King & Prince平野紫耀、小栗旬への憧れ「泣き芝居の前日に電話」…ソロ活動で思うこと<モデルプレスインタビュー後編>
2018.11.08 08:00
views
5月にリリースしたデビュー曲「シンデレラガール」が大ヒット、先月リリースしたばかりの2ndシングル「Memorial」も好評で、まさに人気絶頂のKing & Prince・平野紫耀(ひらの・しょう/21)のモデルプレスインタビュー後編。累計180万部を突破した、星森ゆきも氏による人気コミック「ういらぶ。―初々しい恋のおはなし―」(小学館「Sho-Comi フラワーコミックス」刊)を実写化した映画『ういらぶ。』(11月9日公開)では主演を務め、幼なじみのことが大好きすぎて好きと言えない、ドSのフリをする“超こじらせ男子”の主人公・凛を演じる。実写化作品で意識していること、今後演じたい役柄、そして憧れている俳優とは――。<後編>
平野紫耀、実写化作品への意識「イメージを崩さないように」
― 平野さんは、少女漫画原作の作品への出演が続いていますが、意識していることや気をつけていることはありますか?平野:原作のファンの方がたくさんいらっしゃるので、いつもそのイメージを大切にしようと思っています。今回もなるべく主人公・凛のイメージを崩さないように意識しました。優羽に対する面と蛍太に対する面では接し方が全然違うので、そこを意識して、アドリブも多かったのでしっかりやるようにしました。
― アドリブが多かったとのことですが、現場の雰囲気を具体的にお聞かせください。
平野:もう本当に楽しかったですよ。毎日笑ってました。監督さんがすごく笑う方で、そんなに面白くないことでも爆笑してるんですよ。だから僕も面白いことをやっている気分になっちゃって。ライバルの和真が現れて、僕が上半身裸で筋トレをしているシーンは、すごく笑った記憶があります。暦に叩かれて、「ふんっ!」ってなるところで、監督さんがめちゃくちゃ笑ってました(笑)。
アドリブは自分でやってみようと思ったものと、実際に現場に行って、「みんなでやってみて」と言われたものと両方ありましたね。監督さんが本番前にいろいろなパターンを試させてくれて、とても嬉しかったです。経験がない分、いろいろやってみてどれが自分にしっくり来るのかを探す時間だったので、良い経験になりました。
― 現場での合間の思い出エピソードはありますか?
平野:あまり憶えてないんですけど、今思い出したのが、ペンションの近くの草原でひたすらバッタを捕まえていました!
― バッタですか?捕まりましたか?
平野:捕まりましたぁ!自然豊かな場所で、虫がいっぱいいたんですよ。カマキリとかバッタとかが現れたので、虫との2ショットがたくさん携帯に入っています。
“男女の幼なじみ”という特別な関係性「羨ましい」
― 幼なじみを演じるにあたって、共演者の方とはどのように距離を縮めましたか?平野:顔合わせの時点では、僕が人見知りを発揮しまくっていたので全く喋らなかったんですけど、撮影が始まってから自然と距離が縮まりました。妄想するシーンとかで、僕がずっと変顔をしていたので、「今の顔ヤバイね」ってみんなで言いながら盛り上がったりしていました(笑)。
― 4人の幼なじみ感や、それぞれの友情など、羨ましいと思う部分がたくさんあったのですが、平野さん自身はどうとらえましたか?
平野:あの何気ない4人での登校とか、そういうのがめちゃくちゃ羨ましいなと思いました。男同士や女同士の幼なじみはよく聞くんですけど、男子と女子の幼なじみはあまり聞いたことがないので、性別が関係ない幼なじみってすごいことだなって。普通の幼なじみとは一線を超えているんだなって、羨ましかったです。
― 平野さんにもそういう存在の方はいますか?
