THE FIRST・韓国練習生…“最後の希望”で掴んだデビュー YOSHIKIから学んだこととは<モデルプレス「XY」独占インタビューVol.2>
2023.03.13 17:00
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YOSHIKIがプロデューサーとなり、世界に勝負を挑むネクストスーパースターを発掘するボーイズグループオーディションプロジェクト「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」。同プロジェクトから誕生した5人組バンドと8人組ダンスボーカルグループを合わせた13人が「XY」と名付けられた。モデルプレスでは、デビュー決定直後の彼らに独占インタビューを実施。第2弾では、ダンスボーカルメンバーの道木来明、西垣道隆、P→★(ピー)、藤岡孝成、丸尾隼の5人をフィーチャーする。<モデルプレス「XY」独占インタビューVol.2>
YOSHIKIプロデュース「XY」とは
「最強の個性派集団」「圧倒的なボーカル力」「世界も絶賛のダンス」という3つの強みを持つ「XY」。 4日に開催された「第36回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER」で華々しい初パフォーマンスを飾り、今後の活躍が期待されている。ダンスボーカルメンバーは、1次審査から勝ち進んできた道木、西垣、藤岡、丸尾、追加オーディションメンバーとして2度目の合宿審査から合流したP→★、さらに11月より開催したボーカリストオーディションにて合格した有薗莞爾、kice(キス)、後町和輝の計8人で構成。道木、西垣、P→★、藤岡、丸尾へのインタビューでは、審査を重ねる中で1番変わったメンバーや地上波初パフォーマンスの裏側を語ってくれた。
「XY」ダンスボーカルメンバー、オーディション参加に強い覚悟
― まず「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」に参加したきっかけを教えてください。道木:僕は「THE FIRST」(SKY-HIが主宰し、BE:FIRSTを輩出したオーディション)に落ちて、これからどうしていこうか考えていた時に、母からこのオーディションを教えてもらいYOSHIKIさんの音楽に対する考え方にビビッときて、絶対に受けたいと応募しました。
P→★:アーティストのバックダンサーで回らせていただきながら「バックダンサーという立ち位置もいいけど自分がメインに立ちたい」という思いが強くなっていたタイミングで、追加オーディションのお話を聞いたので、これはメインになるしかないと思って受けました。
丸尾:僕は以前、芸能活動を少しやっていて、その途中に病院に通うくらい心身が疲弊してしまって実家に帰ったのですが、祖母から「テレビを付けた時にいつも隼を探すんだよ」とボソッと言われて。僕が生きがいとも言ってくれている祖母のためにも「もっと(テレビに)出てもう1度頑張らないといけない」と思っていた時に、TikTokで「日本テレビ YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」と書いてあるプロモーションが流れてきて「これでテレビに出れる。これしかない」と最後の希望で受けました。
藤岡:僕は元々中学の頃に韓国で練習生をしていましたが、自分の目指す事務所に入ることができなくて、日本に帰国しました。そこから芸能の高校に入って1年くらいのタイミングで、このオーディションを親に勧めてもらいました。色んなオーディションを受けていく中で、このオーディションに参加することによって、自分の「韓国から世界へ」という目標が「日本から世界へ」に変えて目指すことができると思って受けました。
西垣:僕は、元々エンターテインメントの世界で多くの人に笑顔や感動を届けて「明日からも頑張ろう」と思ってもらえるようなパフォーマンスをすることが夢で、テーマパークダンサーになりましたが、23歳の時にコロナ禍で1年間仕事がなくなってしまいました。その中で、大きなステージで世界的に活躍しているアーティストの方々に憧れて、25歳までは挑戦しようとオーディションを受け始めました。でも、テーマパークで働きながらだと練習も中途半端な状態になることが多くて落ちてしまったので、このオーディションを見つけた時には最後だと思って、仕事も辞めて挑戦しました。デビューできて本当に良かったです!
