<THE RAMPAGE川村壱馬「SINCERE」インタビュー>“一途”のルーツとは…初めてすべてをさらけ出す「真実であればそのまま伝えよう」
2020.06.19 17:00
views
16人組ダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカル・川村壱馬(23)が、6月23日に初のフォトエッセイ集「SINCERE(シンシア)」(幻冬舎)を発売する。モデルプレスは発売を記念し、インタビューを実施。今回のインタビューでは、「人生かけて向き合って作った作品」と言う今作の裏側を探った。
川村壱馬、初フォトエッセイ「SINCERE」インタビュー
初のフォトエッセイは、自身の憧れの地・ロサンゼルスで撮り下ろし。タイトル「SINCERE(=誠実な、心からの)」は、川村の生きる姿勢を表している。これまでグループ活動以外あまり多くを語ってこなかった川村だが、誌面では幼少期の思い出から恋愛観などプライベートにも触れ、自身について深く内面をさらけ出した。
そこから浮かび上がってくるキーワードは“一途”。そのルーツとは…そして、今作に込めた想いとは……
川村壱馬“一途”のルーツ…初めてすべてをさらけ出す「真実であればそのまま伝えよう」
― 初のフォトエッセイ発売、おめでとうございます。まずは発売に至った経緯を教えてください。川村:フォトエッセイを出したいということは、前々から思っていたんです。そんな中、2年ほど前に幻冬舎のあるスタッフさんと出会い、「フォトエッセイを出したいんです」というお話をさせていただいたことをきっかけに、今回このタイミングで実現しました。
― BOOKコンセプトから参加されたということですが、“フォトエッセイ”という形にこだわった理由は?
川村:写真のみで構成される形もあると思うんですけど、Instagramやブログ(EXILE TRIBE mobile)をやっているので、写真のみを魅力的に見てもらうことは自分でもできるんじゃないかなと思った、というのが小さな理由としてひとつあります。
あとは、これまでグループ活動以外でパーソナルな部分を深堀りすることがなく、SNSで発信するには限界を感じ続けていたことが大きな理由です。自分を深堀りして表現させていただくならこのタイミングしかないと思ったので、今回“フォトエッセイ”という形になりました。ほかの誰かが見たくて“川村壱馬”のフォトエッセイを手に取ることはないでしょうし、“川村壱馬”というものを見ようとして手に取ってくださった方に自分の想いがちゃんと伝わるように色々と語っています。
― グループ活動についてはもちろん、プライベートな部分にも切り込んだ内容になっていますね。ここまで深く語っているのは初めてではないでしょうか?
川村:そうですね。文章にしてみて恥ずかしいと思うことでも、それが真実であればそのまま伝えようと思っていましたし、真実を届けるということには一切妥協せず作らせていただきました。“ここまで”というボーダーラインを引かず完全にさらけ出したかったというか、生意気だと思われてもいいやと思うくらいに自分を強く表現しました。
― 様々なテーマの章がある中、全編を通して伝わってきたのは川村さんの“一途”な想いでした。もともと真っ直ぐなイメージはありましたが、それがどのエピソードからも感じられるなと。
川村:そのルーツみたいなものはフォトエッセイでも話しているんですけど、昔から(性格が)変わらないんですよね。今回(フォトエッセイに)載っていないエピソードだと、小学生の頃、仲が良いと思っていた友達から裏切られたような経験があって、それも今の自分を形成する大きな出来事のひとつになっています。そのとき、自分は信じたものを裏切らず大事にしよう、自分が好きなものを信じ続けようと決めましたし、その想いは今も変わらないです。
― 川村さんの強い想いが溢れていました。メンバーの皆さんも川村さんについて、“真っ直ぐ”“一途”といった印象を語っていらっしゃいますよね。
川村:そうですね(照)。
― それこそ、4月に2人1組になって8日間連続でインスタライブを実施された際、陣さんがメンバーの中で結婚するなら川村さんというお話も。「真っ直ぐなイメージが強いから」と。
川村:(笑)。あれは嬉しかったです。ありがたいです。
― フォトエッセイの中には、これまでのグループ活動を振り返り「十六人の絆」をテーマに語っている章もありますが、川村さんが「十六人の絆」を特に感じるときはいつですか?
