<乃木坂46梅澤美波インタビュー>焦りも悔しさもあった、それを乗り越えて…「大園桃子」と「与田祐希」の存在、夢についても語る
2018.06.27 17:30
views
16年9月に乃木坂46に加入した梅澤美波(うめざわ・みなみ/19)。3期生でイベントを行うときは最初と最後の挨拶を担当したり、メンバーに話を振ったりなど、3期生のまとめ役として存在感を見せる。さらに身長は170センチでスタイル抜群、大人びた美しい顔立ち…とはいえ、なかなかひとりになって“個”が突出することはなかったが、ここにきて乃木坂46版 ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』の木野まこと/セーラージュピターに起用され、さらに舞台『七つの大罪 The STAGE』でヒロイン・エリザベスに抜てきされるなど、頭角を現してきた。モデルプレスは初めて乃木坂46の枠を飛び出して舞台に挑む心境から、これまでの苦労、これからの目標などを聞いた。
梅澤美波『七つの大罪 The STAGE』でヒロイン・エリザベス役
梅澤が乃木坂46のメンバーと一緒ではなく初めてひとりで挑む舞台『七つの大罪 The STAGE』は『週刊少年マガジン』(講談社刊)にて連載中の『七つの大罪』を原作とした作品。同作は、かつて王国転覆をはかったとされる伝説の逆賊・<七つの大罪>による冒険物語を描いた痛快無比のヒロイックファンタジーで、単行本は累計2800万部を突破した。またTVアニメ新シリーズ『七つの大罪 戒めの復活』が今年1月よりMBS/TBS系全国ネットにて放送され、さらに『劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人』が8月18日(土)に全国ロードショーとなる。
『七つの大罪 The STAGE』は8月3日(金)~8月12日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、 8月18日(土)~8月20日(月)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。脚本・演出は毛利亘宏氏(少年社中)。舞台公式HPは http://www.7-taizai-stage.jp/ 。6月23日10時よりチケット一般前売が開始。
梅澤美波、乃木坂46以来のオーディション
― 今回、ヒロイン・エリザベスに起用された感想からお願いします。梅澤:アニメを見て「絶対にやりたい」と強く思って、オーディションに臨んだので、決まったときは、すごく嬉しかったです。もちろん原作があるお話の舞台化なので、その分、プレッシャーは大きいですが、グループから外れて初めてひとりで挑むお仕事になるので、新しい自分を見つけることができるんじゃないかなってワクワクしています。
― オーディションはどんなことをしたんですか?
梅澤:自己紹介と台本のセリフを言いました。
― 緊張しましたか?
梅澤:すごく緊張しました。乃木坂46のオーディションより緊張したかもしれません。オーディションを受けるのは、乃木坂46を受けたとき以来でものすごく緊張しましたし、当たり前ですが、アイドルグループのオーディションと演技のオーディションは全然違ったので戸惑いもありました。
「あの美女は誰?」「スタイル抜群」と話題に!
― ビジュアルが公開されると、ネット上では「あの美女は誰?」「スタイル抜群」など話題になっていました。梅澤:ニュースで見てとても嬉しかったです。私自身、衣装になかなか慣れなかったので「大丈夫かな」と探り探りの撮影でしたが、出来上がったものを見てとても感動しました。でも一瞬、誰かわからないですよね(笑)。
― スタイルの良さが際立っていてカッコ良かったです。梅澤さんが憧れている白石(麻衣)さんに似てる!といった声もありましたよ。
梅澤:いや、それは全然、とんでもないです。似ても似つかないです。
梅澤美波、悔しさを乗り越えて…
― 乃木坂46に加入して1年半以上が経過して、3期生の中でもソロのお仕事をするメンバーも増えてきましたが、抜てきされる、抜てきされない、といったことに対する悔しさや劣等感はありましたか?梅澤:初めの頃は全員でまとまって活動することが多くて「乃木坂46のためにみんなで頑張ろう」という感じでした。でもどんどんどんどん、環境が変わっていって、大園(桃子)と与田(祐希)が選抜に入ったり、与田のドラマが決まったり、他のメンバーもソロ仕事が増えていって。初めは同じスタートラインにいたのにこうやって差がついていっちゃうんだな、という焦りはもちろんありましたし、年齢的にも年上の方なので、悔しさもありました。快くおめでとう、と思えたし、みんなのことを応援することもできたけど、なにもできない自分への悔しさはすごく大きくて。どうしたら多くの人に知ってもらえるんだろうとか。でも今はそれを乗り越えて「みんなそれぞれ境遇が違うから、焦りすぎず自分のペースでやろう」と思えるようになりました。
― 今回のエリザベスは、梅澤さんにとってとても大きなきっかけになりそうですね。稽古は7月からとお聞きしました。8月からの公演でどのような姿を見せられたら、自分の中で合格点をあげられそうですか?
