<中条あやみ×佐野勇斗インタビュー>こんなに仲良くなれたのは異例!?姉弟みたいな2人が今、お互いに伝えたいこと
2018.09.13 07:00
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映画『3D彼女 リアルガール』(英勉監督、9月14日公開)で主演をつとめる中条あやみ(21)と、相手役の佐野勇斗(20)が2ショットでモデルプレスのインタビューに応じた。取材が行われたのは6月、「第21回上海国際映画祭」でのワールドプレミア上映会から帰国した直後とあって、現地で味わったグルメなどの思い出話に花を咲かせていた2人。他愛もない話でいつまでも笑い合える……出会ってすぐにそんな関係を築けたからこそ、“色葉とつっつん”のラブストーリーもとびきり色鮮やかに、スクリーンへと刻み込まれた。
「上海国際映画祭」での反応に手応え「この映画、めっちゃ面白い!」
― 超絶美少女・五十嵐色葉(中条)と、オタク高校生“つっつん”こと筒井光(佐野)。2人はもちろん、同級生のミツヤ(清水尋也)、ありさ(恒松祐里)、綾戸さん(上白石萌歌)、伊東(ゆうたろう)も全員愛おしく、応援したくなる作品でした。まずは完成した作品をご覧になった感想からお聞かせください。中条:やっぱり演じる側としては自分の反省点を探してしまうので、初めて試写を観た時は本当に反省点も多かったのですが、上海映画祭でもう一度上海の皆さんと観た時に、やっと客観的に観ることができました。改めて“青春”というか、みんなの仲の良さが伝わってきて本当に良かったなと思いましたし、英監督の編集や曲、“えぞみち”(=オタクの筒井が愛してやまないアニメキャラクター「魔法少女 えぞみち」。声は神田沙也加)のCGもすごい、すごくて!(笑)
佐野:すごいの二乗(笑)。
― すごさが伝わってきます(笑)。今作は“えぞみち”と筒井のやり取りがとても重要な要素ですが、現場では見えていなかったものだと思うとすごいです。
佐野:そうなんですよ!
中条:よく、何もないところで演技をしていたなと思って!(笑)
― そんな佐野さんからも感想をお伺いします。
佐野:はい。ポーちゃん(=中条)が言ってくれた通りなんですけど、初めて観た時はやっぱり僕も客観視できなくて、自分の芝居の反省点ばかり探してしまって。上海でお客さんと一緒に観た時に、皆さんがすごく笑ってくれたので、それに後押しされて「この映画、めっちゃ面白いな!」と思いました。みんなの仲の良さも出てるし、西野カナさんの音楽もすごくいいし…最高でしたね!
中条:(話した内容が)一緒じゃん(笑)。
佐野:全く同じ(笑)。すごい、すごかったです!最高に最高でした!
「絶対に仲良くなれない!」と思っていたのに…!?
― お互いに演じている姿を見ていかがでしたか?中条:本当に“つっつんは佐野勇斗しか演じられない”と思いました!それは現場でも強く感じていたことで。佐野くんの性格にすごく合っているんですよね。意外に人見知りで、自分に自信がなくて、女の子と話すのが苦手っていうところとか。(佐野を指して)こんな感じなので、なかなかそうは見えないんですけど…(笑)。
佐野:(笑)
中条:普段からつっつんのような感じ。だからちゃんと役として演じてはいるんですけど、私は本当に普段から会話しているように色葉を演じられたし、すごくつっつんというキャラクターを好きになれたなって思います。
佐野:ありがとう(照)。どうしよう、僕もまた全く同じ話になっちゃう(笑)。
一同:(笑)
佐野:いや、ポーちゃんも色葉がすごい合ってると思って!見た目はすごい美女だけど、中身は少しもろいところとか。
中条:中身もろい!?(笑)
佐野:少し弱いところがあるのが似てるし、人の外見だけじゃなくて中身を見るところとか。それと、色葉がつっつんを引っ張る感じも似てる。
中条:そう。学年的にも1個上なので、私がちょっとだけ引っ張りつつ、お互いに「ここ、どうしたらいいかな?」と話し合いながら演じていました。私、普段は人見知りをすごくするんですけど…
佐野:誰が?!
中条:私が。
佐野:絶対に嘘!
中条:いや、本当に!
一同:(笑)
中条:監督にも「私人見知りするので、馴染めるかどうか不安」って伝えさせていただいたんですけど、実際やってみるとすごく話しやすくて。
佐野:(人見知り感)ゼロでした!
中条:なんでも言い合える関係がとてもありがたかったです。
佐野:でも、僕も最初は「絶対仲良くなれない!」と思ってた(笑)。
中条:なんで?(笑)
佐野:僕はもちろん前から“中条あやみ”という人物を知っていたし、モデルさんというイメージが強かったから、なんか怖そうだなと思って(笑)。
中条:あはは!
佐野:しゃべってくれないんだろうなって。「心してかかろう」と思いました(笑)。
― 心して(笑)。
中条:そんなイメージだったの!?
