傑作ミステリードラマ主演の小泉孝太郎を直撃!女性も魅了する作品の秘密とは?<「眼の壁」インタビュー>
2022.06.30 17:20
「WOWOWオリジナルドラマ 今どきの若いモンは」など、話題のオリジナルドラマを多数配信しているWOWOW。「WOWOWオンデマンド」ではWOWOWのドラマが約200作品も楽しむことができ、6月19日からは「連続ドラマW 松本清張『眼の壁』」の放送・配信がスタート。そこで今回、主演の小泉孝太郎さんにドラマ好き女子2人が突撃インタビューを実施!ドラマの魅力から、撮影の舞台裏までをたっぷり語ってもらいました。
話題のオリジナルドラマ「連続ドラマW 松本清張『眼の壁』」
小泉さんに突撃インタビューを行ったのは、以前行われた<WOWOWドラマ座談会>にも参加した石井里奈さんと泉侑里さん。2人は普段からよくドラマを観ているようで、石井さんのおすすめドラマは「WOWOW開局30周年記念 連続ドラマW 宮部みゆき『ソロモンの偽証』」、ミステリー作品好きの泉さんは「連続ドラマW 松本清張『眼の壁』」を楽しみに待っていたとのこと。本作は松本清張のベストセラー小説を連続ドラマ化。舞台は1990年のバブル時代で、手形詐欺に端を発する連続殺人事件の謎を描いた社会派ミステリーです。主人公の萩崎竜雄役を小泉孝太郎さん、物語の鍵を握る妖艶な女性・上崎絵津子役を泉里香さん、萩崎の高校時代の同級生で新聞記者の村木満吉役を上地雄輔さんが演じるなどキャストも豪華。
一足先に全5話を鑑賞した2人は小泉さんに聞きたいことがたくさんあるよう。難しそうなテーマのミステリー作品ですが、女子でも楽しめる秘密に迫ります。
小泉孝太郎に突撃インタビュー
石井:一足先に「眼の壁」を観させてもらいましたが、すごく面白かったです!小泉さんは主人公の萩崎を演じていますが、今作の印象はいかがですか?小泉:WOWOWの連続ドラマの主演は7年前の「連続ドラマW 死の臓器」という作品以来なんです。どの作品も主演はプレッシャーがあるし、特にWOWOWの社会派ミステリーは大変なんです(笑)。台本を読んで「あ、これは結構苦しいぞ」と。演じた役の萩崎はごく普通の一般男性で、絵津子という女性に出会い人生が翻弄されていきますよね。苦しい人生に一変してしまうから、最初の印象は「苦しい撮影の日々が続くぞ…」でした(笑)。
石井:確かにずっと追われてましたね(笑)。
小泉:萩崎は悪いことをしているわけでもないので、「楽しい」とか「嬉しい」という感情がほとんどない主人公なんです。常に追い詰められている役なので、演じていて大変だったのはその部分ですかね。
石井:具体的に大変だった撮影はありましたか?
小泉:実はどのシーンも時間がかかるんです。舞台が1990年のバブル時代なんですけど、車に乗るシーンを撮るにしても1990年の車を用意したり、時代に合った衣装を用意する必要があるので。細かい部分までかなりこだわっている分、時間はかかりました。ロケ場所も1990年の時代に合う場所で撮影しましたし、「自分は1990年に生きている」という意識を常に持ち忘れないようにしていました。
石井:役作りは時代に入り込むところからですか?
小泉:そうですね。ただ僕の演じた萩崎は色があまり無い役なんです。他の登場人物のほうがすごく癖があって、泉里香ちゃん演じる絵津子はすごく綺麗だけどどこかミステリアス。色の強い登場人物の中で、僕はなるべく色がつかないことを意識しました。
泉:設定も一般的な男性でしたね。
小泉:そうなんです。周りに巻き込まれて自分の人生が大きく変わってしまう。ただ、萩崎は熱いものを持っているので上司である関野部長を救いたいという正義感はすごく強い男です。冒頭から和やかなシーンのない役だったので、寝不足で行っても大丈夫な現場でした(笑)。
全員:(笑)。
小泉:役作りで朝ご飯やお昼ご飯はなるべく食べないようにしていたんです。萩崎は満たされちゃいけないし、どこか満たされないほうが飢えている感じが出せるのかなと。
石井:そんな役作りされていたんですね!面白い!
