モデルプレスのインタビューに応じた鈴木伸之(C)モデルプレス

初月9の鈴木伸之、主演・窪田正孝に「いつも敵だねって言われました」 “ライバル役”の悩みとは?初尽くしの裏側を明かす<モデルプレスインタビュー>

2019.05.13 20:30

俳優の窪田正孝が主演を務めるフジテレビ系月9ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」(毎週よる9時~)に出演する俳優の鈴木伸之(26)が、モデルプレスのインタビューに応じた。今作は、「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の同名コミックが原作。レントゲンやCT(コンピューター断層診断)で病変を写し出す甘春総合病院の放射線技師・五十嵐唯織(窪田)が、病の“写真家”として、患者の“視えない病”を診つけ出し、命を救っていく姿を描き出す。鈴木が演じるのは、本田翼演じるヒロインの放射線科医・甘春杏を巡って、唯織と恋のライバルになるイケメン整形外科医・辻村駿太郎。初の月9出演で、初の医者役を演じている。

鈴木伸之、またも窪田正孝のライバル役に!初月9で再共演

鈴木伸之(C)フジテレビ
鈴木伸之(C)フジテレビ
― 今回の出演は、初尽くしの挑戦となっているかと思いますが、出演が決定した際の心境を教えてください。

鈴木:月9は誰もが知っている枠ですし、小さい頃からずっと観ていたドラマ枠なので、本当に嬉しかったです。窪田さんとは、映画「東京喰種 トーキョーグール」(2017年)以来の共演なので、それも楽しみにしていました。医者役ということで、初めて白衣を着てるんですけど、それはまだ見慣れてないです(笑)。

― 白衣、とてもお似合いです!

鈴木:ありがとうございます(照)。こういったジャンルの作品にも出たことがないので、新しいチャレンジになっています。まず、戦わないですし(笑)、白衣を着て、ニコニコして。顔に傷メイクをすることがないというのが、僕にとっては珍しいことなので、新しい一面を観ていただけるんじゃないかなと。僕を知ってくださっている方にとってはとても新鮮な役だと思います。

― 台詞は、専門用語が多いかと思いますが…

鈴木:いや~難しいです!一語一語調べないと分からないので、携帯片手に台本を読んでます(笑)。専門が整形外科なので、どんなことをするんだろうとか調べながら。今回、病院のシーンはほとんどがセットなんですけど、本当に豪華で、MRIとかマンモグラフィとか色々揃っているんですよ。なので、そういう部分を見て勉強することもあります。僕の右ポケットにも、いつも聴診器が入っていて、セットや衣装が説明してくれる部分も多いので、ありがたいです。

鈴木伸之(C)フジテレビ
鈴木伸之(C)フジテレビ
― 役の年齢設定が実年齢より上ということですが、その点はいかがでしょうか?

鈴木:30歳前半の設定なんです。なので、大人の男性に見えるようにってことを考えたり、エリート役でもあるのでそこも意識したり。今まで不良モノ、学園モノが多かったので、本当に初挑戦尽くしですね。

― 窪田さんとは「東京喰種 トーキョーグール」以来、「HiGH&LOW」シリーズに続き、3作目の共演ですね。

鈴木:現場で会ったときに「また背伸びた?」って言われました(笑)。

― 以前、インタビューで念願のお食事会を開催した際のエピソードをお聞きしましたが、その後、交流は?

鈴木:まだあのときの1回だけなんです…中目黒で焼き肉食べて。でも、今回の月9でも、窪田さんが「皆でご飯行こう」って計画してくださっているので、楽しみにしています!

― その際にはぜひ、またエピソードをお聞かせください!窪田さんは、今回が初の月9主演となりますが、月9の現場で“座長・窪田正孝”とご一緒した感想は?

鈴木:現場に入りたてだとやっぱり皆どう溶け込んでいいか探っている部分もあると思うんですけど、そこを窪田さんが気を使ってくださって、気さくに話しかけてまとめてくださっています。そんな窪田さんだからこそ、皆すごく信頼していて、それが良い雰囲気を作っているなと感じています。真面目で頑張り屋で、めちゃくちゃ尊敬しています。

― ヒロインの本田翼さんはいかがでしょうか?

鈴木:本田さんとは、「GTO」(カンテレ系、2012年)以来の共演なんです。同じ年で、その頃はまだ10代だったので、久しぶりに会って「元気ー?」って。本田さんは本当に明るいですし、窪田さんと一緒に現場を盛り上げてくれています。専門用語も多い役なので、大変だろうなと思ったんですけど、サラッとこなしているような印象でした。さすがですし、真面目な方です。

鈴木伸之(C)モデルプレス
鈴木伸之(C)モデルプレス
― 役では、本田さんを巡って窪田さんと三角関係に…

鈴木:今後は窪田さんと僕でヒロインを取り合うってシーンが出てくると思うので、楽しみです。僕はいつも窪田さんのライバル役なんですよね。

― 「東京喰種 トーキョーグール」でも“宿命のライバル”、「HiGH&LOW」シリーズでも最初は敵対するチームに所属…確かに!

