白洲迅の“人生を変えた”人物とは?芸能生活10周年で心境に変化も<「ANIMALS」インタビュー後編>
2022.06.18 12:01
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歌手でモデルの鈴木愛理が連続ドラマ初主演を務めるABEMA新作オリジナルドラマ「ANIMALS―アニマルズ―」(23日より21時45分~※初回のみ、第2話以降毎週木曜22時~)に出演する俳優の白洲迅(しらす・じん/29)。インタビュー後編では、これまでの芸能生活10年を振り返り心境を明かした。また出演作が途切れない多忙な彼の“癒やし”の瞬間、今後の目標について聞いた。
白洲迅、芸能生活10周年を振り返る 「壁にぶつかった時」の乗り越え方とは?
― 今作は登場人物それぞれが人と出逢うことで人生に変化が起きますが、白洲さんの人生に変化をもたらした人やモノは何ですか?白洲:人との巡り合いで今の自分があると思いますが…誰だろうな。誰か1人や2人挙げるとなると難しいですね。でも、やはり僕がこの業界に入るきっかけとなった、僕のことを小さい頃から知っている僕の母親の親友、僕からしたら“おばちゃん”みたいな存在の方です。芸能界デビューのきっかけを作ってくれた方なので。毎年のように「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」を受けろと言ってきて(笑)。その熱意がなかったら、確実に今の自分はない。当時はすごく嫌がっていましたが(笑)。
今年で30歳になり、2021年で芸能の仕事を始めて10年という節目に立ち合ったからこそ、改めてその人の存在がありがたいなと思いました。まだ、この業界に入って始めたばかりの頃や苦しい時などに「なんでそんな話をしてきたんだ」と思うこともありましたが、10年が経ち、今年30歳になるにあたって、改めて今こうしてお芝居ができていること自体がかけがえのない出逢い、出来事だったなと思います。
― 芸能活動10周年を迎えた心境はいかがですか?
白洲:心境の変化はものすごくあります。芸歴10年目という数字より特に大きいのは年齢かなと勝手に思っていて。僕は18、19歳ぐらいの時にこの業界に入ってきて、当時はただ目の前のことにひたすら向き合うしかなかった。でも20代半ばになり、仕事への向き合い方に少し余裕が出てきたと思ったら、今度は余計なことを考えるようになり…今思うと全く余計なことではなかったんですが。より悩むようになって壁にぶつかってしまったり、勝手に自分で壁を作ってしまったりしたことがありました。でもそういう経験を経て、20代後半の今は色々なことに対して少し力が抜けてきた感覚です。色んなことをより面白がれるようになって楽しくなってきたなと思っています。とても良い変化です。
― 壁にぶつかった時にはどうのように乗り越えてきましたか?
白洲:どのようにか…。とことん苦しんできたと思います。
― 2019年のモデルプレスでのインタビューでは「まずは自分がそういう気持ちになってしまっていることを受け入れる」と答えていらっしゃいました。
白洲:真面目(笑)!「どうにかなるでしょ」と思えていなかった時期ですね…。最近はその精神になってきました。壁にぶつかった経験をしたからこそ、どんなに苦しくてもいつかはその苦しさも絶対に終わる。「止まない雨はない」という言葉通りだなと最近は感じています。何事にも当てはまると思いますが、良くも悪くも1番は時間が解決してくれるのかなとも思っています(笑)。だから、悩む時はとことん悩みます。以前に比べて、悩むべきことと考えても仕方がないことの選別が上手になってきたのかなと思います。
白洲迅、“幸せな瞬間”明かす
― 圭祐は仕事熱心で自分の幸せを見失っているというキャラクターですが、白洲さんにとっての幸せとは何ですか?今、熱中しているものはありますか?白洲:それはもう…(笑)。やっぱり、ラーメンですよ。あとはキャンプで自然に触れること。家で仕事終わりにYouTubeを見ながら、Uber Eatsで頼んだご飯を食べてまったりするあの瞬間が1番幸せを感じるかもしれないです。忙しくても仕事が終わったら、家に帰って切り替えます。束の間の一瞬だけでもそういう時間を作るようにしていますね。
― ラーメンといえば以前、イベントなどで「製麺機を買って家でラーメンを作りたい」とおっしゃっていましたが、その後実現しましたか?
