<女子アナの“素”っぴん/山中章子アナ>「とくダネ!」小倉智昭との出会い、最大の失敗から学んだこと…「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載
2018.02.16 17:00
views
「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載『女子アナの“素”っぴん』―――― Vol.7~8は2009年入社の山中章子(やまなかあやこ・32)アナウンサー。
「才色兼備」と呼ばれる彼女たちも1人の女性。テレビ画面から離れたところでは、失敗して泣いていたり、悔しくて眠れなかったり、自分の居場所に悩んでいたり…。それでも気持ちを落ち着かせて、どうしたら視聴者に楽しんでもらえるのか、不快感を与えないのか、きちんと物事を伝えられるのか、そんなことを考えながら必死に努力をしている。本連載ではテレビには映らない女性アナの“素”(=等身大の姿)を2本のインタビューで見せていく。前編はこれまでのアナウンサー人生を振り返りながらターニングポイントに迫るもの、後編は彼女たちが大切にする「5つの法則」をメイク・ファッション・体調管理といったキーワードから問う。
――――永島優美アナの後を引き継ぎ、4人目に登場するのは山中アナ。※後編(Vol.8)は3月1日に配信予定。
山中:正直失敗は毎日していますが、一生忘れられない大失敗は、1年目の最初に行った生中継です。当時、新人アナウンサーがお昼のニュース番組で、イベント『お台場冒険王』の各ブースを紹介して、最後にお天気を読んで終わる、というコーナーがありました。そこで私は、同期の福井(慶仁)くん、立本(信吾)くん、(松村)未央ちゃんの中でトップバッターだったんです。「二酸化炭素の排出量が〇〇から〇〇に減りました」と少し難しい話をして、冒険王のPR、最後にお天気…そして“確定”を背負っていて。“確定”とは、CMに入るため強制的に切られる時間のことで、1秒1秒との闘いになるため、ある程度経験を積んだアナウンサーでもけっこう守るのが難しいんです。
それを新人が初めての生中継でやるということもあって、すごく緊張していたので、前日に台本をもらって、一言一句、必死に覚えて行きました。特に排出量は何万何千何百何十と、すごく細かい数字を言わなければいけなくて。もちろん覚えたつもりだったのですが、念のためカンペに数字を書いて出してほしいとお願いしたんです。ディレクターさんも「もちろん」と用意してくださって、いざ本番。でも数字を言おう、とぱっとカンペを見たら、なんと白紙だったんです!一瞬で頭が真っ白になりました。どうやらディレクターさんも初めてだったそうで緊張していたのか、慌てて2枚いっしょにめくってしまったらしく…。私はその場で、自分が暗記していた数字を勇気をもって言うのか、それとも、多い、少ないといった数字以外の言葉でここを乗り切るのか、一瞬迷ったものの、結局私は数字を言うのを止めたんです。自信がなくて、もし間違えたらと思うと怖かったから。ただもうそこからはボロボロでした(苦笑い)。白紙の段階で、心は完全に折れているので、お天気も「晴れでしょう…」みたいな沈んだ感じで、最後のその“確定”もオーバーしてしまって。「~でした」と終わるところを「~で…」と言い切る前に中継が終了してしまいました。
本当にショックでした。その後、もちろん怒られたのですが、「カンペが白紙だったんです」なんて言い訳はしたくなく、ただただ怒られて…なんとか怒られている最中は泣くまいと気を張っていました。でも、ふがいなくて、悔しくて…。アナウンス室に戻る途中でトイレに寄って、個室でビービー泣いたんです(笑)。しっかり泣き止んでからアナウンス室に戻ったんですけど、先輩の「お~!山中、今見てたよ」の一言が引き金になり、また思い出して泣いてしまって…。これが私の1番の失敗談です。
― なるほど。その経験からどんなことを学びましたか?
