モデルプレスのインタビューに応じたヘラヘラ三銃士/(左から)まりな、ありしゃん、さおりん (C)モデルプレス

ヘラヘラ三銃士が新たに“コンサート”に踏み切った理由 毎日投稿&リハーサル…挑戦の裏に隠された努力に迫る<独占インタビュー>

2021.09.13 17:00

ありしゃんまりなさおりんからなるYouTuberグループ・ヘラヘラ三銃士が8月31日、東京・Zepp DiverCityにて「ヘラヘラ三銃士 ほぼ1stコンサート2021夏~見たらグイ☆~」を開催。登録者数109万人を超える3人が、このタイミングで音楽コンサートという新しい試みに踏み切った理由、これから目指す場所とは――。<モデルプレス独占インタビュー>

ヘラヘラ三銃士、コンサートでも本領発揮

コンサートの様子/まりな、ありしゃん、さおりん
コンサートの様子/まりな、ありしゃん、さおりん
美女3人が“女子のリアル”を飾らずに見せるヘラヘラ三銃士。2018年頃から韓国での夜遊びや整形事情を赤裸々に映した動画を投稿し始め、若者の間で人気に。

YouTuberとして知名度を上げた3人は、今回約90分に及ぶコンサートを開催。ありしゃんの圧倒的なプロデュース力をアイドル経験のあるさおりんまりなが支え、3人のこれまでの集大成とも言えるパフォーマンスで会場中を虜にした。

まりな、ありしゃん、さおりん (C)モデルプレス
まりな、ありしゃん、さおりん (C)モデルプレス
モデルプレスは同日3人にインタビューを実施。コンサート準備や毎日投稿で“これまでで1番忙しかった”という濃密な2021年夏の裏側、今後の夢を聞いた。

「チーム・ヘラヘラ」を集めるところからスタート

ありしゃん (C)モデルプレス
ありしゃん (C)モデルプレス
― まずは、今回のコンサートのテーマ・こだわったポイントを教えてください。

ありしゃん:YouTuberという垣根を越えて見てくださった人をびっくりさせられるような演出を自分たちでアイディアを出し合って考えました。

さおりん:今までのイベントは小さい箱でやっていたので、こんなに大きな場所でパフォーマンスをメインでやるのは初めてなんです。

ありしゃん:本格的なコンサートは初めてということで、「ほぼ1stコンサート」というタイトルを付けました。

さおりん (C)モデルプレス
さおりん (C)モデルプレス
― このタイミングで、コンサートという新しい試みに踏み切ったのはなぜですか?

ありしゃん:私たちは画面を通してだけではなくリアルで会える身近な存在でありたくて、自分たちの曲があればライブが出来てみんなに会える機会が沢山作れるという理由で結成時からずっと曲を作り続けてきました。今、やっと自分たちの曲が揃って一つのコンサートができるようになったので、ここで決めたいと思いました。他のYouTuberがやっていないようなアーティストっぽい一面も見せたかったんです。

― ファンの方に直接会うのはいつぶりになるのでしょうか?

ありしゃん:みんなの前で歌うのは2年ぶりくらいになります。本当はコロナが流行する前に東京・大阪・福岡でのコンサートが決まっていたのですが、チケットも発売されて映像も全部できていた段階で中止になってしまって。そこからずっとコンサートがやりたいと思っていて色々な方と話し合いながら結構前からこのZeppの計画を練っていました。

まりな (C)モデルプレス
まりな (C)モデルプレス
― 構成なども、お三方で話し合って決められたのでしょうか?

