Bリーガーにも劣らないスキルとカリスマ性で活躍するまで…ストリートボール「SOMECITY」トップ選手・KOSUKEに聞いた
2019.02.06 20:00
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国内最高峰・最大規模の3on3ストリートボールリーグ「SOMECITY」が、様々な街で創り上げられ、注目を集めている。そこで、モデルプレスではSOMECITYで活躍するキーマン3人にインタビューを実施。1人目は、SOMECITY TOKYO のトップチーム・BLACKTOPに所属する人気選手・KOSUKEに話を聞いた。
「SOMECITY」とは
SOMECITYは、様々な街で創り上げられる「バスケットボールを究極に遊ぶ(=ストリートボール)」リーグ。2007年12月にSOMECITY TOKYOが始まり、2009年にはSOMECITY OSAKA、2014年にはSENDAIがリーグとして通年開催を開始、続く2015年にNAGANO、NAGOYAと立て続けにリーグ化。2017-2018シーズンでもAOMORI、NIIGATA、FUKUOKAが正式にリーグとして運営。2016年には中国でSOMECITY SHANGHAI、BEIJING、GUANZUHOUを実施し、今なお勢いを増してその開催都市を次々と増やしている。他のバスケットボールリーグとは異なり、クラブチッタ川崎・新木場Studio2 Coast・SHIBUYA O-EASTなどクラブを会場に、MCやDJが盛り上げる中、スポットライト照らされたコートで真剣勝負を繰り広げる“エンターテイメント性”が大きな特徴。プロアマ問わず、様々な人が活躍出来るのも大きな魅力。
2019年3月2、3日には、クラブチッタ川崎で各年を勝ち抜いたチームが集結してNo.1を決める「THE FINAL」が開催される。
KOSUKEが「SOMECITY」に入り込むまで
― よろしくお願いします。はじめに、KOSUKEさんのことについてお聞きします。KOSUKE:はい、KOSUKEというボーラーネームで、BLACKTOPというチームにいます。大学までは普通にバスケットをやっていて、その途中でストリートボールにたまたま誘われて試合に出たことがキッカケで、その後もずっとストリートボールをやっているっていう感じです。
― バスケは小さい頃からずっとやっていたんですか?
KOSUKE:そうですね、兄の影響でずっと。
― 今はアパレルブランド「ballaholic」の店員もしているんですよね?
KOSUKE:大学卒業してから、1年間は今のお店でバイトして、スポーツジムでもバイトして、あと派遣もやって、1週間にその3つをこなしつつ練習やトレーニングをしてたんですけど、ちょっと体調を崩しまして…(笑)。
― さすがにハード過ぎますね(笑)。
KOSUKE:それでちょっとダメだなと思って、2年目からは今のお店で正社員として働いていて、店の仕事が終わった後に練習しています。
― ストリートボールの世界に入り込んだのは、何か理由があったのでしょうか?
KOSUKE:最初に誘われた試合が大きいですね。オレは完全にカモだったんですよ、「あいつのとこから攻めれば、めちゃくちゃ点取れる」って。それが超悔しくて…。
― 今はトップボーラーのKOSUKEさんにも、そんな苦い思いをした経験があったんですね。
KOSUKE:ストリートボールを始めてから海外に行くことがあって、上海では散々でした。でも、自分は小さい頃から「逃げない」っていうことにこだわって生きてきたので投げ出しはしませんでした。
― 悔しい思いをしてからは、かなり練習したんですか?
KOSUKE:そうですね。1回辞めようかなと思ったんですけど、逃げてはダメだと思い、とにかく練習をしました。
― そして、今はトップチームを率いる中心選手に!
KOSUKE:でも、今も悔しいことしかないっすよ。
― そうなんですか?
KOSUKE:自分を出しても結果が出ないこともあるので難しいですね。
KOSUKEが意識するメンタル
― 先程トレーニングのお話もありましたが、具体的にはどんなことを?KOSUKE:ウエイトトレーニングは最近やってないんですよね…バスケばっかりやってます。
― 食事や運動、体調管理などで気をつけていることは?