川村:最近だとリモート会議をすることが多いんですけど、真剣に話していてもふざけて話していても、ふとした瞬間に絆を感じます。あとは、やっぱりライブです。ライブ中、皆の姿が視認できるわけじゃないのに15人のパワーを感じるんですよね。歌っているときに感極まる瞬間もありますし、頼もしいなって。それが僕らの絆だと思います。
川村壱馬、オススメのダイエット法は?“ベッドシーン”裏話も
― 今回のフォトエッセイ発売について、メンバーやLDHの皆さんからの反響は?川村:(EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBEの佐藤)大樹さんが1月に写真集を発売されたとき、直筆メッセージつきで写真集をプレゼントしてくださったんですけど、そのメッセージの中に「写真集楽しみにしてる」とあって嬉しかったです。そのときは情報解禁前だったので、解禁になった日にもLINEで「壱馬おめでとう」って連絡をくださいました。連絡をとっていた延長とかではなく、わざわざそれを伝えるためにLINEをいただけるなんて…本当に優しい方です。
メンバーも発表したときにインスタでコメントをくれたり、LINEをくれたりして。陣さんは、確認用の資料が手元にあったときに自分の家に遊びにきていたので、「見てください」って渡したら「絵になるね」って褒めてくださいました。それも嬉しかったですね。
― 陣さんがご覧になったのはどのカットですか?
川村:岩山のカットだったと思います。群青色のロングコートを着ているシーンです。
― 印象的なシチュエーションですよね。すごく素敵なカットばかりでした。
川村:ありがとうございます。英国の紳士をイメージしていて、三次元っぽくないような、二次元から飛び出してきたような雰囲気が出せればいいなと思って撮ったカットです。場所に関しては知識がなかったのでお任せだったんですけど、スタイリングはスタイリストさんが自分の好みを分かってくれている方なので話ながらすぐに決まっていきました。各シーンにあえてタイトル付けはしていないんですけど、どのシチュエーションでも衣装を身につけたら自然と憑依していく感覚がありました。
― ボーダーのトップスを着て料理をされているカットもすでに解禁されていますが、最も“日常”を感じることができ、岩山のカットと対極にあるシチュエーションかなと思いました。あのシチュエーションでの撮影はいかがでしたか?
川村:確かに普段の自分の空気感に一番近いカットかもしれないです。真面目な顔とか、グッと力の入ったカットが多いと思うんですけど、素といえばあの辺り。料理のカットは、事前にブログで何の料理を作っているところを見たいかファンの方にコメントを募ったものが反映されているんです。ファンの方にご協力いただいて出来上がったページになっているので、ぜひ確認していただきたいです!
― 見どころですね!ほかにも、料理のカットと一緒に解禁されたベッドシーンの反響も大きかったですよね。
川村:あれは撮影初日で、最初が料理で次がベッドシーン(笑)。初日だし緊張するかな?と思っていたんですけど、カメラマンさんや周りのスタッフさんの空気感が最初から良くて、あのときにはもう緊張が解けていました。色々引き出していただいたなと思っています。
― 肉体美を披露されているカットもありましたが、撮影に向け身体作りも?
川村:トレーニングが嫌いなタイプで普段も歌のために腹筋をやるくらいなので、食事で減量しました。
― どのくらい落としましたか?
川村:体重計を持ってなくて…でも、見た目で分かるくらいには落としました。ゴツくもできるタイプではあるんですけど、元々太りやすい体質なので(食事に)気をつけないとそのまま太っちゃうんです。
― 食事で特に気をつけている点があれば、ぜひ教えてください。
川村:基本的に肉、卵、チーズを中心に食べています。メニューなら、つなぎなしのハンバーグ、糖質オフのポン酢で食べる水炊き鍋が僕の定番です。
― モデルプレスの読者には女性も多く、ダイエット法に興味のある方もいらっしゃると思うのですが、女性にオススメの食事は?
川村:昔はダイエットっていうと食事を抜くって考え方もあったと思うんですけど、最近その常識って変わってきましたし、自分も食べられるダイエットをしています。例えば、味付けさえ気をつければ肉はいくら食べても大丈夫ですし、マヨネーズも使っていいですし。お豆腐なら1日一丁までOKなので、しゃぶしゃぶにして食べるのもオススメです。
ただ、糖質は1日20gに抑えるよう気をつけないといけないので、その点でいうと実はおにぎり一つもダメ。糖質オフの調味料はたくさんあるので、自分はそれを活用しながら食べています。肉で脂質を摂ればお腹がいっぱいに感じるらしいので、食べ方次第だと思います。
― 普段からお米はあまり食べないですか?
