山田裕貴と「HiGH&LOW」の3年間「村山は俺の化身」―読者の質問に答える特別企画も実施!アツいメッセージに「泣いちゃうやつだ」<モデルプレスインタビュー>
2017.11.09 19:07
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総合エンタテインメント「HiGH&LOW」シリーズで鬼邪高校の番長・村山良樹役を演じる俳優の山田裕貴(27)が、モデルプレスのインタビューに応じた。11月11日に最新作『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』が公開となる同シリーズ。インタビューでは、約3年間に渡って村山を演じてきた山田にこれまでを振り返ってもらうとともに、読者から募った質問に答えてもらった。
目次
「HiGH&LOW」ついに最終章
リアルとファンタジーがコラボした世界観で、映画、ドラマ、動画配信、コミック、SNS、アルバム、LIVEなど、あらゆるメディアを巻き込み展開する「HiGH&LOW」は、“SWORD地区”(S=山王連合会、W=White Rascals、O=鬼邪高校、R=RUDE BOYS、D=達磨一家)に存在するチームのプライドをかけた闘いと、その裏のリアリティのある大人の世界・生き様を描く物語。すでに『HiGH&LOW THE MOVIE』『HiGH&LOW THE RED RAIN』『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』と3つの劇場版が公開されたほか、2015年~2016年にはドラマ版「HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~」<Season1><Season2>も放送された。
村山率いる鬼邪高校は、EXILE TRIBEのメンバーがキャスティングされていない唯一のチームとなっており、キャストはほか鈴木貴之・一ノ瀬ワタル・青木健・清原翔・陳内将ら。チーム人気も高く、山田自身も村山役を演じたことが俳優として名前を広める大きなきっかけのひとつとなった。
山田裕貴「村山は俺の化身」共に生き続けた3年間
― 「HiGH&LOW」シリーズがひとつの集大成を迎えますが、村山の成長を3年間演じてきていかがですか?山田:最初は本当に自分のことしか信じてないし、考えていないキャラクターだったんです。台本にも、「仲間を信じず自分の拳だけで成り上がる」って設定が書いてありましたし、自分でもそう持っていこうと思っていました。それがドラマ版の1stシーズンです。そこから、コブラに負けて、(ドラマ)2ndシーズンで轟(前田公輝)と勝負して、「俺は仲間のために闘ってるんだ」って意識に変わっていくんです。そして、次の「HiGH&LOW THE MOVIE」では鬼邪高校のために闘って、その次の「END OF SKY」「FINAL MISSION」ではSWORDのために闘う。細かく描かれているわけじゃないですが、3年かけて村山も進化してきたんだなと、演じながら感じています。
― 映像では描かれていない成長を感じることができるのも、「HiGH&LOW」が掲げる“全員主役”というコンセプトならではですね。
山田:3年演じているからこそアドリブも多いんですけど、それがどんどん採用されて、次の脚本に反映されて、自分でキャラクターを“作っていく”感覚がすごいです。全員がそれをやっていて、“全員主役“ってこういうことなんだなと思います。
― 村山のアドリブを探すことも、ファンにとっては見どころとなっていると思います。
山田:アクション部分はほぼアドリブです。あとは「あっかんべー」もそうだし、「コブラちゃん」って“ちゃん付け”したのもそう。ほとんどが、たまたま出ちゃっただけなんです。
― それがそのまま反映されていくと。
山田:そうそう、そういう現場なんですよ。「コブラちゃん」は1stシーズンで言ったことによって、2ndシーズンの台本では「コブラちゃん」になっていましたし。そういう嬉しさと楽しさがたくさんある現場でした。監督や、とか脚本のノリさん(平沼紀久)とか、スタッフの皆さんにすごく任せてもらえるというか。「村山は何かやってくれるでしょ」って。
