櫻坂46増本綺良“怖さ”乗り越え前進「遠回りしたり逃げたりしても良い」増本流・悩みの解決法も語る<「承認欲求」インタビュー>
2023.10.19 20:00
views
櫻坂46が10月18日に7thシングル「承認欲求」をリリース。モデルプレスでは二期生の増本綺良(ますもと・きら/21)にインタビューを実施し、選抜メンバーとしての思いや新メンバー・三期生とのエピソード、そして初の海外公演を終えた今描く“新たな夢”について語ってもらった。
増本綺良「承認欲求」選抜メンバーとしての思い
― 「承認欲求」というタイトルも話題の今作。メッセージ性の強い歌詞も話題を呼んでいますが、最初に聴いたときの印象を教えてください。増本:初めて聴いたときは、ちょっとドキッとしました。自分ではそんなつもりはなかったのですが、歌詞を見たときに「核心を突かれた」「バレてた」という感覚になりました。
「お仕事でこれができたから褒めて欲しい」みたいに、アイドルをしていなくても、SNSをやっていなくても、人は誰しも承認欲求があると思います。この曲は「みんなそうだから、気にしなくて良いんだよ」とわからせてくれる楽曲でもあり、それをアップテンポで歌っているので、そこまで重くならずに聴いていただけるんじゃないかなと思います。
― 前作「Start over!」のコメント欄にも、海外からのコメントも多く寄せられています。グループの勢いがますます加速する中、今回選抜メンバーに選ばれたことへのプレッシャーなどはありましたか?
増本:櫻坂46ではこれまで「選抜制」という言い方ではなく、「楽曲ごとに3列目メンバーを入れ替える」というシステムだったので、今回はっきりと「選抜制」と言われたことによって、ほかのメンバーのファンの方に「何でこの子なんだろう」「自分が応援している子より劣っているところばっかりなのに」と思われるんじゃないか、という怖さはありました。そして、「今のままではいけないな」という焦りが一気に大きくなりました。
私は常に「自分がそこにいることに違和感を覚えられないように頑張ろう」ということを意識しています。でも、やっぱりネガティブなので「なんで私が」という気持ちも、もちろんあります。でも、何か私に期待してくれる理由があって選んでいただいたと思うので、言い訳より先に頑張って、堂々と立っていられるように頑張りたいなと思います。
増本綺良、新メンバー・三期生の印象は?
― 今作から三期生も選抜メンバーに合流しました。三期生が加入してから約10ヶ月が経ちましたが、増本さんから見た三期生の印象は?増本:まずは、ダンスがすっごく上手い!そして、本当に無駄な時間がない子たちだなと思います。三期生は加入してから今まで、悩む時間がないくらいのスピード感で活動してきたというのもありますが、常に前だけを見ている印象です。私が三期生の立場だったら「どうしよう」という不安が大きくて、すぐに切り替えられないと思うんですけど、みんなは「もうやるしかない」と全力で頑張っていて。そういう姿を見て「私ももっと頑張らないと」と思えています。
― 増本さんご自身も加入当初に悩んだ経験があったからこそ、今の三期生の姿を見て刺激を受けているんですね。
増本:私は「ファンの皆さん全員がすぐに受け入れてくれるわけではない」と感じて、怖さの方が大きくなってしまうんです。でも、三期生は色々な意見があることを理解しつつ「とりあえず今できることをやろう」と活動しているのですごいですし、みんなフレッシュなので、「私も負けないぞ!」という気持ちになります。
― 増本さんから見て、二期生の雰囲気と三期生の雰囲気に違いはありますか?