川村:最近は自宅にいることが多いのでたくさん食べちゃってます(笑)。何かあるときは食べないよう気をつけて、食事も変えて、身体を絞っていきます。まあ……今は食べちゃってますけど(笑)。
川村壱馬からモデルプレス読者にメッセージ
― 2018年に『PRINCE OF LEGEND』で俳優デビューされ、今回フォトエッセイを発売されるなど、個人活動の幅がさらに広がっていますが、今後、ソロでチャレンジしたいことは何ですか?川村:ソロで音楽を作ってみたいです。でも、それは年単位で先の話だと思いますし、もう少し近い未来だと、お世話になっている方とフィーチャリングできたら嬉しいなと思います。俳優としては、素敵な作品に出会えたらいいなと思いますし、どんな役でも演じてみたいです。ほかにも色々なことにチャレンジしてみたい気持ちがあって、ゲーム実況にも興味があります。
― ゲーム実況!新たな一面が見られそうです。
川村:実はすごくやってみたいんです(笑)。
― いつの日か実現されることを楽しみにしています!では、最後になりますが、川村さんと同世代も多いモデルプレス読者に向け、今作の見どころをお願いします。
川村:モデルプレスさんの読者の中には夢に向かって頑張っている方が多いイメージがあるので、やっぱり夢について語っている部分を読んでいただきたいです。EXILEさんになりたいと思ったきっかけから夢を掴むまでの話、結成してからこれまでの話…色々と語らせていただいたので、今、夢について悩んでいる方がいたら見どころのひとつになるのかなと思います。
また、メッセージをたくさん込めさせていただいたので、僕を知らなかった方も、もしフォトエッセイを見る機会があったら「こんなやつでもこういう風になれるんだ」「こういう想いを持つことで夢を掴んだんだ」とか、何か感じ取ってもらえたら嬉しいです。ぜひ、よろしくお願いします!
― インタビューは以上になります。ありがとうございました!
デビューから3年、グループのセンターとして走り続けてきたその中では、見せなかった顔をさらけ出した今作。あのとき、どんなことを思っていたのか――初めて見せる素顔ばかりだが、そこにはブレない芯があり、今のイメージそのままの“川村壱馬”がいる。変わらずに“一途”でいられることの強さこそが、彼の魅力のひとつであり武器である。そう感じることのできる1冊となっている。(modelpress編集部)
THE RAMPAGE川村壱馬さんがモデルプレス読者にメッセージ✨
— モデルプレス (@modelpress) 2020年6月23日
6月23日に初フォトエッセイ集「SINCERE」発売📖🎊インタビューでは撮影の裏側をたっぷり語っていただきました🎤@therampagefext #THERAMPAGE #シンシア
🔻記事はこちらからhttps://t.co/CpIyIHlzyx pic.twitter.com/YOIbRZKp74
川村壱馬(かわむら・かずま)プロフィール
1997年1月7日生まれ、大阪府出身。2014年4月「VOCAL BATTLE AUDITION 4」に合格。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカルとして2017年にシングル「Lightning」でメジャーデビュー。個人としては、2018年に『PRINCE OF LEGEND』シリーズで俳優デビューを果たした。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
佐野勇斗、朝ドラ高校球児役で「こっそり5、6キロ増量」約120キロまで球速アップ モデルにしたジブリキャラも明かす【「おむすび」インタビューvol.1】モデルプレス
-
GENIC小池竜暉、=LOVE「絶対アイドル辞めないで」作曲担当 制作時から手応え「とんでもない曲になった」【インタビュー】モデルプレス
-
ME:I、AYANEのイメチェンにメンバー絶賛の嵐 結成日のエピソードも明かす【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
新井順子P「海に眠るダイヤモンド」最終回で注目すべきポイント・次回作の構想に言及【インタビューVol.4】モデルプレス
-
「海に眠るダイヤモンド」土屋太鳳、母になって変化した芝居 監督&プロデューサーが表現力絶賛「すごくハマった」【新井順子PインタビューVol.3】モデルプレス
-
「海に眠るダイヤモンド」杉咲花、役作りはいづみ(宮本信子)を意識している?プロデューサーが回答【新井順子PインタビューVol.2】モデルプレス
-
「海に眠るダイヤモンド」鉄平&朝子の告白シーンは神木隆之介自ら提案 “誰も知らなかった”5分間長回し撮影の裏側【新井順子PインタビューVol.1】モデルプレス
-
ブーム再燃「ラブ and ベリー」20周年で押し出した理由・今後の展開 セガ担当者に直撃【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
【「あいの里 シーズン2」プロデューサーインタビュー】史上初の出来事・藤田ニコル母の起用理由…制作陣も想定外の連続だった撮影の裏側モデルプレス