鈴木:なんでですかね(笑)?やっぱりガタイがいいからライバル役っぽいんですかね?

― バラエティ番組でも「不良役しかこない」というエピソードを披露されていましたね。

鈴木:ありがたいんですけどね。そう言えば、この間窪田さんとその話もしました。「いつも敵だね」って言われました(笑)。

― (笑)。でも、今回は恋のライバルですから!

鈴木:今までは本当の戦いでしたけど、またちょっと違う頭脳戦ですね。台本が全部できているわけではないので僕自身楽しみにしている部分が多いんですけど、視聴者の方にドキドキしていただけたら嬉しいですし、「これからどうなっちゃうの!?」って期待しながら観ていただけるように演じていけたらなと思います。

― 三角関係が加速すると、窪田さん演じる唯織派か鈴木さん演じる駿太郎派か、ネットでも盛り上がりそうです。

鈴木:それ怖い…(笑)。頑張ります(笑)。

鈴木伸之(C)モデルプレス
鈴木伸之(C)モデルプレス
― (笑)。ほかの共演者の方々との交流はありますか?

鈴木:座長を中心にまとまっていて楽しいんですけど、僕や役の設定上、放射線技師のキャストの方とは僕はあまり関わりがなく…ライバル役が多いって話と被るところがあって、主役が所属するチームじゃない役が多いので、やっぱり馴染むまでに時間がかかるんです。

― 「今日から俺は!!」(日本テレビ系、2018年)とか?

鈴木:まさにそうですね。ほとんど磯村(勇斗)くんといましたから。だから、「いいな」って思いながら見ていることが多いです(笑)。今回もです(笑)。

― そういう意味では、今回は窪田さんや本田さんがいらっしゃるので、その輪の中に入っていきやすいのでは?

鈴木:まだちょっと…。僕、期間限定でドラマ専用のブログを開設したので、ドラマの裏側を見ていただくために共演者の方と写真を撮りたいんですけど、まだ仲良くなりきれてないから撮りづらい(笑)。

― オフショットは鈴木さんが声を掛けて撮影しているんですか?

鈴木:はい、僕が頼んで撮影していただいています。最初の撮影のとき、放射線科のキャストの方もいらっしゃったので、控室で待っていて「写真撮ってください」ってお願いしました。矢野(聖人)さんは「デイジー・ラック」(NHK、2018年)でご一緒したので、矢野さんにも「出てください!」って一緒に写真撮っていただいて。皆さんにたくさん出ていただくためにも、早く仲良くなりたいです!

鈴木伸之、反響を実感 30歳に向け新たな夢を追う

鈴木伸之(C)モデルプレス
鈴木伸之(C)モデルプレス
― 鈴木さんは2017年「あなたのことはそれほど」(TBS系)、そして2018年「今日から俺は!!」と演じる役柄が話題となりましたが、年々注目度が高まっている実感は?

鈴木:ありがたいことに、「今日俺」ではInstagramのフォロワー数が10万人くらい増えまして。あとは、バラエティ番組に出演させていただく機会も増えて、その反響もいただくので、見ていただいている方が増えているんだなと感じています。あと、今年に入ってからはこまめに投稿するようにしているんです。皆さんに楽しんでいただきたですし、Instagramがきっかけで自分の可能性も広がることもあるだろうし。ほぼほぼ僕の写真なんですけど、「今日○○しました」とか。風景とかがないので、今後は写真のレパートリーを増やしていきたいなと思っています。

― Instagramの投稿でこだわっている部分は何ですか?

鈴木:自分をメインにした画像が多いので、現場で撮影したりスタッフさんに撮ってもらったりしているんですけど、いつでも投稿できるようにストックしています。Instagramのほかに、LDHのSNSでEXILE TRIBE mobileと有料ブログとLDH TERMINAL、ほかにも今回始めたドラマのブログがあるので、今は写真が追いついてない状態で…。基本は写真が被らないようにしたいので、そこが一番こだわっている部分かもしれません。まあ、たまに被ってますけど(笑)。

― 今はSNSきっかけでファンになるという方も多いですよね。

鈴木:毎日ファンの方とお会いできるわけでないので、やっぱりSNSは大事なツールだと思います。楽しんでいただくための努力はしたいです。今、フォロワー数が94万人ほどなので、月9放送中に100万人、今年中に120万人を目指しています。

鈴木伸之(C)モデルプレス
鈴木伸之(C)モデルプレス
― ステップアップを続ける今、次の目標は何ですか?

