エビ中「中山莉子の写真集。」はなぜロシアで撮影されたのか?「どんどん大人に」変化の時を見逃すな!<モデルプレスインタビュー>
2017.10.28 07:00
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アイドルグループ・私立恵比寿中学の中山莉子(なかやまりこ/17)が、モデルプレスのインタビューに応じた。17歳の誕生日を迎えた10月28日、待望のファーストソロ写真集「中山莉子の写真集。」を発売するりったんに、撮影秘話や16歳の思い出、今後の夢などをたっぷり語ってもらった。
目次
16歳の“飾らない素顔”
待望のファーストソロ写真集が発売された10月28日、17歳の誕生日を迎えた彼女。今年6月にロシア・ウラジオストクにて撮影を行い、未知の土地を旅する緊張した顔、シックなドレスに身を包んだ大人の顔、朝起きたてのすっぴんの顔など、16歳の等身大の素顔が詰め込まれた1冊となっている。
念願のソロ写真集はなぜロシアだったのか?
― 初のソロ写真集発売、おめでとうございます。まずは出版が決まった時の心境から聞かせてください。中山:はい。ソロ写真集は私にとって一番と言ってもいいほどの目標だったので、それを16歳の年に撮影できて、しかも誕生日に発売できるということが、本当に今まで生きてきた中での最高のプレゼントだなと思っています。やっと目標を叶えることができて、本当に嬉しいです。
― 以前インタビューさせていただいた時は、モデルになることが夢だったとおっしゃっていましたが、写真集もその先の夢だったんですね?
中山:はい。私、写真を撮られることがすごく好きなんです。今回の写真集もいろんな表情が撮れたらいいなっていうのは、撮影行く前からずっと思っていました。
― そうなんですね。ロシアで撮影されたということですが、場所がロシアだった理由というのは?
中山:それは、写真集が出るって聞いた時にはもう決まっていたので、私も気になります(笑)。
担当編集者:代わりにお答えします。国内、海外もいろいろ候補はありましたが、中山さんらしい場所というか、普通の写真集っぽくない場所でやろうということになりました。たとえばハワイはメンバーの星名美怜さんがすでに撮影されていたので、そこは外すとか様々な案が出ていた中で、「ロシアは面白いんじゃないか、そこに行った中山莉子が想像できない」と。「もし、スケジュール的に可能なら、ちょっと行ってみようか」っていう本当に思いつきから始まったんです。マトリョーシカと中山莉子が並んでたら面白いんじゃないかと思ったんですよね(笑)。
― なるほど。ということですが中山さん、初めてのロシアはいかがでしたか?
中山:なんかロシアに行った自分が全く想像できなかったので、本当にそこで写真集の撮影ができるのかなっていう不安もあったんですけど、行ってみたら、意外と馴染めた自分にびっくりしました(笑)。
― 撮影スケジュールもすごくハードだったとお聞きしました。
中山:はい。もう4日間朝から夜までずーっと撮影でした。当たり前ですけど私だけの写真集なので、私しか撮らないし、ずっと気が張った状態で。本当にあっという間でしたね。
― 撮影前に日本で事前に準備していたことはありましたか?
中山:撮影までにいかに自分が納得のいく姿になれるかってことですね。とにかくスキンケアとかダイエットを頑張っていました(笑)。
― エビ中メンバーの反応はいかがでしたか?
中山:メンバーには内緒にしていたんですけど、私が言う前にもう薄々気づいていた部分があって(笑)。でも、ロシアで撮影したっていうことは驚いていました。それは誰も想像していなかったと思うので(笑)。
― なかなかないですもんね、ロシアって。撮影は楽しかったですか?
中山:本当に楽しかったです。ずっと撮影だったので「頑張らなきゃ、頑張らなきゃ」っていう気持ちだったんですが、本当にあっという間でした。いろんなウラジオストクの素敵な場所が見れたと思います。
撮影中の忘れられない思い出
― 撮影で大変だったエピソードがあれば教えてください。中山:あるお屋敷を借りて撮影をした時、すごく歓迎してくださって、紅茶とパイを振る舞ってくれたんです。それを食べながら撮影する感じだったんですが、すごい美味しかったんですよ。ちょっとだけ食べればよかったと思うんですけど、せっかく出してもらったものだしと思って食べきったら、その後すごい胃もたれしちゃって。今まで生きてきた中でも胃もたれってあんまり経験したことがないのに、ロシアに来て胃もたれ…(笑)。病院も行けないからどうしようって(笑)。
― それでどうされたんですか?
