舞台裏で震えています(笑)。多分ファンの方も気づいているとは思うんですけど、本当は末っ子というか妹気質で。加入した当初は、“この場ではあなたがMCをするんだよ”というポジションに自分がいることが、緊張を通り越して苦しかった気がします。
それに、これまでは先輩方のライブの間にちょっと出て喋る程度でしたが、この夏三期生だけで出演させていただいた「IDOL RUNWAY COLLECTION」(国立代々木競技場 第二体育館/8月7日開催)ではセットリストがハードで。全部踊った後に話したときは、体力的にもきついなと感じました。パフォーマンス中もMCのことを考えてしまったり、喉が張り付きそうで本当に怖かったり…。MCをするのは、今でもまだ慣れていないです。
中嶋優月が悲しみを乗り越えた方法
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、中嶋さんがこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えた方法」を教えてください。中嶋:私は泣きそうなことや悲しい場面があっても“そのモードに入らない”ということを心掛けていて、眉毛を上下に動かして気持ちを切り替えることが多いです。辛い状況のときに「辛いな」と思ってしまうと乗り越えられないタイプなので、涙がこぼれそうになったときも、気づかないフリをして乗り切っている部分はあります。
それに、私はよく「失敗は成功のもと」と言っているんですけど、どれだけ失敗したとしても、「絶対次に繋がる」と思って前を向いています。家族からは「ポジティブすぎだよ」とツッコまれますが(笑)、無駄なことは1つもないと思っています!
― 日々の生活の中で、気分転換のためにしていることはありますか?
中嶋:睡眠時間をしっかり取って、次の日は必ず朝日を浴びること!めっちゃ大事です。外に出ることも大切にしていて、散歩もよくしています。
中嶋優月の夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、中嶋さんが今思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。中嶋:チャンスを作ることが大切だと思います。進学で例えるとするならば、ある程度やりたいことが決まっていたとしても、色々な範囲をたくさん勉強しておけば、1つダメになったときに「こっちもやっておいたから、この道に進めた」というのがあるだろうし。最終的には使わない教科があったとしても、「これだけ勉強したんだ」という自信は必ずどこかに繋がると思うんです。なので、“色々な範囲のことをサボらない”ことが大事ですし、掴めなかったとしてもチャンスを作ることに意味があると思っています。
櫻坂46のオーディションも、元々は「就職どうしよう」と悩んでいるときに「1度就活を始める前に何かに挑戦して、自分を表現する経験を作りたい」と思って受けたものだったのだったので、自らチャンスを作ることは本当に大事です!
― 数年前の自分では想像していなかった未来が今あるんですね。
中嶋:そうですね。本当に経験の1つでやってみたことだったので、全く想像していなかったです。
― アイドルの活動の中で「過去にやってきたことが今に活きているな」と実感する瞬間はありますか?
中嶋:グループの番組「そこ曲がったら、櫻坂?」に出るようになってから、実感するようになりました。私は勉強がすごくできるわけではないのですが、これまで頑張ってきたからこそ「自分が伝えたいことを伝えるために言葉を持てるようになった」と思えています。受験生の頃は先が見えなくて辛かったのですが、当時学んだことが今思わぬところで活きている気がします。
― 先程の「無駄なことは1つもない」という言葉にも繋がっていますね。最後に、今後の夢や目標を教えてください。
中嶋:個人的な夢は、地元・福岡県でお仕事をすることです。「そこ曲がったら、櫻坂?」は九州で放送されていなくて、知ってもらえる機会が限られているので、もっともっと九州にファンが増えたらなと思っています。地元を盛り上げられるように頑張りたいです!
― これからの活動も応援しています!ありがとうございました。
(modelpress編集部)
PHOTO:矢沢隆則
櫻坂46・7thシングル「承認欲求」
今作には、二期生の森田がセンターを務める表題曲「承認欲求」、小島凪紗がセンターを務める三期生楽曲「マモリビト」を全形態に収録。カップリング曲はこのほか、TYPE-A「確信的クロワッサン」、TYPE-B「僕たちの La vie en rose」、TYPE-C「Don’t cut in line!」、TYPE-D「マンホールの蓋の上」、通常盤「隙間風よ」が収録される。また、初回仕様限定盤TYPE-Aには大阪・大阪城ホールにて開催された「Sakurazaka46 3rd TOUR 2023 TOUR FINAL at 大阪城ホール」の前編、TYPE-Bには後編の映像を収録。さらに、TYPE-C・Dには、三期生の個人PVが収録される。
中嶋優月(なかしま・ゆづき)プロフィール
生年月日:2003年2月17日/星座:みずがめ座/身長:162cm/出身地:福岡県/血液型:A型
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