KOSUKE:うーん…食事に関してはめっちゃ適当で…(苦笑)。練習と、メンタルはバッチリなんですけど…。
― なるほど(笑)。
KOSUKE:「今、この人と1対1してください」って言われても、いつでも準備できていることがストリートボールにとって大事だと思っているので、そういうメンタルの切り替えは意識しています。
「SOMECITY」の魅力
― では、KOSUKEさんが思うSOMECITYの魅力って何でしょうか?KOSUKE:圧倒的に雰囲気です!人が醸し出している雰囲気も違うし、普通だったら味わったことのない感覚を体感できて、オレもその雰囲気にすごく惹かれました。
ボーラーとしては、協調性を持ちながら、自分を出すっていうところもストリートボールの醍醐味です。一見、普通のバスケットボールなんですけど、ストリートボールは自分を出さないと話にならない世界というか、まず自分が目立って、その上でチームのことも考えてる。もちろん結果も大事なんですけど、結果が出ても自分が何もしてなかったらそれってどうなの?っていうのがストリートボールの世界なんです。だから、みんなギラついてます。
― ボーラーも観客も、他のスポーツでは体験できない空気が味わえるんですね。
KOSUKE:お酒飲みながら、超近距離でプレーが見られるので、まさに非現実的です。選手と一緒になって熱くなって、楽しんで、騒ぎに来てほしいです。
― あの雰囲気は実際に観に来てこそですよね。
KOSUKE:独特過ぎて、オレもそうですけど、SOMECITYに初めて出たボーラーは雰囲気に飲まれる人がいっぱいいます(笑)。
― それは経験を積んで慣れていくしかない?
KOSUKE:まあ、それこそメンタルですよね。どれだけ自分に自信を持てるか。SOMECITYに限らず、どのスポーツでも、どこに行っても、パッと自分を出して結果を出せるっていうのは大事ですよね。
― KOSUKEさん自身はいかがですか?
KOSUKE:今でも緊張はしまけど、それが別に悪いことじゃないと思えるようになりました。準備が出来ている自信があるから力は抜けています。
KOSUKEの“夢を叶える秘訣”
― 次は、今後のこともお聞きしたいです。2019年はどんな年にしたいですか?その先に見ていることもあれば教えて下さい。KOSUKE:今年は勝負の年だと思っていて、3月の「THE FINAL」でしっかり結果をだす。後は、自分で新しい技をどんどん作って行きたいです。もっと発信していく事が大事かなと考えています。
― それは自分をアピールしていくため?
KOSUKE:それもありますけど、ストリートボールをキッカケに生まれた新しい技を使う人が増やして、ストリートボール、SOMECITYの発展にもつなげたいです。
― 最後にKOSUKEさんの“夢を叶える秘訣”を教えて下さい。
KOSUKE:先程も話に出ましたが、悔しくても逃げないこと。どんな小さいことでもいいからまずやり続ける。それで、やってみたら見えてくるものがあると思うので、後はどんどん行動を起こすだけ。オレは自分に足りないものはお金を惜しまず習いにいくし、お願いする時はお願いしますし、練習しかないです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
KOSUKE(コースケ)プロフィール
所属チーム:BLACKTOP身長・体重:167cm・67kg
出身校:愛媛県新田高等学校→西武文理大学
大学時代まで全国では無名選手だったが、SOMECITYの舞台で、Bリーガーなどのプロ選手に勝るプレーを魅せて一躍有名になった選手。ドリブルのスキルが圧倒的で、Bリーガー・岡本飛龍選手のライバルとして認識されている。
SOMECITYがスペシャル企画を実施
SOMECITYは全国のバスケットボーラ―達に、ストリートボールの魅力を伝えるべく、一般公募から選ばれたバスケットボーラーが、SOMECITY ALLSTARと戦える一日限定のスペシャル試合を実施することが決定。応募方法は、動画共有アプリ「TikTok」上で「#バスケで遊べ」を付けて自分のバスケプレイを投稿するだけ。SOMECITYの選手はもちろん、既に全国の数多くのバスケットボーラ―達が挑戦しており、副賞として、SOMECITYグッズやチケットのプレゼントも!なお、募集期間は2月6日~3月6日まで。試合の模様は関東圏内にて地上波で放送も予定。
【Not Sponsored 記事】
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