梅澤:メンバーがひとりもいないところに飛び込んだ経験はないですし、さらに2.5次元の舞台なのでいろいろな壁にぶつかるんだろうなと思っています。それにどんな風に演技するのが正解なのかも正直わからなくて…。でも原作やキャラクターを愛しているファンの方がたくさんいると思うので、そのイメージにどれだけ寄せられるかだと思っています。なので原作やアニメを何回も見返して、自分の中にエリザベスをどんどん入れていきたいです。キャストのみなさんとの関係も、稽古中にどんどん作っていけたらいいなと思っています。
― これまでメンバーのいる現場がほとんどだったので、不安は大きいですよね。
梅澤:そうなんです。やっぱりメンバーがいると普段通りにできますし、良い意味でも悪い意味でも楽屋っぽくなります。今回はメンバーがひとりもいないので、私が人見知りのこともあって、不安の方が大きいです。でも主演の納谷(健)さんは明るい少年みたいな方で、初めてお会いしたときから現場を明るくしてくださっていたので「この方たちと一緒なら大丈夫かもしれない」と思っています。ファンの方の反応を見ていたら「エリザベスとはキャラが違うんじゃないか」みたいな声もあったんですけど、普段のお姉さんキャラとは違うギャップというか、新しい私を見せていけたらいいですね。
― 人をまとめることは本当に大変だと思いますが、これまでも経験はあったんですか?
梅澤:中学生のときに部活をやっていたことが大きいです。バレー部だったんですけど、団体行動もそこでだいぶ慣れましたし、たぶんあのときに部活をやっていなかったら、だいぶ人格が変わっていたと思います(笑)。部活をやっていたときも、みんなに声をかけるようなことをしていたので、そういう面では今と立ち位置が似ています。結構、真面目だと言われることも多いんですけど、そういうところは両親のおかげかな(笑)。自分で言うのもあれですが、両親は、優しく、ときに厳しいんです。そういうところも、今、ファンの方が持ってくれているイメージに繋がったのかな、と思います。
梅澤美波から見た「大園桃子」と「与田祐希」
― これまでも、そしてこれからも悩むことはあると思いますが、そういうとき頼りにしたり、悩み相談をしたりするメンバーは誰ですか?梅澤:そうですね、基本的に性格上あんまり言わずにひとりで消化してしまうんですけど、しかも立場的になんか言えなくて…でも大園(桃子)とかには結構言います。
― ちょっと意外です。
梅澤:意外ってよく言われます(笑)。でも夜中に桃子から電話が来て相談に乗ることもあるんですけど、そういうときは私も「こういうことがあったんだよね」って話します。なんだかんだ1番良い距離感でいられますし、すごく信頼しているので。ファンの方から見ると、桃子は天然っぽいイメージがあると思いますが、芯はとてもしっかりしているので、結構頼りにしています。
― ライバル意識でも憧れでも応援でも良いのですが、3期生の中で1番ソロでのお仕事を追ってしまうメンバーは誰ですか?
梅澤:3期生じゃなかったら白石(麻衣)さんを追い続けています。でも3期生だと、与田(祐希)はやっぱりすごいなと思います。ドラマをやったり、雑誌の表紙もバンバンやったり。期待以上のものを返しているな、といつも思います。背は低いけど、表情を作るのもすごく上手ですし、魅せ方をわかっているからモデルにも向いているなって。あとは久保(史緒里)とかも『Seventeen』の専属モデルが決まって、毎月チェックしています。
梅澤美波の“夢を叶える秘訣”
― 梅澤さんもまだこれから夢をひとつずつ叶えていくと思うんですけど、夢を叶えたいと頑張っているモデルプレス読者に“夢を叶える秘訣”を教えてください!梅澤:挑戦することが1番大事だと思います。私もオーディションを受けるときはすごく躊躇しましたし「自分なんかじゃ絶対に無理だ」とマイナスなこともすごく考えました。でも結果的に一歩踏み出してみたら、そこからどんどん見えることがありました。閉じこもっているよりも自分からどんどん挑戦した方が、いろいろなものが見えてくると思います。
あとは何事も真面目に取り組むこと。人それぞれ、頑張り方は違いますが、自分ができることを真面目に取り組んでいれば、見てくれている人は絶対にいると思うんです。私もそうですが、真面目に取り組んでいたら絶対、なにかに繋がると思って頑張っています。3期生で加入したときは3列目の端っこにいましたが、自分で全力に取り組んできたものを評価していただけて、フロントに立たせてもらうこともできました。
例えば舞台なら、本番だけではなくて、稽古も本番と同じような気持ちで頑張る。人が見ているところだけではなくて、見ていないところでも頑張るのが、夢に繋がる第一歩だと思います。
梅澤美波はネガティブ?夢と現実の狭間で…
― 梅澤さんの今の夢はなんですか?梅澤:そうですね…今、迷走しているんですよね(笑)。でもグループのためになにかできたら嬉しいです。ソロ活動の舞台には、原作のファンの方など乃木坂46を知らない方がもちろんたくさん見に来ると思うので、そこで良いお芝居をして「あ、あの子って乃木坂46なんだ」とグループに興味を持ってもらいたいです。私じゃなくても他のメンバーでも良いので好きになってもらって、乃木坂46のファンに繋がったら嬉しいなとも思うんです。モデルをやりたいという夢はありますが、だんだん自分のことがわかってきて、今は一旦その夢から離れることも大事だなと思っていて…今は目の前にあることをグループのためにできたらいいなと思っています。
― 性格が良すぎます…。「モデルになりたい」と言ってもいいと思いますし、自分のためにも頑張っていいんじゃないですか?