白洲:…してないです(笑)。
― これからですね!まだ、実現させたいという思いはありますか?
白洲:もちろん!なかなか実現できないですね。大掛かりだし、ちゃんとしたものを作りたいと思ったら、正直家じゃできないと思っています。大きな寸胴も必要だし、9~10時間煮込まないといけないとなると、とんでもないことになるなと思ってしまいました。やるならどこか借りるなど…すごく大掛かりになりそうで(笑)。それが今のところの壁ですね。
― 実現できたという報告を楽しみにしています(笑)。
白洲:モデルプレスさんにご協力いただいて…企画があればぜひ(笑)。
白洲迅、今後の目標・挑戦したい役とは?
― 今後の目標と挑戦したい役柄について教えて下さい。白洲:20代前半とかそういう目標を聞かれることがたくさんありましたが、改めて振り返ると目標を立てて生きてきていないなと思います。直近の小さい目標は立てますが、大きな目標は立てたことないです。引き続き、役と巡り合える環境が続くように頑張っていけたら良いなというのが、芸能活動を始めてからずっと続いている目標です。
役に関してもあまり「こういう役をやりたい」というのはなくて、役とは本当に出逢いだと思うからこそ、基本的にやりたい役がないです。強いて言うなら、今年30歳になるので30代だからこそみたいな役。1つの大きな役としての変化という意味では、父親の役を自分の中でやりきれたと思えたら、ちょっと人間としても成長を感じられるタイミングなのかなと勝手に思っています。
― ありがとうございました。
白洲迅こぼれ話
この日の取材は、舞台「夜来香ラプソディ」の公演期間で、ハードスケジュールをこなしているはずだったが、爽やかに取材部屋に現れた白洲。撮影では記者から立ち位置やポーズをお願いすると「ここで大丈夫ですか?」などと丁寧に答えてくれた。さらに、インタビュー中に周囲の作業の音が響いてしまった時には、ボイスレコーダーに近づいて少し大きな声で話してくれるという気遣いまでしてくれる紳士な振る舞いを見せ、質問に対してゆっくりと言葉を紡ぎながらも内に秘めた闘志が目の奥から伝わってきた。また、取材時は朝から同作の撮影を行っていたようで、空き時間に「ちょっと遠くまで1時間ぐらいかけて、家系ラーメンを食べてきた」と話し、思わず笑みがこぼれる場面も。周囲を癒す白洲の人柄によって、終始穏やかな取材となった。(modelpress編集部)
白洲迅(しらす・じん)プロフィール
1992年11月1日生まれ、東京都出身。2010年「第22回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」への応募をきっかけに芸能界入り。舞台「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」で俳優デビューを果たした。その後も数々の話題作への出演が続き、近年ではドラマ「私の夫は冷凍庫に眠っている」(テレビ東京系/2021年)、「リコカツ」(TBS系/2021年)、主演を務めた「どうせもう逃げられない」(MBS・テレビ神奈川ほか/2021年)、「鹿楓堂よついろ日和」(テレビ朝日系/2022年)、主演映画「BACK STREET GIRLS ―ゴクドルズ―」(2019年)、「10万分の1」(2020年)に出演。さらに、舞台「夜来香ラプソディ」(2022年)やTBS系情報番組「あさチャン!」(2021年)、フジテレビ系朝の情報番組「めざましテレビ」(毎週月~金曜あさ5時25分~)でマンスリーエンタメプレゼンターを務めるなど活躍の幅を広げている。10月14日には映画「向田理髪店」の公開が控えている。
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