さおりん:私たちは事務所に所属していないので、まずは運営となる「チーム・ヘラヘラ」を集めるところから始めました。普通はマネージャーさんが担当することも含め、全部私たちがやっています。

ありしゃん:Raviy(ありしゃんが経営するネイル&アイラッシュサロン)の従業員や、もともと一緒に仕事をしていた人とかね。知り合いのヘアメイクさんに依頼したり、衣装もさおりんの知り合いにお願いしました。振付師さんも友達に依頼しました。

さおりん:そう。自分でスカウトして、グッズの制作スタッフさんもありしゃんが声をかけて集めました。セットリストからグッズまで、全部自分たちで考え抜いて作りました。

個性豊かでキュートな衣装にも注目/まりな、ありしゃん、さおりん (C)モデルプレス
個性豊かでキュートな衣装にも注目/まりな、ありしゃん、さおりん (C)モデルプレス
― それは凄いですね…!今回は衣装にも大きなこだわりがあるそうですが、ポイントを教えて下さい。

ありしゃん:こだわり強めだったよね(笑)。

まりな:それぞれのキャラに合わせて私は可愛い感じのワンピースで、ありしゃんはクールなパンツスタイル、さおりんはバランスを見つつ、爽やかな感じにしています。また、踊っている時にキラキラしている方が綺麗なので、素材にもこだわってオーダーしました。

ヘラヘラ三銃士、毎日投稿でハプニングも

ありしゃん (C)モデルプレス
ありしゃん (C)モデルプレス
ありしゃん (C)モデルプレス
ありしゃん (C)モデルプレス
― YouTubeの1ヶ月毎日投稿、本当にお疲れさまでした!今日は最終日ですが、振り返ってみていかがですか?

ありしゃん:このZeppのリハもある中毎日投稿をしていたので、今までで1番忙しい夏でした。去年は私やアシスタントの影井(ひろ樹)くんの稼働がほとんどだったのですが、今年は初めて全員フル稼働だったんです。さおりんが初めてパソコンで編集したり…(笑)。ミュージックビデオの撮影の合間にも、車の中で全員パソコンで編集していました。

まりな:無人島の時もそうだったよね!

ありしゃん:そうそう!これはまだ動画などでは話していないのですが、企画で行った無人島にもパソコンを持っていって、海の前で編集していました(笑)。それで私のパソコンが壊れたんですよ、画面が潮被って…。最終日が終わるまでは、こういう苦労を話さないようにしていたので、今日初めてお話しさせていただきます(笑)。

登録者数100万人超えでも変わらないスタイル

さおりん (C)モデルプレス
さおりん (C)モデルプレス
さおりん (C)モデルプレス
さおりん (C)モデルプレス
― 2020年3月、初めてモデルプレスがインタビューさせていただいた時にはチャンネル登録者数が40万人くらいだったのですが、今は100万人を超えていらっしゃいます。グッと増えたタイミングやきっかけとなった動画はあるのでしょうか?

ありしゃん:それがないんです。他のYouTuberさんは、皆で団結して盛り上げたり、TikTokでバズったり…とタイミングがあると思うのですが、うちらにはそういうのがない。

さおりんまりな:じわじわ伸びた感じだよね。

まりな (C)モデルプレス
まりな (C)モデルプレス
まりな (C)モデルプレス
まりな (C)モデルプレス
― 恋愛や整形事情について包み隠さず話されている動画も人気を集めていますが、登録者が増えて行く中で赤裸々に明かす怖さを感じることはありましたか?

さおりん:好きぴ(好きな人)とか下ネタに関して、そういうのは全くないよね。むしろ登録者数が増えて、話す機会も増えたかも(笑)。

ありしゃん:もちろん節度はありますが、このスタイルは登録者が増えても変えたくないと思っています。やっぱり“ありのままの女子の姿”を見せていくのが私たちのコンテンツだと思っているので、そこはずっと気にせずにやっています。特にまりな(笑)。

まりな:そう。気づいたら動画が出ています(笑)。

さおりん:もうずっとそのスタンスでやらせていただいています(笑)。

ありしゃん (C)モデルプレス
ありしゃん (C)モデルプレス
ありしゃん:だから、今日もファンの皆さんには「今日のコンサートに、まりなの歴代“好きぴ”が来るのでよろしくお願いします」と伝えているんです(笑)。普通は言わないようなことも言っちゃうので、ファンも一緒に楽しんでくれています。

まりな:歴代“好きぴ”には、「目立つ服だけは着てくるなよ」と言ってあります(笑)。

ヘラヘラ三銃士、コロナ禍で大きな変化

さおりん (C)モデルプレス
さおりん (C)モデルプレス
― コロナ禍になって、活動に変化はありましたか?

