“リアル峰不二子”小倉優香、初主演映画は「全然イメージが違うと思います」 本格アクション秘話明かす<インタビュー>
2018.12.13 16:00
views
グラビアタレントで女優の小倉優香が、『レッド・ブレイド』(12月15日公開)で初の映画主演を務める。このたび、インタビューに応じた。
同作は、「愛のむきだし」など海外でも評価を受ける園子温氏原案によるストーリーで、坂口拓氏が総合演出、石原貴洋氏が監督を担当。
いじめられっ子の高校生・マコ(小倉)が、江戸時代の伊賀へタイムスリップし、伝説の忍者・才蔵や仲間たちとともに、修行に励みながら巨大な悪に立ち向かう姿を描く、極限ニンジャ・アクションエンターテインメントとなっている。
小倉:主演映画をやるよと言われて、「主演?何をやるの?」と思いましたが、園子温監督が関わっていると聞いたので、「なんでもやりたい!」と思いました。そのあとにアクションだと聞き、もともとダンスをやっていたので、動くのを求められているんだなと思いました。最初はできますよ!って思ってたんですけど、実際にやってみたら、すごく大変でした(苦笑)。
― 忍者だと聞かれていかがでしたか?
小倉:最初に「もうやろう」と決めたあとで知ったので、とにかく頑張ろうとだけ思いました。
― 脚本を読まれたのとトレーニングに入られたのと、どちらのほうが早かったのでしょうか?
小倉:ほぼ同じくらいだったと思います。
― アクションはリアル忍者として知られる総合演出・坂口拓さんからも指導を受けたのでしょうか。
小倉:そうですね。坂口さんとそのお弟子さんから教わりました。いろいろ勉強になりました。本当に人に当てるわけではないので、力の入れ具合だったりが大変でした。
― 攻撃も受けもどちらのアクションもされていましたね。
小倉:受けのほうは、ダンスの動きと似ているところもあったのでまだ大丈夫だったんですけど、攻撃のほうのアクションは本当に最初、全然できなかったです。撮影のときには、きっちり組み手を決めて進めていたのですが、頭では覚えていても、その通りに体が動かなかったり、相手の動きに反応できなかったりということがあって、難しかったです。
― ハプニングなどはなかったのでしょうか。
小倉:大丈夫でした。ケガをすることもありませんでしたし。あっただ、1度相手の方の手が当たって、コンタクトが目の奥に行ってしまったことはありましたね。でもそれくらいでした。
― 坂口さんから指導を受けた印象はいかがでしたか?
小倉:指導うんぬんというよりも、坂口さんが、めちゃくちゃ武勇伝を語るんです。それが全部驚きでした。ちょっとここでは話せないような内容の武勇伝ばかりで(笑)。嘘でしょ!っていう内容ばっかりなんです。めちゃくちゃ。でも、「本当だよ」って普通に話すので。いつも驚いていました。
小倉:ただアクションを見せるだけの映画ではなくて、ストーリー自体もちゃんとしているなと思いました。マコは芯の強い子だと思いました。その強さを残しながら、辛いシーンだったり、涙を流すところを見せていきたいなと。とにかく芯が強い子だというのは、常に胸に置いていました。
― 演じていて難しかったところはありましたか?
小倉:撮影の最初のほうで、忍者のヒロ(搗宮姫奈)とユウ(花影香音)と、すごく仲のいいシーンを撮らなきゃいけなきゃいけなくて、まだ会ってそんなに経っていなかったので、関係性を築けていなくて難しかったですね。
― お2人ともトレーニングを一緒にする時間はあったのでしょうか。
小倉:ありました。基礎のキックから、でんぐり返しとか、殺陣とか、ロープを使ったアクションとかをやりました。仲のいい場面を撮るのが難しかったと言いましたが、でも今思えば、ちょうどいい距離感だったかもしれませんね。あまりにも近くなりすぎると、キャラクターとしてではなく、その人として仲良くなりすぎてしまうので。
― マコはロープを使ったアクションも見ごたえがありました。習得するのは大変だったのでは?
小倉:私はあれが一番得意だったんです。最初から、これはいける!って感じでした。当たってあざができることもありましたけど、でも得意でしたね。マコのアクションとして、よかったと思います。
― 忍者の衣装を着てみた感想は? 最後のほうではセーラー服と混ざり合ったような忍者の衣装もありました。
小倉:セーラー服のほうは、外国の人にも受けたらというコンセプトが入っていると聞いたので、そうなったらいいなと思います。
― 出来上がった映像を見た感想は?