平野:小学校・中学校が同じだった友達はいます。名古屋に帰ったときに会ったりしていましたけど、最近は会えてないな。
― 凛と蛍太の2人の関係性も微笑ましいですよね。
平野:そうですね。蛍太みたいに大人な高校生はなかなかいないですよ。僕と幼なじみの関係性に近いな、と思いました。僕がおバカなことをやって、幼なじみがまとめるというか、抑えるというか…僕の暴走をいつも阻止してくれるんです。2人でじゃれ合って、あんなにキラキラはしてないですけど、似ているところがあります。
King & Princeが初の映画主題歌に起用
― 今回は、King & Princeの楽曲「High On Love!」が主題歌となっていますが、グループとして初の映画主題歌をエンドロールで流れるのを聴いていかがでしたか?平野:嬉しかったです。「かかった~!本当にかかった~!」みたいな。エンドロールで撮影のオフショットと一緒に曲が流れるのを見て、自分たちの曲で言うのも変ですけど、よりキラキラして見えたというか、楽しそうに見えました。
― 平野さんはソロでお仕事をすることも多いと思いますが、メンバーと会うと安心したり、何か感じたりすることはありますか?
平野:あります。1人が辛いということではないんですけど、やっぱり他の共演者の方よりメンバーのほうが遥かに長く一緒にいるので、それを考えるとメンバーといるときが楽です。
― そういった意味では、自分たちのグループの歌が主題歌に起用されたことは、感慨深いものがありますか?
平野:そうですね。デビューした実感にも繋がりますし、みんなでひとつのものを作っている感じがします。
― 歌やお芝居をスキルアップさせるために、日々努力していることはありますか?
平野:歌は、家でずっと歌ったり、カラオケに行ったりして練習しています。1年半くらいかけて、自分の歌いやすい歌い方を最近見つけて、ようやくわかってきました。お芝居に関しては、全然わからないです。いろいろな人に聞いても「場数」と言う人が多いので、いろいろな作品に出ないと成長しないんじゃないかなって思います。
平野紫耀、今後演じたい役・憧れの俳優は
― 今後はどのような役どころに挑戦してみたいですか?平野:何でもやりたいです!何でもやってみたいです。今までわりとおバカな役というか、ちょっと可愛らしい役を演じることが多かったので、逆にこわい役とかやってみたいですね。
― 憧れている俳優の方はいますか?
平野:僕は、小栗旬さんに憧れています。今年の春くらいから仲良くさせていただいていて、ご飯に行ったりするんですけど、旬さんのやる役が全部好きですね。なんていうんだろう…ちゃんと小栗旬さんなんですけど、旬さんじゃない、みたいなところや、割り切っているところをめちゃくちゃ尊敬しています。
― 小栗さんとの食事の場では、芝居論を熱く語ったりするんですか?
平野:旬さんに聞いたり、相談したりしますね。本当に心強いです。泣き芝居の前日に電話したりもしました。その時はアドバイスというより、「何も考えずにいけ」と言われたので、その日はピリピリした空気だったんですが、僕はずっと「イェイ!」ってふざけてました。構えすぎると、出来るかなって不安が出てきちゃうと思って。
― スイッチの切り替えが得意なんですね。
平野:お仕事なので!頑張ってます!これからも頑張ります!
― ありがとうございました!
編集後記/インタビュー裏話
インタビューを実施したのは、King & Princeの全国ツアー真っ只中だった8月下旬。スケジュールが多忙とあって、開始前に控え室で寝ていた様子の平野は、登場するなり「今、寝てたんですけど、金縛りに遭いました!」と報告してくれた。その後のインタビューでは、記者の「メンバーからは…」という質問を「メンバーカラーは」と聞き間違え、「僕のメンバーカラーは真紅です!」と答える安定の天然ぶりを見せてくれたかと思えば、突然ポケットからスマートフォンの音が鳴り「すみません…目覚ましです…(笑)」と仮眠中にセットしていたアラームの通知で、笑わせる場面も多々。
いつでも飾らず自然体な平野だが、演じたい役やスキルアップのために努力していることを語る目は真剣そのもの。デビュー前に撮影した今作、まさに“初々しい”「ういらぶ。」の世界観にピッタリの俳優・平野紫耀の新たな成長を見届けてほしい。(modelpress編集部)
映画『ういらぶ。』
11月9日(金)全国ロードショー出演:平野紫耀(King & Prince)、桜井日奈子、玉城ティナ、磯村勇斗、桜田ひより、伊藤健太郎
監督:佐藤祐市
原作:星森ゆきも「ういらぶ。―初々しい恋のおはなし―」(小学館「Sho-Comi フラワーコミックス」刊)