さおりん:去年の夏頃から「コロナ禍になって見始めました」という声が多く届くようになりました。おうち時間で見てくださる人も増えたと思います。

ありしゃん:でも、1番大きいのは韓国に行けなくなったこと。私たちは韓国で遊んでいる動画が注目を集めたので、そこはもう大打撃です。韓国に整形しに行けないし、向こうのクラブにも行けないし…最悪でした。だから韓国の家を引き払ったのは、私たちの中で1番大きな変化です。なるべく「その時のスタイルを変えないように」「つまらなくならないように」と思ってやっていたのですが、韓国に行った時の面白さはこっちにはないので、早くまた行けるようになればいいなと思います。

ヘラヘラ三銃士の強みとは

まりな (C)モデルプレス
まりな (C)モデルプレス
― 今は色々なジャンルのYouTuberさんが活躍されていますが、ヘラヘラ三銃士の“強み”はどの部分にあるのでしょうか?

ありしゃん:とにかくめっちゃ仲がいい!

さおりん:プライベートもめっちゃ素だよね。

ありしゃん:最近は女の子のリアルを見せる女性YouTuberさんも増えていますが、3人組で全員が赤裸々に話している動画は珍しいですし、こうしてコンサートをやっている女性YouTuberもなかなかいないと思います。YouTuberだけじゃないかっこいい一面も見せて活躍していけたらなと。

まりな:アーティストだね(笑)。

“アーティスト”としての夢

まりな、ありしゃん、さおりん (C)モデルプレス
まりな、ありしゃん、さおりん (C)モデルプレス
― 以前のインタビューで「東京ガールズコレクション(以下:TGC)に出たい」とおっしゃっていて、その後すぐに叶えられているのが印象的でした。そこから登録者数も約60万人増加した今、新たな夢や目標はありますか?

ありしゃん:今回のコンサートは収容人数が半分に制限されていたのですが、いつか制限が緩和されたらもっと大きな会場でできたらいいなと思っています。またTGCはゴールでありスタートでもあるので、もう1度呼んでいただけるよう頑張りたいです。

さおりん:TGCのアーティスト枠で歌いたい!

まりな:その前にドームツアーもやりたい!夢は口に出したほうがいいから。

ありしゃん:確かに(笑)。いつかTGCで歌えるよう頑張ります!

― 貴重なお話をありがとうございました。

ヘラヘラ三銃士、コンサート無事完走

コンサートの様子/ありしゃん (C)モデルプレス
コンサートの様子/ありしゃん (C)モデルプレス
本番前の多忙な時間を縫ってインタビューに応じてくれた3人。最後には、ありしゃんが「今までにないヘラヘラ三銃士を楽しんでいただけたら嬉しいです。また、ヘラヘラの曲にはジャンル問わず色々なテイストのものがあるんです。飽きないコンサートにしますし、色々な感情が詰まっているので注目していただきたいです」と語ってくれた。

コンサートの様子/さおりん (C)モデルプレス
コンサートの様子/さおりん (C)モデルプレス
さおりんは「ライブの経験がある私でもめちゃくちゃ緊張しているのですが、経験したことないありしゃんに注目してほしいです(笑)」とユーモアを交えつつ、「演出にめちゃめちゃこだわった結果大赤字なのですが、そのこだわりを感じながら、一体感を楽しんでいただけたらと思います」とコメント。

コンサートの様子/まりな (C)モデルプレス
コンサートの様子/まりな (C)モデルプレス
まりなは「この日のために皆リハや毎日投稿を頑張ってきました」と振り返り、「最後まで全力でパフォーマンスするので、注目してください!」と笑顔を見せた。

3人が輝いた眼差しで語っていたように、本番では多彩な楽曲で会場を一つに。ファンとヘラヘラ三銃士の絆が一層深まる公演となっていた。

まりな、ありしゃん、さおりん (C)モデルプレス
まりな、ありしゃん、さおりん (C)モデルプレス
モデルプレスでは、コンサートの独占レポートも公開中。笑いあり、涙あり…見どころ盛りだくさんの公演の様子も、ぜひ合わせてチェックしてほしい。(modelpress編集部)

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