小倉:アクションを実際にやってみて、できると思っていたのに、全然できなくて。それは最後まで思っていたんです。みんなはできているのに、これでよかったのかなって。でも出来上がった映像を見たら、かっこよく映っていたので良かったです。
小倉:初主演という意識や、現場での居方といったものには特に変化はありませんでしたが、やっぱり主演ということでセリフも登場シーンも量がすごくて、今までで1番寝られない時間を過ごしました。しかもアクションなので、体もすごく疲れてしまって。でもそこで疲れたと思ったまま、こなすように撮影に向かうのではなくて、ちゃんと気合いを入れなおして、集中してちゃんと演技に臨むということができるようになったかなと思います。
― 小倉さんは、リアル峰不二子とも言われています。峰不二子の場合はガンアクションなので、アクションのジャンルは違いますが、でも今回、アクションに挑戦してみて、峰不二子のような役も将来的にやりたいと思いましたか?
小倉:かっこいいアクションというのは、単純にやってみたいですね。
― ダンスをされてきた経験は、女優としての活動に生きていますか?
小倉:はい、生きていると思います。体を動かしたり、ダンスをしたり、こういうアクションがあったとき、柔軟性といったものもそうですし、ただの立ち姿であっても、生きているなと思います。
― 最後に公開へのメッセージをお願いします。
小倉:師匠とか、仲間とか、赤の他人同士でも家族のような繋がりがったり、逆に本当の家族でもいろいろあったり。いろんな関係があるなと感じましたし、観ている方にも感じてもらえればと思います。あとやっぱりアクションに注目してほしいです。すごい人ばかり揃っています。私も頑張りました。グラビアから私のことを知っているという人は、おそらく全然イメージが違うと思います。ぜひ観てください。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
いじめられっ子の高校生・マコ(小倉)が、江戸時代の伊賀へタイムスリップし、伝説の忍者・才蔵や仲間たちとともに、修行に励みながら巨大な悪に立ち向かう姿を描く、極限ニンジャ・アクションエンターテインメントとなっている。
小倉優香、映画初主演を振り返る
― 初主演映画ですが、オファーを聞かれたときは?小倉:主演映画をやるよと言われて、「主演?何をやるの?」と思いましたが、園子温監督が関わっていると聞いたので、「なんでもやりたい!」と思いました。そのあとにアクションだと聞き、もともとダンスをやっていたので、動くのを求められているんだなと思いました。最初はできますよ!って思ってたんですけど、実際にやってみたら、すごく大変でした(苦笑)。
― 忍者だと聞かれていかがでしたか?
小倉:最初に「もうやろう」と決めたあとで知ったので、とにかく頑張ろうとだけ思いました。
― 脚本を読まれたのとトレーニングに入られたのと、どちらのほうが早かったのでしょうか?
小倉:ほぼ同じくらいだったと思います。
― アクションはリアル忍者として知られる総合演出・坂口拓さんからも指導を受けたのでしょうか。
小倉:そうですね。坂口さんとそのお弟子さんから教わりました。いろいろ勉強になりました。本当に人に当てるわけではないので、力の入れ具合だったりが大変でした。
― 攻撃も受けもどちらのアクションもされていましたね。
小倉:受けのほうは、ダンスの動きと似ているところもあったのでまだ大丈夫だったんですけど、攻撃のほうのアクションは本当に最初、全然できなかったです。撮影のときには、きっちり組み手を決めて進めていたのですが、頭では覚えていても、その通りに体が動かなかったり、相手の動きに反応できなかったりということがあって、難しかったです。
― ハプニングなどはなかったのでしょうか。
小倉:大丈夫でした。ケガをすることもありませんでしたし。あっただ、1度相手の方の手が当たって、コンタクトが目の奥に行ってしまったことはありましたね。でもそれくらいでした。
― 坂口さんから指導を受けた印象はいかがでしたか?
小倉:指導うんぬんというよりも、坂口さんが、めちゃくちゃ武勇伝を語るんです。それが全部驚きでした。ちょっとここでは話せないような内容の武勇伝ばかりで(笑)。嘘でしょ!っていう内容ばっかりなんです。めちゃくちゃ。でも、「本当だよ」って普通に話すので。いつも驚いていました。
小倉優香がアクションにも挑戦
― 脚本を読まれてみて、物語や演じたマコにはどんな感想を持ちましたか?小倉:ただアクションを見せるだけの映画ではなくて、ストーリー自体もちゃんとしているなと思いました。マコは芯の強い子だと思いました。その強さを残しながら、辛いシーンだったり、涙を流すところを見せていきたいなと。とにかく芯が強い子だというのは、常に胸に置いていました。
― 演じていて難しかったところはありましたか?