脚本:高橋ナツコ
音楽:佐藤直紀
主題歌:King & Prince「High On Love!」(Johnnys’Universe)
製作:『ういらぶ。』製作委員会
制作プロダクション:アスミック・エース、共同テレビジョン
配給:アスミック・エース
<STORY>
同じマンションに住む、凛(平野紫耀)と優羽(桜井日奈子)、暦(玉城ティナ)と蛍太(磯村勇斗)の幼なじみ4人組。誰もが振り返る美男美女の4人は、高校でも最強の幼なじみチームとして憧れの的。クールで華麗な見た目とは裏腹に、優羽のことが好きすぎていつも優羽にドSな態度で毒舌をふるい冷たくふるまってしまう凛。実は凛のことが好きな優羽も、そんな凛のせいで自分に自信が持てず、完全にネガティブ思考。お互い大好きすぎて「好き」って言えない…そんなこじらせたふたりを心配し見守る親友の暦と蛍太。そんな4人の前に、“好きなら好きとハッキリ言う”最強ライバル兄妹・和真(伊藤健太郎)と実花(桜田ひより)が現れる。ずっとこのまま変わらないと思っていた2人の恋と4人の友情は思わぬ方向へ動きはじめて…。
平野紫耀(ひらの・しょう)プロフィール
1997年1月29日生まれ。愛知県出身。2012年に関西ジャニーズJr.として活動を開始。その後、Mr.King vs Mr.Princeが結成され、Mr. King(後にMr.KING)のメンバーに選出。2014年、「SHARK」(日本テレビ)でテレビドラマ初主演を飾る。2016年の舞台「ジャニーズ・フューチャー・ワールド from帝劇to博多」では座長を務め、福岡・博多座の最年少座長記録を塗り替えた。2018年3月『honey』で映画初主演、4月期放送のドラマ「花のち晴れ~花男Next Season~」(TBS)の出演も大きな話題に。5月にはKing & Princeとして「シンデレラガール」でCDデビューを果たした。自身2度目の主演映画「ういらぶ。」は、CDデビュー後初の映画主演作となる。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
King & Prince平野紫耀「5円玉を食べて…」やんちゃすぎるエピソード告白 母親を“ママ”と呼ぶ理由もモデルプレス
-
King & Prince平野紫耀の“壁ドンからの照れ”が話題に「あらためて惚れた」モデルプレス
-
King & Prince平野紫耀、メンバーへの“らぶ”を告白モデルプレス
-
King & Prince平野紫耀、好きな子ができたら悶絶しちゃう?壁ドン・バックハグ…胸キュンシーン連発「ただただ恥ずかしかった」<モデルプレスインタビュー前編>モデルプレス
-
King & Prince平野紫耀、バレンタインチョコ64個の“保存方法”が話題「発想がぶっ飛んでる」モデルプレス
-
King & Prince平野紫耀、桜井日奈子に「今までにない壁ドン」?“仲良しすぎる”素顔を公開<ういらぶ。>モデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
MADEINマシロ・ミユ・イェソ「顔が似ている」3人を直撃 日本で挑戦したいことはバラエティー出演【インタビュー】モデルプレス
-
TWICEナヨンの夢を叶える秘訣 “自分を信じる大切さ”語る【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
櫻井海音&齊藤なぎさ【推しの子】実写化への“プレッシャーを上回った感情” 互いの呼び方&信頼も明かす【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
【TWICEサナ インタビュー】夢を叶えるためには「勢い」が大事 中学時代のデビュー前から繋がる考えモデルプレス
-
BUDDiiS小川史記、“暗黒時代”支えとなった友の存在 後悔なしの20代振り返る【インタビュー後編】モデルプレス
-
「今日好き」こおめいカップルインタビュー、交際後は毎日寝落ち電話 意外だったスキンシップ事情「もっとしようかなと」モデルプレス
-
“奇跡の29歳”BUDDiiS小川史記、代名詞が思わぬ広がり 1st写真集で新たな自分も発見【インタビュー前編】モデルプレス
-
“怪演”話題の片岡凜、ブレイク中の心境語る デビューから2年――女優の夢叶えるために起こした行動「突っ走ることが大切」【「海に眠るダイヤモンド」インタビューVol.3】モデルプレス
-
「海に眠るダイヤモンド」いづみの正体・今後の展開は?千景役・片岡凜が気になる伏線ポイント明かす【インタビューVol.2】モデルプレス