P→★:もうまとめに入っちゃってる(笑)。
「XY」ダンスボーカルメンバーの1番辛かったこと・乗り越え方
― この5人は合宿審査(道木・丸尾・藤岡・西垣は3回、P→★は2回合宿に参加)など何度も審査を重ねてきていると思いますが、その中で1番辛かったことは何でしょうか。丸尾:早起きですかね…。
P→★:ボケすぎやろ(笑)。
道木:僕はこれだけ個性が強い人が集まっていて、その中で自分が飛び抜ける方法に悩んでいて「個性をもっと出さないといけない」「負けないように頑張らないといけない」とプレッシャーに感じていました。
― 審査が進む中で自分の個性は見つけられましたか?
道木:笑顔や爽やかな明るさといった可愛らしいところをパフォーマンスに取り入れるようにしました。
P→★:それが可愛い!本当に顔が変わったよね。
西垣:4次審査の時、みんな話している中で来明だけ1番後ろでずっと下を向いていたもんね。
道木:オーディションは僕の中で「戦争」という意識があったので、1人で映像を見てどういうふうにパフォーマンスしようかというのをずっと考えていて、誰ともコミュニケーションを取らず、誰かと仲良くして馴れ合いにならないようにしてしまっていました。
― 他にオーディションを経て、変わったなと思うメンバーはいますか?
丸尾:(西垣を指差して)1番変わったんじゃないかなと思います。
西垣:自覚はあります。今までジャズやバレエ系のダンスしかやったことがなかったのですが、このオーディションではストリートやヒップホップなど自分が苦手とするジャンルが必要とされ、悩んでいました。自分が(グループダンス動画審査後)AチームからBチームに落ちた時に自分の運命を変えた日があって。初めてAチームの『DIAMONDS』のパフォーマンスを見た日に、音に対しての表現の仕方や純粋にダンスを楽しむ・音楽を楽しむ志を感じて、これが自分に足りないものだと明確に分かりました。その時、新メンバーだったP→★ちゃんも僕にとって大きい存在でしたし、Aチームには感謝してもしきれないです。
そこから音楽に対する気持ちが大きく変わって、最終審査ではジャズダンスやバレエ、バトントワリングが自分にとっての1番の武器だと気付かされて、無理に周りに合わせるのではなく、自分のスタイルを貫いた上でメンバーと調和して挑んだことで今回の結果をいただけたので、皆さんに助けられました。
丸尾:あと彼はBチームに落ちてから髪を染めてメイクも変えて一気に垢抜けました。容姿が変わればパフォーマンスも変わるというのをまさに体現した人なので、自分に自信がない人がいたら、まずは容姿を変えてみることから始めればいいと思います。
西垣:ネイルもP→★ちゃんからインスピレーションを受けて変えました。何か小さいことでも変わってみようと思う意識が今の結果に繋がったと思っています。
「XY」年末特番への出演で変わった意識
― 2022年末には日本テレビ系年末音楽特番「発表!今年イチバン聴いた歌 年間ミュージックアワード2022」(19時~23時24分)にて、YOSHIKIさんが手掛けられた楽曲『XY feat. YOSHI』を地上波初パフォーマンスされました。そのステージを経て、皆さんの意識に変化はありましたか?西垣:音楽に対する考え方をYOSHIKIさんから直々に教えていただいて、それから『XY feat. YOSHI』だけでなくどんな曲を聴いた時もその意味を理解しようとするようになりました。
P→★:急に出演のお話をスタッフさんから教えて頂き、そこから送られてきた音源で振付を作っていましたが、毎日新しい音源が送られてきて、最終的に当日のお昼に全然違う最終音源で振りを作り直しました。YOSHIKIさんの真横にいさせていただいたからこそ、そうやってギリギリまで妥協しないということを学んで、とても成長しました。
丸尾:あんなにキャリアのあるYOSHIKIさんが「遅くまで付き合ってくれてありがとう」と僕たちのために涙を流してくれて、自分ももっと謙虚にならなくてはいけない、人として成長しなければいけないと感じました。また、年末特番では、祖母を含め家族がテレビに映る自分を見て初めて嬉し泣きをしてくれたと聞いて僕が泣いてしまいました。
「XY」ダンスボーカルメンバーの夢を叶える秘訣
