「花のち晴れ」で注目の近衛仁役・嘉島陸、7年ぶり芸能活動再開の心境は?“天馬くん”中川大志からアドバイスも 撮影裏話明かす<モデルプレスインタビュー>
2018.06.12 21:00
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「花より男子」の新章として若い世代から支持を集めている連続ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系/毎週火曜よる10時~)に出演中の嘉島陸(かしまりく・19)が、モデルプレスのインタビューに応じた。今作にて、約7年ぶりに芸能活動を再開した嘉島は、主人公・超金持ち名門校の英徳学園に通う“隠れ庶民”の江戸川音(杉咲花)の婚約者・馳天馬(中川大志)が生徒会長を務める桃乃園学院で天馬を慕う副会長の近衛仁を演じている。
『花のち晴れ』で近衛仁役
今作は、人に言えない“ヒミツ”を抱えた新世代のキャラクター達が巻き起こす痛快青春ラブストーリー。杉咲、中川、嘉島のほか、“ C5(シーファイブ)”のリーダーでかつて英徳学園のカリスマ的存在だった道明寺司に心酔している神楽木晴役でKing & Princeの平野紫耀ら出演し、「自分らしく生きる」ことをテーマに新たな物語を繰り広げる。6歳で子役デビューした嘉島は、『流星の絆』(TBS・2008年)、NHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』(2011年)などに出演。今回のインタビューでは、撮影の裏側、7年ぶり復帰の心境など語ってもらった。
7年ぶり芸能活動再開 このタイミングで復帰した理由とは
― 最終回に向け、ドラマがさらに盛り上がっていますね。嘉島:周りの友達も「観たよ」と言ってくれます。ありがたいなと。
― 原作は元々知っていましたか?
嘉島:知っていました。役をいただいてから読んで、どう演じたら役に近づけるのか原作で確認しました。
― 『花より男子』がとても支持を受けた作品ということもあり、期待も大きかったと思いますが。
嘉島:撮影が始まるまでは不安がありました。原作ファンの皆さんの期待を裏切らないようにしないといけないと思いましたし、そのためにはしっかり役作りをしなければと思いました。
― 今作が7年ぶりの復帰作となりましたが、その辺も不安要素としてありましたか?
嘉島:7年間のブランクがあるので勘を取り戻せるのか、原作があるので、どこまで近づけて演じるのか…色々なことを考えました。ですが、以前子役のときにお世話になったプロデューサーや監督、スタッフの方々がいらしたので、いざ現場に入ったらると気負うことなくできました。
― では、現場に入ると不安も消えて。
嘉島:クランクインのときは、スッと入れた感じがしました。それ以降は緊張するときは緊張するんですけど、最初スイッチが入った感覚があって、一安心しました。こういう感覚なんだって自分でも新鮮でした。
― 7年前、一度芸能界から離れたのは、嘉島さんの意思ですか?
嘉島:親の転勤で沖縄に戻ることになったので、それと同時に辞めることにしました。元々、親も普通の生活もさせたいと思っていたようです。当時は色んな現場に電車に乗って行けるのが子どもながらに楽しいなと思っていて、それができなくなるのかなってくらいにしか考えていなかったです。
― 嘉島さんは現在19歳の大学2年生。今のタイミングでの復帰は以前から考えていましたか?
嘉島:高校生の頃今の事務所に声を掛けていただいていたのですが、その頃は部活に熱中していて、この世界に戻ることは全く考えていなかったです。でも、部活も終わり、大学に進学して、今後の進路を考えていた時に、「コード・ブルー(-ドクターヘリ緊急救命-)」(3rd Season、2017年)を観て心を動かされる部分があったんです。もう一度チャレンジしてみようかなと思うきっかけになりました。
― そうだったんですね。そこから「花のち晴れ」への出演が決まり、復帰へと?
嘉島:去年の秋に話し合いをさせていただいて復帰が決まりました。事務所の方のおかげです。感謝しかないです。
― 沖縄の大学に通っているということですが、今は東京と行ったり来たりの生活を?
