内田理央(C)モデルプレス

“性依存系女子”好演の内田理央、恋愛の悩みを告白「根本的にヤバい」…「来世ではちゃんとします」インタビュー

2020.02.05 22:30

ドラマ「来世ではちゃんとします」(テレビ東京ほか/毎週水曜深夜1時35分~)で主演を務める女優の内田理央が、モデルプレスのインタビューに応じた。

内田理央が“性依存系女子”に「来世ではちゃんとします」に共感の嵐

グランドジャンプ(集英社)で連載中のいつまちゃんによる同名マンガを原作にした同作。恋愛観をこじらせたイマドキ男女の生態を赤裸々に描くラブコメディーで、内田は性や生き方をこじらせたアラサー女子の主人公・大森桃江を好演中。

塩野瑛久、内田理央(C)「来世ではちゃんとします」製作委員会
塩野瑛久、内田理央(C)「来世ではちゃんとします」製作委員会
“5人のセフレがいる性依存系女子”という衝撃的なキャラクターとあって、際どいセリフやセクシーなシーンに目が行きがちだが、人生にこじらせ恋に揺れる姿には「めちゃくちゃ共感」「リアルで心臓痛くなる」など女性視聴者から支持が寄せられている。

内田理央、際どいセリフも躊躇なし 現場で「言い過ぎちゃった」瞬間も

内田理央(C)モデルプレス
内田理央(C)モデルプレス
― 体当たりなシーンやセリフもあると思いますが、演じる上で躊躇するようなことはありましたか?

内田:それがなくって(笑)。もちろん始まる前はどうなるのかなと思う部分もありましたが、現場のみなさんがとても寛大で空気感がいいので、恥ずかしさや照れはなかったです。セリフ以外でも普段は言わないようなことまで飛び交っているような現場なので、逆に「言い過ぎちゃったかなぁ~、プライベートのことも」ってこともあるくらい(笑)。素敵な現場です。

原作の表紙に近づけたポスタービジュアルは、結構過激なんですけど、私もすきな表紙だったので結構ノリノリで撮影してました。それを見て最初はびっくりされる方が多くて反響がすごかったですが、物語は女の子たちが抱える性の悩みだったり、恋愛観だったりに「こういう人っているよね」と共感できる部分がたくさんあると思います。

(C)「来世ではちゃんとします」製作委員会
(C)「来世ではちゃんとします」製作委員会
― 性に奔放な女の子という難しい役どころだと思いますが、共感できる部分もありましたか?

内田:やっぱりセフレが5人っていうイメージが大きいと思うんですが、本当に優しくて、気遣いが出来る裏表のない女の子なので、そこを表現したいなと思っています。自分とは全く違う桃ちゃんだけど、寂しさ、虚しさのような切ない気持ちは不思議とすごい共感できました。根本的にある女の子のちょっと拗らせた感じっていうのは一緒なのかなぁって思いました。グサっとくるセリフもたくさんあって。

― どんな部分が刺さりましたか?

内田:どれもグサグサきてるんですけど、例えば桃ちゃんがE君に「大丈夫だよ、E君かっこいいよ」って言うけど自分にはそういうこと言ってくれる人がいないなって気づくシーン。私も誰かに自分のいいところを褒めてほしいって思いました(笑)。

― 好きな人には褒められたい?

内田:はい(笑)。私も結構気を使いすぎて空回りするタイプなので、桃ちゃんのことが共感できて。人のいいところを見つけるのは得意だけど、自分はあんまり言われないから「自分にあんまりいいところがないのか」とか悩みます(笑)。

内田理央の恋愛事情、恋バナで話すことは?「来世では超恋愛したい」

内田理央(C)モデルプレス
内田理央(C)モデルプレス
― 内田さん自身が恋愛において求めることや大事にされてることってありますか?

内田:あまり人を好きにならなさすぎて大事にすることがないんですよね。根本的にヤバい気がします(笑)。みんな人として大好きなんですけど、1人だけをLoveにはならない。みんな大好き~!って感じです(笑)。だから、恋愛体質で好きな人が出来ると真っ直ぐになれる子にすごく憧れていて、素直に可愛いなと思います。そういう子になりたい。来世では超恋愛したいですね(笑)。

― 普段、恋愛話をして盛り上がるようなこともないですか?

内田:恋バナはします!たぶん「好き!」っていう一直線な気持ちがあまりわからないからこそ、すごく相談に乗ることが多くて。冷静に物事を見られるからだと思うんですけど、恋バナはいつも相談役です。

内田理央“アラサー”になって変わった恋愛観

内田理央(C)モデルプレス
内田理央(C)モデルプレス
― アラサー女子の物語ということで、内田さんご自身もちょうどその世代だと思いますが、年齢を重ねるにつれて恋愛に対する考え方が変化することはありますか?

内田:昔は学園モノのドラマや漫画を見てすっごいキュンキュンしてたんですけど、いまはもう学園モノが眩しすぎて見られなくなってしまいました(笑)。キラキラしすぎたものが直視できない。今回のドラマのようにこじれていてちょっと暗い部分がすごく刺さるようになったので、大人になったなのかな。

― アラサー女子にはすごく刺さっていると思います。

内田:自分が普段見せられない部分だったり、気になるけど人に聞けないような人の根本にあるようなテーマがこのドラマにはたくさん詰まっているので、ぜひ女性のみなさんに見ていただきたいです。私もたくさん力をもらっているので、「あ、私って変じゃないんだ」っていう風に見ている方にも勇気を持ってもらえればいいなって思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

内田理央(C)モデルプレス
内田理央(C)モデルプレス

内田理央(うちだりお)プロフィール

1991年9月27日生まれ、東京都出身。MORE専属モデル。2014年に出演した『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)で本格的に女優デビューを果たす。またドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系/2016年)に出演し注目を集める。2018年4月クールで放送された『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)が社会現象となり、翌年の『第22回日刊スポーツ・ドラマグランプリ』で助演女優賞を受賞。2019年には「向かいのバズる家族」(読売テレビ・日本テレビ系)では、主演を務めた。
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