山中:どれだけ事前に準備をしていても、生中継、生放送は何が起こるか分からない。それ以来、いい意味であまり信じすぎないようになりました。自分の身は自分で守らねばと、ありとあらゆることを想定してオンエアに臨んでいます。ある種トラウマのようになっていますが。だた、そのときは同期の松村が、ビービー泣いていた私を食堂まで連れて行ってくれて、一緒にジュースを飲んで慰めてくれました。先輩方も優しく声を掛けてくださって…。今はもうアナウンス室にいらっしゃらないですが、阿部知代さんや吉崎典子さんが「大丈夫よ。そんな失敗、大したしたことないわよ」とご自身の失敗談をいっぱい聞かせてくださったのも良い思い出です。
山中:新人の頃は、右も左も分からないし、とにかく与えられた仕事を100%やるしかないと思っていました。しかし今は与えられた仕事が100だとしたら、110でも105でも、101でもいいから、期待されている以上のものを返そうと思っています。そもそも私は「これがやりたいんだ!」という、強い想いを持ってフジテレビに入社したタイプではないんです。大学3年生の採用試験のときには落ちてしまい、その後、他の会社から内定をいただいたのですが、「面白そうだしもう一度受けてみようかな」と再度チャレンジしたら、4年生のときに受かったんです。強い情熱を持って入った、というよりは、運良く受かってしまった、という感じ。なので、受かってから相当焦りましたね…。アナウンサースクールでみっちり講習を受けたわけでもないですし、もともと名古屋出身の上に、大学では地方出身者の寮にいたので、富山弁まで入っているイントネーションやアクセント…。話すのが大好きな私が、喋りたくないなって思うくらい大変でした。ですが例えば「バラエティは絶対に嫌だ」みたいなこだわりもなかったので、いただいたお仕事に対してはなんでも面白いと思うことができて、視野は広がりました。
― やりたい仕事だけやればいい、ということではないですしね。
山中:そうですね。仕事に大小はないとはいえ、誰にでも「本当はこれがやりたいわけじゃないのに」みたいな仕事もあると思うんです。でも私は、そういう仕事こそ全力投球しようと思っています。いつも「今の私にできる最高のパフォーマンスをしよう」と思っているので。小さい悩みがあったとしても、その心持ちで乗り切っています。
山中:ずっと『とくダネ!』でお世話になっている小倉智昭さんですね。小倉さんは新人の頃から、気にかけてくださっていて。私は1年目に『めざにゅ~』の天気を担当していたのですが、なぜか会社の中ですれ違ったときに「君、『めざにゅ~』に出ている子でしょ?君、すごく明るくていいね」と声を掛けていただいたんです。初めて小倉さんにお会いしましたし、びっくりしてしまいましたが、「新入社員の山中章子です!」と元気にご挨拶しました。今、考えれば小倉さんは『とくダネ!』終了後に社内の本屋さんに立ち寄る、というルーティーンの中にたまたま私が入っただけだったのですが、そこで声をかけていただいたことが、すごく嬉しかったんです。
その数年後に『とくダネ!』に入ることになるのですが、元々長い歴史がある番組に新しく加わるのはとても勇気がいること。アナウンサーの先輩もいらっしゃいますし、スタッフさん同士も知り合い、そんな状況に1人でポーンと放り込まれるので。でもこのときは、あまり怖さを感じずに入れました。それはあの小倉さんがいるところなら大丈夫という安心感がありましたし、「山中に来てほしいと思っていたんだよ」と言ってくださって。本当にありがたいなと思いますし、だからこそそんな小倉さんの番組で「小倉さんに恥をかかせたくない」という思いが強くあるので、多少のことではへこたれずに頑張れているんだと思います。
― 素敵なお話ですね。小倉さんの仕事に対する姿勢などで影響を受けていることはありますか?
山中:こんなことを言うとおべっかみたいになってしまいますが(笑)、小倉さんはすごいんです。本もたくさん読みますし、新聞も隅から隅まで読みます。とにかく知識が豊富で幅広くて深い。なので本当は私がプレゼンをするようなことなんて全部ご存知。いろいろなことにお詳しい方なので、そんな小倉さんに「へ~」「面白いね」と言わせたいと思いながら日々プレゼンの準備をしています(笑)。
― これまで褒めてもらったことで特に印象的なエピソードはありますか?
