2022年上半期代表ソング「PAKU」でバズるasmi(アスミ)、“SNSで最も使われる歌声”に初めて迫った
2022.06.10 17:00
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「パクっとしたいわ 端から端まで結ばれたいな♪」から始まるポップナンバー「PAKU」がTikTokで再生回数5億回を超えるなど、若者を中心にバズっている大阪在住のシンガーソングライター、asmi(アスミ/21)。いま“SNSで最も使われる歌声”とも言われ、彼女の名前は知らずとも、歌声を聴けば自然と踊ってしまう人も多いのでは。彼女は「これからは自分で書いた曲でもヒットを出せるように頑張りたいし、もっと“asmi”に気づいてもらいたいなって思います」とモデルプレスのインタビューで語った。
2022年の代表ソングになりつつある「PAKU」
「PAKU」は3月30日の配信以降、ローカルチャンピオーネのオリジナルダンス動画をきっかけにブームが着火し、著名なインフルエンサーから一般人までこぞって創作動画を投稿。今ではダンス以外のバズ動画、トレンドハッシュタグでの使用も増加。テレビはじめ各メディアでTikTokアプリ自体の紹介が行われる際も、代表的な動画投稿として「PAKU」が使用されるなど、社会現象とも言えるヒットになっている。「今でも、 ほんまにバズってるの?って信じられない気持ちが大きいです。自分が一番驚いているし、いつになっても信じられないんじゃないか、とも思っています。ただコンビニで買い物中に流れたときは嬉しかったです。あと家族や友だちから連絡がたくさんきたので、そういうので少しずつ実感してきています。言われてみたら確かにいたなっていう同級生からもたくさん連絡がきました(笑)」
asmiが語る「PAKU」の魅力
「PAKU」は、今年1月配信の「なにやってもうまくいかない(feat.asmi)」でもコラボしたmeiyoが作詞作曲を手がけ、同じく100回嘔吐がアレンジを担当した中毒性の高いポップナンバー。「『PAKU』は癖のある楽しい曲。聴けば聴くほど味が出てくる、耳を凝らせば凝らすほど、いろんなところに仕掛けがいっぱいある曲なので、そこにも注目しながら聴いて、どんどんのめり込んでいってほしいなと思います。レコーディングでは早口で『宝物はなに?捨てるつもりも無いのにさ?』って歌うところに苦労しました。『PAKU』は自分で作った曲ではないので、こんなに早口!?って最初は驚いたんですけど、百発百中でできるように挑戦するのはとても楽しかったです」
昨年は「ヨワネハキ」が大ヒット、asmi「これからは自分が書いた曲でもヒットを」
asmiは昨年、和ぬかと共にフィーチャリングで参加した音楽プロジェクト・MAISONdesの「ヨワネハキ」でも注目を集めた。TikTokでの総再生回数は驚異の26億回超え、さらにTikTok総動画投稿数は国内で過去最高と言われる200万超えを記録する快挙だった。立て続けにTikTokでのバズりソングに関わってきたが、『PAKU』同様、自ら作詞作曲していないこともあり、驕りはまったくない。「『ヨワネハキ』も『PAKU』も私が歌っている曲を聴いてもらえるのは本当に幸せなんですけど、でも一番幸せなのは自分で作詞作曲した歌を聴いてもらえること。これからは自分で書いた曲でもヒットを出せるように頑張りたいし、もっと“asmi”に気づいてもらいたいなって思います」
オファーが殺到するasmiの“歌声”
asmiのストロングポイントである“歌声”。その歌声を求めるコラボやフィーチャリングのオファーは殺到中で、ABEMAオリジナル恋愛番組「今日、好きになりました。」シリーズの最新主題歌でも、Mrs. GREEN APPLEの新曲「ブルーアンビエンス(feat. asmi)」に参加している。これまで嬉しかった言葉は?と尋ねると、asmi本人からも「やっぱり声を褒めてもらえることが一番、覚えているし、嬉しい」と返ってきた。
「けっこうエゴサーチをするんですけど、声が特徴的とか声に中毒性があるとかを見つけると、声って自分しか持っていないものなので、本当に嬉しくて。中学生のときとかは、ぶりっ子してるみたいって言われて悲しかった思い出もあるんですけど、今はそんなこと全然なくて、自分でも唯一、自信を持てるところだなと思っています」
「これからも歌いたい」シンガーソングライターを目指す“きっかけの言葉”
4つ上の姉の影響で音楽に興味を持ち、高校で軽音楽部へ入部。100人以上が所属する部で部長も務めた。シンガーソングライターを目指すきっかけも“歌声”に興味を持ってくれた人の言葉だった。「高校3年生で進路に悩んでいたとき、軽音楽部でユニットを組んでいた子と、ある専門学校の高校生向けのイベントに出て歌ったんですけど、その専門学校の講師の方が『あなたの歌声は歌うのに向いているから絶対に歌った方がいいよ』と言ってくれて。初めて認められた気がしました。これからも歌いたいって、やっと素直になれたというか。進路の先生にもお母さんにもお父さんにも、歌で頑張りたいと説得して、その講師の方がいる専門学校に行くことを決意しました」
