福原遥、想像とは違った?「大人っぽくなった」の声に思うこと―「緊張と不安」からの変化明かす<モデルプレスインタビュー>
2018.03.23 18:00
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女優の福原遥(ふくはら・はるか/19)がモデルプレスのインタビューに応じた。子役“まいんちゃん”として人気を博した福原も8月で20歳。近年はドラマ・映画への出演に加えて、声優業、「もしもツアーズ」(フジテレビ系)レギュラー出演を含めてバラエティ番組など、多方面で活躍をみせている。今回のインタビューでは、映画初主演を務めた『女々演』(3月24日公開)の話や、最近感じている変化、さらには今後の展望についてたっぷり聞いた。
目次
福原遥、初主演映画への想い
― 映画初主演、おめでとうございます。これまで数々の作品に出演していますが、やはり“主演”は違うものなのでしょうか?福原:主演でも主演じゃなくてもあまり変わらないですけど、ちょっとプレッシャーはあって最初は緊張していました。
―今どきの女子のリアルな学生生活や友情が描かれている『女々演』。何か撮影に向けて準備したことはありますか?
福原:私はあんまり学校に行けてなくて、リアルな友だちとの距離感がいまいちピンときていなかったので、監督に勧めていただいた『私たちのハァハァ』など、学生モノの映画や作品をたくさん観て参考にしました。あとは、声を低くして欲しいと監督に言われたのでプライベートから声を低くして喋っていました。
― 福原さん、矢倉楓子さん、小野花梨さん、齋藤美咲さんの4人のやり取りは、まさに“あるある”と言いますか、一気に学生時代を思い出すぐらいリアルでした。
福原:みんなとは最初のリハーサルで「初めまして」だったので少し不安だったんですけど、撮影に入ってから仲良くなってきてたので、段々リアルな仲の良さが出せるようになりましたし、4人でいる時がしっくりくるようになりました。
― あのギクシャク感は、普段の仲の良さがあってこそなんですね。撮影中、思い出に残っているエピソードがあれば教えて下さい。
福原:(小野)花梨ちゃんがバナナが大好きだったので、段ボールで差し入れをいただいて、それをみんなでずっと食べてました、ちょっとゴリラみたいに…(笑)。ココアにつけて食べると美味しいんですよ!
― 本当の文化祭準備期間みたいですね(笑)。
福原:みんなとは控室も一緒だったのでご飯もみんな囲んで食べていましたし、まさに学生って感じで、撮影の合間もずっと仲良く話してました。
本音は口に出せる?出せない?
― 「女子たちの面倒くさい黒い世界観」がテーマの作品ですが、福原さん自身“女子ならではのギクシャク”を体感したことはありますか?福原:私はタイミングがいいのか悪いのかよく分からないんですけど、友だちとか周りの仲が悪くなってる時にちょうどいないことが多いんですよね(笑)。なのであんまりそういう経験はないですね…。
― 本音はすぐ口に出せるタイプ?なかなか切り出せないタイプ?
福原:言えないですね。仲良くなれば何でも言えちゃうんですけど(笑)。
“大人になった”福原遥
― 今回は女子高生の役ですが、福原さんは8月には20歳になりますよね。最近、福原さんのInstagramに「可愛い」というコメントに加えて、「大人っぽくなった」「綺麗になった」というコメントも多く寄せられていますが、いかがですか?福原:え~!(照笑)。
― 実際「綺麗になったね」「大人っぽくなったね」と言われる思いますが…。
福原:言われないですよ(笑)。「大人になったな」というよりも、自分が想像していた今の年と実際の自分が違いすぎてて「いかんいかん」って思ってます。
― 19、20歳はどのように想像していましたか?
福原:もっと大人で、パキパキ考えて自分で行動するイメージだったんですけど、変わらずここまで来ちゃいました。(笑)。そうなりたいと思いますが、大人だから落ち着くとかじゃなくて、1つ1つの発見や感情は豊かでありたいので、そのままでいいかなとも感じてます。
― この1~2年で何か変わったなと思うことはありますか?
