宮司・安宅・佐久間アナが語る“テレビには映らない”苦労と努力 3人の共通点は?【フジテレビアナウンサー×モデルプレス連載<“素”っぴんトーク>】
2022.05.16 17:00
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「フジテレビ×モデルプレス」アナウンサー連載第2弾『“素”っぴんトーク』―――― Vol.23~24は宮司愛海(みやじまなみ・30)、安宅晃樹(あだけこうき・29)、佐久間みなみ(さくまみなみ・24)の「春から新たなスタートを切ったアナウンサーたち」でトーク。
フジテレビアナの素顔に迫る「“素”っぴんトーク」
テレビには映らないフジテレビ女性アナの知られざる素顔に迫った連載第1弾「女子アナの“素”っぴん」に続く本連載では、鼎談形式にパワーアップ。共通点を持ったメンバー同士が集まり、仲間だからこそ知る“素”の一面を引き出していく。第12回は、4月から「FNN Live News days」で初めて報道キャスターに挑戦している宮司アナ、同番組で担当曜日が変わり宮司アナとタッグを組む安宅アナ、「S-PARK」メインキャスターに就任した佐久間アナと、新たなスタートを切ったアナウンサーが集結。環境が変わり約1ヶ月…現在の心境から悩みまで、赤裸々に語ってもらった。
宮司・安宅・佐久間アナの共通点
― 今日は「“素”っぴんトーク」第12回ということで、4月から新たなスタートを切った皆さんにお集まりいただきました。皆さんはこれまで交流や共通点はありましたか?宮司:実はそんなに一緒に仕事をしたことはないんです。担当番組が被ったこともないよね?
安宅:そうですね。僕と佐久間は、一度だけレギュラーではない単発番組を一緒に担当したことがあります。
佐久間:年末に30分のニュースを初めて担当したのですが、安宅さんと一緒でとても安心感がありました。
安宅:僕と宮司さんが一緒に仕事をしたのは、この4月が初めてですね。
宮司:そうだね。私と佐久間ちゃんも「S-PARK」の引き継ぎのために現場に一緒に行った時以外は同じ番組になることはなかったので、比較的これまで関わりがなかったメンバーかもしれないです。新鮮ですね。
安宅:でも僕、この3人の共通点で1つ思い浮かぶことがあります!アナウンス室で1番真面目な人間の集まりだなって(笑)。
宮司:自分たちで言っていいのかわからないけど(笑)。
安宅:僕はちょっと2人に比べたら劣るのですが、2人はアナウンス室一の真面目人間だなと思います。
― どのような部分を見てそう思われたのでしょうか?
安宅:普段の立ち振る舞いはもちろんそうですし、仕事に対する向き合い方など全般的に真面目で「細かいとこまで行き届いているなぁ」という印象です。
佐久間:宮司さんのストイックさには負けます!
宮司:いやいや、そんなことないよ。ただ、私が佐久間ちゃんと共通する部分だなぁと勝手に思っていたのは、ちょっと不器用よりの人間というところです(笑)。
佐久間:私はちょっとどころじゃないです(笑)!だいぶ不器用だと思います。
宮司:佐久間ちゃんはピシッと見えるタイプなのですが、実は不器用だから「やらなきゃ!」と思っているのかなと。その根本の部分が私とも似ていると思いました。
宮司アナが知る佐久間アナのギャップ
― 宮司アナが佐久間アナのその一面に気付いたのは、「S-PARK」の引き継ぎをされている時ですか?宮司:その時もですが、前からずっと「これが不安で…」などと相談しに来てくれていて(笑)。でも私から見ればありのままで頑張れば大丈夫なのに、とても心配性で怖がりなところが「あぁ、やっぱり私と似ているなぁ」と。仕事は何をやってもすごくできる子だから、そのギャップが客観的に見ていると不思議だと思うこともあります。ですが気持ちはよく理解できますね。
佐久間:確かに心配性ですね…。これでもかと言うほど準備しないと不安に感じてしまいます。むしろとっさに何か起きた時の対応力がなさすぎるので、そこをなんとかしなければと思っています。
安宅:いやいや、何をおっしゃいますか(笑)!
佐久間:いや、本当にあたふたしてしまうんです(笑)。準備するという点では「真面目だね」と言われがちですが、そういうふうにしか生きられないのでやはり不器用なのだと思います。
― 佐久間アナはすごくしっかりされている印象が強かったので、それはテレビの前の視聴者の方も知らない一面なのではないでしょうか?