山中:すごく些細なことなのですが(笑)、以前、海外のニュースで、売上がチャリティーになるアスリートの裸のカレンダーについて紹介したことがありました。大事なところが写らないように様々なポーズをとっているのですが、その中で1人の選手が、とにかく明るい安村さんの「全裸に見えるポーズ」と同じポーズで写っていたんです。なので「さぁ、このラグビー選手。とにかく明るい選手なんでしょうか?!」と、安村さんにかけたんですよ。そしたら小倉さんだけでなく、スタッフの方もみんなすごく笑ってくださって「よしっ!」と思いました。こんな話ですみません(笑)。
山中:まずそもそも、夢はそう簡単に叶いません。私は仕事だけでなく、普段から最悪の事態を想定して生活しています。こうしたい、ああなりたいと願っても自分の思い通りにならなかった場合、自分の許容範囲で人生を前向きに進めるには、どんな選択肢を用意していたらいいのかな、と常に先を考えているんです。
身近なところでは、私は普段早朝出勤ですが、夜全然眠れなかったとしても「明日はあそこに隙間時間があるから、そこで仮眠しよう」とか、些細なことですが、ああなったら、こうしようといつも先々のことを考えながら動いています。
なので例えばアナウンサーになりたかったら「アナウンサーになれれば100%嬉しいけれど、なれなかったらどうしようかな?」と2番手、3番手のオプションを常に考えておく。そうでないと、大きな夢が叶わなかったときのショックは大きいと思うんです。人生は自分の思い通りにならないことの方が多いですし、最終的に夢が叶ったとしても、行き着くまでの道のりは、想像もしていなかったような道であることも多いと思うんですよ。だから、そのときの自分にできる最善の策はどれだろう、と常に見極めながら「これがダメだったらこっち」「これもダメだったらあっち」と、いろいろな方法でその夢に突き進むことが大事だと思います。
― ありがとうございました。
※後編は3月1日(木)配信予定。山中アナが大切にする「5つの法則」を語る。
7:20 オフコメがあるときは、編集室で読み合わせ
7:30 メイク室へ
7:45 スタジオ入り
8:00 とくダネ!スタート
10:00 反省会
(modelpress編集部)
<担当番組>
情報プレゼンター とくダネ!(月~水)
新・週刊フジテレビ批評(土)
めざましどようび(土)ニュース
スピーク Weekend(土)
CS ゲームセンターCX ナレーション
出演アナウンサー:内田嶺衣奈、海老原優香、小澤陽子、久慈暁子、久代萌美、鈴木唯、竹内友佳、堤礼実、椿原慶子、永尾亜子、永島優美、新美有加、松村未央、三上真奈、三田友梨佳、宮澤智、宮司愛海、山崎夕貴、山中章子(五十音順)
仕様:A3変型判(縦425mm×横30mm)
発売日:2017年9月29日
――――永島優美アナの後を引き継ぎ、4人目に登場するのは山中アナ。※後編(Vol.8)は3月1日に配信予定。
「とくダネ!」プレゼンター
山中アナは2009年に入社、約半年後には人気番組『アナ★バン!』の2代目おねえさんに起用された。2012年からは『情報プレゼンター とくダネ!』のプレゼンター(月曜~水曜)に就任。ほか『新・週刊フジテレビ批評』(土)、『めざましどようび』(土)などを担当する。山中アナのターニングポイント
― アナウンサーになって一番つらかったことから教えてください。山中:正直失敗は毎日していますが、一生忘れられない大失敗は、1年目の最初に行った生中継です。当時、新人アナウンサーがお昼のニュース番組で、イベント『お台場冒険王』の各ブースを紹介して、最後にお天気を読んで終わる、というコーナーがありました。そこで私は、同期の福井(慶仁)くん、立本(信吾)くん、(松村)未央ちゃんの中でトップバッターだったんです。「二酸化炭素の排出量が〇〇から〇〇に減りました」と少し難しい話をして、冒険王のPR、最後にお天気…そして“確定”を背負っていて。“確定”とは、CMに入るため強制的に切られる時間のことで、1秒1秒との闘いになるため、ある程度経験を積んだアナウンサーでもけっこう守るのが難しいんです。
