山本圭壱&鈴木紗理奈コラボ“さりけいfeat. 武田真治”、歌手デビューで語る「めちゃイケ」メンバーへの思い「色んな思いを歌詞に…」<生配信密着インタビュー>
2021.04.02 11:53
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極楽とんぼの山本圭壱と鈴木紗理奈の2人からなる“さりけい”が、3月24日に楽曲『未来史上最年少』で歌手デビューを果たした。今回、24日にYouTubeで行われた生配信ライブの模様に密着し、フィーチャリングで出演した俳優の武田真治と共に、3人にインタビューを敢行。コラボの成り立ちから、制作秘話、メンバーへの熱い思いまで、現場の写真と共に届けていく。<モデルプレスインタビュー>
山本圭壱&鈴木紗理奈の“さりけい”「未来史上最年少」で歌手デビュー
さりけいは17日にYouTubeで同曲のMVを公開、その後24日にデジタルシングルとして楽曲の配信をスタートさせた。サックスで共演したのが2人と親交の深い武田。フジテレビで長らく愛されていたバラエティー番組「めちゃ×2イケてるッ!(以降:めちゃイケ)」のレギュラーメンバーとして共に活躍していた3人が集結した事により、ファンからは歓喜の声が上がった。元々は、山本の思い付きで始まったこの企画。それを実行に移す形で、山本のYouTubeチャンネル「けいちょんチャンネル」に度々登場していた鈴木の全面プロデュースにより、軽快なレトロチックのレゲエ曲『未来史上最年少』が誕生した。
自身もレゲエ歌手・MUNEHIRO名義で活動する鈴木の繋がりで、本場のジャマイカ人の有名レゲエ作曲家らに依頼して出来上がった同曲は、“カッコよさ”の中に、なぜか“懐かしさ”も感じるエモーショナルな1曲となっている。
さりけいfeat.武田真治、コラボから歌手デビューに至るまで
― まずはデビューおめでとうございます。今回のコラボの経緯を改めて教えてください。山本:僕たちはそれぞれ個人でYouTube番組を持っているのですが、お互いがチャンネルを行き来しているうちに…という感じですかね。紗理奈さんが、元カレの、たむらけんじさんとやられていた「さりけんちゃ〜ンネル」っていうチャンネルがあったんですが、あまり仲がよろしくなくて…そっちが無くなるという事でね(笑)!(鈴木に)「やってよ!」と言われて始まりました。
鈴木:そうなんです!元々、たむらけんじさんと一緒にYouTubeのチャンネルで配信をやってたんですが…急にチャンネルが休止になったんですよ!(笑)
山本:喧嘩になったんだよな(笑)。
鈴木:ちょっと!(笑)芸能界で別の“けんちゃん”を探そうと思って、色々考えたんです。渡部建さんとか…「いやアカンわぁ~」ってなって(笑)。渡辺謙さん…「いや、世界のスター過ぎてアカンわぁ~」ってなって(笑)。そうやって他の“けんちゃん”を探し回っていたんですが、よく考えると「あれ、けいちょん(山本)…ちょっと“けんちゃん”に響きが似てる!」と思って声を掛けさせてもらいました。
けいちょんが「歌だったら紗理奈とチャンネルやっても良いよ。やるならレゲエが歌いたい」と言ってくれたので音楽をやる事になりましたね。
鈴木紗理奈全面プロデュース“さりけい”、MV・楽曲のこだわり明かす
― 鈴木さんが、衣装や楽曲制作など全てプロデュースしたとお聞きしました。MVはレトロな感じでしたが、コラボ曲を作るにあたってコンセプトなどはどのようにして決めたのでしょうか?鈴木:MV監督と「ロカビリーのカフェで撮りたいね」って話をしていたのと、もう1つ、「パリッと“ブラザーズ”みたいなのがやりたいね」という話が出たのでそれをコンセプトにして作りました。レトロな感じにしたのは、オッサンとオバサンなので、レトロな渋さが出せるんじゃないかと思って(笑)。
“スカ”っていうジャマイカの1970年代くらいに流行った音楽のジャンルがあるんですけど、私たちが幼少期の時に聴いていた音楽なので、「古き良き」じゃないですけど、そんな雰囲気が出せたら良いなと思って。音楽でもそんな雰囲気を意識して作りました。
― それを受けて山本さんはどうですか?