― 最後に、ダンスボーカルグループでのデビューという夢を叶えた皆さんにとっての「夢を叶える秘訣」を教えていただきたいです。道木:努力を怠らないことだと思います。このオーディションを通じて、自分はもっと努力しないと個性を持っている人たちに追いつけないととても感じました。今まで自分には才能があまりないと思いながらも行動できない弱い人間でしたが、オーディションで出会った先生から基礎練習やアーティストとしての心得を教わって、努力を毎日毎日積み重ねてきたからこそデビューできたのかなと思っています。
P→★:今(道木が)才能がないと言っていましたが、才能自体は誰にでもあって、それを生きているうちに見つけられるか、見つけられないかだと思っています。さらに、見つけられたところから感謝と気合いと周りへのリスペクトがないと先は見えないし、夢を叶えるための運や周りの人もついてこないと思うので、常に感謝とリスペクトを持っていることは大事だと思います。
丸尾:叶うまでやり続けることです。僕は叶うなら何でもするし、諦めることを諦めています。本当は審査前に震えが止まらないほどとても弱い人間ですが、夢を叶えるために強くならないといけないから自分を奮い立たせるために、大風呂敷を広げた強い発言をします。自分に正直である必要はないので「自分は強い人間だ」と思い込むことが重要だと思っています。
藤岡:継続が大事だと思います。韓国から戻ってきた時「また何か挑戦してもどうせ続かないんじゃないか」とトラウマになっていましたが、そこで諦めたら本当に終わりなんだと今回の結果を受けて気づきました。僕も自分に才能がないと思っていましたが、同じことを継続して努力できることも1つの才能だと思えるようになったので、それを信じてずっと頑張ることが大切だと思っています。
西垣:自分も元々自信がなくて、正直最初はデビューできると思っていなかったのですが、周りの素晴らしいメンバーを見ていたらどんどんデビューしたいという気持ちが強くなって、最終審査の日には全く緊張せずパフォーマンスができるほど、自信が持てるようになりました。1人では絶対にここまで来られなかったので、自分に自信をつけること、その自信を持たせてくれた周りのメンバーやスタッフさんに対して毎日謙虚に愛とリスペクトを持って過ごすことが大切だと思っています。
― ありがとうございました!
「XY」インタビューこぼれ話2
P→★が「本当に仲良いんですよ!」と自負するほど仲を深めている様子の5人。“仲良しエピソード”を聞くと、丸尾がP→★の服をいつも借りていたり、藤岡が道木とオーディション中から「一緒にデビューしようね」と約束を交わしていたりと、次々に微笑ましい話をたくさん聞くことができました。(modelpress編集部)「XY」プロフィール
「XY」は、YOSHIKIがプロデューサーを務める「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」から誕生した5人のバンドメンバーと8人のダンスボーカルメンバーからなる13人組グループ。バンドメンバーはkyohey、KAIRI、FURUTATSU、カルマ、Gai、ダンスボーカルメンバーは有薗莞爾、kice(キス)、後町和輝、道木来明、西垣道隆、P→★、藤岡孝成、丸尾隼と、オーディションを勝ち抜いてきた実力を持ったメンバーで構成される。
4日に東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催された「第36回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER」のステージでデビュー曲『Crazy Love』を華々しく初披露し、今後の活躍にも期待が寄せられている。現在、楽曲「XY feat. YOSHI」が配信中(https://yoshikisuperstar.lnk.to/xyfeatyoshi)。
@modelpress XYさんからモデルプレス読者へメッセージ💌 #XY #CrazyLove @xy___official
♬ オリジナル楽曲 - モデルプレス(公式) - モデルプレス(公式)
【Not Sponsored 記事】
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