小泉:実はそうなんです(笑)。それにクライマックスの廃工場のシーンや、薮(宏太)くんとの森の中のシーンも大変でした。数分のシーンですけど、撮影では8時間くらいかかるんです。細かい部分までこだわっているので、短いシーンにも注目してもらえると嬉しいですね。
女性も楽しめるポイントは?
小泉:僕からも聞いてみたいんですが、「眼の壁」は女性から観てどうでしたか?泉:私は真実を求めて頑張る萩崎の姿を見て、すごく応援したくなりました。1話目から怒涛で、ストーリーが進んでいくと萩崎はボロボロになっていくので「頑張って!」と応援しながら観ていました(笑)。
小泉:嬉しいです!萩崎は無色透明な主人公として演じたいなと思っていて、観ている方が萩崎目線でストーリーを追ってほしかったんです。「萩崎頑張れ」と思ってもらえるのは嬉しいですね。
石井:この後、刺されちゃうんじゃないかって心配だったよね。
泉:そう!「大丈夫?後ろから来てるんじゃない?」ってね(笑)。
石井:私はバブル時代の設定が観ていて面白かったです。泉里香さんのお洋服や髪形が、新鮮だけどどこか懐かしくて。あと上司との関係もすごく新鮮に感じました。今よりももっと繋がりが強くて、萩崎のキャラクターもあると思うんですけど「ずっとついていきます」とか「なんとかしてあげたい」と思える上司がいるのは素敵だなって。
小泉:萩崎と甲本(雅裕)さんが演じている関野部長は少し関係性が複雑なんですよね。元々僕の父親が関野部長を可愛がっていて、父親が亡くなった後は関野部長が僕の父親代わりをしてくれていたんです。会社の中では上司と部下の関係だけど、親子関係にも近い関係性は若い方たちには新鮮に映るでしょうね。
泉:バブル期の設定は新鮮だったのですが、小泉さん自身のバブル期の思い出ってありますか?
小泉:全くないんですよね。1990年だと11歳だからバブルというものも全く理解できていなかったです。その頃はとにかく野球に夢中でした(笑)。
全員:(笑)。
泉:萩崎を演じる中でバブル期を感じた瞬間はありましたか?
小泉:演じながらパワーや熱気のある時代だったのかなとは感じました。今よりももっと体育会系のノリが強い縦社会なのかなと。そういった組織としての古臭い体質も感じながら演じていました。
小泉孝太郎、泉里香のドレス姿に嫉妬?
泉:もう一つ聞きたいことがあるんですが、正義感の強い主人公・萩崎と小泉さん自身似ている部分はありましたか?小泉:似ている部分か…。上司や親友と真剣に向き合い、自分を誤魔化さない部分は似ているかもしれないですね。萩崎とまでは言わないですが、自分も信頼する人が窮地に陥っていたら「自分は何ができるだろう」「自分にできるベストはなんだろう」と考えると思います。
泉:勝手に小泉さんとリンクしている部分もあるなと思っちゃいました。
小泉:そう思ってもらえると嬉しいです。萩崎は愛着のわく人物だったし、正義感が強く実直で信頼できる男だなと。「眼の壁」で萩崎竜雄という人物に出会えたのは嬉しかったですね。
泉:魅力的で人たらしだから、色んな方が萩崎の周りに集まるんですね。
小泉:だからトラブルに巻き込まれるんですよねぇ…。
石井:私ももう一つ聞きたいことがあります!泉里香さんが演じていた絵津子は女性もドキッとするような魅力がありましたが、演じていて小泉さんがドキッとしたシーンはありましたか?