中山:撮影が終わった後、ちょっと早くホテルに戻って少し寝ました。しかもシベリア鉄道に乗る前だったので、本当に大丈夫かなって心配でしたけど(笑)。
― 忘れられない思い出ですね(笑)。でもそれほど食事は美味しかったということですね。
中山:美味しかったです!日本人の口にもすごく合うと思います。
― そうなんですね。ロシアの街で印象に残っている場所はありますか?
中山:ウラジオストクを中心にいろんなところで撮影をしたんですが、緑がいっぱいある場所は日本じゃないのに安心するというか落ち着くなぁと思いました。ずっとやりたかった白ワンピースを着ての撮影も叶えられたので、嬉しかったです。
― 白ワンピースはなぜ念願だったんですか?
中山:2、3年前に雑誌のお仕事で真っ白い部屋で真っ白いワンピースを着て撮影したことがあって、その写真を見た時に、自分でも「あ、いいな」と思ったんです。「いつか写真集を出せるんだったら、こういう飾らない、バッチリ決めてない姿を載せたいな」と思っていたので、今回自分からアイディアを出させてもらいました。
自ら撮影プランを提案も…ロシアならではのハプニング
― 他にもご自身のアイディアが取り入れられているページはありますか?中山:いくつかあります。私、お花が好きでプライベートでもひまわり畑とか見に行ったりするんですけど、せっかくの写真集だから自分の好きなものを集めたいなと思っていたんです。お屋敷のお庭が本当に綺麗だったので、そこでも撮影してもらいました。あとは湖とか海に足だけでもいいから入りたいっていう(笑)。朝日と一緒に撮影できたらと思って夜明け前からスタンバイしていたんですけど、あまりにも寒すぎてやめました(笑)。
― それは残念…。
中山:しかも朝日も出ず…。ウラジオストクにいた4日間、もうずっと天気がドヨンとした感じで、朝日も夕日も一度も見ることはなかったです。
― でも、この曇り空の感じもアンニュイで素敵ですけどね。
中山:なんかこれだけ見ると北海道みたいじゃないですか(笑)?
― 北海道(笑)。
中山:でも4日目の最後かな?初めて青空を見られました。朝はどんよりしていて雨も降ってすごく寒かったのに、最後は暑いぐらいに晴れたんです。
― 良かったですね。こういうアイディアを考えたりするのは好きなんですか?
中山:そうですね。普段モデルをやらせていただいていて、いろんな系統の洋服を着ることも多いんですけど、それが全部似合う人になりたいなと思っていて。だから今回も大人っぽい黒ワンピースだったり、本当朝起きたてのパジャマみたいなものまで取り入れてもらいました。
― お気に入りのカットはありますか?
中山:このシベリア鉄道でのカットかなぁ。私は16歳のテーマを“飾らない自分”にしていて、この写真集もそのテーマに沿って撮影をしてもらったんですが、このカットは表情も決めてないし、しかもどこかを眺めているっていうのが何かを想像させるような感じがお気に入りです。
― タイトルも「中山莉子の写真集。」と飾らず直球ですね。
中山:飾ってないです(笑)。
― タイトルもご自身で決められたとか。
中山:はい。私、元々ブログも「中山莉子のブログ」だったり私の生誕ソロライブも「中山莉子の生誕祭」でやらせてもらっていて、写真集を出すことが決まった時、誰にも聞いてないですけど、「もう絶対このタイトルだな」と思ってました(笑)。
― 勝手に(笑)。
中山:はい。スタッフさんにも確認して、ロシアより先にタイトルが決まったくらい(笑)。
16歳はどうだった?“変化”を実感
― ファンの方にとっても、待望のソロ写真集だったと思います。反響はいかがですか?中山:そうですね。最近もイベントで「いつか莉子ちゃんの写真集見たいな」って結構声をかけてくれる人が多かったんですけど、もうその時は写真集の撮影を終えていて…。「頑張ります!」とか言っておきながら、「楽しみにしててね、もう撮影終えてるんだよ」ってマネージャーさんと2人でニヤニヤしてました(笑)。
― そうだったんですね。16歳の1年はどうでしたか?
中山:15歳の自分と16歳の自分でも全然違うなって感じるんです。本当にどんどん大人になっていってる感じ。16歳で言うのもなんですけど(笑)。
― いえいえ、そんなことないです。どんなところが大人になっていると感じるんですか?