嘉島:はい。今週金曜日は、朝に沖縄へ帰ってテストを受けて、夜東京へ戻ります。
― 大変…!
嘉島:それは覚悟の上だったので大丈夫です。飛行機は好きなので、空港に行くだけでテンションが上がりますし。
― 大学では何を学んでいるんですか?
嘉島:法律を学んでいます。今後活きてくると思いますし、結構好きなんです。何があるか分からないですし、大学は出た方がいいかなと思っています。
“天馬くん”中川大志からアドバイスも 撮影の裏側は?
― 『花のち晴れ』で演じている近衛は、中川大志さん演じる馳天馬を慕っている、という役どころですが、撮影では中川さんとのシーンが多いですか?嘉島:ほとんどご一緒しています。
― 同い年?
嘉島:はい。本当に迷惑をかけてしまっていると思います…ご活躍されている方ですし、足を引っ張らないようにと。僕は人見知りなんですが、中川さんから気さくに優しく話しかけてくださって、嬉しかったです。
― どのようなお話をしているんですか?
嘉島:僕が久々の仕事なので、質問させていただいています。「どうやって役に入っていますか?」とか。同い年なので話しやすいですし、現場でご一緒している時間を有意義に勉強させていただいています。
― 特に印象に残っているアドバイスを教えてください。
嘉島:台詞の覚え方について「イメージせずに覚える」というのは勉強になりましたし、そうだなと思えました。杉咲花さんも同じことを話されていたので、やっぱりそうなんだって。参考になりましたし、今後に活かしていきたいです。
― 杉咲花さんや平野紫耀さんとは、現場でご一緒することはありますか?
嘉島:あまりなくて…杉咲さんとはたまに同じシーンがあるんですけど、そのときは演技についてお話させていただくことが多いです。平野さんもすごく優しくて、スタッフ、キャストのためにパーカーをプレゼントしてくださいました。「ありがとうございました」と御礼を伝えると、「受け取ってくれてありがとう」と。あと、この間、9話のシーンで初めて4人(杉咲・平野・中川・嘉島)での撮影があったんですけど、そこでは待ち時間は何をしているのか、勉強させていただきました。
― 予告編に登場しているシーンですね。
嘉島:そうです!本当にぐっとくるシーンになっています。
― では、最後になりますが、最終回に向けて見どころをお願いします。
嘉島: 「花晴れ」全体としては三角関係がさらに面白くなっていくので、そこに注目してください。近衛は、ラストに向けて色々動き出します。原作は表情や雰囲気で伝えるシーンが多かったので、ぜひドラマでも表情を観ていただきたいです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
嘉島陸(かしま・りく)プロフィール
1998年11月12日生まれ。沖縄出身。6歳で子役デビュー。ドラマ『流星の絆』(TBS・2008年)、『アイシテル〜海容〜』(日本テレビ・2009年)などに出演。2018年、連続ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系/毎週火曜よる10時~)で、約7年ぶりに芸能活動を再開した。第9話あらすじ
英徳学園がピンチを免れたかに見えたのも束の間、さらなる事件が!音(杉咲花)が何者かに襲われたのだ。必死に助けを求める音は、偶然通りかかった桃乃園学院の近衛(嘉島陸)たちに助けられる。
病院に駆けつけた天馬(中川大志)は音の身を案じ、晴(平野紫耀)にも報告すべきだと助言。しかし、音はメグリン(飯豊まりえ)との初デートのプランを必死に考える晴に、自分が襲われたことは伝えずにいた。
そんな中、音は事件を裏で操っていた犯人を知ってしまう。すぐさま天馬にその事実を伝えるも、「何かの見間違いでは?」と天馬は半信半疑。音は自分を信じてくれない天馬にショックを受ける。
だが、晴は音の前で「そんなの一択だろ!好きな女の言うことを信じなくてどうする!」と天馬に掴みかかり…。
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