山本:初めて紗理奈からそれを聞いた時は、ビビッときましたよね。
鈴木:本当に?
山本:あ、これだ。と直感でビビッとね。
鈴木:なんか、先週くらいから発言がアーティスト寄りなんですよ!(笑)
山本:いや本当にね~、ママ(鈴木)はそういう才能が長けているという事は、15年前から…、「めちゃイケ」が始まった時からだと20年前から感じていたんでね。
鈴木:…嘘つけい!あとママって言うな!(笑)
武田:あの~。…俺の事、見えてる?
一同:(笑)。
武田:曲の経緯の話から数分間、俺の事全然出てこなかったんだけど…。
山本:いや、経緯はね!経緯には入ってないから!(笑)シンディー(武田)はレコーディングする時に一気に入ってきたからさ。
武田:黙っていたらMVの話に行っちゃって。…その間に俺のレコーディングもあったはずなのに(笑)!
鈴木:でもね、シンディーが出てくるの私たちのストーリーの第3章くらいからなのよ。
山本:そう、曲が出来てからだよね!出来た後に「シンディーとかどうだろう?」「シンディーやってくれたら最高じゃん!」という流れでね?でも、その曲をシンディーに渡したら(楽曲の)尺が1分半も長くなっちゃったっていう(笑)。
鈴木:そう!(笑)16小節勝手に増やして戻して来たんです。まぁ、全部カットしたけど(笑)。
「めちゃイケ」ファンからの反響に、素直な心境吐露
― 御三方と言えば、「めちゃイケ」の3人という事でファンの方からものすごく反響があったと思いますが、今回の発表での周囲の反応などはいかがだったでしょうか?武田:僕たちが思っている以上に、「めちゃイケ」メンバーが集結する事への“希望”みたいなものを持って頂いているのかなという驚きはありますね。番組で出会っているから嬉しいのですが、ただ、“「めちゃイケ」を復活させる!”という意味で立ち上げた訳ではないんです。今やれる事を、今、世の中に放ちたいメッセージを、ただただ、音楽に乗せているという感じなんです。
山本:でも、実は、モデルプレスさんに初めて発表するんですけど…私は「けいちょんチャンネル」を立ち上げた時からすでに「1人めちゃイケ」だと思って今までやってきてたんです。
一同:え?本当ですか??
山本:そう、だから今は、シメシメですよ。(にやり)
鈴木:どういうこと?勝手にそっちがおらんくなっといて「1人めちゃイケ」って!
山本:(鈴木に)こらこら指をさすな(笑)!まぁ、冗談ですよ!でも、こういうライブとかでも、みんなに賛同してもらえたらいいかなっていう思いというか…。そう、まぁ、うまい事書いておいてください(笑)。口で伝えるのが下手なもんで…。
「めちゃイケ」と、メンバーへの熱い思い「色んな思いを歌詞に」
― 鈴木さんは3月23日のYouTubeのコラボ回で「泣けた」とおっしゃっていたり、ファンの方からも「感動する」との声も多く寄せられていますが、このコラボに対してはそういう特別な思いなどもあったのでしょうか。鈴木:そうなんです。私は今回、(山本が)「めちゃイケ」に出ていなかった9年間の事などの色んな思いを歌詞に込めたんです。「山さんの事をみんなが連想するように」という並々ならぬ思いで楽曲チームと話を重ねて一緒に作ってきたので、この『未来史上最年少』はもう山さんの曲なんです!めちゃめちゃ思い入れも深いし、聞いて下さった皆さんのコメントも受け取って感動していたのに……この人、実は他でバンド組んでたんですよ(笑)。なにやってんのよ!