中山:15歳はもっと“ワーワー”してました(笑)。
― “ワーワー”ですか(笑)。
中山:今までは、エビ中でもエビ中じゃない時でもすごい騒いでたんですけど、今年結構落ち着いている時のほうが多かったなと(笑)。でも、ステージに立っている時の私はずっと変わらないなと思います。
― では、17歳の目標と写真集を待っているファンの方にメッセージをお願いします。
中山:16歳の目標は“飾らない自分”でしたが、17歳もどんどん前に進んで大人の階段を昇りたい気持ちはあるんですけど、やっぱり変わらない、変わりたくないところもあって。なので、17歳もこの写真集と同じようにいろんな表情、いろんな姿を、そしてまた新しい一面をいろんな方に見ていただけるようになりたいです。この写真集には、素の表情がたくさん詰まっているので、「これが私、中山莉子なんだぞ」というのをたくさんの人に知っていただきたいです。
夢だったモデル業に迫る“依存症”になっているものとは?
― では、モデル業についても伺いたいと思います。「ラブベリー」のモデルになられて、2年ほど経ちますが、だいぶ慣れましたか?
中山:はい。他のモデルさんとも仲良くなれて、前よりも撮影が楽しいなと思えるようになりました。
― 最初は大変なこともあったんでしょうか?
中山:そうですね。モデルは洋服を見せることが一番なので、洋服が一番綺麗に見えるポーズはどれだろうとかいろいろ考えすぎて表情が固かったり…。もう本当に撮影の前日は「どうしよう!?」ってパニックになっていました。でも、今は現場に行くのもモデル仲間に会えるのも楽しい。気持ちが全然違いますね。
― 交流の幅も広がって楽しいですね。モデルさんになってからスタイルキープや美容面も頑張っているとお聞きしました。
中山:はい(笑)。でも、メイクとかはもっと知りたいなと思っています。
― すごい。なにかご自分で勉強されているんですか?
中山:私、リップがすごく好きなんですよ。もう馬鹿なほど集めてます(笑)。
― 馬鹿なほどですか(笑)。
中山:馬鹿なほど集めて馬鹿なほど持ち歩いてます。
― 何本くらい持って歩いてるんですか?
中山:10本は必ず持ち歩いてます。ありえないっていろんな人に言われてるけど…(笑)。
― 10本は多いのでは…?
中山:でもピンク、オレンジ、赤とか、全部色味が違うんですよ!洋服を変えても自分の似合う色を持っていたいんです。持ってないと不安で。なんかちょっと依存症かもしれない…。リップ依存症(笑)。
スタッフ:リップクリーム塗るみたいに塗ってるもんね。
中山:そうそう。だから減りが早いんですよ(笑)。
― (笑)。スタイルキープのために心がけていることはありますか?
中山:お母さんが本当気を使ってくれて、夜ご飯は健康に良い食事を作ってもらってます。体調管理も大事なので、バランスよく、お母さんが一生懸命考えてくれています。
アイドルとモデル…切り替えスイッチはある?
― お仕事と学業の両立は大変じゃないですか?中山:自分では大変だとは思わなくて。アイドルもモデルも、学校も全てが楽しいなって思います。
― 素敵です。アイドルの時とモデルの時、意識していることはありますか?スイッチの切替えというか。
中山:なんだろう?気持ちがちょっと違うかなぁ(笑)。エビ中はグループなので、皆がいることですごく安心できるし、楽しいんです。でも、モデルの仕事だと本当に1人なので。自分1人で考えなきゃいけないことも多いので、やっぱり違うなと思います。
― メンバーを頼りにできないですもんね。
中山:でも、そう言ったら「エビ中の時でもちゃんとそう思って」って言われました(笑)。でもやっぱり気持ち的に安心しちゃうので。
― では、グループとして、個人としての今後の夢を教えてください。
中山:個人としては、この写真集をたくさんの人に届けたいです。グループとしてはこれからもいろんな変化があると思うんですが、何事にも負けず強い気持ちで頑張っていきたいです。
― 応援しています。最後に、その夢を叶えるためにこれまで実践してきたことや、夢を叶える秘訣があれば教えてください。
中山:この写真集もそうなんですけど、私、携帯に自分の叶えたい目標をメモしてあるんですよ。メモすることによって自分がこうしなきゃいけないっていうこともわかるし、目標を口に出して言うと叶うってよく言うじゃないですか。
― そうですよね。
中山:それもいいけど、自分がやりたいことをどこかにまとめて、見直してみるのもオススメです(笑)。
― ありがとうございました。
エビ中では末っ子の彼女も17歳。モデル業や写真集の発売、夢をひとつひとつ叶え大人になっていく彼女の姿を、これからも見届けたい。
中山莉子(なかやま・りこ)プロフィール
生年月日:2000年10月28日ニックネーム:りったん
血液型:O型
身長:161cm
【Not Sponsored 記事】
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