小倉:撮影の最初のほうで、忍者のヒロ(搗宮姫奈)とユウ(花影香音)と、すごく仲のいいシーンを撮らなきゃいけなきゃいけなくて、まだ会ってそんなに経っていなかったので、関係性を築けていなくて難しかったですね。
― お2人ともトレーニングを一緒にする時間はあったのでしょうか。
小倉:ありました。基礎のキックから、でんぐり返しとか、殺陣とか、ロープを使ったアクションとかをやりました。仲のいい場面を撮るのが難しかったと言いましたが、でも今思えば、ちょうどいい距離感だったかもしれませんね。あまりにも近くなりすぎると、キャラクターとしてではなく、その人として仲良くなりすぎてしまうので。
― マコはロープを使ったアクションも見ごたえがありました。習得するのは大変だったのでは?
小倉:私はあれが一番得意だったんです。最初から、これはいける!って感じでした。当たってあざができることもありましたけど、でも得意でしたね。マコのアクションとして、よかったと思います。
― 忍者の衣装を着てみた感想は? 最後のほうではセーラー服と混ざり合ったような忍者の衣装もありました。
小倉:セーラー服のほうは、外国の人にも受けたらというコンセプトが入っていると聞いたので、そうなったらいいなと思います。
― 出来上がった映像を見た感想は?
小倉:アクションを実際にやってみて、できると思っていたのに、全然できなくて。それは最後まで思っていたんです。みんなはできているのに、これでよかったのかなって。でも出来上がった映像を見たら、かっこよく映っていたので良かったです。
小倉優香「今までで1番寝られない時間を過ごしました」
― 初主演映画を撮り終えてみて、何か変化はありますか?小倉:初主演という意識や、現場での居方といったものには特に変化はありませんでしたが、やっぱり主演ということでセリフも登場シーンも量がすごくて、今までで1番寝られない時間を過ごしました。しかもアクションなので、体もすごく疲れてしまって。でもそこで疲れたと思ったまま、こなすように撮影に向かうのではなくて、ちゃんと気合いを入れなおして、集中してちゃんと演技に臨むということができるようになったかなと思います。
― 小倉さんは、リアル峰不二子とも言われています。峰不二子の場合はガンアクションなので、アクションのジャンルは違いますが、でも今回、アクションに挑戦してみて、峰不二子のような役も将来的にやりたいと思いましたか?
小倉:かっこいいアクションというのは、単純にやってみたいですね。
― ダンスをされてきた経験は、女優としての活動に生きていますか?
小倉:はい、生きていると思います。体を動かしたり、ダンスをしたり、こういうアクションがあったとき、柔軟性といったものもそうですし、ただの立ち姿であっても、生きているなと思います。
― 最後に公開へのメッセージをお願いします。
小倉:師匠とか、仲間とか、赤の他人同士でも家族のような繋がりがったり、逆に本当の家族でもいろいろあったり。いろんな関係があるなと感じましたし、観ている方にも感じてもらえればと思います。あとやっぱりアクションに注目してほしいです。すごい人ばかり揃っています。私も頑張りました。グラビアから私のことを知っているという人は、おそらく全然イメージが違うと思います。ぜひ観てください。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
【TWICEサナ インタビュー】夢を叶えるためには「勢い」が大事 中学時代のデビュー前から繋がる考えモデルプレス
-
BUDDiiS小川史記、“暗黒時代”支えとなった友の存在 後悔なしの20代振り返る【インタビュー後編】モデルプレス
-
「今日好き」こおめいカップルインタビュー、交際後は毎日寝落ち電話 意外だったスキンシップ事情「もっとしようかなと」モデルプレス
-
“奇跡の29歳”BUDDiiS小川史記、代名詞が思わぬ広がり 1st写真集で新たな自分も発見【インタビュー前編】モデルプレス
-
“怪演”話題の片岡凜、ブレイク中の心境語る デビューから2年――女優の夢叶えるために起こした行動「突っ走ることが大切」【「海に眠るダイヤモンド」インタビューVol.3】モデルプレス
-
「海に眠るダイヤモンド」いづみの正体・今後の展開は?千景役・片岡凜が気になる伏線ポイント明かす【インタビューVol.2】モデルプレス
-
片岡凜、日曜劇場初出演は「すごく光栄」“ドラマデビュー作ぶり”新井順子Pとの再会で贈られたアドバイスとは【「海に眠るダイヤモンド」インタビューVol.1】モデルプレス
-
アナウンサーになるには?テレ東・田中瞳アナの回答と「夢を叶える秘訣」モデルプレス
-
テレ東・田中瞳アナの転機になった、さまぁ~ずの“ある言動”モデルプレス