※山本は、別のバンドのメンバーと「け’z」という新バンドを同時期に結成
山本:本当にぶっちゃけた話を言いますと、『未来史上最年少』でライブをやるって先に決めたじゃないですか。その時に1曲だけでは持たないなと思って、「だったらもう1個なんかやってみないか?」という事で、ディレクター含めて音楽をやっている人間に少し相談したら、あの曲が出来たっていうだけなんです。だからもう、あのバンドは本当に“添え物”だと思って下さい!(笑)
鈴木:それは、け’zに失礼でしょ!
山本:それくらいの気持ちでいてくれれば!という事です。でも、分からないけど、逆に競い合えればいいなとも思っています。
武田:競いあえる?(笑)
鈴木:ほら!どんどんボロが出る(笑)。
山本:(バンドなので)け’zの方に、武田さんも入って頂けたら幸いです。
武田:だったら、このユニットをまず“さりけいしん”にしようよ!これは、“さりけい”としてのデビューで僕はフィーチャリングなんだよね?「けいちょんチャンネル」に至っては、“『未来史上最年少』さりけい”ってもうフィーチャリングの事も書いて無くて、僕の事忘れちゃってるし。
鈴木:あれ?真治の名前入ってないの?(笑)
山本:え、本当?(笑)ごめん、俺テロップまでちゃんと確認出来てなかった。まぁ、それは演出と話しながら、追々手書きで武田くんの名前だけ入れればいいかなと思いますので。
武田:…手書きで?
鈴木:あはは(笑)。まぁ、見ての通り、こんなユニットで、非常~に自由にやっておりますので、どこがどう派生して、いつ仲間が合流して、いつ去って行くかも分からない現状です。それも含めて、“ドキュメンタリー”として楽しんでいただけたらと思います(笑)
山本圭壱、加藤浩次は「早めに入れたい」雛形あきことのコラボも熱望!?
― 今後“さりけい”としてコラボしてみたい方などはいらっしゃいますか?鈴木:山さんは雛形(あきこ)さんの事が昔好きだったので、雛形さんの方が良いって思ってるかもしれない(笑)。
武田:山さん…雛ちゃんすごく良いけど、でも歌がね…(笑)。
山本:何を言ってるんですか!雛形さんが入って頂けるならば、僕的にはもう立って頂くだけでもいいかなと思っています。
鈴木:だったら、グラビアやればいいじゃないですか、雛と(笑)。
山本:あ、いいね!雛形と俺がグラビア…いいね!(笑)
武田:油谷さん(山本扮する半裸の人気キャラクター)もありますしね。
鈴木:油谷さん(笑)!けいちょんは本当に昭和が生んだ喜劇王なんで、なんでもこなすと思います。
山本:ありがとうございま~す!でもやっぱり、加藤(浩次)は早めに(メンバーに)入れたいですよ。ただ、絶対入らないでしょうけどね。「YouTubeはやらない」って今の所は言ってます。でも状況は日々変わるし、先は分からないので期待して待ちたいなと思います。
鈴木:私は音楽が好きなので、コラボするにしてもそんな気持ちを音楽で表現したいと思うけど、けいちょんは1つに縛られない人なので、もしかしたら他の人と写真集出すかもしれないし、お芝居するかもしれないし…そんな私たちがこれから誰と何に挑戦していくかなども楽しんで頂けたらなとも思います!
さりけい、目指す目標は「全国ツアー」
― “さりけい”としては、今後どのように活動していく予定でしょうか?山本:武道館とか紅白とかそういうんじゃないんです。今コロナ禍で、なかなか人を集めてという様にはできませんけど、数年後そういう場が設けられるのであれば、皆さんの前でライブが出来たらいいなと。
鈴木:全国ツアーします!!
山本:はい、全国ツアーします(笑)。もうね、大小関わらず…、とりあえず小ですね、ホームパーティーでも行きます。ありがとうございま〜す!
鈴木:私はライブハウスくらいのキャパが一番好きなんです、お客さんにダイレクトに気持ちが伝わるので。なので、ライブハウスで全国ツアーします!