梅澤:ファンの方も握手会で「絶対にできる」みたいなことを言ってくれるんですけど、でもそんなに簡単なことではないのかなって。今できていないということは、なにかダメな理由があると思うんです。なので、とりあえず一旦離れて今は考える期間。でも服やメイクは好きなので、そこは追求し続けたいと思っています。
― 謙虚過ぎですよ。ガールズアワードにはたくさんの乃木坂46メンバーがモデルとしてランウェイを歩きましたが「梅澤さんにも歩いてほしい!」「絶対に向いている!」という声もネット上でたくさん見かけました。
梅澤:本当ですか?ありがたいですが、結局、背しかないから(笑)。身長があるだけなんで…。
― 基本、ネガティブですか?
梅澤:根はネガティブです(笑)。それこそ初期の頃は本当にネガティブだったんですけど、今は表だけはちょっとポジティブになれました(笑)。でもひとりになったらネガティブになります。取材では結構、本音を言うんです(笑)。ポンコツな部分も出てしまいがちになるので…今日ポンコツって思いましたよね?(笑)
― ポンコツとは思わなかったです(笑)。思っていたより、接しやすい方だなとは思いました。
梅澤:嬉しいです。握手会でも「良い意味でテレビと全然違うね」と言ってくださる方が多くて。「怖い人と思っていたけどめちゃくちゃ話しやすいね」とか。そういうギャップを好きになってくれる方もいて、みなさん本当に優しいなって思います。
※インタビュー後編では梅澤美波の美容に迫る!
(modelpress編集部)
梅澤美波(うめざわ・みなみ)プロフィール
生年月日:1999年1月6日/血液型:A型/星座:やぎ座/身長:170cm
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
「あの美女は誰?」「スタイル抜群」“エリザベス”乃木坂46梅澤美波、ヒロイン抜てきに反響<七つの大罪 The STAGE>モデルプレス
-
乃木坂46梅澤美波、ヒロインに抜擢 「七つの大罪」キャスト発表モデルプレス
-
乃木坂46“3期生”「美人要素がつまってる」と話題 与田祐希・梅澤美波・佐藤楓・山下美月が「CanCam」で大人かわいく変身モデルプレス
-
乃木坂46の長身美女・梅澤美波のスタイルがすごい!スラリ美脚を披露モデルプレス
-
【2018上半期 メイクイットベストコスメ】<デパコス/ベースメイク編>モデルプレス
-
【2018上半期 メイクイットベストコスメ】<プチプラ/ベースメイク部門>モデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
【TWICEサナ インタビュー】夢を叶えるためには「勢い」が大事 中学時代のデビュー前から繋がる考えモデルプレス
-
BUDDiiS小川史記、“暗黒時代”支えとなった友の存在 後悔なしの20代振り返る【インタビュー後編】モデルプレス
-
「今日好き」こおめいカップルインタビュー、交際後は毎日寝落ち電話 意外だったスキンシップ事情「もっとしようかなと」モデルプレス
-
“奇跡の29歳”BUDDiiS小川史記、代名詞が思わぬ広がり 1st写真集で新たな自分も発見【インタビュー前編】モデルプレス
-
“怪演”話題の片岡凜、ブレイク中の心境語る デビューから2年――女優の夢叶えるために起こした行動「突っ走ることが大切」【「海に眠るダイヤモンド」インタビューVol.3】モデルプレス
-
「海に眠るダイヤモンド」いづみの正体・今後の展開は?千景役・片岡凜が気になる伏線ポイント明かす【インタビューVol.2】モデルプレス
-
片岡凜、日曜劇場初出演は「すごく光栄」“ドラマデビュー作ぶり”新井順子Pとの再会で贈られたアドバイスとは【「海に眠るダイヤモンド」インタビューVol.1】モデルプレス
-
アナウンサーになるには?テレ東・田中瞳アナの回答と「夢を叶える秘訣」モデルプレス
-
テレ東・田中瞳アナの転機になった、さまぁ~ずの“ある言動”モデルプレス