それを新人が初めての生中継でやるということもあって、すごく緊張していたので、前日に台本をもらって、一言一句、必死に覚えて行きました。特に排出量は何万何千何百何十と、すごく細かい数字を言わなければいけなくて。もちろん覚えたつもりだったのですが、念のためカンペに数字を書いて出してほしいとお願いしたんです。ディレクターさんも「もちろん」と用意してくださって、いざ本番。でも数字を言おう、とぱっとカンペを見たら、なんと白紙だったんです!一瞬で頭が真っ白になりました。どうやらディレクターさんも初めてだったそうで緊張していたのか、慌てて2枚いっしょにめくってしまったらしく…。私はその場で、自分が暗記していた数字を勇気をもって言うのか、それとも、多い、少ないといった数字以外の言葉でここを乗り切るのか、一瞬迷ったものの、結局私は数字を言うのを止めたんです。自信がなくて、もし間違えたらと思うと怖かったから。ただもうそこからはボロボロでした(苦笑い)。白紙の段階で、心は完全に折れているので、お天気も「晴れでしょう…」みたいな沈んだ感じで、最後のその“確定”もオーバーしてしまって。「~でした」と終わるところを「~で…」と言い切る前に中継が終了してしまいました。
本当にショックでした。その後、もちろん怒られたのですが、「カンペが白紙だったんです」なんて言い訳はしたくなく、ただただ怒られて…なんとか怒られている最中は泣くまいと気を張っていました。でも、ふがいなくて、悔しくて…。アナウンス室に戻る途中でトイレに寄って、個室でビービー泣いたんです(笑)。しっかり泣き止んでからアナウンス室に戻ったんですけど、先輩の「お~!山中、今見てたよ」の一言が引き金になり、また思い出して泣いてしまって…。これが私の1番の失敗談です。
― なるほど。その経験からどんなことを学びましたか?
山中:どれだけ事前に準備をしていても、生中継、生放送は何が起こるか分からない。それ以来、いい意味であまり信じすぎないようになりました。自分の身は自分で守らねばと、ありとあらゆることを想定してオンエアに臨んでいます。ある種トラウマのようになっていますが。だた、そのときは同期の松村が、ビービー泣いていた私を食堂まで連れて行ってくれて、一緒にジュースを飲んで慰めてくれました。先輩方も優しく声を掛けてくださって…。今はもうアナウンス室にいらっしゃらないですが、阿部知代さんや吉崎典子さんが「大丈夫よ。そんな失敗、大したしたことないわよ」とご自身の失敗談をいっぱい聞かせてくださったのも良い思い出です。
山中アナ、10年間で生まれた変化
― その頃から10年近く経っていますが、心境の変化や仕事への取り組み方に変化はありますか?山中:新人の頃は、右も左も分からないし、とにかく与えられた仕事を100%やるしかないと思っていました。しかし今は与えられた仕事が100だとしたら、110でも105でも、101でもいいから、期待されている以上のものを返そうと思っています。そもそも私は「これがやりたいんだ!」という、強い想いを持ってフジテレビに入社したタイプではないんです。大学3年生の採用試験のときには落ちてしまい、その後、他の会社から内定をいただいたのですが、「面白そうだしもう一度受けてみようかな」と再度チャレンジしたら、4年生のときに受かったんです。強い情熱を持って入った、というよりは、運良く受かってしまった、という感じ。なので、受かってから相当焦りましたね…。アナウンサースクールでみっちり講習を受けたわけでもないですし、もともと名古屋出身の上に、大学では地方出身者の寮にいたので、富山弁まで入っているイントネーションやアクセント…。話すのが大好きな私が、喋りたくないなって思うくらい大変でした。ですが例えば「バラエティは絶対に嫌だ」みたいなこだわりもなかったので、いただいたお仕事に対してはなんでも面白いと思うことができて、視野は広がりました。
― やりたい仕事だけやればいい、ということではないですしね。
山中:そうですね。仕事に大小はないとはいえ、誰にでも「本当はこれがやりたいわけじゃないのに」みたいな仕事もあると思うんです。でも私は、そういう仕事こそ全力投球しようと思っています。いつも「今の私にできる最高のパフォーマンスをしよう」と思っているので。小さい悩みがあったとしても、その心持ちで乗り切っています。
山中アナが影響を受けた小倉智昭氏との出会い