小泉:ドレス姿に圧倒されましたね。
石井:可愛かったです!
小泉:ずるいぐらい素敵でしたよね。ドレスを着て佇んでいるだけで魅力的だから、自分が女性だったら嫉妬するんじゃないかと思いますよ。そんな絵津子と萩崎は一緒に踊るシーンもあって。
石井:一緒に踊るシーンありましたね!顔もすごく近くて。
小泉:手を握って、腰に手を回し、萩崎の耳元で絵津子がささやくシーンはさすがにドキッとしましたね(笑)。
石井:女性でもドキッとしました(笑)。
泉:すごく素敵なシーンだったよね。
石井:最後に、「眼の壁」を撮影し終えた感想を聞かせていただけますか?
小泉:改めて「眼の壁」というタイトルの深さを感じました。松本清張は人の本質を見抜く力があったと思うんです。例えば初対面は一番大切とも言いますが、本当の本質は見えているのだろうかと。眼の壁の奥には誰にも言えない本音や真実があり、その壁を越えてこそ本質がある。僕らは普段、すごく表面的な部分だけを見ているんだと解釈しました。観た方によって捉え方は変わると思うので、ぜひ自分なりの「眼の壁」を考えてみてほしいです。
石井・泉:ありがとうございました!
突撃インタビューにも丁寧に応じてくれた小泉さん。そんな小泉さんが演じる萩崎の人格や、バブル期が丁寧に再現されている映像がドラマ女子の心を掴んでいたようです。
各月の初回放送終了後には、同月放送分を「WOWOWオンデマンド」にて一挙配信。WOWOWオンデマンドならお申し込み月内であればいつでも解約可能となる無料トライアルも実施中なので、ハラハラドキドキしたい方や、熱気あふれるバブル期を感じてみたい方は「眼の壁」を観てみるのもいいかもしれませんね。(modelpress編集部)[PR]提供元:株式会社WOWOW
「連続ドラマW 松本清張『眼の壁』」作品概要
「点と線」に並ぶ松本清張のベストセラー小説を、小泉孝太郎主演でドラマ化した傑作サスペンスを放送。1958年に大庭秀雄監督によって映画化され、当時大きな反響を呼んだ原作の舞台を1990年代に移し映像化。手形詐欺に遭った上司のため、部下の主人公が新聞記者の友人の協力を得て巨悪に立ち向かう姿を鬼気迫る展開で描き出す。主人公のウキシマ電業製作所経理課長・萩崎竜雄役を小泉孝太郎、物語の鍵を握る妖艶な女性・上崎絵津子役を泉里香、萩崎の高校時代の同級生で新聞記者の村木満吉役を上地雄輔が演じる。その他、薮宏太、加藤雅也、甲本雅裕、陣内孝則ら豪華俳優陣が集結。脚本を「警視庁捜査一課長」シリーズの深沢正樹が担当し、監督を「シグナル 長期未解決事件捜査班」や「連続ドラマW 殺人分析班」シリーズなどの内片輝が務める。豪華俳優陣による疑念渦巻くスリリングなサスペンスに期待したい。
<ストーリー>
1990年、資金繰りに苦しむウキシマ電業製作所の経理課長・萩崎竜雄(小泉孝太郎)は、部長の関野(甲本雅裕)とともに融資交渉に奔走していた。しかし資金のめどが立った直後、関野が2億円の手形詐欺に遭ってしまい、手形を奪われた関野も姿を消してしまう。経営陣は体面を繕うため、事件を隠蔽することを決めるが、萩崎は父の恩人でもある関野のために新聞記者の友人・村木(上地雄輔)の力を借りて真相追求に乗り出す。しかし、調べれば調べるほど、事件の闇は深まっていく。背後にうごめく、権力者や組織の影。そして萩崎は、事件の鍵を握るとみられる謎めいた美女・上崎絵津子(泉里香)にたどり着く。
<放送・配信スケジュール>
毎週日曜 22:00~
※全5話
※第1話無料放送
※WOWOWオンデマンドでは各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信
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