増本:二期生は関西出身のメンバーが多いので“関西ノリ”というか、みんなで盛り上がることが多いんですけど、三期生は出身地がバラバラで、本当に“十人十色”なんです。あとは、若い子が多いので女子校のクラスを見ている感覚にもなります(笑)。一人ひとり違う個性を持った子が集まっていて、みんな上品で、初々しくて…本当に赤ちゃんみたいに可愛い(笑)。
― 三期生との距離が縮まっているんですね。
増本:春に開催した全国ツアー「3rd TOUR 2023」の期間が大きかったと思います。最初は楽屋でも三期生が固まって座っていたりしたのですが、徐々に色々な期が混じって座るようになって、隣に座ることも増えました。
物理的な距離が近くなったことで普通にお話できるようになりましたし、三期生は積極的に話しかけに来てくれる子が多い!(隣にいた三期生・中嶋優月の方を見て)本当、ゆづとかも気がついたら、私の首に顔があるくらい近くにいるんですよ(笑)。でも、私は人見知りなので、そうやってグイグイ来てくれる子が多いおかげで、みんなと早く打ち解けられたので、助かっています。
櫻坂46、初の海外公演に抱いていた不安とは
― この夏は櫻坂46として初の海外イベント出演となったフランス・パリでの「Japan Expo Paris 2023」(7月開催)、そして、続くマレーシア・クアラルンプールでの「Japan Expo Malaysia 2023」(8月開催)と、大きな挑戦もありましたね。増本:今回は一期・二期生で行かせていただいたのですが、“海外が初めて”というメンバーも結構多かったんです。海外公演はいきなりの発表だったので「日本のファンの方が来るのは難しいんじゃないか。お客さんが誰も私たちのことを知らなかったらどうしよう」みたいな話もたくさんしていました。それに、フランスもマレーシアも、海外のイベントということで言葉への不安もあって…。
― まず“海外へ行く”ことへの不安が大きいメンバーもたくさんいたんですね。
増本:はい。でも今の時代、携帯というものがありまして(笑)、(言語を)すぐに変換できますし、身振り手振りで伝えると海外の方って結構汲み取ってくれるので、言葉への不安はすぐに消えました(笑)。
そして、ライブでも「日本の曲がどこまで通じるのか」という不安があったのですが、言葉が伝わらなくても、すごく盛り上がってくださっているのがわかって。海外では撮影もライブ中の撮影もOKだったので、ずっとカメラを向けて「手を振って!」とジェスチャーしてくださるのも新鮮で、日本でのライブとはまた違った楽しさもありました。
― 海外でのライブを経験して、新たな目標はできましたか?
増本:スケッチブックなどに日本語で「マレーシアに住んでいます。会いに来てくれてありがとう」「フランスまで来てくれると思わなかったです」「会えて嬉しい」といったメッセージを頑張って書いてくださっている方が結構いて、見えていないだけで色々な国にそう思ってくださっている方がいるのかなと思うと「どこまでも会いに行きたい!」という気持ちになりました。次は、三期生も一緒に行けたらなと思います!
増本綺良が悲しみを乗り越えた方法
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、増本さんがこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えた方法」を教えてください。増本:私は「自分の中で会議を開く」というか、「自分の中の別の自分に相談を聞いてもらう」ことで、乗り越えています。ほかの人を励ますときって、「だったらこうすれば良いよ」とか、アドバイスがどんどん見えてくると思います。だから、自分のことでも客観的に考えてみると意外と解決策が出てくるんです。
― 増本さんは今年、「ラヴィット!」(TBS系)の1月~3月期の水曜レギュラーを務めたり、4月からは井上梨名さん、大沼晶保さん、武元唯衣さんと新番組「サクラミーツ」に出演したりと、音楽活動以外でも飛躍した1年となりましたが、悩んだときはそのように乗り越えていたのでしょうか?
増本:特に「サクラミーツ」は芸人さんとコントをする番組なので、「自分は全然できなかったな」とただ落ち込んで帰る日もあったのですが、そういうときも家で1人会議を開いていました。客観的に考えると「まずあなたはアイドルなんだから、色々な経験を積んでスキルを磨いてきた芸人さんに追いつけなくて当たり前なんだ」といったことを、もう1人の私が教えてくれて(笑)。数時間後にはケロっと忘れていましたし、自分だけで解決できるのでコスパが良いです!
増本綺良の夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、増本さんが今思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。増本:私は昔からこれといった夢がなかったのですが、その時期その時期には目標ができることはあって。それを「夢」と例えるのなら「近道をしようとしないこと」が大事だったなと思います。壁に当たったとき真っ直ぐに行くのではなくて、一旦遠回りしたり逃げたりしても良いと思っています。
― それは、これまでの経験から実感したことなのでしょうか?