― では10年近くやってきた中で、今の自分には欠かせない出会いなどはありますか?山中:ずっと『とくダネ!』でお世話になっている小倉智昭さんですね。小倉さんは新人の頃から、気にかけてくださっていて。私は1年目に『めざにゅ~』の天気を担当していたのですが、なぜか会社の中ですれ違ったときに「君、『めざにゅ~』に出ている子でしょ?君、すごく明るくていいね」と声を掛けていただいたんです。初めて小倉さんにお会いしましたし、びっくりしてしまいましたが、「新入社員の山中章子です!」と元気にご挨拶しました。今、考えれば小倉さんは『とくダネ!』終了後に社内の本屋さんに立ち寄る、というルーティーンの中にたまたま私が入っただけだったのですが、そこで声をかけていただいたことが、すごく嬉しかったんです。
その数年後に『とくダネ!』に入ることになるのですが、元々長い歴史がある番組に新しく加わるのはとても勇気がいること。アナウンサーの先輩もいらっしゃいますし、スタッフさん同士も知り合い、そんな状況に1人でポーンと放り込まれるので。でもこのときは、あまり怖さを感じずに入れました。それはあの小倉さんがいるところなら大丈夫という安心感がありましたし、「山中に来てほしいと思っていたんだよ」と言ってくださって。本当にありがたいなと思いますし、だからこそそんな小倉さんの番組で「小倉さんに恥をかかせたくない」という思いが強くあるので、多少のことではへこたれずに頑張れているんだと思います。
― 素敵なお話ですね。小倉さんの仕事に対する姿勢などで影響を受けていることはありますか?
山中:こんなことを言うとおべっかみたいになってしまいますが(笑)、小倉さんはすごいんです。本もたくさん読みますし、新聞も隅から隅まで読みます。とにかく知識が豊富で幅広くて深い。なので本当は私がプレゼンをするようなことなんて全部ご存知。いろいろなことにお詳しい方なので、そんな小倉さんに「へ~」「面白いね」と言わせたいと思いながら日々プレゼンの準備をしています(笑)。
― これまで褒めてもらったことで特に印象的なエピソードはありますか?
山中:すごく些細なことなのですが(笑)、以前、海外のニュースで、売上がチャリティーになるアスリートの裸のカレンダーについて紹介したことがありました。大事なところが写らないように様々なポーズをとっているのですが、その中で1人の選手が、とにかく明るい安村さんの「全裸に見えるポーズ」と同じポーズで写っていたんです。なので「さぁ、このラグビー選手。とにかく明るい選手なんでしょうか?!」と、安村さんにかけたんですよ。そしたら小倉さんだけでなく、スタッフの方もみんなすごく笑ってくださって「よしっ!」と思いました。こんな話ですみません(笑)。
山中アナの“夢を叶える秘訣”
― モデルプレス読者には夢を叶えたいと頑張っている女性がたくさんいます。山中さん自身もまだなにかに向かって全力で走り続けているところだとは思いますが、これまで様々な経験をしてきた山中さんが思う“夢を叶える秘訣”はなんでしょうか?山中:まずそもそも、夢はそう簡単に叶いません。私は仕事だけでなく、普段から最悪の事態を想定して生活しています。こうしたい、ああなりたいと願っても自分の思い通りにならなかった場合、自分の許容範囲で人生を前向きに進めるには、どんな選択肢を用意していたらいいのかな、と常に先を考えているんです。
身近なところでは、私は普段早朝出勤ですが、夜全然眠れなかったとしても「明日はあそこに隙間時間があるから、そこで仮眠しよう」とか、些細なことですが、ああなったら、こうしようといつも先々のことを考えながら動いています。
なので例えばアナウンサーになりたかったら「アナウンサーになれれば100%嬉しいけれど、なれなかったらどうしようかな?」と2番手、3番手のオプションを常に考えておく。そうでないと、大きな夢が叶わなかったときのショックは大きいと思うんです。人生は自分の思い通りにならないことの方が多いですし、最終的に夢が叶ったとしても、行き着くまでの道のりは、想像もしていなかったような道であることも多いと思うんですよ。だから、そのときの自分にできる最善の策はどれだろう、と常に見極めながら「これがダメだったらこっち」「これもダメだったらあっち」と、いろいろな方法でその夢に突き進むことが大事だと思います。
― ありがとうございました。
※後編は3月1日(木)配信予定。山中アナが大切にする「5つの法則」を語る。
山中アナのとある一日
とくダネ!のある日は5時前出社7:20 オフコメがあるときは、編集室で読み合わせ
7:30 メイク室へ
7:45 スタジオ入り
8:00 とくダネ!スタート
10:00 反省会
