<乃木坂46新内眞衣インタビュー>OL卒業で不安な日々、悩みは「将来のこと」 今の自分に必要不可欠だった出来事とは…
2018.05.14 22:10
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乃木坂46の新内眞衣(しんうちまい・26)。20thシングル『シンクロニシティ』で5作連続の選抜メンバー入り。これまでOLとしても働く“二刀流アイドル”という異例の存在として活動してきた彼女だが、今年の3月、大きな決断をした。「OLを卒業してアイドル1本に」――――モデルプレスは今新たなステージに立った新内にインタビューを行い、新曲のことから5月で卒業した生駒里奈について、活躍の場が広がることになったきっかけ、将来のことなどを聞いた。
新内眞衣が語る「生駒里奈」
― 新内さんから見た『シンクロニシティ』の良さはどんなところですか?新内:生駒ちゃんの背中が見られて、まいやん(白石麻衣)の背中も見られて、斜め前を向けば、3期生の姿も見られて、乃木坂はやっぱりいろんなすごい子たちが集まっているんだなと再認識しました。ひとつの作品を作り上げるためにみんなが同じ方を向いて頑張っている気がするので、今回の曲はとても好きです。
― 疾走感溢れる楽曲は中毒性があるというか耳に残りますね。
新内:そうですね、初めて聞いたときから耳馴染みが良い気がします。今までの乃木坂にはあまりないような爽やかな曲で、生駒ちゃんの最後のシングルだけど、卒業シングルに感じさせない感じも良いなって。
― 生駒さんは新内さんにとってどのような存在でしたか?
新内:私は舞台も一緒によくやっていたので、仲は良かった方だと思います。生駒ちゃんはいつも全力でした。まだ私たちが新人だったとき、唯一怒ってくれる存在。やっぱり怒ってくれるって愛があるからこそ、乃木坂のためを思ってこそなので、身体は小さいけど熱い女性だなって尊敬していました。私たち2期生のことを受け入れてくれるのも1番早かった先輩です。
― 生駒さんとの思い出で特に印象に残っていることはありますか?
新内:すごく最近のことなんですけど、生駒ちゃんが最後の『乃木坂工事中』の収録のときに「2期生はこの6年くらいほぼ一緒にいたし、同士みたいなものだから」ってさらっと言ってくれて。今まで1期、2期、3期という区切りはどうしてもあったんですけど、実は1期と2期って1年くらいしか変わらなくて、私たちももう6年目。後輩として大事にしてもらった面がもちろん多いんですけど、同士という言葉を使ってくれたことがすごく嬉しかったです。
5作連続で選抜入り、しかし過去には「辞めたい」と思うほどの焦りも
― この楽曲で5作連続の選抜入りです。選抜に定着してきましたが、例えば福神入りなど、さらなる目標はありますか?新内:あまりない…ですかね…。でも卒業するまでに、福神に1回くらいなれたらな、という思いはあります。思い出作りみたいな感じで。でもフロントに立とうとは思わないですね。
― なるほど。選抜に定着できる前は、やはり焦りみたいなものはありましたか?
新内:かなりありました。ファンの人は見てくれても、それ以外の人には響かないこととか、すごく悩みました。それに私、1回でも選抜に入ったら辞めよう、と思っていたこともあったんです。選抜に入ってアイドルっぽいことができたらもう良いかなって。でも入ったらたくさんの経験をさせてもらうことができて、このまま終わらせたくない、もっと頑張ろうって思うようになりました。
― いつ頃が1番つらかったですか?
新内:13枚目のシングル『今、話したい誰かがいる』あたりですね。2期生が全員、選抜に入れずにアンダーで…。もう先輩には一生かかっても敵わないんじゃないかって思いました。
新内眞衣のターニングポイント
― そこから這い上がってきて今の新内さんがあると思うんですけど、今の新内さんにとって必要不可欠だった出来事はなんでしょうか?新内:やっぱりラジオですね。私は21歳で乃木坂に入って、最初はとにかく時間がないと思っていました。フレッシュさも無ければ若さもない、キャピキャピな性格でもないので、若い子たちの3倍は頑張らないといけないなって。そんなとき、アンダーライブで演出家の人に「あなたが個性を出すにはきっと喋りを磨かないといけない」って言われたんです。黙っていて映えるタイプじゃないって。
そのタイミングでラジオのお話がきて、私の“個”を強くしてくれました。ラジオを始めるまでは背も高いし、顔も甘い系じゃないし、きっととっつきにくいって思われていたと思うんです。でもラジオをやることによって親近感を持ってもらえることがすごく増えて。そこからいろんなことが良い方向に変わっていったなという実感があります。
― メンバーやファンからの“イジり”はどう受け止めていますか?
新内:本当に興味がなかったらイジられることもないと思うんです。私も人間なので、落ち込んでいるときにズケズケ言われたら、さすがにつらいときはあるかもしれないんですけど(笑)ほとんどは愛のあるものばかりだと思っているので、自分が種になって、そこから笑顔が生まれるならいいのかなって思います。
新内眞衣、お芝居にやりがい
― 舞台『続・時をかける少女』の“シノラー”も最高でした。“おやじギャル”も振り切って演じて笑いを生んでいましたね。新内:お恥ずかしい(笑)。でもいただいたお仕事はすべて全力でやろうと思っているんです。『続・時をかける少女』は外の舞台に出るのが初めてだったので、いろんな人にアドバイスをいただきながら頑張りました。シノラーはまだ自分が小さかったのでテレビで見たことしかなくて。共演したMEGUMIさんなどに当時のシノラーのことを聞いたり、ユーチューブとかを見たりして研究しました。
― お芝居は楽しいですか?
