内田有紀(C)NHK

内田有紀、「まんぷく」今後の出演は?「私もたまに登場します」<インタビュー>

2019.01.30 08:15

女優の安藤サクラがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『まんぷく』(NHK総合/月曜~土曜あさ8時)に出演している女優の内田有紀が、同作での印象に残っているシーンや今後の出演について語った。

『まんぷく』は、インスタントラーメンをこの世に生み出した日清食品の創業者で実業家・安藤百福(ももふく)とその妻・仁子(まさこ)の半生をモデルに、戦前から高度経済成長時代にかけての大阪を懸命に生き抜く夫婦の成功物語。物語のヒロイン・福子を安藤が、実業家の夫・萬平を長谷川博己が演じている。

内田が演じているのは、福子の長姉・小野塚咲。福子と克子の姉で、早くに亡くなった父の代わりに、貴金属店で働いて今井家を支えてきた。末の妹・福子の就職が決まり、婚約していた小野塚真一と結婚することを決めた。

非常に優しい性格で、優しさのあまり自分の幸せを後回しにし過ぎる傾向があり、周囲を心配させることも。結婚後は真一と幸せな生活を送っていたが、身体の調子を崩してしまい、床に伏せってしまうように。家族に見守られながら亡くなるが、福子や鈴の夢に時々登場して、迷ったときなどに背中をおしてくれる。

以下、内田のインタビュー。

夢枕に登場の内田有紀、役柄への思い

― 物語が進んでいくにつれ、役柄に対する印象や演じるうえでの心境の変化がありましたら、教えてください。

物語の序盤で咲は結核で亡くなり、それからは福ちゃん(安藤サクラ)と鈴さん(松坂慶子)の夢枕にたびたび登場するのですが、生前とは違った新たなキャラクターとして観ていただけたらと思います。福子のところに出てくるときは福子の思いが形になった「咲姉ちゃん」なので、福子が潜在意識で望んでいることを言っているような気がする一方で、鈴さんの夢枕に立つときは、鈴が心の中で言いたいことを代弁している感じです。夢を見る人物の思いを映す鏡のような役柄になればと思っております。

― これまで演じられてきたシーンで、特に印象に残っているものがあれば理由と共に教えてください。

鈴さんが萬平さん(長谷川博己)の文句ばかり言っていたら、咲が夢枕で「これで福子は未亡人よ」とちょっとドキっとさせるセリフを言ったり、コミカルに諭したりするところは面白いシーン。また、萬平さんがインスタントラーメンを作ると言い出したときに福子が動揺していると「何も心配しないで、萬平さんをしっかり支えてあげなさい」と咲姉ちゃんとして背中を押してあげられたのが印象に残っています。

内田有紀が語るこれからの見どころ

― 番組の後半から終盤にかけての、演じられる役柄のみどころや注目ポイントを教えて下さい。

生前とはまた違う役割なので、ひとつの物語の中でいろいろな登場の仕方をさせていただけるのは幸せなことだと思います。番組の後半から終盤にかけては福子や鈴の思いをのせたキャラクターみたいなところはありますね。でも、真一さん(大谷亮平)のことに限っては、そうでもないのかもしれません。鈴の夢枕にて「真一さんにやさしくしないなら、もう出てこないわよ」と言うシーンがあったのですが、これは口調こそ違えど、咲自身の言葉と言えるような…。それとも咲が真一さんを心から愛していたのを知っていたから、鈴の潜在意識が咲にそう言わせたのか…。私としては真一さんのことが心配で、咲が本当に出てきたのかもという気もしています(笑)。

今後も着物で登場したり、インスタントラーメン食べていたりと夢の中で様々なシチュエーションで演じさせて頂いておりますので、楽しんでもらえればうれしいです。

― 毎日の放送を楽しみにしている、視聴者の皆さんへのメッセージをお願いいたします。

ついに萬平さんがインスタントラーメン作りにまい進して本領発揮となっていきます。視聴者の方もいつラーメンにいくのだろうとこれまで思ってくださっていたと思うのですが、完成するまでにもまだまだ大変なことが続きます。萬平さんと福子が山あり谷ありを一緒に乗り越えていく、二人の雄姿をほほえましく応援してください。私もたまに登場します(笑)。

(modelpress編集部)
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