佐野:始めはね。それで、いざ会ってみたらもう真逆!180度違う!
中条:良かった(笑)。佐野くんはM!LKとして、アーティスト活動もされているので、どういう方か想像がつかなかったのですが、実際に会ってみると、天真爛漫ですごく接しやすかったので、とても良い印象でした。それと…女兄弟いる?
佐野:いないよ。
中条:いないんだ!でも女子ともうまく話せるよね。「苦手」って言ってたけど。
佐野:違う、今回が異例なんですよ(笑)。たまたま今回、恒松祐里ちゃんや上白石萌歌ちゃんとも知り合いだったので、緊張感がなかったのかな。それと、(中条が)親戚のお姉ちゃんにめっちゃ似てるんですよ!
― 顔がですか?
佐野:顔も中身も。
中条:(笑)。だから割と姉弟感がありましたね。
佐野:うん。もう親戚だと思ってたもん!(笑)
キャンプの切ない夜に共感「そういう経験、あったかも…」
― 今回は同級生6人それぞれの恋愛模様が描かれましたが、特に共感したり、胸キュンしたポイントを教えてください。中条:綾戸さんの片思いもすごい切ないですよね。でも意外とゆうたろうちゃんが演じている、伊東くんのキャンプのシーンでの男らしさ!
佐野:あれ良かったよね~!
中条:ね。伊東くんの行動が…。それを見ている綾戸さんもすごい切なくて。
佐野:確かに、あそこは良いシーン!伊東は猫耳をつけて可愛らしいマスコットキャラクターみたいな感じなのに、自分が傷ついていても好きな人のことを思って行動できるというのは「かっけえな」と思いました。
― キャンプのシーンは、大人の方が見ても学生時代を思い出すと思います。夜、好きな人が他の誰かと姿を消した時の、そわそわ感とか。
中条:私もそういう経験あったかも。
佐野:俺もあった。
一同:(笑)
中条:「いいな」と思った人が、「おっ…そっち行っちゃう?!」みたいな(笑)。
佐野:あるある~!
― そういう時、2人はどうするんですか?
中条:とりあえず「チーン」だよね。
佐野:そう。一回チーンってなるけど、俺はちょっと行動起こしたいな。
中条:どうやって?
佐野:こうやって(顔を出して)様子をうかがって、「なんか手伝うことある?」みたいな(笑)。諦めない!
― 中条さんはどうですか?
中条:………諦める(笑)。
佐野:(笑)。ポーちゃんはすぐ諦めそうだもん、「もういいや」って言って。切ないじゃん!
中条:うん。でも私は見てるだけになっちゃうかなあ。
「佐野くんはピュアなままでいてほしい」「ポーちゃん、本当にありがとう!」
― そろそろお時間なので…最後に、お互いに伝え合いたいことはありますか?中条&佐野:伝え合う?(笑)
― これを機に(笑)。
中条:そうですね…佐野くんは純粋なんです。本当にピュアだよね!
佐野:(笑)。そうかな?
中条:だからそのまま変わらずいてほしいな。少しは変わったほうが良いかもしれないけど(笑)。
佐野:(笑)。よく言われる。
中条:でも本当に、このまま変わらずいてほしいなというのは現場でもすごく感じましたし、きっとみんなからも言われてるんだろうなって思います。愛されキャラです。
佐野:ありがとう(照)。そうだなぁ…ポーちゃんは本当に、お芝居をしている中でもセリフだけじゃなくて、気持ちを入れて会話をしてくれたので、言葉ではうまく言えないんだけど、とにかくめちゃくちゃやりやすかったです。筒井は結構セリフ量も多いし、キツいのかなと思っていたんですけど、全然苦にならないくらい感情の面も作りやすくて。…感謝っす!
中条:(笑)
佐野:感謝。ありがとう。
中条:全然伝わんない!(笑)
佐野:本当に思ってるから。本当に!今、結構本気だったよ(笑)。
中条:伝わらないなぁ~♪
― (笑)。そんな2人のコンビネーションはスクリーンからも伝わるので、たくさんの方に観ていただきたいですね。
佐野:そう、本当に観てください!
中条:よろしくお願いします!
― ありがとうございました。(modelpress編集部)
映画『3D彼女 リアルガール』(2018年9月14日公開)
出演:中条あやみ 佐野勇斗 清水尋也 恒松祐里 上白石萌歌 ゆうたろう三浦貴大 / 神田沙也加(声の出演)濱田マリ 竹内 力
原作:那波マオ『3D彼女 リアルガール』(講談社「KCデザート」刊)
監督:英勉
脚本:高野水登 英勉
音楽:横山克
主題歌:西野カナ「Bedtime Story」
<あらすじ>
書店で万引きの濡れ衣を着せられた学校一の美少女・五十嵐色葉(中条あやみ)を助けたのは、2次元を愛する超絶オタク・つっつんこと筒井光(佐野勇斗)。リア充の色葉から突然の告白を受けたつっつんは新手のイジメだと疑いながらも、正反対のふたりの交際がスタートして……!?
【Not Sponsored 記事】
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