宮司:確かに私もそう思います!
佐久間:そうなんですね(笑)。
安宅:難しいですよね。僕も常に最悪のパターンを考えて準備しておくタイプなので、もっとラクに生きたいなと思います。
佐久間:めちゃくちゃわかります。
多分、ここにいる3人はラクに生きられない(笑)。
宮司:共通点はそこですね。
安宅アナ、佐久間アナの勉強熱心さに感心
― 心配性な一面を持つ中、宮司アナと佐久間アナは4月から新番組の担当となりましたが、約1ヶ月やってみていかがですか?佐久間:毎週やることも扱うスポーツも違うので、準備したくてもできない部分がどうしても出てきてしまって、毎回試行錯誤しながらやっています。新しいチャレンジだからこそ発見ができるのは楽しいですが、その分いろいろと葛藤しています。
― 実際に「S-PARK」を担当し始めてから、宮司アナに相談することもありましたか?
佐久間:はい、ちょこちょこ相談させてもらっています。
宮司:アナウンス室にいる時は話したりするのですが、逆に私が今土日休みになったのでなかなか会えなくなってしまいました。ですが「ここに行くんですけど、どんな格好でどんなものを持っていけばいいですか?」などと個人的に連絡をくれて(笑)。「その悩みわかる~!」と思いながら「ここは上着があった方がいいよ」「暑くなったら脱げるような服装で」「靴はこういうのがいいよ」などアドバイスを送っています。
佐久間:「どこで買いましたか?」みたいなことまで聞いちゃいました(笑)。
宮司:そういう連絡をくれるのは嬉しいですね。
佐久間:やはり取材の仕方はそれぞれ違うと思うので、実際にやってみてわからないことが出てきたら宮司さんに聞こうと思っていました。今はまず自分でやってみて…という段階です。今後もっと相談させてもらうことが増えると思います。
安宅:その話で今思い出したけど、佐久間のことを「すごいな」と思ったことがあって。佐久間が夕方のニュース番組でフィールドキャスターをしている時に、過去に僕が同じようなレポートをした素材を探して見ていたらしいんです。その後、ディレクターに「安宅さんは過去にこういった文言でレポートしていたのですが、安宅さんと比較して私はどうでしたか?」と質問していたそうで、僕は後からその話を知りました。
宮司:偉いな~(笑)!
安宅:勉強熱心ですよね。
佐久間:恥ずかしいです…(笑)。素材が見られるということは聞いていたので、自分の中で答えを見つけ出すのは限界があると考えた時に「そうだ、安宅さんがいる」と思って。
宮司:先輩としては嬉しいようで複雑だよね。「あの時のレポート上手くいかなかったんだけどな…あ~見ないで~!」みたいな(笑)。
安宅:確かにそうですね(笑)。
宮司アナ、安宅アナを信頼
― 宮司さんもスポーツから報道に移られて1ヶ月経ちましたがいかがですか?宮司:やることが違うとこんなにも自分の精神状態も変わるのかと感じています(笑)。スポーツも中継などでは予期せぬ事態が起きることもありますが、お昼の時間帯のニュースは常にめまぐるしく情報が動いていて。オンエア直前まで原稿が来なかったりオンエア中に差し替えで違う原稿が来たりと、初めての経験がいっぱいです。なおかつ自分があまり口に出し慣れていない単語や今まで触れてこなかった専門用語なども出てくるので、それをどう自分の言葉にして伝えるかというのが難しいですね。毎日余裕もなく、なんとか乗り越えている感じです。
佐久間:私も毎日必死で、その日に扱うことを調べて、その日を乗り越えることで精一杯になってしまって、気付いたらまた今日が来た…という繰り返しです。
宮司:近道はないもんね。勉強して慣れていくしかないのかなと思っています。
― 報道をずっと担当されてきた安宅アナから見て、宮司アナの印象はいかがですか?