新内:今回、初めてやりがいを感じました。今までは正直、よくわからない中でやっていた自分もいたんです。わからないまま初日を迎えて、わからないまま千秋楽を迎えて、これで大丈夫だったのかなって。でも今回はやりきることができて、楽しかったな、って心から思いました。お芝居は機会をいただければもっともっとやりたいなと思っています。
乃木坂46兼OL“二刀流アイドル”を卒業
― 新内さんは乃木坂46でアイドルとして活動する傍ら、ラジオ局ニッポン放送の関連会社でOLとして働いていましたが、3月末で会社を退職しましたね。それはどのような心境からだったんですか?新内:アイドルのお仕事が忙しくなってきて、辞めるなら今がそのタイミングかなと思いました。それに4年間やりきったので。新卒はとりあえず3年やってみろ、とかよく聞くじゃないですか。それを超えて4年やったので、ちょっと次のステージを見てみたくなりました。
― 相当な覚悟が必要だったんじゃないですか?
新内:そうですね、そしてすごく不安でした。今でも不安です。ちゃんとしなきゃと思っています。
― お水も自分で買わないといけないですね(笑)。
新内:そうなんです、大変です(笑)。コンビニで水を買わなくてはいけない日が来るとは(笑)…軟水を買っています(笑)。
新内眞衣、悩みは「将来のこと」
― 軟水なんですね(笑)。アイドル活動が順調だったからこそ、お仕事1本にする決断もできたと思うのですが、そんな中で今、悩んでいることはありますか?新内:将来のことですね、とりあえず30歳までの生き方をどうしようかなって(笑)。もう26歳なので、いつまでアイドル、そもそも芸能界のお仕事を続けるのかということはすごく考えます。私、本当に辞めたくなったらスパッと辞めるタイプだと思うんです。ただ今は違う、その時期ではない。なので悩んでも無駄だということはわかっているんですけど、将来のことは常に頭にあります。
― 大きな目標としてなにか見据えているものはありますか?
新内:結構叶ってきているんです。CMに出たり、写真集を出したり。あとは映画に出たいです!まだ出たことないので。
“股下80cm”美脚の秘訣とは…
― 写真集といえば“股下80cm”の美脚も注目を集めましたね。美脚を保つためにしていることはなにかありますか?新内:生まれつきではあるんです。私、褒めてもらえる部分が少ないんですけど、脚は乃木坂に入ったときから褒めてもらえることが多くて。良いところはどんどん伸ばしたいと思うタイプなので、マッサージやストレッチは意識的にしています。気づいたら楽屋とかでも脚をもんだり、テレビを見ながらとかメイクをしてもらっているときも結構します。あとは乃木坂のメンバーはみんな姿勢も綺麗な子が多い。それを見て、私も気をつけよう、と自然に気持ちが保たれています。
― 食事などはなにか気をつけていますか?
新内:私、週に1回、深夜3時から生放送しているので、他のメンバーより生活が不規則で肌が荒れやすい環境にいると思うんです。なので自炊はするようにして、お弁当も持っていくようにしています。年齢を重ねて、本当にいろいろ変わってきたなと実感しているので、なにかしら努力することは大切だと思っています。
― より良い睡眠をするために工夫していることはありますか?
新内:どんなに疲れて眠くても、なるべく湯船に浸かってから寝るようにしています。
新内眞衣「GirlsAward」でモデル初ランウェイ
― 5月19日(土)開催の「GirlsAward 2018 SPRING/SUMMER」でモデルとして初のランウェイですね。新内:そうなんです!かなりビビっています(笑)。どこから磨けばいいんだろう、課題がたくさんあって思考停止です(苦笑い)。少しでも可愛くなれるように当日まで頑張ります!
― ランウェイ先端のポージングも楽しみにしています。
新内:最高級のドヤ顔をするしかないですかね(笑)。あとは転ばないように…
― (笑)。
新内:でも最近、自分は幸せだなってよく思います。もう6年目なのにまだやったことないことがいっぱいあるんです。そう思うとこの仕事は本当に楽しいなって思います。
― 常にポジティブで素敵です。
新内:昔は本当にネガティブだったんですけど、ポジティブになりました。
― なにかきっかけがあったんですか?
新内:『シークレットグラフィティー』が今のところ、最後のアンダーの曲になっているんですけど、その頃くらいから全部を楽しむことにしたんです。遅かれ早かれ卒業したらきっと全部が思い出になるんだろうなと思って。だったら思い返したとき、つらい思い出より楽しい思い出の方が良いじゃないですか。楽しい思い出を増やそうとして全部を楽しむことにしたら、どんどんポジティブになっていきました。
新内眞衣の“夢を叶える秘訣”
― 最後に、新内さんが夢を叶えるために大切にしていることを教えてください。新内:“縁”です。例え遠回りしていても、縁を大切にしていたら夢につながっていくのかなって思います。どんな出会いも無駄にならない。特にアンダーの頃は仕事がほとんどなくて、でもどんな仕事も真摯に向き合ってきたから今があるのかなって。だから私は今、どんな小さな仕事でも喜んでやりたい。その積み重ねが自分のやりたいこと、夢に向かっていくんじゃないかなって思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
新内眞衣(しんうち・まい)プロフィール
1992年1月22日生まれ、埼玉県出身。2013年に乃木坂46の2期生オーディションに合格し、2014年3月より正規メンバーとして活動。2016年より『オールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送/水曜深夜3:00)の水曜パーソナリティーを務め、ラジオでもその個性を発揮。“二推しの女”として人気が着実に上昇している。
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