増本:そうですね。私は学生時代に吹奏楽をやっていたんですけど、最初は高音を吹くことにすごく苦労したんです。負けたくなくて「もっと高い音を頑張らなきゃ!」と努力したのですが、そしたら音がどんどん割れてしまいました。
でも、そのときに低音の方が得意だと気がついて、低い音を極めることにしたんです。そうしたら、ちょっとずつ高い音もでるようになって、結果的に高音も上達しました。なので、「得意不得意がある」というのを自分で把握しておくことも大事なのかなと思います。
― 現在のグループ活動にも繋がってきそうですね。ありがとうございました!
(modelpress編集部)
PHOTO:矢沢隆則
櫻坂46・7thシングル「承認欲求」
今作には、二期生の森田がセンターを務める表題曲「承認欲求」、小島凪紗がセンターを務める三期生楽曲「マモリビト」を全形態に収録。カップリング曲はこのほか、TYPE-A「確信的クロワッサン」、TYPE-B「僕たちの La vie en rose」、TYPE-C「Don’t cut in line!」、TYPE-D「マンホールの蓋の上」、通常盤「隙間風よ」が収録される。また、初回仕様限定盤TYPE-Aには大阪・大阪城ホールにて開催された「Sakurazaka46 3rd TOUR 2023 TOUR FINAL at 大阪城ホール」の前編、TYPE-Bには後編の映像を収録。さらに、TYPE-C・Dには、三期生の個人PVが収録される。
増本綺良(ますもと・きら)プロフィール
生年月日:2002年1月12日/星座:やぎ座/身長:158.4cm/出身地:兵庫県/血液型:A型
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
櫻坂46 7thシングル「承認欲求」増本綺良・山下瞳月・中嶋優月×モデルプレスインタビューモデルプレス
-
櫻坂46らが追加「COUNTDOWN JAPAN 23/24」全出演アーティスト発表モデルプレス
-
乃木坂46、櫻坂46、日向坂46の“新参者”が東急歌舞伎町タワーをジャック「新参者 in TOKYU KABUKICHO TOWER」開催決定女子旅プレス
-
乃木坂46・櫻坂46・日向坂46“坂道合同新人戦”「新参者」ティザー映像公開「何が始まるの?」「ワクワクする」と反響殺到モデルプレス
-
櫻坂46「承認欲求」特典のツアー映像ダイジェスト公開モデルプレス
-
櫻坂46「承認欲求」先行配信決定 初披露は9日放送「CDTVライブ!ライブ!」モデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
吉柳咲良「御上先生」圧倒された共演者とは「無意識に負けた気持ちになる」切磋琢磨の撮影秘話明かす【インタビュー】モデルプレス
-
比嘉愛未、岩田剛典は「パーフェクト人間」互いに助けられた瞬間・リスペクト語る【「フォレスト」インタビュー】モデルプレス
-
高橋ひかる、初の医師役で感じた悔しさ 芳根京子ら“同期”は「高め合える仲間」【「まどか26歳、研修医やってます!」インタビュー】モデルプレス
-
【PR】新ガールズグループ・moxymill誕生!オーディション番組「SEVEN COLORS」発の6人にデビューの心境を直撃「これがスタートだなって」「信じられない気持ち」株式会社NTTドコモ・スタジオ&ライブ
-
鉄拳、大河「べらぼう」での浮世絵は自ら描く 1ヶ月間1日4時間特訓「老眼で視点が合わなくなった」【インタビュー後編】モデルプレス
-
鉄拳、素顔での大河「べらぼう」出演がネットで話題に 公開に踏み切った理由とは「あまり見せたくないとも思ったんです」【インタビュー前編】モデルプレス
-
コットン、夢を叶える秘訣は“良い相方” SixTONES松村北斗のコント師ぶりも絶賛「来世は芸人で」【インタビュー】モデルプレス
-
蒔田彩珠「御上先生」明るい役柄に葛藤「助けられた」「念願の共演」…キャスト陣との撮影裏側語る【インタビュー】モデルプレス
-
【PR】前田敦子&板野友美、AKB48から20年続く“リスペクトし合える関係”「いい意味で何も混じり合わない」お互いの魅力を深く語る<インタビュー>株式会社KEAN Health