福原:2年前は、現場に立つことだけで緊張しましたし、監督にOKがもらえるかっていう緊張と不安がありました。でも、今は自分の役をもっと掘り下げたり、次のシーン向けて事前に準備が出来るようになったり、役や作品で見え方をプライベートと一緒にしながら落ち着いて出来るようになりました。
― 余裕が持てると色んなことが見えてきますよね。
福原:そうですね。でも余裕持ってちゃダメだ、しっかりしなきゃとも思ってます(笑)。
「福原遥を見て元気になれる」ファンの言葉にビックリ
― 今はバラエティや声優業でも活躍していますが、女優としての今後の目標は?福原:自分のお芝居や自分の出ている作品を観てくれた方の人生が動いたり、考え方が変わったり、何かその人が変わるチャンスを作れるような女優さんになりたいと思っています。作品を観て「勇気を出せた」って言ってもらえることが本当に嬉しいので、観てる方の心を動かせるような女優さんになりたいです。
― ファンの方のエネルギーになっていることが、また自分のエネルギーになる素敵なサイクルですね。
福原:それこそ、先日フォトブック「はるかいろ」の発売記念イベントで、「会えて本当に元気が出る」「遥ちゃん見てると元気出るし頑張ろうって思える」と言っていただけたことも嬉しいですし、私のことを好きでいてくれる女性の彼氏の方が「今日は彼女が来られなくて僕だけなんですけど、いつも彼女を笑顔にしてくれてありがとう」って言ってくれて、すごくビックリして嬉しかったです。
― スゴイ!
福原:本当に嬉しかったです。誰かを応援できる人になれるようにがんばります。
女優・福原遥が目指す先
― そんな福原さんの「夢を叶える秘訣」についてお伺いしたいのですが、以前お聞きした時は「自分のやりたいことを書くようにしている」「小さいことからコツコツやっています」とお答え頂きました。この2年の変化も踏まえて、改めて気づいたこと、感じたことがあればお聞かせ下さい。福原:自分が自分を信じてないと、周りの人も信じられないし、周りの人も信じてくれないから、自分を大切にすることだと思います。
― ありがとうございます。ちなみに、前のインタビューでは「まだ私はなりたい自分になれてない」とも仰っていたのですが、なりたい自分になれましたか?
福原:全然なれていないです(笑)。
― 「なりたい自分」というのは具体的にどのような姿なのでしょうか?
福原:お仕事もそうですが、人間としてずっとキラキラ輝いていて、魅力のある存在にはなりたいなと思っています。
― では、最後にモデルプレス読者に向けて、映画『女々演』の見どころとメッセージをお願いします。
福原:この作品は今どきの女子高校生のリアルな感情や、生々しいギスギスした感じが忠実に描かれているので、学生さんの方は「あ、こういうことあるかもな」と思うシーンがあるんじゃないかなと思ってます。また、男性の方は「女子ってこんなにギスギスしてるんだ」って怖く思うかもしれないけど(笑)、みんな素敵な心を持っているので温かく観て頂きたいです。作品通して、波が激しくて一緒にそわそわしたり、ドキドキしながら観られると思うので、笑いながら観て頂いて、最後にはほっこりして欲しいです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
福原遥(ふくはら・はるか)プロフィール
生年月日:1998年8月28日身長:159cm
出身地:埼玉県
血液型:A型
趣味:ダンス
特技:料理
子役としてデビュー。2009~2013年までNHK Eテレ『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』に主役・柊まいん役で出演し、注目を集めた。近年では映画『チア☆ダン』、ドラマ『グッドモーニング・コール』『レンタル救世主』などの作品に出演、 レギュラー出演する『もしもツアーズ』では3代目ガイドを務めるほか、アニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』『恋は雨上がりのように』など声優業と多岐に渡って活躍。2018年は、『女々演』(3月24日公開)や、主演ドラマ『声ガール!』(テレビ朝日4月7日深夜2時30分スタート)が控えている。
映画『女々演』(2018年3月24日公開)
監督:高野舞(※「高」は正式には「はしごだか」)脚本:神森万里江
脚本協力:青塚美穂
音楽:柳田しゆ
主題歌:「きらり」Goodbye holiday
主要キャスト:福原遥 、玉城ティナ、矢倉楓子(NMB48)、小野花梨 、齋藤美咲、福山康平/秋山竜次(ロバート)、伊藤修子、橋爪功
<ストーリー>
高校最後の文化祭3日前、突然、演劇部の絶対的ヒロイン、ひかり(玉城ティナ)が退部した…。残されたのは4人の「微妙」な女子、沙彩(福原遥)、蒼生(矢倉楓子/NMB48) 、胡桃(小野花梨)、美紅(齋藤美咲) 。
ひかり不在の演劇部は自分たちがスクールカーストの下位にいることを再認識する。ヒロイン不在の中、本当は誰もが「ヒロイン」を演じたいのにお互いの腹を探り合う4 人。いままでひかりの影に隠れてきた彼女たち4人の秘めてきた思いが、一気にぶつかり合う――!
【Not Sponsored 記事】
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