安宅:これまで一緒に番組を担当したことはなかったのですが、宮司さんが「S-PARK」を担当している時に、5分くらいニュースをお伝えする報道枠を僕がやっていた時がありました。場所は違ったのですが、宮司さんがいるスタジオの音声は届いていたんです。その時の宮司さんは本当に落ち着いているイメージだったのですが、今は報道が初めてということもあり焦りもすごく伝わってきます(笑)。
宮司:もう安宅におんぶに抱っこで助けてもらっているんです。「ごめん安宅、今日ちょっと余裕ないからよろしくね!」と始まる前に言っています(笑)。「僕も余裕ないです!」と言いながらもちゃんと上手くまとめていい感じに助けてくれるので、すごく助かっています。
安宅:とんでもないです。ですが宮司さんはやはり僕とは全く違う分野の知識を持っているので、いつも「盗むところがたくさんあるなぁ」と思っています。今まで島田(彩夏)さんという大ベテランと一緒にやっていたので、良くも悪くも「何かあったら島田さんがなんとかしてくれる」という気持ちがあったのですが、宮司さんとは年次が2つしか変わらないこともあり、これからは2人が同じバランスで支え合う意識が強くなりました。
宮司:そうだね。
安宅:自分の中でも仕事に対する向き合い方が変わりましたし、「自分が一人前にならなければ」という意識もより強く持ち始めました。
― 宮司アナと安宅アナの信頼関係も今まで以上に必要になってきますね。
宮司:そうですね。ですが話すように心がけなくてもたくさん会話はしていますし、終わった後には「あそこで私が巻いちゃってごめんね」などのやり取りもよくしています。そういう会話を必要としないタイプの人もいると思いますが、安宅とはその感覚が似ていると感じています。
安宅:僕も宮司さんもその日のうちに消化して整理したいという考えですよね。
宮司:はい、その部分が一致しているのはいいなと思います。
宮司アナ、佐久間アナへアドバイス
― 佐久間アナは、前の担当番組でやっていたことが今も活きていると感じた経験はありますか?佐久間:報道でずっと取材をやっていたので、それはスポーツの現場取材で少しは生かされているのかなと思います。ですがやはりテンションが違うので、そこが1番大変だとも感じています。私はピシッと見られがちなので、自分としてはMAXの明るさでやっていたつもりでも、「もっとテンション上げて行けるよ!」と言われてしまったりして…(笑)。そこがまだ掴めず難しい部分ではありますね。
― 宮司さんから見て、その悩みはどう解決できると思いますか?
宮司:それは自分の姿勢だけではなくて、例えばスタジオが落ち着いて見えるなど外的要因も関わっていると思うので、全てを自分のせいにするのも苦しくなってしまうのではないかなと思います。ある程度割り切ることも大事だと思うのですが、全てに通ずるのは、とにかく失敗を恐れずに思い切りやるのが大切ということでしょうか。小さくまとめていい感じにやろうとすると、せっかく新しい分野でチャレンジしているのに最初から自分で伸びしろを狭めることになってしまう。その伸びしろをより大きくするために、色々なことを恐れずにやってみるというのがオススメです。もちろんそれが簡単じゃないというのもよくわかるのですが…(笑)。私は自分で伸びしろを狭めてしまったことを後悔しているし「もうちょっと最初から思い切って失敗しておけばよかった」と思っています。
佐久間:やはり「失敗したくない」という気持ちが強いので、そこを乗り越えなければならないですね。
宮司:そうだね。しっかり準備する人からすると、逆にどこまで準備をしないかというのも同時に考える必要があるよね。でも自分が扱うことに対して本当に興味を持っていて、「それってどういうこと?」という知的好奇心があれば自然と解決していくと思うので、個人的には目の前のことを一生懸命楽しむというのが1番の打開策だと思う。
安宅:勉強になります!今日のこのインタビューの録音ください(笑)。
※後編に続く!
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宮司愛海(みやじ・まなみ)プロフィール
生年月日:1991年7月29日/出身地:福岡県/出身大学:早稲田大学/血液型:O型/入社年:2015年<担当番組>
FNN Live News days
潜在能力テスト
安宅晃樹(あだけ・こうき)プロフィール
生年月日:1992年12月25日/出身地:山口県/出身大学:東京大学大学院/血液型:B型/入社年:2017年<担当番組>
FNN Live News days
報道局経済部記者兼務
佐久間みなみ(さくま・みなみ)プロフィール
生年月日:1997年11月18日/出身地:愛知県/出身大学:上智大学/血液型:O型/入社年:2020年<担当番組>
ポップUP!(火・水)
S-PARK(土・日)
Go!Go!チャギントン
Tune
【Not Sponsored 記事】
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