岩田剛典(C)フジテレビ

岩田剛典「シャーロック」インタビュー<1>月9初出演の心境明かす 「ディア・シスター」時からの変化実感「何もかもが大違い」

2019.09.30 06:00

10月7日スタートのフジテレビ系新月9ドラマ『シャーロック』(毎週よる9時~)に出演するEXILE三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの岩田剛典(30)が、モデルプレスなどのインタビューに応じた。<1>

岩田剛典、初月9に「不思議な気持ち」

今作は、アーサー・コナン・ドイルのミステリー小説「シャーロック・ホームズ」シリーズが原作。名探偵・シャーロックと医師・ワトソンが難事件を解決していく古典ミステリーを、原作の魅力をそのままに、舞台を“令和の東京”に置き換えスリリングかつ痛快なストーリーを描いていく。

原作上“シャーロック・ホームズ”にあたる誉獅子雄(ほまれ・ししお)役には、主演のディーン・フジオカ。岩田は、“ジョン・ワトソン”にあたる若宮潤一(わかみや・じゅんいち)役を演じる。

岩田剛典(C)フジテレビ
岩田剛典(C)フジテレビ
岩田にとって月9出演は今作が初。連読ドラマ初レギュラー出演作は同局木10枠『ディア・シスター』(2014年)で、フジテレビ連ドラはそれ以来、約5年ぶりの出演となる。

初の月9出演には、「不思議な気持ちになりました。『ディア・シスター』と同じスタジオを使っているんです。前室の感じも変わってないし、こうやってフジテレビに帰ってきたときに今度は月9で、シャーロック・ホームズで、ワトソンを演じるって2周くらいした感覚」と率直な心境を吐露。

「嬉しい気持ちはもちろんありますし、多くの方が観る枠でもあると思うので、(自身も)楽しめたらいいなと思います」と胸を弾ませ、「客観的になりすぎて、楽しくなくなっていくのが一番もったいない。こういうチャンスをいただいたからには、1シーン1シーンいっぱい考えて、昔はできなかったことにチャレンジしていきたい」と意気込んだ。

『ディア・シスター』当時と比較して…岩田剛典はどう変化した?

岩田剛典(C)フジテレビ
岩田剛典(C)フジテレビ
2014年『ディア・シスター』後は、多くの賞を受賞した主演映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(2016年※高畑充希とW主演)、新境地を開拓した主演映画『去年の冬、きみと別れ』(2018年)など数々の作品に出演し、2018年には『崖っぷちホテル!』(2018年、日本テレビ)で初の連ドラ主演も経験した。

『ディア・シスター』と比較し、「当時は想像力がなかった。それは表現力に繋がるんですが、まだ多くはないけど作品を重ねてきて、『このシーンはこう動くんだろうな』とか台本を読んで想像できるようになってきた部分があります」と自身の変化を感じているよう。

「例えば『分かった』っていうセリフだとしても、どこにかかっている『分かった』なのか。昔は字面のまま言っていたので、監督に『違うよ』と言われて説明を受けないといけなかった。それが『こうなのかもしれないし、こっちかもしれないよなー』って想像して現場に入ることができるということは、(俳優)デビュー当時の5年前とは何もかもが大違いです」と振り返り、「そうなった自分で、思いっきりの大舞台でチャレンジさせてもらえるというのは幸せなこと」と経験を積んだ今だからこその喜びを噛み締めた。

岩田剛典、新月9は「すごく見応えのある骨太なドラマ」

ディーン・フジオカ、岩田剛典(C)フジテレビ
ディーン・フジオカ、岩田剛典(C)フジテレビ
今作の脚本は、『白い巨塔』『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』などを手掛けた井上由美子氏。

タイトルロゴには「Untold Story」という文字が記載されているそうで、全貌が明かされていない“語られざる事件”にスポットライトを当てているのも今後の見どころのひとつ。「『シャーロック・ホームズ』マニアの方は、『あの事件のことだ』と気づくのかなと思います」とどの題材をテーマに映像化するのかという点も注目だ。

「舞台が“令和の東京”なので、原作と細かいディティールの部分は変わってくると思うんですけど、基本的には原作をリスペクトして井上由美子さんがアレンジを加えてくださってすごく見応えのある骨太なドラマになっています。今の時代だからこそ起きてしまうような事件を取り扱っているのでヘビーではありますが、そこをエンターテインメントにする味付けを(演出の)西谷弘監督が考えてくださっているので、良いバランスで色々な要素が入っていて僕自身も楽しみです」。

(modelpress編集部)

『シャーロック』第1話あらすじ

都内にある病院の中庭で、この病院に勤務する消化器内科医、赤羽栄光(あかばね・はるき/中尾明慶)の遺体が発見された。

捜査一課の警部・江藤礼二(佐々木蔵之介)は、何者かによって屋上から突き落とされたのではないかと病院関係者へ事情聴取するが、患者からの信頼も厚く、異性関係のトラブルとも皆無だった被害者が殺されるはずなどないと口をそろえる。

その様子を静かに聞いていたのは犯罪捜査専門コンサルタントの誉獅子雄(ディーン・フジオカ)である。公にはしていないが、江藤は、ずばぬけた観察眼と天才的な思考回路を持ち合わせる獅子雄の力を時折借りながら事件捜査に当たっている。

彼らの証言に潜む虚偽を瞬時に見抜き、必要な情報と不要な情報を整理していく獅子雄。そんな中、事情調査中にも関わらずその場を静かに立ち去った一人の男がいた。この病院に勤務する精神科医の若宮潤一(岩田剛典)である。

その様子を見逃さなかった獅子雄は、彼が何か真実を握っているのではないかと察知し、重要参考人として調査を開始する。

岩田剛典(いわた・たかのり)プロフィール

EXILE、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEのパフォーマー。俳優としては、2016年公開の映画初主演作品『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』では第41回報知映画賞新人賞、第40回日本アカデミー賞新人俳優賞・話題賞などを受賞。2018年には、第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞にて石原裕次郎新人賞を受賞。近年の出演作はドラマ『崖っぷちホテル!』(2018年、日本テレビ)、ドラマ『炎上弁護人』(2018年、NHK総合)、映画『去年の冬、きみと別れ』、映画『町田くんの世界』など。今後は映画『AI崩壊』が控える。
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