(modelpress編集部)
山中章子(やまなか・あやこ)プロフィール
生年月日:1986年1月20日/出身地:愛知県/出身大学:津田塾大学/血液型:B型/入社年:2009年/趣味:競技ダンス 読書 映画鑑賞 ショッピング<担当番組>
情報プレゼンター とくダネ!(月~水)
新・週刊フジテレビ批評(土)
めざましどようび(土)ニュース
スピーク Weekend(土)
CS ゲームセンターCX ナレーション
「フジテレビ女性アナウンサーカレンダー2018 Colorfuldays」概要
月ごとに「色」を設定した彩り豊かな作品。新美有加アナや若手男性アナたちが完全プロデュースし、普段見ることができない表情や衣装に身を包んだ19人の女性アナウンサーたちが登場する。出演アナウンサー:内田嶺衣奈、海老原優香、小澤陽子、久慈暁子、久代萌美、鈴木唯、竹内友佳、堤礼実、椿原慶子、永尾亜子、永島優美、新美有加、松村未央、三上真奈、三田友梨佳、宮澤智、宮司愛海、山崎夕貴、山中章子(五十音順)
仕様:A3変型判(縦425mm×横30mm)
発売日:2017年9月29日
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
永島優美アナ“5つの法則”ヘアメイク・ファッション・会話術…「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載<女子アナの“素”っぴん>モデルプレス
-
<女子アナの“素”っぴん>永島優美アナのターニングポイント、親の七光り…心無い言葉も「父の存在は自分を押し上げる力になった」 「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載モデルプレス
-
三田友梨佳アナ“5つの法則”ヘアメイク・ファッション・会話術…「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載<女子アナの“素”っぴん>モデルプレス
-
<女子アナの“素”っぴん/三田友梨佳アナ>心に響いた中居正広の言葉、ターニングポイント…「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載モデルプレス
-
宮澤智アナ“5つの法則”ヘアメイク・ファッション・会話術…「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載<女子アナの“素”っぴん>モデルプレス
-
<女子アナの“素”っぴん>宮澤智アナのターニングポイント、自身最大の失敗から心に決めたこと 「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載モデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
“福岡の16歳アイドル”LinQ有村南海、グラビアでも躍進 撮影までの体作り&表情のこだわり明かすモデルプレス
-
【「光る君へ」道長役・柄本佑インタビュー】出家シーンで実際に剃髪「一気にグッと来ました」 最高権力者の孤独を演じて思うことモデルプレス
-
「光る君へ」敦明親王役・阿佐辰美が話題 大河ドラマ初出演の心境&共演者に“救われた”エピソード明かす【注目の人物】モデルプレス
-
MADEINマシロ・ミユ・イェソ「顔が似ている」3人を直撃 日本で挑戦したいことはバラエティー出演【インタビュー】モデルプレス
-
TWICEナヨンの夢を叶える秘訣 “自分を信じる大切さ”語る【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
櫻井海音&齊藤なぎさ【推しの子】実写化への“プレッシャーを上回った感情” 互いの呼び方&信頼も明かす【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
【TWICEサナ インタビュー】夢を叶えるためには「勢い」が大事 中学時代のデビュー前から繋がる考えモデルプレス
-
BUDDiiS小川史記、“暗黒時代”支えとなった友の存在 後悔なしの20代振り返る【インタビュー後編】モデルプレス
-
「今日好き」こおめいカップルインタビュー、交際後は毎日寝落ち電話 意外だったスキンシップ事情「もっとしようかなと」モデルプレス