山本:ママがそう言ってるので、そうなります。
鈴木:ママって言うなって!
山本:その時は武田くんもスケジュールが合う所で来てもらえれば。
鈴木:来れる所は来て欲しい。
武田:あ、初めて誘ってくれた…。
山本:でも出るのはこの『未来史上最年少』だけですからね。だからずっとライブ中は待っている事になります。他の曲をしている時はずっと。
武田:一緒にこれから作っていけばいいじゃん!どうせ、まだ1曲しかないんでしょ?
鈴木:実は、5曲くらい作ってるの。
武田:え!?
山本:そうなんですよ。実はあるらしいんです。3曲はさわりだけ聞いて、他は僕もまだ聞いてないんですけど。
鈴木:私は5つ先くらいを歩いているので、「アルバムは確実に仕上がります!」と宣言したいですね。そしてツアーも回ります。今初めて言ったけどそこまでは考えています!私ね、こういう取材や、YouTubeが回っている時に発表するスタイルでやらせてもらっているので(笑)。実現させます。
「未来史上最年少」は、勇気が出て“何かに挑戦したくなる”曲
― 最後にファンのみなさんにメッセージをよろしくお願いいたします。山本:この曲を聞いたり「MVを見て熱くなりました」という声がたくさん寄せられる事によって、「そんな歌を歌えるんだ」という気持ちが沸いてきました。そこから「真剣に取り組もう!」という気持ちになってきているので、これからを見てて下さい。
鈴木:真剣に取り組むの遅っ!(笑)棒読みやし。
山本:「歌の力はすごいんだぞっ」という所をお見せします。「歌の力はすごいんだぞっ」と。ほら、2回言いましたから。
鈴木:だいたい浮気した男は2回言いますからね。
山本:本当だって。本当だって。
― 2回言いましたね(笑)。では鈴木さんと武田さんからもよろしくお願いします。
鈴木:さっき(山本が)言った通りで本当に皆さんのコメントで感動しています。「今からでも新しい事を初めて良いんだ」っていう勇気を、歌と皆さんからもらって『未来史上最年少』の気持ちに、今まさになっています。人生100年って考えたら40代なんてまだまだ折り返し地点を周るか周らないくらいなので、この世代の勇気ソングにもなれればなと。音楽もデジタルになったり、時代は急速に進むんですけど、“忘れたらダメなもの”を私たちがバカみたいに伝えて、人の心に響く“何か”を伝えていけたらいいなと思います。
武田:世の中良い歌ってたくさんあると思うんですけど、この歌には“魔法”があると思うんです。自分で演奏しててももちろん楽しいですし、2人が歌っているのとかを見るのも楽しい気持ちになるんですよね。毎日必ずMVも見ちゃうし、僕はそのまま楽しい気持ちで仕事に向かう事が出来ています。
僕らが集まると、おふざけソングを歌っているのかなって考える人は多いと思うし、もちろんそう思って頂いても良いです。ただ、この曲は、聞き終わる頃には“何かに挑戦したくなる”ような、そんな不思議な力が込められた歌にもなっていると思うので、ぜひ1度、聴いてみていただけたらなと思います。
― ありがとうございました。
リハーサルでもニコニコ笑顔 終始楽しそうな3人
リハーサルの音合わせでは、真剣な表情を見せてくれたかと思うと、コントの様に冗談を言い、スタッフたちとの掛け合いを楽しむ3人の姿が。出演者、スタッフ共々が、終始楽しそうな姿で進んでいく現場は、まさに最高な“大人の遊び場”の様だった。今回のYouTubeの生配信では、け’zのバンドメンバーも集まり、さりけいとの夢のコラボが実現。音合わせやMCに至るまでも全てが息ぴったりで、全国ツアーをしている姿が早くも目に浮かぶような、そんな熱い青春のひと時であった。音楽というステージで再び走りだした、さりけいfeat.武田真治の今後のさらなる活動に期待したい。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
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