鈴木:ひとつはずっと変わらない目標で、「海猿」みたいな役をやりたいです。5年くらい言っているんですけど、まだ叶っていないので実現させたいです。あと、今英語の勉強をしているので、いつかハリウッドの作品にも挑戦してみたいと思っています。まだ漠然とした夢なんですけど、大きな夢のひとつとして持っています。

― 英語の勉強はどのくらいのペースでされていますか?

鈴木:2日で4時間くらいです。先生にマンツーマンでついてもらって、自分の言いたいことは何となく話せるくらいになりました。英語の芝居のレッスンもあって、空いている時間はそれも詰め込んで。単語も覚えている途中なので、4年後にペラペラになれることを目標にしています。

― 4年後は30歳ですね。

鈴木:はい、30歳になったらハリウッドのオーディションを受けたいです。LDHはロサンゼルスにも会社がありますし、ハリウッドの作品に出演されている所属の方もいますし、自分がそこに続けたらいいなという野望があります。ほかには、ハイブランドのモデルもやってみたいです。EXILEのAKIRAさんが「ラルフローレン」のアンバサダーをされていますが、そういうお仕事も憧れます。

― では、最後になりますが、そんな鈴木さんが今実感する“夢を叶える秘訣”を教えてください。

鈴木:大きいビジョンを持つことが大事だなと思います。叶うか叶わないかは分からないですけど、それに向かって何ができるのか考え、今できることをやる。4年後、この“夢を叶える秘訣”を証明できるよう頑張ります!

― その際には、またインタビューさせてください!ありがとうございました。

鈴木伸之(C)モデルプレス
鈴木伸之(C)モデルプレス
初の月9、初の医者役…今、注目を集める俳優の一人、鈴木にとっても新たな挑戦が詰まった「ラジエーションハウス」。“視えない病”を診つけ出す放射線技師たちの活躍は、反響を呼び、視聴率も好調。そんな中で、クスッと笑えたり、キュンとしたり、ドラマの本筋から少し離れたところで注目を集めるのが、唯織と杏の恋模様。そこに絡んでいく鈴木も「今後、窪田さん演じる唯織、本田さん演じる杏、そして僕演じる駿太郎の関係がどう進んでいくのか…その部分にも注目していただきたいです!」と見どころを語ってくれたように、恋の行方からも目が離せない。(modelpress編集部)

鈴木伸之(すずき・のぶゆき)プロフィール

鈴木伸之(C)モデルプレス
鈴木伸之(C)モデルプレス
1992年10月14日生まれ、神奈川県出身。2010年、「第3回劇団EXILEオーディション」に合格し俳優として活動を開始。同年、舞台「ろくでなしBLUES」でデビュー。近年の主な出演作は、「あなたのことはそれほど」(2017年、TBS系)、大河ドラマ「花燃ゆ」(2015年)、「デイジー・ラック」(2018年、NHK)、映画「リベンジgirl」(2017年)、映画「東京喰種トーキョーグール」、「HiGH&LOW」シリーズなど。2019年は映画「PRINCE OF LEGEND」が公開、フジテレビ系月9ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」(毎週よる9時~)に出演中のほか、映画「東京喰種トーキョーグール【S】」(7月19日公開)、主演映画「時々もみじ色」が控える。

「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」6話あらすじ

唯織(窪田正孝)は、杏(本田翼)と辻村(鈴木伸之)がある小説の話で盛り上がっているところを目撃する。その小説とは、鏑木(浅野和之)が取材協力した医療小説だった。さっそくその小説を読み始める唯織。

同じころ、鏑木は、院長の渚(和久井映見)に会い、放射線技師の役割を超えた唯織の行為は医師法に抵触する可能性があり、憂慮すべき事態だと告げる。それに対して、唯織は技師としての所見を述べているに過ぎない、と返す渚。そこで、問題が起きた場合は渚が責任を取るという言質を得た鏑木は、軒下(浜野謙太)に接触し、唯織の行動を監視するよう命じる。

そんな折、公園で遊んでいて手すりから落下し、腹部を強打した女の子・沙里が救急搬送されてくる。腹部CTの依頼を受ける小野寺(遠藤憲一)や、たまき(山口紗弥加)たちラジエーションハウスの面々。CT画像を見た杏は、脾臓の出血を確認し、将来、傷口が目立たなくて済むように画像診断装置で患者の体の中を透かして見ながら治療を行うIVR<画像下治療>による止血を提案する。裕乃(広瀬アリス)達も沙里への負担が少ないIVRを期待していた。ところが鏑木は、IVRではなく開腹手術をするよう命じ…。
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