― 信頼関係がすごい。
山田:ありがたいです。「END OF SKY」では、(林遣都ら率いる)達磨(一家)と初絡みだったので「だーるまさんが転んだ」っていうアドリブを絶対入れたくて、現場でノリさんに相談しました。テストで「いいね」って言ってもらえて、本編でも使われています。村山は俺自身の脳内にあるものでできている感覚があって…例えば、2ndシーズンで「てめぇが変わんねぇと、見てる世界も変わんねぇ」みたいな台詞があったんですけど、ちょうどそのとき同じようなことを考えていたんですよ。自分が言いたかったことが台本に書かれてあったから「うわっすごい」って思いました。
― 山田さん自身と村山が自然とリンクしているような感覚でしょうか。
山田:ほかにも、最近「SNS嫌だな」って思ってたら、「FINAL MISSION」では「ネット使って相手の痛み気にせず他人のことたたく人間よりも、体張って痛みを知ってる俺たちの方がよっぽどいい大人になる気がする」って台詞が出てきたり。そんなことを思ってるなんて話は全くしてないのに、俺がそのとき思ってることが台本に出てきて、村山がそれを言ってくれるんです。
― あの台詞は、アドリブに思えるほど“村山らしい”台詞でした。
山田:台本には書いてあるけど、アドリブでもあると自分では思っています。自分自身が思っていることでもあるので、「響け!」と思いながら言っていました。村山は俺の化身と言っても過言じゃないです。
鬼邪高人気実感「コメントは全部読む」
― 先程SNSというワードが出てきましたが、鬼邪高はSNS人気も高いですよね。山田:その点には、本当に助けられてると言いますか…コメントは全部読むタイプなので、鬼邪高の人気っていうのは、常に感じさせてもらっています。エゴサ(=エゴサーチ)もよくするので、温かいコメントが多いとすごく嬉しいです。
― 全部のコメントを…ファンの方も嬉しいと思います。
山田:良いコメントを読んで(一ノ瀬)ワタルさんが「鬼邪高最高っすね」っていつものぼせ上がってるんで、それは「鵜呑みにしちゃいけないですよ」ってよく言ってます(笑)。「もっともっと巻き込まなきゃダメでしょ!」って。
― アツい!それがチームカラーにそのまま反映されているような気がします。
山田:集まるとそういう話しかしてないですよ。鬼邪高がどうよくなるかってことしか考えてないから。「FINAL MISSION」には、そうやって作り上げてきたものの集大成が詰まっているので、鬼邪高や村山の成長にも注目してほしいです。
山田裕貴がモデルプレス読者からの質問に答える!
今回、特別企画としてモデルプレス読者から「村山良樹役・山田裕貴さんへの質問」を募集。インタビューでは、その中から特に多かった2つの質問をピックアップして答えてもらった。Q1.特に気に入っているアドリブは?
山田:これはいっぱいある!かなり悩む…
― せっかくなので、今まであまり言ったことのないものを!
山田:それなら、ドラマ版の1stシーズンでコブラちゃんと対峙するシーン。コブラちゃんにやられちゃって、足叩きながら「俺とお前と何がちげぇんだよ!」って言ってるんですけど、本番で自然と出てきた台詞なんです。村山は今まで負けたことがなかったから、「何でこんなに強いんだ?何で倒れないんだ?」って。
― 教室のシーンですか?
山田:そうです。コブラちゃんと自分を比べて言う台詞なんですけど、実際がんちゃん(岩田剛典)も当時からものすごい人気者じゃないですか?でも、俺は今よりさらに役者として知られていなかったし、「鬼邪高のリーダー誰だ?」って思ってる人もいるだろうなと。鬼邪高は、俳優チームしかいないから、その想いが村山を通して出てきたんです。
― シリーズ初期のシーンですが、あの頃からすでに村山と一体だったんですね。
山田:村山も多分、同じ想いだったと思います。色んな叫びがこもっている台詞です。自分の演技を振り返って「あれ良かったな」とか思うタイプじゃないですけど、あのときのあの演技はちょっと好きです。
Q2.鬼邪高以外に入ってみたいチームは?
山田:難しすぎる(笑)。今となっては考えられないですね…。ほかのチームがどうこうっていう話じゃなくて、最初から鬼邪高の世界観が好きだったんですよ。
― 特にどのようなところが?