それから約3年の歳月が経過。今もその選択に後悔はない、と胸を張る。
「ライブハウスで歌い始めた頃から、声がいいね、って聴いた人に言ってもらえたから。やっぱりそれが大きいし、それが嬉しかったので、少しくらいつらかったり大変なことがあったりしても、折れずにここまでこられたんだとは思います」
「会いたいの電話許されますか」共感を呼ぶasmiの歌詞
昔から片平里菜、aiko、YUI、SHISHAMO、チャットモンチー…恋愛を歌うラブソングが大好きで、そんなasmiが書く歌詞も恋愛が中心。「会いたいの電話許されますか」のフレーズがTikTokでバズった「memory」や「例えば」「Call me」などは多くの人の心に刺さり共感を呼んでいる。ときには自身の失恋体験も織り交ぜ、妄想とかけ合わせて言葉を紡いでいくが、恩師のおかげで気づいた“感情”も重要な要素の一つ。「専門学校に入ってから恋愛で周りが見えなくなったときがあって、友だちとよくぶつかっていたんです。それ以外でもなにかあるとすぐに病むというか、自分の部屋で泣いてばかりいて。そんなとき、先生に『あなたには愛がない。人に優しくしてもらったら優しくするんじゃないよ。やってもらったからやり返すんじゃなくて、愛は自分から与えていくもの』と言われて。どういうことだろう、って最初は思ったんですけど、振り返ると、私は人の愛や優しさに自分では気づいていないことに気づいて。その出来事からは考え方や人との接し方が本当に変わったし、そのときのいろいろな感情は、私が書く歌詞にもきっと表れていると思います」
「歌いたくないことは歌えない。常に素直でいたい」
インタビューは終始、飄々とした様子で話していたが、なぜだか彼女の意思の強さを感じる不思議な感覚に陥る。「歌いたいことしか歌わない。でもそれは当たり前か。私はたぶん、歌いたくないことは歌えない。常に素直でいたい。それは歌だけではなく、生きる上でも」。しかしその後に続けたこの言葉に、asmiが凝縮されているような気がした。今年12月にはライブツアー「Do you know me?」を東京・LIQUIDROOM(12月10日)、福岡・INSA(12月17日)、大阪・なんば Hatch(12月23日)で行う。年末までにはさらなるヒット曲を出し、世間に“asmi”が浸透していることを期待してならない。
asmiの“夢を叶える秘訣”
夢は「ドラマの主題歌を担当すること」。理由は日本のドラマを観るのが大好きだから。そんなasmiに最後に“夢を叶える秘訣”を聞くと、「行動力です」と答え、それを実証する自らのエピソードを明かしてくれた。「専門1年生の秋頃。私、クボタカイくんやRin音くんがめっちゃ好きだったので、その事務所に入りたいなと思っていて。大阪であったクボタくんのライブの終演後、ライブハウスの前にクボタくんとマネージャーさんがいたのでCDを渡しに行ったんです。『asmiです、良かったら聴いてください』ってメールアドレスもいっしょに。それがきっかけで今、その事務所に入れているので、やっぱり行動力は大事だと思います」
(modelpress編集部)
asmi(アスミ)プロフィール
大阪在住21歳シンガーソングライター“asmi(アスミ)”。POPでJAZZYな歌声から年頃の女の子が抱く恋愛の悩みや日常の想いを切り取って歌う。RHYTHMに乗せて放たれる言葉はすでに多くのMUSIC LOVERを虜に。十代白書2020 にてグランプリ獲得。新世代ラッパーのRin音の1stアルバム「swipe sheep」収録曲「earth meal feat.asmi」に参加。CDショップ大賞2021年関西ブロック受賞1st album「bond」から半年、ついに1st EP「humming」をリリース。「MAISONdes-メゾン・デ-」で「ヨワネハキfeat. 和ぬか, asmi」をリリースし、SNSで2021年一番のバズヒット曲となる。THE FIRST TAKEに出演。2022年3月30日(水)新曲「PAKU」をリリース。@modelpress キラキラ笑顔の決め顔😁✨@asmi__official #モデルプレス決め顔チャレンジ #asmi #モデルプレス
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2022年上半期代表ソング「PAKU」でバズるasmi(アスミ)、“SNSで最も使われる歌声”に初めて迫った
— モデルプレス (@modelpress) 2022年6月10日
▼詳細&撮り下ろし写真https://t.co/xXO0nYbP1o@asmi__official @asmi_staff #TikTok #PAKU
【Not Sponsored 記事】
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