山田:鬼邪高ってシンプルじゃないですか?殴られて耐えられなかったら、ハイ終了って。ROCKYがなぜ頭になったのか、コブラがなぜ頭になったのか、日向がなぜ頭になったのか、スモーキーがなぜ頭になったのか…ってもっともっと深くて、ただ強いだけじゃない。でも、鬼邪高は強かったら誰でも番長になれるんです。そのフェアな感じがすごく好き。
― 村山自身も轟を真っ向から受け入れタイマン勝負して。
山田:あの平等な感じが鬼邪高らしくていいですよね。俺自身も不平等って好きじゃないですし、やっぱり鬼邪高しか考えられない!でも、それ以外なら…(悩む)。
― 鬼邪高が不動の1位だとして…
山田:…MIGHTY WARRIORS(※)!音楽も好きだし、ファッションも好きだし、何ならラップをやってみたい。
※ICE(ELLY)率いる音楽とファッションへのリスペクトで固く結ばれたチーム
― 山田さんのラップ、見てみたいです。
山田:“村山が”じゃなくて“山田裕貴なら”ですよ!ファンの皆さん、村山がMIGHTYに入りたいわけじゃないので、決してお間違いなく(笑)。
「FINAL MISSION」に挑む
インタビュー特別企画では、1日の募集期間に対し約500件の応募が殺到。質問とともに募集した「山田裕貴さんへのメッセージ」欄に届いたアツいコメントは、インタビュー後、まとめて本人へプレゼント。すると…「めちゃくちゃ嬉しい。俺、泣いちゃうやつだ…もう泣きそう。こういうの弱いんですよ。1つ残さず全部じっくり読みます!皆さん、ありがとうございます!!」と大感激していた。
最新作「FINAL MISSION」で描かれるのは、最大の敵・九龍グループとSWORDによる最後の闘い。チームを超え、九龍に立ち向かうSWORDはどうなるのか?3年間の集大成として、キャスト陣が “FINAL MISSION”に挑む姿は、まさにリアルとファンタジーの融合。“化身”村山として山田の生き様も、そこに映し出される。(modelpress編集部)
山田裕貴(やまだ・ゆうき)プロフィール
1990年9月18日生まれ。愛知県出身。2011年、テレビドラマ「海賊戦隊ゴーカイジャー」(テレビ朝日系)でデビュー。近年の主な出演作には「HiGH&LOW」シリーズ、映画「ストロボ・エッジ」「青空エール」、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」など。2017年は、ドラマ「僕たちがやりました」「伊藤くん A to E」に出演したほか、映画「闇金ドッグス5」「破裏拳ポリマー」「トモダチゲーム」「二度めの夏、二度と会えない君」「HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY」「トモダチゲーム劇場版FINAL」「亜人」「あゝ、荒野」(前編・後編)が公開。今後は、映画『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』(2017年11月11日公開)、「デメキン」(2017年冬公開)、「あの頃、君を追いかけた」(2018年秋公開予定)の公開が控える。映画『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』ストーリー
チームを超えて力を合わせ、悪名高きスカウト集団・DOUBTと監獄からの刺客・プリズンギャングとの“黒白堂駅の闘い”に勝利したSWORD(山王連合会、White Rascals、鬼邪高校、RUDE BOYS、達磨一家)メンバーたち。だが、勝者が決まったかに見えたその場に、九龍グループの善信会を率いる善信吉龍(岸谷五朗)が乗り込んでくる。九龍グループが振りかざす“大人の力”は、想像をはるかに超えて強力だった。琥珀(AKIRA)、九十九(青柳翔)、雨宮雅貴・広斗兄弟(TAKAHIRO、登坂広臣)が、命懸けで公開したUSB内の機密情報によって一度は逮捕された九龍グループ総裁・九世龍心(津川雅彦)は、証拠不十分によりすぐ釈放。
打ちのめされた若者たちに追い打ちをかけるかのように、九龍グループ総力を結集した“SWORD壊滅行動”が遂行されていく──。
大切な仲間を狩られ、愛する地元の街に吊された山王連合会。大切な根城のクラブ「HEAVEN」を金の力で追い立てられるWhite Rascals。鬼邪高校や、達磨一家の本拠地も壊滅状態。固い結束を誇る山王連合会は分裂の危機に晒され、コブラ(岩田剛典)は一人、九龍に闘いを挑むが、逆に拉致され激しい拷問にあってしまう。
“無名街”には重機が入り、無残にも九龍に破壊されていく。ここにいては家族に危険が及ぶと察知したスモーキー(窪田正孝)は、皆に逃げろと告げて、一人街に残り、敵に対峙しようとするー。
政府と裏でつながっている九龍グループは、かつて政府主導で行われた不正を隠ぺいするため、SWORD地区の“無名街”を爆破、その跡地にカジノ建設を目論んでいた。その事実を知った琥珀は、コブラ救出作戦を決行。一堂に会したSWORDメンバーと琥珀・九十九・雨宮兄弟たちは、隠ぺいを暴くための“3つの証拠”を見つけだし、九龍の野望を永遠に打ち砕くことを決意する。
「これが最後の喧嘩だ!」政府によるSWORD地区の爆破セレモニーが刻一刻と迫るなか、九龍グループの圧倒的戦力をくぐりぬけて、“ファイナル・ミッション”に走る若者たち──。伝説として語り継がれるSWORD最後の闘いが、いま始まる。
【Not Sponsored 記事】
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